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ダイ改はJR体制崩壊の始まり

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ダイ改はJR体制崩壊の始まり

全面外注化と労組絶滅の攻撃=第2の分割・民営化粉砕しよう!

東京が攻防の焦点だ 

「出発指示合図」を全廃 全業務が委託の対象!


 国鉄分割・民営化から28年、民営化は完全に破産した。だが3月14日のダイヤ改定を期して、JRは第2の分割・民営化攻撃に踏み込み、大量退職を逆手にとった業務の全面外注化・非正規職化を狙っている。

ローカル線の切り捨て公言

 JR東日本会長の清野智は、社内報『JRひがし』2015年1月号の新春インタビューで、「(2014年は)人口減少や超高齢化に対して……何とかしなければならない、という国民的議論が初めてできるようになった画期的な年だった」と安倍を持ち上げた。そして、「消えてしまう自治体も出てくる、と言われると、将来を悲観的にとらえてしまいがちですが、危機感を共有し変革を行えば、未来は選択できる」「不断のイノベーション(革新)」を行うと述べている。清野の発言はさらに、「仕事の仕組みを変える、異なる分野を組み合わせるなど、新しい発想を引き出すこともイノベーション」「分割民営化を果たした国鉄改革も……イノベーション」と続く。
 これは、1987年の分割・民営化を上回る第2の分割・民営化の攻撃に打って出るという宣言だ。同時に、政府が自治体消滅を容認した以上、JRもローカル線の徹底的な切り捨てに踏み出すということだ。その核心にあるのは業務の全面外注化だ。
 これを受けて社長の冨田哲郎は、「上野東京ライン」で「首都圏の鉄道ネットワークを大きく変える」と言っている。
 JRはダイ改で全面的にローカル線を切り捨てるとともに、東京・首都圏を中心に雇用・賃金・労組破壊の大攻撃に突入してきたのだ。

ターミナル駅が全面外注化

 第2の分割・民営化攻撃との攻防の焦点は東京だ。東京では大規模ターミナル駅の全面外注化が狙われている。
 3・14ダイ改で、駅で行われていた列車への出発指示合図が全面廃止された。出発指示合図とは、駅が列車に「発車しなさい」という指示を行うものであり、列車を安全に運行させるための重要な業務だ。
 列車の運行における駅の権限は運転士や指令よりも強い。駅の出発指示がなければ列車は駅から出発できないし、安全のためには駅の判断で列車を停止させることもできる。出発指示は安全にかかわる厳格な合図であるため、JRが責任を持ち、駅長か駅長から権限を与えられた者(主に輸送主任)でないと出せないものだった。
 出発指示合図の廃止は、これまでの鉄道運行業務の大転換であり、列車の安全運行の放棄だ。東京で問題になるのは上野、東京、品川、新宿などの大規模ターミナル駅。現場労働者は「これが廃止されれば文字通り際限のない駅の丸投げ外注化・非正規化が行われる」と訴えている。
 これと併せて、「業務委託駅における業務の委託範囲拡大」が提案された。その内容は、人身事故などが発生し輸送障害が起こった場合、現行では最終的な安全確認は管理駅社員(JR社員)が行っているものを、業務委託駅社員が現地責任業務と最終的な安全確認を行うことに改悪するというものだ。また、列車非常停止警報装置の復帰扱い業務についても、すべての委託業務駅で、業務委託駅社員が自らの判断で復帰扱いを行い、管理駅に事後報告を行うとする改悪が狙われている。
 例えば、業務委託駅となっているJR大久保駅で人身事故などが起これば、管理駅である新宿駅の助役が大久保駅に行って最終的な安全確認を行うことになっている。しかし、今回提案された「委託範囲の拡大」が行われれば、JRは安全にまったく責任をとらなくなる。そうなれば、出札・改札業務に限定されていた外注化は、駅業務のすべてにおいて「解禁」される。JRは「教育・訓練を行えば外注会社のプロパー社員でも対応は可能」としているが、冗談ではない。
 本来、事故の場合であれ、線路に落ちた落とし物を拾う作業であれ、駅が指令に伝え、指令が列車抑止手配を行い、列車が駅に入らないことが確認されてから線路に下りて作業が行われる。駅も指令もJRが統一した責任をもっていて初めて安全な作業ができる。しかし、駅が本線と分断され、本来の共同作業が外注会社とJRとに分断されれば、安全の基盤そのものが崩壊する。
 東京や新宿、品川などの大規模駅で全面外注化が行われれば、14年2月の川崎駅構内での脱線転覆事故以上の大事故は必ず起こる。運転士、車掌、外注会社の労働者の命を危険にさらす業務の委託範囲拡大は絶対に許してはならない。
 さらに3・14ダイ改で強行された上野東京ラインの開通と駅業務の全面外注化があわされば、事態はもっと深刻になる。上野東京ラインの開通で宇都宮線、常磐線、高崎線の上下線で6本の列車が上野―東京間に集中することになった。

青年の怒りが爆発している

 しかし、上野―東京間には線路は2本しかなく、東京駅には列車を止められる線路は四つしかない。しかも上野―東京間に停車駅はない。どこかで事故や車両故障が起これば、線路上に列車が数珠つなぎに停車する。駅のない線路上に列車を止めなければならない運転士の負担は計り知れない。平成採の運転士は「輸送障害が出たらやってられない」と怒りをもって訴えている。
 しかし、すべてJRの描いたとおりに進むと思ったら大間違いだ。青年たちの怒りは深い。都内のある駅では、出札・改札を担う契約社員の青年の多くが5年の満期を待たずに会社を辞め、出札業務が回らない事態となった。制度そのものが破綻している。一生懸命働いても正社員になれるのは2割。青年たちの相次ぐ退職の背後には、「使い捨てにされ、命まで奪われてたまるか」という怒りがある。
 だからこそ問われているのは労働組合だ。3・14ダイヤ改定で最後的なJR体制の崩壊が始まった。JR本体、外注会社、青年、エルダー(定年後の再雇用社員)、すべての労働者が分断を打ち破り団結して闘えば勝てる。決意も新たに、動労総連合を全国につくり出そう。(鷹村大介)

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北海道・九州に今こそ動労総連合を!

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北海道・九州に今こそ動労総連合を! 
北海道 外注化加速・安全崩壊・在来線廃止 
来春新幹線開業で一層破綻へ

                

 北海道新幹線の新函館北斗―新青森間が来年3月に開通する。また、2035年の予定だった新函館北斗―札幌間の開業が、突然、5年前倒しされた。これはアベノミクスの破綻を取り繕うためだ。それにより地域住民もJR労働者も犠牲にされる。JR北海道の安全崩壊と、すでに極限化している業務の外注化をさらに促進し、ローカル線の徹底した切り捨てに道を開くものだ。

島田新体制で空前の運休

 昨年4月、JR北海道の旧経営陣を一掃して島田修社長体制が発足してから1年がたつ。この1年、重大事故こそ起きていないが、車両や設備の不具合は増えた。この冬の運休は、1〜2月だけで実に3千本近くに達し、空前の規模になった。重大事故が起きていないのはまったくの偶然に過ぎない。
 今やJR北海道は、安全崩壊を克服できないまま、運行体制そのものが崩壊するところまで来た。昨年11月、宗谷線で強風のため本来は運行を停止すべきなのに、特急列車を走らせるミスがあった。これは脱線・転覆事故につながってもおかしくなかった事態だ。
 昨年12月には、ATS(自動列車停止装置)が作動しても非常ブレーキがかからない状態で、特急列車が最大1カ月間走行していたことが発覚した。これは外注化が原因だが、JRは「ATSが作動すれば警報音で運転士が気付くはず」というコメントを出した。恐るべきことだ。ATSが何のためにあるかさえ分かっていない。運転士がブレーキ操作をできない状態にあっても、列車を止められるのがATSではないのか。
 北海道新幹線の開業はJR北海道に何をもたらすのか。
 この間の開業準備の過程で、保線部門を始め全部門で人材や資材が新幹線関係に取られ、在来線の体制維持が弱体化した。それが車両や設備の老朽化と相まって、レール異常の放置や不具合の頻発などを引き起こしてきた。新幹線の開業準備を最優先し、在来線は保守や除雪の手が回りそうもなければ運休にする、徐行運転にするというのが、新経営陣の発想だ。実際にそれは、この冬の大量運休で実証された。

在来線犠牲に新幹線優先

 こうした事態が、新幹線開業後に収束することもありえない。新幹線の営業収益を最優先し、不採算路線や不採算部門の切り捨てが急浮上することは明らかだ。島田社長は昨年4月の着任時点で、早くもローカル線の切り捨てを示唆していた。今年3月のダイヤ改定では、客室乗務員が削減された。
 JR北海道の不採算路線は全体の87%を占める。高波による土砂の流出で復旧のめどが立たない日高線は、消波ブロックの設置だけで10億円を要する。国や自治体が金を出さなければ廃線・バス転換するしかない。
 来年3月の北海道新幹線開業に際しては、江差線の木古内―五稜郭間が第三セクターの「道南いさりび鉄道」に移管される。昨年5月には江差線の江差―木古内間が早々に廃止されバスに転換された。「道南いさりび鉄道」は、10年間で23億円もの大赤字が見込まれ、道や沿線自治体の財政支援を受けることになっている。JRから購入する線路などの鉄道施設は老朽化している。JRが経営している現在でも事故が多発しているため、安全対策費と要員を当初予測を超えて増やさなければならなくなったのだ。しかも開業時の輸送密度(1日1㌔あたりの乗客数)632人が、10年後には487人まで落ち込むと予想されている。
 加えて、昨年8月の第三セクター準備会社の発足からわずか3週間余りで、すでに廃止が決まっていた寝台特急「トワイライトエクスプレス」(JR西日本所有、札幌―大阪間)に続き、寝台特急「北斗星」と「カシオペア」(JR東日本所有、札幌―上野間)、寝台急行「はまなす」(JR北海道所有、札幌―青森間)の廃止が決まった。この3列車の線路利用料として見込まれていた年間1億円の収入がなくなってしまったのだ。
 道や沿線自治体の財政に、その分を穴埋めできる余裕はない。見込まれる赤字の拡大で、バス転換が浮上してくることは避けられない。バスは移動時間が長く、運賃も高い。それは過疎化をさらに促進する。
 道内では、バス路線が急速に縮小している。4年間で約1000㌔の営業区間が廃止された。鉄道はおろか路線バスもタクシーもない自治体がすでに出ている。バスに転換してもバス会社が撤退したら、いわゆる「交通弱者」の足は何もなくなる。そうした自治体は自らタクシー事業を始めて住民サービスに当たっているが、これは自治体財政をさらに圧迫する。

