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鈴木峻さんはすごい!

本日、大井工場で社前ビラまきをしました!

17日、交通機械サービス団交へ

[転載]17日、交通機械サービス団交へ

[転載]17日、交通機械サービス団交へ

緊急日韓連帯闘争に決起しました!

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連帯闘争に決起しました。

民主労総 12・16ゼネストへ進撃 パククネ打倒へ総決起 ハンサンギュン委員長「拘束されても闘う」

20151211f-1.jpg 韓国では、11・14の15万人決起に続いて12月5日、第2次民衆総決起闘争が、パククネ政権の事前弾圧を打ち破って圧倒的にかちとられた。
 パククネは閣議で11・14のデモをISのテロになぞらえて攻撃。闘争を組織した民主労総と民衆総決起闘争本部を「体制転覆勢力」と規定し、一切の集会・デモを禁止。さらには「覆面デモ禁止法案」や「覆面した参加者は全員逮捕」の方針まで打ち出した。しかしそのすべては、労働者・農民を始めとした全人民の怒りの爆発によってものの見事に粉砕された。

20151211f-2.jpg 12月5日、ソウルの中心部は「公安弾圧粉砕・パククネ退陣」を掲げた5万人の大行進で埋め尽くされた。参加者は「覆面デモを禁止するなら仮面を着けよう」という呼びかけに応えて、思い思いの仮面を準備して集まった。この日の闘争には5大宗教団体や芸術団体など11・14闘争には参加しなかった勢力も戦列に加わり、ともに総決起した。権力はデモ隊への弾圧はおろか警察車両による阻止線を張ることもできなかった。
 ソウル市庁前広場の集会では、逮捕状の出ている民主労総のハンサンギュン委員長が映像メッセージで、国家暴力で労働者民衆の闘いを止めることは絶対にできないと力強く訴えた。労働者・農民・貧民・市民団体によって構成される民衆総決起闘争本部の宣言文(3面掲載)が読み上げられ、民主労総の12・16ゼネスト突入と連帯して、12・19第3次民衆総決起闘争を大規模・全国同時多発の大闘争として闘う方針が打ち出された。


●逮捕攻撃に正面から立ち向かう
 第2次民衆総決起闘争の爆発は、「パククネの労働改悪阻止」「ゼネストで社会を変えよう」という民主労総の闘いが全人民を獲得しつつあることを示した。これに震え上がったパククネは、国会内野党の屈服をテコに12月10日から始まる臨時国会での労働改悪法案強行を狙うとともに、民主労総の圧殺に一切をかけてのりだした。11・14闘争に対し、87年民主化以降は発動されたことのない騒擾(そうじょう)罪の適用方針を発表。それと一体で、ハンサンギュン委員長が避難している曹渓寺(チョゲサ)への武装襲撃と逮捕を狙って動いたのだ。
 12・5に決起した全団体がこれに直ちに怒りを表明して立ち上がり、突入寸前までいった策動はいったん阻止された。
 そしてハンサンギュン委員長は民主労総全組合員への訴えを発し、今や新たな闘いに踏み出す決断をしようと提起した。「パククネの労働改革が改悪であり全民衆の災難であることは、すでに全社会に明らかになった」とこれまでの闘いの勝利の地平を断固確認し、12月16日を突破口とするゼネストにすべての怒りと力を総結集して、パククネ打倒へ攻勢的に打って出ようということだ。
 12月10日午前11時、ハンサンギュン委員長は曹渓寺で記者会見を行い、かけつけた民主労総執行部や組合員と熱い握手を交わした後、弁護士と僧侶に付き添われて堂々と寺の門を出た。「民主労総は2千万労働者の生存をかけて、政権が最も恐れるゼネストに立ち上がる。私を拘束してもこの闘いを止めることはできない。組合員同志を信じて闘いぬく」との委員長の決意に、熱烈な共感と激励の声が送られた。
 決戦はいよいよ煮詰まった。12月16日、ゼネストに決起する民主労総との連帯行動に総決起しよう。日韓労働者の国際連帯を今こそ強化し、2016年へ突き進もう。


[転載]緊急日韓連帯闘争に決起しました!

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連帯闘争に決起しました。

民主労総 12・16ゼネストへ進撃 パククネ打倒へ総決起 ハンサンギュン委員長「拘束されても闘う」

20151211f-1.jpg 韓国では、11・14の15万人決起に続いて12月5日、第2次民衆総決起闘争が、パククネ政権の事前弾圧を打ち破って圧倒的にかちとられた。
 パククネは閣議で11・14のデモをISのテロになぞらえて攻撃。闘争を組織した民主労総と民衆総決起闘争本部を「体制転覆勢力」と規定し、一切の集会・デモを禁止。さらには「覆面デモ禁止法案」や「覆面した参加者は全員逮捕」の方針まで打ち出した。しかしそのすべては、労働者・農民を始めとした全人民の怒りの爆発によってものの見事に粉砕された。

20151211f-2.jpg 12月5日、ソウルの中心部は「公安弾圧粉砕・パククネ退陣」を掲げた5万人の大行進で埋め尽くされた。参加者は「覆面デモを禁止するなら仮面を着けよう」という呼びかけに応えて、思い思いの仮面を準備して集まった。この日の闘争には5大宗教団体や芸術団体など11・14