地元の経済と生活に大打撃

 北海道新幹線の開業で北海道経済が活性化し、地域住民の生活が向上するというのは幻想だ。経済界は「鉄道で北海道に来る人の数が3倍強になる」と言う。だが、どうしても鉄道を利用したいという人は一部に過ぎず、観光客が爆発的に増えるとは考えられない。そもそも、地域住民を差し置いて観光客を中心に交通を考えること自体が本末転倒だ。
 函館市と青森市は隣町のような関係にある。にもかかわらず、すでに青函トンネルは普通列車が運行しなくなり、津軽海峡線は生活路線ではなくなった。新幹線開業後は特急の「スーパー白鳥」「白鳥」(函館―新青森間)も廃止される。観光客の利便性が向上しても、住民にとってはますます不便になるだけだ。
 さらに貨物列車の減便も浮上している。本州行きの3本が減らされると、道産品を本州に出荷できなくなり、道内経済に単年度で1500億円の損失をもたらすという試算も出された(昨年7月の北海商科大学の阿部秀明・相浦宣徳両教授の研究結果)。昨年10月、日本政策投資銀行は北海道新幹線の道内経済への波及効果は年間136億円と打ち出したが、それは帳消しになるということだ。しかも、日本政策投資銀行が言う経済波及効果は、観光客の飲食・宿泊、土産購入と、それらを生産・提供する関連産業を中心とするものでしかない。

第2の分割・民営化粉砕を

 政府・与党は1月、北海道新幹線の札幌延伸の5年前倒しと北陸新幹線の敦賀延伸の3年前倒しを決めた。昨年8月段階では、建設財源の問題が決着せず、国土交通省は2015年度予算の概算要求では整備新幹線建設費用については金額を明示しない「事項要求」にせざるを得なかった。
 ところがその後、政府のワーキンググループは、〝今後、人口が減少するから新幹線開業が遅れれば遅れるほど乗客は減り、運賃収入は少なくなる〟などという口実で、強引に整備新幹線の前倒し開業を決定し、破滅的な公共事業へ乗り出した。
 だが政府・与党が決定してもけっしてその通りにいくわけではない。新函館北斗―札幌間の76%はトンネルが占める。その掘削工事から出る1600万立方㍍もの大量の土砂の処分先は、その8分の1しか見通しが立っていない。用地買収も進まず、延伸区間の工事の進捗(しんちょく)率は、今年度は2%にも満たない。何より、JRから経営分離される函館本線の函館―小樽間(約250㌔)の今後については、何も決まっていない。犠牲にされるのは地域住民とJR労働者だ。
 動労千葉はローカル線切り捨てに対する地域の怒りをも束ねて、3・14ダイヤ改定阻止のストに立った。北海道においても第2の分割・民営化攻撃との対決は待ったなしだ。今こそ動労総連合を北海道に建設しよう。(北海道・前島信夫)

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北海道・九州に今こそ動労総連合を!

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北海道・九州に今こそ動労総連合を!

九州 分割・民営化失敗の隠ぺいが狙い

株上場強行する安倍の犯罪性


                 

 安倍内閣は3・14ダイ改を前に、2月27日、2016年度中にJR九州に株上場をさせるためのJR会社法改定案を閣議決定した。これは「アベノミクスが効果をあげている」という演出であり、国鉄分割・民営化の大破産を隠蔽(いんぺい)する犯罪的政策だ。

鉄道は大赤字のJR九州

 国鉄分割・民営化から28年、JR体制はもはやボロボロだ。JR北海道、JR四国、JR貨物はいまだ株上場どころか政府支援なしに1日も成り立たない破綻企業である。「国鉄改革でサービス向上」という言い分がデマであることは、相次ぐ事故やローカル線切り捨てを見れば明白だ。
 最大の破綻点は、JR北海道の相次ぐ大事故に示される「JRの安全崩壊」である。重大事故は国鉄時代の何倍にも増大し、外注化・非正規職化拡大で労働条件は劣悪化の一途をたどっている。新自由主義崩壊の典型こそJR体制だ。「JR九州の株上場」を騒げば騒ぐほど「国鉄分割・民営化の失敗」を浮き彫りにするものでしかない。
 「分割・民営化成功」の演出をしなければJR体制はもたず、JR体制破綻の突破をかけたJR大再編攻撃や、「成長戦略」の要である鉄道輸出も貫徹できない。何よりも「戦後以来の大改革」を掲げた「農業・医療・雇用」の大幅な規制改革と、国鉄分割・民営化を数十倍する規模で強行されようとしている教育や自治体の民営化の大攻撃も挫折しかねない。だから安倍は、JR九州の尻をたたき、株上場を急がせたのだ。
 JR九州は毎年、鉄道事業で150億円の赤字を出している(表)。3877億円の「経営安定基金」がなければ成り立たない。経営安定基金は国民の血税で捻出されたものだ。だが安倍は、株上場に際して経営安定基金を「国に返さなくてもいい」とし、また「三島特例」を引き継いで固定資産税や都市計画税(年60億円)のうち50億円を「5年間減額する」ことも取り決めようとしている。そこまでしても「16年度中の株上場」という事実が必要なのだ。
 JR九州の株上場は、全国的なJR大再編の一環である。また、鉄道は大恐慌下の帝国主義間・大国間争闘戦の一大焦点になっている。

巨大サービス企業に大転換

 日帝は争闘戦に勝ち抜くために「世界最高水準のJR」の仮象を必要としている。そのために整備新幹線計画による新幹線網の整備やリニアモーターカーなどの超高速鉄道化を強める一方、JR各社は生き残りのために不動産・駅ビルテナント業など、サービス産業に活路を求めている。
 JR九州はその最先端を走っている。JR九州は九州一の不動産会社と化し、博多シティなどの駅ビル事業や「ドラックイレブン」などの医療品販売、さらに農業、教育、果ては民営化される福岡空港経営にまで乗り出し、鉄道事業を二義的なものにした巨大サービス企業に大転換しようとしている。「16年度中の株上場」は、それをさらに促進する。
 株上場に向けてJR九州は不採算部門の全面切り捨てを図っている。JR九州の外注化・非正規職化はこれまでも極限的に進められてきたが、さらなる外注化・合理化を強行し、切れるものは何でも切る大攻撃に出てきたのだ。3月ダイ改はその突破口だ。

3分の2が無人駅になる

 ダイ改にあたってJR九州は、「(福岡市に乗り入れる)香椎線など100駅の無人化」や「みどりの窓口削減」などを発表した。これが実施されれば、九州566全駅中、3分の2にあたる381駅が無人駅になる。福岡市、北九州市など主要都市の駅以外はほとんど無人化されるのだ。
 JR九州は「これを福岡市近郊の駅にも拡大する」と言う。「これで駅の安全は守れるのか?」との声に、「2億円をかけてインターホンを設置する」と答えている。「事故か何かあったら連絡してくれ」という無責任な態度だ。これまで駅業務は大半が委託・外注化されてきたが、今回のダイ改でそれすらも放り出すのだ。
 JR九州のローカル線のワンマン化率は9割を超えている。これに九州全駅の3分の2が無人となれば、安全は極限的に崩壊する。2月13日、特急「ソニック」の8車両で、緊急停止用の防護無線が1年半にわたり故障したまま放置されていたことが判明した。1年半前に故障が見つかっていたのに修理せずに放置していたものもある。安全崩壊は野放し状態だ。

ローカル線の全面切り捨て

 さらに許せないのは、地方の重要な足であるローカル線の切り捨て計画が全面的に検討されていることだ。
 現在、JR九州の黒字線は「篠栗線」(福北ゆたか線、博多駅の隣の吉塚駅から桂川駅までの11駅25・1㌔区間)のみだ。他は鹿児島本線も含めてすべて赤字だ。そのため「鹿児島本線在来線を北九州市から久留米の先の荒木駅まで(285㌔中の108㌔)とし、その他は第三セクター化しては」というむちゃくちゃな意見まで出ている。
 11年の九州新幹線鹿児島ルートの全面開通で、鹿児島本線の八代―川内間は第三セクターの「肥薩おれんじ鉄道」になった。福岡市への一極集中が進む対極で、ローカル線の切り捨てにより他県の過疎化は急速に進んだ。これに九州新幹線・長崎ルートの開通が加われば、これはさらにひどいものになる。
 その九州新幹線も乗車率は40%台に低迷している。円安でアジアからの観光客が増えても、この有り様だ。「3泊4日で140万円」の豪華寝台列車「ななつ星」も、予約がとれないほどの人気だと言っているが、実はたいしたもうけは出ていない。完全民営化してもやっていけるかどうか分からない。だからJR九州は、安倍と政府に「経営安定基金を残せ」「税の優遇措置を」と言って泣きついているのだ。

御用組合の支配打ち破れ

 昨年6月にJR九州の社長に就任した青柳俊彦は、産経新聞14年7月16日付の「新社長・我かく闘えり」というコラムで、「人類にとって原発は必要だ」「JR九州の赤字の10%を電気代が占めている。赤字減らしのために原発再稼働は必要だ」と言い放った。これは福島を踏みにじり、「命よりカネ」という姿勢をあらわにした象徴的な発言だ。
 青柳はJR九州歴代社長で初めての技術・安全畑の出身であり、どこをリストラすればいいかを最も知りぬいた人物である。「16年度中株上場」方針は、その青柳が先頭に立って賃金・雇用破壊、さらなる外注化・非正規職化を徹底推進するという宣言である。
 今年こそ、JR九州における第2の分割・民営化攻撃と対決する決戦の年である。
 JR大再編は、JRで働く労働者に矛盾と犠牲を強いる。安全崩壊によって起こる事故の責任はすべてJR労働者に押し付けられ、真っ先に殺されるのもJR労働者だ。
 JR連合・JR九州労組は、口先では「安全優先」と言う。だが、「ダイヤ改定反対」とは絶対に言わない。資本ととことん結託しているからだ。資本の言いなりになる御用労組の支配を打ち破らなければ、必ず大事故が引き起こされる。
 動労千葉を始め動労総連合はダイ改阻止を掲げてストライキに立っている。動労総連合とともに「株上場」を口実にした安全無視・大合理化のダイ改に断固反対し、「100駅無人化・ローカル線切り捨て反対、大幅賃上げ、戦争と改憲・原発再稼働阻止」を掲げて15春闘を闘おう。JRの労働者は動労総連合に結集しよう。(九州・遠山春彦)

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〝東労組と決別して闘おう〟

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動労水戸
勤務の全乗務員がスト
   〝東労組と決別して闘おう〟

(写真 動労水戸が照沼さんの音頭でJRを弾劾【3月14日 水戸運輸区前】)

 3月14日のJRによるダイヤ改定の強行に対して、動労水戸は14日と15日に勤務に入っている乗務員11人がストライキに決起した。そして、14日には大子駅の近くにある水郡線営業所運輸科、勝田運輸区、水戸運輸区の3カ所の門前を順番に回り街宣を行った。街宣活動にはスト対象者と勤務に入っていない組合員、宇都宮や福島からの支援の仲間が結集し、総勢20人が参加した。
 今回のストライキと街宣活動では、極限的な労働強化と地方切り捨てに徹底対決すると同時に、これまで一貫してJRと結託し施策を労働者に押し付けるために存在している東労組幹部を弾劾し、とりわけ青年労働者に東労組と決別して動労水戸に加入することを熱烈に訴えた。
 午前10時、水郡線の運転士が勤務している水郡線営業所運輸科の前に集まった動労水戸組合員と支援の仲間は、運輸科で働く仲間に向けて訴えた。マイクを持った石井真一委員長は、このストライキはJRがかけてきている大攻撃に対する反撃の始まりだと宣言した。「このダイ改はさらなるすさまじい労働強化、業務の外注化をもたらす。MTS(水戸鉄道サービス)では業務の説明をまともにできなくても、結果だけを押し付けてくる。また、JRで60歳定年を迎えた労働者のエルダーの雇用先としても不足している。国鉄分割・民営化の破綻は北海道や貨物、九州の現実を見れば明らかだ」とJRを弾劾した。
 昨年末に東労組と決別して動労水戸に加入しライフサイクル発令を粉砕した會澤憲一さんは、初めてのストライキに決起した。會澤さんは自分の職場に向けて、「自分が動労水戸に加入しこの組合は本当に組合員のことを大切に考えていると確信した」と2カ月間の実感を語った。照沼靖功さんは、會澤さんが動労水戸に加入した時に東労組が職場の掲示板に掲げた文章について、「動労水戸は絶対反対で闘っているが、東労組は会社の施策に対案を出さないといけないという。しかし、とことんデタラメな会社の施策に対して対案を出す必要がありますか? 東労組は対案を出すことによって結局会社の施策を推進している」と怒りで弾劾した。そしてこのような掲示板を使った動労水戸組合員に対する誹謗(ひぼう)は、動労水戸に対する組織破壊攻撃であるとし、絶対に許さないと語気を強めた。
 次は午後2時、勝田運輸区前だ。この勝田運輸区は今回の3月ダイ改で上野東京ラインの開通により、一番の労働強化をかけられる職場だ。ここで働く国分勝之副委員長は、「JRは今回のダイ改で上野駅への乗り入れを、土浦と勝田の乗務員だけとし、水戸やいわきの乗務員はそこには入れなかった。区所の明確化と言って、勝田と土浦についてはこれまでにない労働強化であり、常磐線のすべての運輸区の乗務員が互いに助け合って安全な運行を維持してきた事実を否定する分断攻撃だ」とJRを弾劾した。「これでは新人の訓練も満足にできず、必ず事故というかたちで表面化する。尼崎事故のようなことが必ず起きる」と警鐘を鳴らし、「次のストライキはともに闘いましょう!」と勝田運輸区内の労働者に呼びかけた。
 最後は、午後3時30分、水戸運輸区前だ。石井委員長は「ライフサイクル、外注化がもたらしているのは、安全の崩壊だ。東労組が会社と一緒になって労働者に押し付けている」と弾劾し、「東労組の組合員のみなさん。今こそ決断のときではないでしょうか。東労組と決別し、会社の力を借りて闘わずして青年を支配する組合幹部をぶっとばそう。動労水戸に入って一緒に闘おう」と呼びかけた。
 會澤さんは「昨年末、ライフサイクルの発令がされる前に私は東労組に脱退届と、動労水戸に加入届を提出しました。会社は自分へのライフサイクル発令はできませんでした。明らかに会社は闘う労働組合に恐怖を感じています」と勝利感に満ちて訴えた。
 最後に照沼さんの音頭でシュプレヒコールをやり、翌日の動労水戸支援共闘結成集会への結集を確認し、一日の行動を締めくくった。
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動労水戸支援共闘を結成

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動労水戸支援共闘を結成
被曝労働拒否を組合として闘う!
全国の労働者はこれに続こう!
    
(写真 演壇に並んだ動労水戸の組合員と家族に大きな拍手【3月15日 東京】)

    
(写真 東北・首都圏をはじめ全国各地から集まった580人の仲間が、被曝労働拒否を闘う動労水戸を支え、ともに闘う決意を固めた【3月15日 東京・台東区】)

 「被曝労働拒否をたたかう動労水戸支援共闘」の結成集会が3月15日、東京都台東区(上野)で開かれ、全国から580人が結集した。集会は、動労水戸を守りぬくとともに、被曝労働拒否を全労働者の課題とするために闘いぬくことを確認した。今やJR資本は日本帝国主義・安倍政権の基軸的資本として、原発再稼働と福島圧殺の最先兵になっている。このJRと徹底的に対決して動労千葉が3・14ダイヤ改定阻止のストライキを貫徹しているさなかにもたれた集会は、国鉄決戦が全労働者階級の決戦攻防となっていることを鮮明に突き出した。

〝動労水戸は希望の光だ〟

 司会を福島から山形に避難している女性労働者と動労水戸の池田学執行委員が務めた。司会の女性が「原発事故は終わっていない。まだその責任を誰にも取らせていない。動労水戸の闘いがあるから福島から声を上げられる。今日はその動労水戸の支援共闘を結成する大切な集会だ」と述べて集会が始まった。
 国労秋田闘争団の小玉忠憲さんが支援共闘の呼びかけ人として3点を発言し、「第一に、動労水戸の闘いは戦争と原発再稼働を強行する安倍を打倒し、『今だけ、金だけ、自分だけ』の新自由主義を根本から覆す闘いだ。第二に、動労水戸の闘いは全労働者人民の闘いの道標(みちしるべ)であり、団結をつくる拠点だ。被曝と無関係な人は一人もいない。被曝労働拒否の闘いは全労働者の団結の核となる。第三に、全国に動労総連合をつくり、1%の支配者を打ち倒そう」と訴えた。
 結成にいたる経過を支援共闘事務局が報告したのに続き、動労千葉の田中康宏委員長が、13日からストに入ったと報告。動労水戸結成以来の闘いを振り返りつつ、「被曝労働拒否の闘いという誰も実現できなかった闘いを動労水戸は実現した。そこに労働者を獲得する力がある。闘う労働組合、労働者の団結に社会を動かす力がある」と述べて、「動労千葉は動労水戸とともに第2の分割・民営化に立ち向かい春闘第2波、第3波の闘いに立つ」と宣言した。
 福島診療所建設委員会の佐藤幸子さんは、原発事故をなかったことにする安倍への怒りをたぎらせつつ、「政府と政治を変える第一歩が今日の集会だ」と訴えた。
 ふくしま共同診療所の杉井吉彦医師は、「被曝労働拒否は医療の上からもきわめて正当。これが全労働者の意識になるべきだ」と発言した。
 国労郡山工場支部の橋本光一さんは、「動労水戸は福島に住む者、JRで働く者にとって希望の光だ。郡山工場を始めJR職場と福島の各地域に闘う労働運動をつくり出す」と決意を述べた。

青年の決意表明に沸く

 これらの発言を受け、動労水戸組合員と家族が登壇した。石井真一委員長が発言し、常磐線の全線開通を狙うJRと闘い抜くと宣言。また「動労水戸は昨日、ダイ改阻止のストに立ち上がった」と報告し、「被曝労働拒否の闘いを動労水戸の闘いにとどまらせず、福島、全国の労働組合の課題にしよう」と訴えた。
 大子支部の會澤憲一さんは「昨年12月に動労水戸に加入し、昨日、今日と初めてのストライキを経験した。会社の施策を受け入れるだけの東労組と、これだけ闘って支援を受けている動労水戸と、どちらが正しいのかははっきりしている」ときっぱりと述べ、勝田支部の照沼靖功さんは「28年前の結成以来、団結を崩さず闘ってきた動労水戸の闘いを、若い世代が受け継ぎ継続する」と決意を示した。
 登壇した家族一人ひとりがあいさつし、動労水戸の不当労働行為粉砕裁判の代理人を務める葉山岳夫弁護士、松田生朗弁護士が、動労水戸とともに闘いぬくと表明した。
 3・11反原発福島行動実行委の椎名千恵子さんがカンパアピールを行った。「先日の3・11郡山の闘いで労働者階級の存在を実感した。闘う労働組合をつくり出すことが核心だ」と訴えた。

結成宣言を拍手で採択

 動労神奈川を結成した東日本環境アクセスの青年労働者が「組合を結成して3月雇い止め解雇を粉砕した」と勝利感に満ちて報告した。
 国労新潟県支部執行委員の星野文男さんは、地方切り捨てのダイヤ改定の実態を暴くとともに、「新潟で動労総連合をつくる」と決意を述べた。
 南部バス労組と愛媛県職労からのメッセージが紹介された。
 連帯のあいさつに立った元原発労働者の斉藤征二さんが「原発再稼働はもってのほかだ。国と社会のあり方を変えるのが労働組合の使命。命を守るためこの運動を盛り上げ、安倍政権を倒そう」と力説した。八尾北医療センター労組の藤木良枝委員長は、同医療センターでも甲状腺エコー検査ができる体制を整え、ふくしま共同診療所とともに闘いぬくと報告した。
 動労水戸の辻川慎一副委員長がお礼と決意の言葉を述べ、「被曝労働拒否のスト、ダイ改阻止のストは、私たちの労働は資本家のものではなく社会のものであることを示した。安全と命を運ぶ鉄道労働者として、住民に被曝を強制するJRと闘うことは正義だ。この闘いは根底的に支持される。すべての労働者が階級性を取り戻すことが、支援共闘結成の目的だ」と力を込めて訴えた。
 支援共闘結成宣言を国労小倉地区闘争団の羽廣憲さんが読み上げ、行動方針を提起して、圧倒的な拍手で確認された。
 集会の冒頭には3・11以来の動労水戸の闘いを記録したDVDが上映された。その中で、トルコの階級的労働組合からのビデオメッセージも紹介され、動労総連合の闘いが国際的に支持されていることが示された。
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動労総連合の建設を

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動労総連合の建設を

全労働者が団結する道標

国労秋田闘争団 小玉忠憲さん

                             
 多くのみなさんに集まっていただき本当にありがとうございます。動労水戸の組合員・家族のみなさんがこの間、ものすごい闘いを展開しています。和解を拒否して闘う国労の4人の原告団も、全員一致でともに闘うことを表明しました。
 簡潔に3点訴えます。一つに、動労水戸の闘いは、戦争、原発再稼働、首切りの安倍を打倒し、「今だけ、金だけ、自分だけ」の新自由主義を覆す闘いです。福島原発事故に労働組合として立ち向かい、被曝労働拒否を闘った。これは世界で初めてです。トルコの労働者を始め世界中が動労水戸に注目しています。
 二つに、動労水戸の闘いはすべての労働者人民の闘いの道標です。被曝と無関係な人はいない。福島では公務員が何百人と退職しています。そういう中で、被曝労働拒否の闘いは全労働者の団結の核、道標となります。
 三つに、動労総連合を今こそ全国につくろう。1%の支配者を1日も早く打ち倒そう。私は動労水戸のみなさんと固く団結して動労水戸を守り抜きます。(呼びかけ人あいさつ)

団結を守り30年間闘った 

動労千葉 田中康宏委員長

                   
 昨日からストライキに立ち上がって結集している動労水戸の仲間たちと家族のみなさんに、心から敬意を表します。動労千葉も13日から延べ123人の本線運転士がストライキを闘っています。
 動労水戸の仲間たちは1986年11月に分離・独立しました。動労千葉の85〜86年のストライキに勝るとも劣らない、本当に勇気ある決起でした。僕はそれを思い出して目頭が熱くなります。
 動労水戸の闘いには、二つの尊い真実があります。国鉄分割・民営化に対して団結を守って30年間がんばりぬいたという真実。そして被曝労働拒否の闘い、これは誰も実現したことがない闘いです。自分の職場からストライキで原発に反対して闘うのは困難を極めます。だけどそこに真実があり、すべての労働者を獲得する力があります。
 僕らがめざすものはひとつです。労働者の団結した力はこの社会も歴史もすべて動かす。それを実感した労働者は百万馬力の力を発揮する。今日はそのためのスタートライン。動労千葉も春闘の第2波、第3波闘争を闘い抜く決意です。

福島でも被曝労働拒否を

国労郡山工場支部 橋本光一さん

                   
 震災後、常磐線の広野付近に置かれていたK544車両をJRが使うと言って、動労水戸がそれにストで闘った。それをきっかけに俺らも闘い始めました。安全だと言う会社に「内部被曝はどうなるんだ」と連日追及して、防護服の貸与と、青年を作業から外すことをかちとった。動労水戸の存在は福島に住む者、JRで労働運動を闘う者にとって希望の光です。
 被曝労働拒否の闘いを労働組合の闘いとすることが求められています。それは外注化阻止・非正規職撤廃の闘いと一体です。福島では原発労働者や除染労働者はもちろん、交通運輸労働者、郵政やNTT、自治体、学校の労働者が被曝労働を強制されています。動労水戸のような闘いが、福島の労働現場に求められています。福島の郡山工場や各JR職場、地域に闘う労働組合をつくり、その力で福島原発で働く原発労働者の団結体をつくるということです。
 動労水戸の闘いは、反原発・反核闘争を労働現場の労働組合の問題として押し上げた画歴史的な闘いです。私も呼びかけ人として運動の拡大へがんばっていきます。

福島から闘いを広げよう 

動労水戸 石井真一委員長

                   
 3・11から4年、私たちの闘いへ支援と応援に本当に感謝、感激です。
 政府は避難区域をどんどん解除する。常磐線の竜田延伸。原発の近くを通る国道6号の全線開通。1月31日にはJRは竜田駅から原ノ町駅までバス代行運転を開始。3月1日には常磐道が全線開通しました。福島県民や労働者に対して、死んでしまえと言われているようで本当に悔しい。
 被曝労働反対の闘いは、動労水戸だけの闘いではなく、福島県のすべての労働組合がストライキをもって闘いぬくべき課題です。福島から全国に、全世界にこの闘いを広げましょう。
 いわきユニオンの原発労働者は、被曝しないように作業したい、自分の子や孫まで収束運動をちゃんとできるように、労働組合をつくって自分たちの労働条件を守っていきたいと言っています。うそをつき続ける安倍政権を打倒しなくては原発問題は解決しない。
 動労水戸は昨日、ダイ改阻止のストに立ち上がっています。これからもともに闘いましょう。

階級性呼び覚ます闘いを 

動労水戸 辻川慎一副委員長

                   
 動労水戸の被曝労働拒否の闘いには根底的な支持があり、それに支えられてやりきれてきた。
 この闘いは、私たちの労働は資本家のものではなく、社会のものだと示した。自分たちの労働を奪い返すことがストライキの本質だ。安全と命を運ぶ鉄道労働者として、住民に被曝を強制するJRと闘うことは正義だ。
 動労水戸が先頭に立って、福島・全国の自治体労働者、教育労働者、交通労働者、すべての労働者が被曝労働に反対して、自分たちが闘うことが子どもたちと住民を守るという立場に立って、資本家から自分たちの労働を奪い取る。この闘いが、原発労働者が自分たちの命を守るために立ち上がる条件をつくる。
 動労千葉・動労水戸は分割・民営化に対し、労働者の階級性において断固として闘いぬいてきた。動労千葉・動労水戸を軸にして全国に動労総連合をつくり、国鉄労働者、そして全労働者の階級性を呼び覚ます。それが支援共闘結成の目的だ。世の中を変える闘いをここから始めよう。
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4・5動労神奈川結成集会へ!

[転載]4・5動労神奈川結成集会へ!


官製春闘ぶち破る首都圏春闘大行動が登場!

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官製春闘ぶち破る首都圏春闘大行動が登場!
 青年労働者を先頭に〝闘う春闘〟が登場した。3月22日、「官製春闘」をぶっ飛ばす首都圏春闘大行動が渋谷の街を席巻、JR貨物本社を直撃するデモが闘われた。
 午後2時半。渋谷の宮下公園に、JR大再編攻撃を春闘ストライキで迎え撃つ動労千葉、動労水戸を始め、闘う労働組合の赤旗が林立した。
 東京西部ユニオン青年部の司会で集会が始まった。主催者あいさつを合同・一般労組全国協議会の吉本伸幸代表が行い、政労使一体で〝賃上げ〟を演出する「官製春闘」を一刀両断。「労働組合が労働組合として闘うのが春闘だ。安倍は中東に参戦した。職場では長時間労働、過労死、非正規職化で労働者が殺されている。労働者階級への戦争だ」と安倍に戦闘宣言をたたきつけた。
 続いて全国労組交流センター青年部長が「労基法改悪絶対反対! 『官製春闘』を打ち破り、賃上げをかちとろう!」と15春闘アピールを発した。青年部長は残業代ゼロ法について、「8時間労働制を解体し、労働者を休日はおろか、昼も夜も関係なく賃金鉄鎖に縛り付ける攻撃だ」と核心を突き、「『官製春闘』は労働組合を解体するためのもの。『官製ベア』と引き換えに派遣法改悪や労基法改悪に声を上げようともしない連合や全労連は絶対に許せない」と、ゼネストへ突き進む韓国・民主労総とともに、戦時下の労組圧殺攻撃を打ち破る15春闘への総決起を訴えた。
 動労総連合が特別報告。動労千葉の川崎昌浩執行委員がJR貨物の賃下げと、それに屈服した日貨労を弾劾、春闘第3波闘争への決意を表した。

ストを宣言!
 動労水戸の照沼靖功さんは「地方切り捨てと安全破壊のJRダイ改を許さない。労組が闘えば勝てる。全力で闘い抜き安倍を倒そう」と訴えた。
 動労神奈川の青年労働者が拍手の渦の中で登壇した。1カ月契約で雇い止め解雇を狙うJR資本に対し、「ストライキで闘います」と怒りを込め発言。開始された青年の反撃に、全参加者は惜しみない拍手を送り、ともに闘う決意を固めた。
 さらに東京西部ユニオン副委員長の北島邦彦さんが杉並区議選必勝への特別報告を行った。
 「絶対に負けない」と職場で闘う青年労働者がカンパアピールに立ち、各職場の春闘報告が、精研労組、労組交流センター三浦半島教労部会、自治体労働者、ちば合同労組、全国協建設・交運連絡会、全学連から行われた。闘う春闘はすでに開始されている。手当廃止粉砕や民営化・外注化絶対反対の闘い、ストへの決起など、動労総連合と一体となった労組拠点建設の前進が次々と報告され、〝労働組合の団結こそが戦争を止める〟との確信があふれ出た。
 最後に全国協の小泉義秀事務局長が行動提起を行い、郵政非正規ユニオンの齋藤裕介委員長の音頭で団結ガンバローを三唱。さあ、JR貨物本社へ向けてデモに出発だ。

弾圧うち破り
 街行く労働者とデモとの大合流を恐れる警察権力は、横断幕と宣伝カーの間に機動隊の指揮官車を割り込ませ、妨害してきた。ふざけるな! デモ隊は権力の不当な弾圧をはねのけ、「戦争反対!安倍打倒!」「ストライキで安倍を倒そう」「うちらの賃金上がってないぞ」「闘う組合つくろう」などのコールに合わせ、意気高く渋谷から新宿へと練り歩いた。
 休日で混み合う沿道からは、闘う労組の登場に熱い注目が集まった。青年や外国人は笑顔で応える。マンションから手を振り続ける青年も。
 デモ隊はJR貨物本社前で「JR貨物は賃下げやめろ」と弾劾した。
 職場から15春闘―メーデーへ総決起しよう!

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東京西部ユニオン・アメリカンアパレル分会

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アメアパ分会の闘い2013秋

アメアパ分会解雇撤回勝利続報(労働委員会命令主文)

 
 昨日報告の通り、北島邦彦がユニオン副委員長として担当してきたアメリカンアパレル(アメアパ)分会長ハナコの解雇撤回労働委員会で、2年間のたたかいで完全勝利命令をかちとりました!
 以下、アメアパ分会からの報告文と労働委員会命令主文を掲載します。

moblog_5cfc51a2 東京西部ユニオン・アメリカンアパレル分会(通称:アメアパユニオン)です! パワハラ・首切りなんのその、ブラックすぎるAmerican Apparel(有)が、われらが分会長ハナコを不当な雇い止め解雇にしてからちょうど2年! 2年間じみ~に、労働委員会という、会社と労働者の裁判所みたいなところで、ジリジリ闘ってきました。

 先日その判決がでて、な、な、なんと、大勝利!!!
 下の文書がその「命令書」ですが、組合の主張がまるごと通ったといえる、痛快な勝利です!!!
 ようするに、「会社は、会社に歯向かい仲間をふやす組合を嫌って、そのリーダーのハナコを、WARNING(戒告)をデッチあげてクビにした。しかも、そのために団体交渉をなかなか開催しなかった。それは労働組合に対する違法行為だ!」という内容です!!
相手が会社だってなんだって、労働者が束になって闘えば勝てちゃうんです! それが本当の労働組合です。組合に入って一緒に闘おう!!
うばわれてきたものぜんぶ、取りかえそうよ!


都労委平成25年不第13号事件

命令書

(2015年3月23日付)

1 被申立人American Apparel Japan 有限会社は、申立人一般合同労働組合東京西部ユニオンの組合員Aとの雇用契約が平成25年4月1日付で更新されたものとして取り扱い、同人を原職又は原職相当職に復帰させるとともに、同人に対し、同日から原職又は原職相当職に復帰させるまでの間の賃金相当額を支払わなければならない。

2 被申立人会社は、本命令書受領の日から1週間以内に、下記内容の文書を申立人組合に交付しなければならない。
年 月 日

一般合同労働組合東京西部ユニオン
執行委員長 吉本 伸幸殿

American Apparel Japan 有限会社
代表取締役 福岡 武彦

当社が、平成24年11月8日に貴組合が申し入れた団体交渉に25年2月20日まで応じなかったこと及び貴組合の組合員A氏との雇用契約を25年4月1日付で更新しなかったことは、いずれも東京都労働委員会において不当労働行為であると認定されました
今後、このような行為を繰り返さないよう留意します。

(注:年月日は文書を交付した日を記載すること。)
3 被申立人会社は、前各項を履行したときは、速やかに当委員会に文書で報告しなければならない。

 

ハナコ「二年前の解雇を撤回しました。闘いつづけてよかった
てか、信じられない。みんなほんとにありがとう!感無量です」

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団結してたたかえば、解雇にも民営化にも戦争にも打ち勝つことができます!
東京西部ユニオンに入って一緒にたたかいましょう!
杉並の児童館廃止をやめさせよう! 杉並区議会に、本物の労働者の代表を送り込もう!

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アメアパ分会、解雇撤回の完全勝利!

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アメアパ分会、解雇撤回の完全勝利!


昨年4月の鈴コン分会解雇撤回勝利和解-11月職場復帰からまだ1年もたたないというのに、またも東京西部ユニオンのすごい勝利の報告です!
私が関わるアメアパ都労委の命令が出ました。解雇撤回の完全勝利です!

アメアパ分会被解雇者の青年に、「雇用契約が平成25年4月1日付けで更新されたものとして取り扱い、原職に復帰させるとともに、復帰させるまでの間の賃金相当額を支払え」との命令。
更に、団交拒否の不当労働行為も認定されました!

見てください!! このうれしそうなガッツポーズ!

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解雇・パワハラなど労働相談はいつでも東京西部ユニオンに寄せてください。

電話 03-3220-7473

ぼけまるさんのライブに行きました

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いつも飲んだくれの「ぼけまる」さんしかみてなかったが、ぼけまるさんが30数曲を熱唱しました。
飲みながらにしても、今回のワンマンライブは「真面目」に唄えば、凄いボケてないまるさんでした。お疲れ様です。ライブを終わってから思う存分飲んで下さい。

ロビーをオキュパイして必死の訴え!~メトロコマース

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ロビーをオキュパイして必死の訴え!~メトロコマース

「暫定的再雇用の道開く」


 4月1日、東京東部労組メトロコマース支部のストライキ行動。午後3時半すぎ、本社のあるビル4階ロビーは、メラメラハットの当該組合員と支援者で埋まった。中に入れまいと阻止する職制たちを前に、後呂委員長の非正規差別・65歳雇い止めへの怒りが爆発した。「賃金・手当すべてにおいて差別しておいて、10年以上働いても退職金は一円もなし。ご苦労さんの一言もない。社員には再雇用の道もあるのに、非正規は問答無用の首切りか! 会社の責任者はいますぐに出てきて、再雇用の団交に応じろ」。一切拒否を決め込む会社に対して、ロビーでは2時間以上にわたって座り込み、シュプレヒコール、『ここへ座り込め!』の大合唱が続いた。中で仕事をしているメトロコマースの役員・社員にその声が届いているのは間違いなかった。午後6時すぎ、ついに会社も根を上げ、約30分の緊急団交が開かれた。
 ここで中山取締役が「65歳の暫定的雇用はやります。詳細は4月17日の団交で」と明言。組合側は「一歩前進」としてこの日のストライキ行動を終えた。支援者も「労働三権を行使した見事なたたかい。一緒にたたかってよかった」との声が上がった。須田書記長は「ここまで来たのはみんなの力。しかしまだまだ予断は許さない。4月17日の団交で会社が回答を反故にするなら、きょうを倍するたたかいを必ず行う」と力強く語った。(M)

→動画準備中

↓ストライキ行動は午後3時、親会社の東京メトロ前ではじまった


↓さまざまなユニオン・個人が応援に駆けつけた


↓入口を閉ざす東京メトロに向かってコール


↓一行は近くの「メトロコマース本社」のあるビルに向い、団体交渉を申しいれた


↓しかし5人の職制が入場を阻み、話し合いを拒否した


↓当該・支援者の座り込みと抗議が行われた


↓「非正規差別」を必死に訴える後呂良子委員長


↓前日「雇い止め」にあった疋田節子さんの怒り


↓「ここへ座り込め!」をみんなで歌う


↓怒りのコールがつづいた


↓緊急団交が終わり外で報告集会が行われた

「オキュパイ・セントラルからみた二つの民主的価値観」

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雨傘運動のきっかけとなった学生の授業ボイコット(学生スト、9/22~9/26)では、ストの期間中に学生たちが自主講座を開催、学生を支援する教員らが熱弁をふるいました。2014年9月22日に中文大学で行われた突入集会には1万人が集まり、翌9月23日には立法会や政府庁舎ビルに隣接する添馬公園に場所を移して、自主講座が行われました。23日には區龍宇さんが「オキュパイ・セントラルからみた二つの民主的価値観」と題して、自主講座の講師を担当しました。その時の映像https://www.youtube.com/watch?v=QUFmmgE9bIY学生ストの時間割はこちらhttp://www.hkfs.org.hk/strike-intro/strike-schedule/そろそろこのネタも古くなってきたのでもうやめにしますが、これは前から訳そう訳そうとおもって先延ばしになっていたので、エイプリル・フールということで訳してみました。+ + + + +オキュパイ・セントラルからみた二つの民主的価値観區龍宇 2014年9月23日 添馬公園メインステージみなさんは民主主義とは人民が主権者だという共通の価値観があると思っているかもしれません。しかし実際には当初からこの民主主義には二つの立場と方向性がありました。一つは、上から下へ向かう民主主義です。巨大な太守運動によって、政治権力の一部を開放するものですが、これでは永遠に本当の民主主義を実現することはできません。もう一つの民主主義は下から上へ向かう民主主義です。この民主的価値観こそ、徹底した全面的なものです。自分で勝ち取ったものだからこそしっかりとするのです。私がこの授業で言いたいことの一つ目は、「教授」とは何なのか、ということです。みなさんもご存じのとおり、「教授」を名乗るある人物(李國章のこと。元中文大学学長、政府教育統括局長を歴任:訳注)が、この学生ストは役に立たない、中央政府は聞き入れない、と発言しました。こういった「教授」は孔子の言葉を忘れているのではないでしょうか。孔子は中国最初の教授と言える人物ですが、論語ではこう言っています。「知其不可而為之」(その不可なることを知りて、しかもこれをなす:困難を知りつつ挑戦する)。このような態度こそがまさに「教授」と称するに値すると言えるでしょう。昨日の学生スト突入集会で、わたしは学生たちから多くを学ぶことができました。ある学生はこう述べました。いっときの闘争の効果に疑があるかもしれないが、権利を侵害されているのに抵抗もしないことのほうに、もっと疑いを持つべきでないか、と。学生たちはみんな「知其不可而為之」の道理を理解しているのに、かの元学長はといえば、自分が「教授」と呼ばれないことに不満を持っているのです。しかし彼に「教授」と呼ばれる資格は全くありません。言いたいことの二つ目は、家父長主義に「ご退出」してもらいたいということです。これは次への第一歩です。若者たちが私たち上の世代にすばらしい講義を行ってくれたことは、もう明らかでしょう。私のかつての戦友、同志、友人たちはすでに、流れに身を任せて運命を受け入れてしまっています。ですが若者たちは「抗命不認命」(不服従で運命に抗う)と主張することで、私たちにすばらしい講義を授けてくれたと思っています。これまで教育、社会、文化には家父長主義が充満していました。家父長主義の特徴は、未経験の若者たちは経験豊富な上の世代の言うことを聞くものだ、ということです。まさに、かの元学長が学生のことをいつも「子どもたち」と呼んでいた理由です。しかしそのような呼び方は封建時代を彷彿とさせます。もう21世紀だというのに!モダニティの特徴は新しい世代が古い世代を教育するということにあります。昔は古い世代から新しい世代に物事を伝承していくことが普通でした。なぜなら昔は何百年もかけて一つの発明が生まれたからで、そのような時代において青年たちは上の世代から学ぶ必要があったからです。家父長制の存在意義もそこにありました。しかしモダニティの現在、世界中で数時間に一つの発明が生まれており、若い世代が上の世代を教育する時代ともいえます。中年以上の皆さんは、インターネットの利用方法について子どもたちに聞かないとわからない、というちょっと情けない経験があると思います。ですがこれは実はインターネットの技術だけに限ったことではありません。過去100年、私たちは皇帝、臣民、親方などの概念から自由でした。それは、どの時代の青年たちも新しいビジョンを持ち、新しい社会的発明は、技術だけにとどまらず、政治、文化、社会、芸術にも広がったからです。だからこそ新しい主義主張や価値観がもたらされたのであり、だからこそ五四運動が広がったのであり、だからこそ60年代から70年代にかけて世界中で青年の急進化が起こったのです。その時には古い世代に対して性の解放を訴えました。それ以降、社会的な開放はかなり進みました。フェミニズム運動、先住民族運動、民主化運動などが盛り上がりました。いうまでもなくその時も青年たちが反乱に立ち上がったのです。ですから言いたいことの二つ目は、今回も青年たちが我々の世代を指導するために立ち上がってほしい、ということです。三つめは、自分のことは自分でやる、替え玉や代理人に任せないでほしい、ということです。中国大陸の官僚たちが報告を読み上げるときは、誤字脱字もそのまま読み上げます。自分で書いた報告ではないから分からないのです。私がいま話している内容は自分で書きましたよ。学生たちや学聯が提起したスローガン「自分たちの政府は自分たちで選ぶ」と同じですね。私はこのスローガンに大変注目しています。これは台湾のひまわり運動で使われていた「自分たちの国家は自分たちで救う」から発展したものです。学生のみなさん、このスローガンは大変インパクトのあるものだということを知っていますか? 「自分たちの政府は自分たちで選ぶ」というスローガンは18世紀のジョン・ロックの思想と共鳴します。民主主義の基本思想は、政府の統治は市民による同意が必要だというものです。人民こそが主権者ということです。香港の主権は自分たちにあるということは、みなさんも言われることです。では中国国家の主権は誰にあるのでしょうか?これについて、皆さんにはぜひ韓国映画の『弁護人』を見ることをお勧めします。映画の中で、国家主権を破壊したのではないかと被告の学生に迫る検察官に対して、弁護人はこう質問します。「国家主権は誰のものなのか?」と。憲法ではそれは人民のものだと書かれているからです。中国の憲法も同じです。主権は人民にあり、ある一つの党のものではないのです。「自分たちの政府は自分たちで選ぶ」というスローガンは、ジョン・ロックの主張の現代版ですが、それを若い世代が主張したということが脅威なのです。これは1968年のフランスの学生運動を引き継いだものだともいえます。その時のスローガンは「自分たちの学校は自分たちで管理する」(大学自治)、「警察はキャンパスからでていけ」というものでした。反戦運動が盛り上がっていた時期で、警察もキャンパスに突入して学生に暴行を加えていたからです。学生たちは学生ストで対抗し、警官はキャンパスから出ていけ、大学自治などのスローガンを掲げます。この時の学生ストは1000万人の労働者が参加するストライキに発展します。地下鉄、飛行機が止まり、パリの交通はマヒします。労働者たちは「自分たちの工場は自分たちで管理する」という自主管理を提起、病院でも若手の医師たちが「自分たちの病院は自分たちで選ぶ」と反乱を起こします。反乱は社会の様々な領域に浸透していきます。サッカー選手でさえもサッカー協会に反旗を翻します。私は皆さんから学ぶだけです。皆さんに教えることは何もないでしょう。なぜなら皆さんはすでに自分たちで学びつつあるからです。四つ目に言いたいことは、学聯の事務局長である周永康の知的所有権を犯すことになるかもしれませんが、紹介しましょう。彼は昨日の発言で「民主主義と普通選挙が実現するだけではダメだ。皆年金制度、労働時間規制など、民生における民主主義も必要だ」と述べました。ですから四つ目に言いたいことは「飯の食える民主主義」ということです。民生と民主の関係については、ここでまた先人の言葉を紹介したいと思います。ルソーは「社会契約論」で、当時のイギリスの代議制民主主義を批判しています。つまりイギリス人は自由だというが、その自由は選挙の時だけに限られており、選挙が終わると自由でなくなる、なぜなら議員たちは有権者を裏切るからです。また、民主主義を実行しようとするのであれば、その前提は私たちが本当の意味で運命共同体でなければなりません。私たちが運命共同体であろうとするのであれば、その中に大富豪のような存在があってはならないでしょう。大富豪が大富豪たるゆえんは富を独占しているからで、そのような存在があっては運命共同体など話しにもならないからです。例えば、あなたがとても貧しいのであれば、わずかの利益誘導でも投票行為に影響がでるでしょう。多くの人々が貧困である社会で民主主義を根付かせることは不可能です。特権的資本主義でない社会においてこそ、民主主義に意味があるのです。五つ目は、普通選挙だけではなく、民主的憲章が必要だということです。過去30年の民主化運動の公式はとても単純なものでした。「民主=普通選挙」というものでした。ですが先ほどの四つ目で言ったことを思い出してください。社会の大部分が貧しければ、時間的にも精神的にも公共や政治に参加する時間もないでしょう。ですから普通選挙だけでなく、まともな生活=民生が必要なのです。ある学生の討論のなかで、運動には規約のようなものが必要ではないかという意見がありました。それは世界の民主化運動のなかの言葉で言えば、charter(憲章)というものです。たとえば南アフリカでは1952年に反アパルトヘイト運動によって自由憲章が提起されました。それは綱領的な文書で、民主化の実現のほかに、国家の富の共有、土地は人民のもの、国家による小農の支援、働く権利、団体交渉の権利などが明記されていました。私たちもこれに倣って普通選挙権だけでなく、民主民生の憲章が必要になるでしょう。そして言いたいことの最後は「希望は人民にあり、変革は抵抗から始まる」ということです。民主主義は常に下から上への抵抗でした。先ほどのロックにしても、1640年に展開された下から上への巨大な闘争(清教徒革命:訳注)がなければ、今日のような民主主義があったかどうかはわからないのです。アメリカ合衆国憲法にある人民の権利に関する条項(権利章典)がどのようにして制定されたか知っていますか?当初、憲法制定の際にはこれらの条項が明記し忘れましたが、人民はそのことを忘れていませんでした。個人の権利に関する条項を追加する運動を展開した結果、修正条項として憲法に書き込まれたのです。ですから学聯や学生の皆さんが掲げるこの「変革は抵抗から始まる」は、まさに至理名言(この上なく正しい道理を説く名言)といえるでしょう。ありがとうございました!

トラックドライバー固定残業 代制悪用問題への対抗手段を考える集い」

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1月24日に全国ユニオン主催で開催しました、「トラックドライバー固定残業代制悪用問題への対抗手段を考える集い」での鴨田哲郎弁護士(写真)の講演を、
youtube
で公開しました。閲覧、ご紹介いただけましたら幸いです。https://www.youtube.com/watch?v=i-G5mYdTvPQ*****運送業界で、適正に残業代を支払わない固定残業代制の悪用が拡大し、長時間・過重労働を慢性化させる原因となっている。仕事の種類や乗っている車の大きさ、無事故手当など、残業代の性質がない手当を時間外賃金だということにして、残業代を支払わないというやり方だ。これらの固定残業代制の悪用を指南する弁護士や社会保険労務士も存在する。労働時間は延びる一方、賃金は下がり続ける運送業界では、人手不足も深刻だ。運送業界を健全に存続させるためにも、労使が力を合わせて運送業界の労働条件の引き上げることが必要。日本の流通の根幹を支えるトラックドライバーが、仕事に見合った賃金を得て、健康を維持し、将来の展望を持って働けるようにするため、田口運送判決も活用しながらトラックドライバーの固定残業代制悪用問題についての対抗手段を考え、業界全体を対象にした取り組みにつなげたい。※田口運送判決 プレカリアートユニオンの組合員を含むドライバー4人が、田口運送株式会社に残業代を請求した裁判で、2014年4月24日に、横浜地裁相模原支部(小池喜彦裁判官)が、原告の主張を認め、同社に2年分の未払い賃金と同額の付加金の支払いを命じる判決をだた。同裁判所は、「各種手当てによって時間外賃金を支払ったとはいえない」「待機時間も労働時間」と判断している。その後、2014年7月25日、東京高等裁判所で地裁判決に沿った内容で原告ドライバーが勝利和解を実現。その後の訴訟も和解。*****

ストライキ打ち抜き雇い止め・解雇粉砕の大勝利かちとる!・・・動労神奈川

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動労神奈川

ストライキ打ち抜き雇い止め・解雇粉砕の大勝利かちとる!

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 3月30日、動労神奈川は、雇い止め・解雇を粉砕して、3ヶ月雇用に戻すという緒戦の大勝利をかちとった。

 この勝利を実現した力は何か。
 動労神奈川の結成とダイヤ改正反対の闘いに、恐怖した東日本環境アクセス資本は、3月19日、桑原組合員を「1か月雇用・4月末雇い止め」とするという許しがたい解雇攻撃を加えてきた。

 この雇い止め解雇粉砕を勝ち取った力は、まず第一に、解雇攻撃に対して、職場と神奈川・全国のJRの青年労働者の怒りが、燎原の火のように広がったことです。
 「動労千葉・動労水戸の闘いには、いつも注目しています。この流れをくんで私の居住地・神奈川に、新しい芽が生まれたのは大変うれしく思っております。艱難辛苦(かんなんしんく)を乗り越えて、闘いの輪が広がることを願っています」(前進読者)。これは氷山の一角です。
 動労神奈川と神奈川労組交流センターは、この怒りの広がりを確信にして、26日、東日本環境アクセス・小田原事業所の門前で、雇い止め解雇粉砕の激しい怒りのストライキ行動をたたきつけた。
朝7時30分からの行動には、動労西日本の山田書記長、静岡・三多摩・東京・南部の仲間、さらに婦人民主クラブなど45名が結集して闘った。
 「解雇撤回まで、団結してどこまでもたたかいぬく」とひるまずたたかう桑原組合員のストライキ突入宣言で始まった行動は、小田原駅ととりわけ環境アクセスで働くJR労働者の怒りや、「がんばれよ」という職場の仲間の激励行動が合流するものとして勝ち取られた。
この勝利を実現した力は第二に、動労総連合の存在と路線の勝利であることをしっかり確認したい。動労総連合の路線は、反合理化・運転保安闘争路線です。動労千葉の1047名解雇撤回闘争は、歴史的に職場の資本との闘いと一体であった。今日では外注化阻止・非正規撤廃闘争として実現されている。動労神奈川はまったく未経験ながら、解雇撤回の闘いと、ダイヤ改正に反対する闘いをひとつに結合して、職場に階級的団結をつくり出す闘いとして、挑戦したことです。
 そもそも労組結成のやむにやまれぬ根拠は、およそ実現不可能な労働強化のダイヤ改正反対のたたかいです。動労神奈川の結成は、青年労働者の職場で生きさせろ!の、自己解放闘争そのものである。上野-東京ラインの開通、グリーン車清掃から全車両清掃に拡大するにもかかわらず、逆に600万経費削減=人員削減という資本のすざまじい攻撃こそ、むしろ資本の危機であり弱点だ。この危機を革命に転じうるのは、青年労働者の主体的な団結した闘いだけである。青年労働者は、雇い止め攻撃に対決し、「ダイヤ改正反対、労働強化は許さない! 要員を増やせ!」という二重の闘いに挑戦し、根底的な決起を開始した。
 資本の回答は、「仕事ができなければ、JR東と相談する」という体たらくだ。新自由主義は、労働者の団結した反撃を、想定していない。また毎月の雇い止め解雇攻撃の強権支配と、耐えがたい労働強化は表裏一体である。たたかえば勝利できるという動労千葉と動労水戸の闘いの道を、労働者の誇りにかけて開始したのだ。
解雇撤回という決定的な勝利を勝ち取った上で確認したいことは、闘いは全くこれからだということです。「平均勤続年数は、2年という過酷な労働条件の職場」に対する労働者の回答は、労働組合をつくり団結して資本と立ち向かう、この困難だが労働者の誇りある道です。
 JRこそ、資本と労働者の対決の最も激しい職場だ。JR青年労働者の団結の結集軸は打ち立てられ、団結を拡大するのはこれからだ。ストライキ闘争で団結を拡大するという緒戦の勝利はかちとった。
 今回の解雇ほど、明々白々な不当労働行為はない。非正規職場でまかりとおっている団結破壊は、労働者の怒りの噴火山の上にある。
 動労神奈川の労働者階級の解放をかけた決起は、この闘いの道に革命党が固く団結することで、必ず勝利できる。
4・5動労神奈川結成集会は、解雇撤回勝利の上で、動労神奈川の本格的建設と、合同労組と公務員職場の拠点建設をひとつにつくりだす転換点になるであろう。


なんぶユニオンもストライキに参加しました!

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なんぶユニオンは杉並区区議会選挙で北島氏を推薦します!

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北島邦彦氏、連日訴え
  杉並から安倍を倒せ!

4月区議選勝利へ闘い本番
          
(写真 安倍倒そう! 行き交う労働者にアピール【3月24日 阿佐ケ谷駅】)

 4月26日投票の統一地方選に向け、元杉並区議会議員の北島邦彦氏が連日、地区の仲間とともに街頭宣伝を行っている。3月24日の阿佐ケ谷駅前での北島氏の演説

戦争・核武装に絶対反対

 4月の杉並区議選の課題は何でしょうか。
 最近、杉並区内のいくつかの町内会で、「憲法改正に賛成します」という署名用紙が回覧板の中に入れられています。これは「連合を分裂させろ」と叫ぶ右翼ジャーナリストの櫻井よしこや、安倍政権のブレーンといわれるJR東海名誉会長の葛西敬之らが進める「憲法の改正を求める1000万人署名運動」の一環だと思われます。
 町内会の活動で、改憲を求める署名が許されていいはずがありません。回覧板を回すことで署名をした人としない人がわかってしまいます。戦争中の「隣組」制度のように、住民同士が監視し合い、思想・信条を地域で管理しようと狙う動きです。絶対に許せません。
 背景には安倍の戦争政治があります。20日の与党協議で、武力行使に向けた安保関連法制に自公が合意しました。いつでも、どこでも、いかなる形でも自衛隊の軍事行動を行うことができるようにするということです。
 ロシアのプーチン大統領が、昨年のクリミア半島の併合時に「核攻撃の準備をしていた」と公言しました。本当に核戦争が引き起こされかねない状況です。安倍政権が戦争法案と一体で原発再稼働を強行しようとするのも、日本の核武装化を準備しているからです。
 4月統一地方選に向けて「安倍政権の暴走を止める」などと主張している党派もいます。しかし求められているのはそんなことではない。必要なのは、戦争に突き進む安倍政権を今すぐ倒すことです。

児童館全廃を許さない!

 杉並区議選の課題は、一つは安倍政権を労働者の力で倒すこと。もう一つは、安倍政権が進める民営化・外注化と一体で田中良杉並区長が掲げる「区立施設再編整備計画」を絶対に許さず、白紙撤回させることです。
 田中区長の施策は、区内のあらゆる施設・事業を民営化・外注化し、一握りの大資本の金もうけのために差し出すということ。まさに「杉並丸ごと民営化」です。中でも重大なのは、区内に41カ所ある児童館を全部なくしてしまう計画です。
 児童館では就学前の子育て支援も行われていますが、これを新たにつくる「子どもセンター」に移し、放課後の学童保育も全部小学校の中に移すと言っています。児童館の機能を解体し、そこで働く労働者もバラバラにし、保護者や住民との間につくってきたきずなも全部破壊する。そして児童館から小学校へ移した学童保育を全部民間委託で運営する。企業の利益を上げることが第一とされ、子どもたちの安全が危機にさらされます。
 児童館で働く500人の労働者のうち半分が嘱託・パート・アルバイトといった1年契約の非正規労働者ですが、児童館全廃で250人全員が首を切られることになります。この杉並丸ごと民営化計画は杉並区がブラック自治体になるということです。白紙撤回以外にありません。

労働者が主人公の社会に!

 安倍を倒し、児童館の全廃と杉並丸ごと民営化を阻むことはできるでしょうか? できます!
 その力は労働組合と労働者住民自身の中にあります。それが戦争・原発を止め、消費税を撤廃させます。医療・介護や保育・教育を全部切り捨てる政治をぶっ飛ばす唯一の力です。私以外は、困った個人を「1人にしません」とか「救ってあげる」と言う。首切り・非正規化の民営化に賛成したり進めておきながら「救ってあげる」なんて大うそです。労働者が団結しあきらめないで闘ったらどんな力を発揮するか。そこに労働者が主人公の社会をつくる力があります。私は東京西部ユニオンの活動を通して確信しています。

「解雇無効」決定かちとる

 昨日、私たち東京西部ユニオンのアメリカン・アパレル分会の仲間が2年前に職場を不当解雇された件で、解雇を無効として原職に復帰させ、2年分の賃金相当額を支払うよう会社に命令する決定が東京都労働委員会から出ました。全面的な勝利決定です。
 アメリカン・アパレルという会社は米ロサンゼルスに本社があり、ごく一部を除く全従業員が1年契約のパート・アルバイトです。多くの青年労働者が使い捨てにされ、不当に首を切られ、泣き寝入りをさせられてきました。しかしその中から労働者としての人間としての誇りをかけて、団結し立ち上がりました。そしてついに解雇無効の決定をかちとりました。感動的な勝利です。解雇撤回・原職復帰をかちとった鈴木コンクリート工業分会に続き、労働者は正規・非正規を問わず、団結して闘えば勝てることを示しました。
 闘う労働組合、労働者の闘う団結体をつくりだす。これこそ4月杉並区議選の課題です。労働者と怒りをともにし行動する議席を一緒に取り戻しましょう!

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区議選・闘いのスローガン
◆戦争絶対反対 安倍たおせ
◆生活破壊の消費税は全廃
◆児童館をなくすな
 STOP! 杉並まるごと民営化
◆杉並から新しい労働者の政党をつくろう


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4・10緊急デモ(正午/日比谷公園霞門集合) に決起しよう

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戦時司法への大転換を狙う「新捜査手法」法案を葬ろう


 3月13日、安倍政権は司法取引、証人隠蔽(いんぺい)、取り調べの録音・録画を新たに導入した「刑事訴訟法」と、盗聴を拡大するための「盗聴法」の大改悪を閣議決定し、国会へ提出した。上川法相が「時代に即した新たな刑事司法を構築するもので、速やかに成立させたい」とあけすけに語っているように、この法案は、日帝の危機の深化、戦争の時代への突入の中で、警察や検察の捜査(弾圧)や、刑事裁判のやり方を戦時型へと根底的に変え、国民総動員ができる戦争国家への大転換を狙ったものである。法案の成立を絶対に許すな。

4・10緊急デモ(正午/日比谷公園霞門集合)に決起しよう。

盗聴やり放題、司法取引で党と労働組合の解体狙う

 攻撃の核心は、革命党、労働組合、人びとのつながりや集合体の組織を破壊することにある。そして反戦・反核闘争、労働運動、人権運動などの闘いを圧殺することにこそある。
 第一に「盗聴法」の改悪で、盗聴できる対象「犯罪」を飛躍的に拡大させようとしている。1999年に成立が強行された「盗聴法」は、反対運動の高揚によって薬物や銃砲刀剣など四つの「犯罪」類型に限られていた。それを今回は、傷害、窃盗、詐欺などを含む9類型を加え、ほとんどすべての事件に盗聴対象を拡大した。
 さらに、盗聴する場所は警察施設内でも可能とし、通信事業者の立ち会いなしで行えるようにし、警察がやりたい放題盗聴できるように改悪しようというのだ。
 国家権力は労働者階級人民の団結を最も恐怖している。盗聴の拡大は、警察が人びとの会話を盗み聞きして情報を収集し、あらゆる組織・団体への監視・弾圧が目的だ。
 第二に「司法取引」の導入である。
 これは、逮捕された被疑者や起訴された被告人が、警察や検察に他人の「犯罪」を密告すれば、検察官が不起訴にしたり、刑を軽くすることを約束する制度である。まさに、仲間や友人を国家権力に売り渡すことを奨励するもので、究極の団結破壊である。また、国家権力がターゲットにした人間をデッチあげるための不正きわまりない弾圧手法となる。
 戦後司法とは、公正や公平性、人権保障などを大前提にして成り立ってきた。「新捜査手法」とは、そうした建前もかなぐりすて、国家暴力をむき出しにしたダーティーな弾圧手法を法制化しようとするもので、戦時司法への転換そのものだ。
 第三に、匿名(とくめい)証人=証人隠しである。証人が拒めば、その証人は自らの名前も住所も明らかにする必要がなくなる。また出廷して証言することを拒めば、別の場所(警察署や検察庁でも)から、ビデオリンクによって証言することができるのだ。
 「司法取引」と「匿名証言」を重ね合わせれば、潜入捜査やおとり捜査に手を染めた警察官が身分を隠してデッチあげ証言することも可能になる。

取り調べの録音・録画は「捜査権」強化と完黙解体

 第四に、取り調べの録音・録画である。日弁連執行部や体制内勢力は、これがあたかも冤罪防止になるとか、強制的な取り調べの抑止になるなどと評価しているが、まったくそうではない。
 そもそも、取り調べの録音・録画は、2000年来の司法改革攻撃の流れにあるもので、警察庁も法務省も最高裁も実施を進めている。盗聴拡大や司法取引と一体の「捜査権」の強化であることは明白だ。
 今年の3・11福島行動を前に、反原発のビラまきをしていた学生を傷害事件をデッチあげて逮捕したり、京大同学会書記長であることを理由に作部羊平君を逮捕・起訴したように、国家権力はデッチあげ逮捕や政治弾圧を激化させている。また、代用監獄制度のもとで20日間もの長期勾留を強制し、その間、取り調べと称する転向強要や供述を強制しているのだ。
 この国家権力の違法・無法な弾圧と、人権無視の制度をそのままにして取り調べの録音・録画をすれば適正な取り調べになり、冤罪がなくなるなどというのは偽りだ。
 さらに、録音・録画は供述することが前提になっている。「真実の自白をさせるために」導入するのだと言われているとおり、完全黙秘の否定・解体につながることは明白である。
 今回の録音・録画の導入は裁判員裁判と検察官の独自捜査の事件のみで、全事件の2~3%といわれている。しかも裁判で証拠として出すのは、供述場面だけでいいことになっている。要するに、裁判員裁判の簡略化・迅速化を一層促進するために、裁判で「供述」の信用性を争うことをなくし、録音・録画の提出だけで済ませてしまえというものだ。まさに、国家権力の刑罰権を強化するためのもの以外の何ものでもない。
 こうした戦時型治安体制への転換攻撃は、帝国主義の危機、その延命形態である新自由主義の破綻の現れだ。むき出しの国家暴力でしか階級支配ができない支配階級の脆弱(ぜいじゃく)性と不朽性・凶暴性への広大な怒りを結集させ、治安弾圧の激化を打ち破ろう。

完黙・非転向の貫徹こそ治安弾圧を粉砕する道だ

 動労千葉、動労水戸は外注化・非正規職化、労働組合破壊攻撃と不屈に闘いぬき、階級的労働運動を前進させている。労働者階級の「生きさせろ」の怒り、フクシマ・沖縄の怒りは根底的だ。全学連は法大闘争での126人の逮捕に全員が完黙・非転向で闘い、暴処法弾圧裁判では無罪を確定させ、戦争・改憲攻撃と最先頭で闘っている。
 星野文昭同志は40年間の獄中闘争を非転向で貫いて、100万人民との結合へと奪還闘争を大前進させ、迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧裁判被告団は28年間、不屈の裁判闘争で日帝・最高裁―寺田体制と真っ向から対決している。
 さらに「憲法と人権の日弁連をめざす会」は、司法改革攻撃=日弁連解体攻撃と絶対反対で闘い続けて司法改革攻撃を破綻させている。「救援連絡センター」は、完黙を原則とした救援運動で45年間、国家権力の弾圧との闘いの中心に存在し続けている。新たな陣形で戦争国家化と闘う「現代の治安維持法と闘う会」が結成され、直ちに最先頭に躍り出ている。
 完黙・非転向と階級的団結の拡大で治安弾圧を粉砕しよう。完黙・非転向は国家権力の違法・不当な弾圧に対して、自らと仲間と組織を守る闘いである。さらに国家の危機と国家犯罪を大衆的に暴き、戦争と改憲攻撃と対決する労働者階級人民の怒りを広大につくり出していく闘いである。完黙・非転向こそ、弾圧と闘う労働者階級人民の最大の武器であり、勝利する道だ。あらゆる治安弾圧を粉砕して前進しよう。
 「新捜査手法」導入法案への怒りを大結集して闘おう。安倍政権は今国会で戦争法案の審議を前に、法案を早期に成立させることを狙っている。日弁連も3月18日、「改革が一歩前進したことを評価し、改正法案が速やかに成立することを強く希望する」なる会長声明を出した。司法改革攻撃に屈服し変質・腐敗した体制内勢力の姿であり、徹底的に弾劾する。
 「現代の治安維持法と闘う会」は、4月10日(金)の緊急デモを広く呼びかけている。また、4月4日の「救援連絡センター」総会もきわめて重要だ。「新捜査手法」絶対反対と完黙の原則を鮮明に、戦時型治安弾圧と全力で闘おう。安倍政権の戦争と改憲を阻止しよう。

蓮沼ラビィさんが歌っていた

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蓮沼ラビィ「夜の髪」を白川和子さんの前で歌う.MOV

2010年12月23日 ザムザ阿佐ヶ谷 「ポルノの帝王・久保新二 年忘れハレンチ公演 魅せます!笑わせます!」のゲスト、女優の白川和子さんの前で、彼女の映画にインスパ
­イアされて作った「夜の髪(白川和子に捧ぐ)」を、ユニットGYPPEN の相棒・Mr.Whisper Z のギターで歌う。

この前ライブに行ったら蓮沼ラビィさんが歌っていた。日活ロマンポルノでは白川和子派ではないけれど・・・・

今!この歌を聴け! 蓮沼ラビィ「家でテレビを観ているよりも」

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蓮沼ラビィ「家でテレビを観ているよりも」 2015.1.28 ソウルキッチン
蓮沼ラビィ「家でテレビを観ているよりも」
蓮沼ラビィのファースト・フルアルバム「家でテレビを観ているよりも」が、
全国発売になりました!(全11曲 税込1000円)

          
 


 ライブ会場の他、タワーレコード、TSUTAYA等の全国のCDショップ、
アマゾン、楽天等のネット通販でもお求めになれます。
在庫が切れても、予約を入れていただければ、すぐに入荷します。

Amazon : 蓮沼ラビィ「家でテレビを観ているよりも」

 
 こちらは、流通担当のプラチナディスクの宣伝サイト。 
音楽評論家の鳥井賀句さんの推薦文やライブ動画もあります。

Platinam Disc Distribution 蓮沼ラビィ「家でテレビを観ているよりも」


 曲目は、下記の通りです。

 1、二人で店を持とうよ
 2、桜犬
 3、おふくろの手料理
 4、墓には入れないよ
 5、雪の夜
 6、朝鮮語で語りかけてください
 7、あたし、淋しいと・・・・・・
 8、俺と赤兎の物語
 9、あたしのBaby ~南相馬に捧ぐ~
10、家でテレビを観ているよりも
11、家でテレビを観ているよりも(アジアン・バンド編)


 これまでの人生の、歓びも哀しみも、全てを込めました。
This is 蓮沼ラビィ、と言えるアルバムです。

 どうぞ、手に取って、聴いてください!












 2015年1月28日 新宿歌舞伎町・ソウルキッチンにて。

●家でテレビを観ているよりも

  作詞・作曲: 蓮沼ラビィ


 東日本大震災の3日後に、拾った命で作った曲。

 貪るよりも分け合おう、共にこの地球(ほし)で生きる人達……!


★蓮沼ラビィのファースト・フルアルバム「家でテレビを観ているよりも」(全11曲 税込千円)好評発売中! タワーレコード、TSUTAYAなど、全国のCDショップ、アマゾン、楽天などのネッ
­ト通販、ライブ会場などでお求めになれます。ライブ情報は、ブログに掲載。

「蓮沼ラビィのブログ」
http://ameblo.jp/hasunuma-rabii/


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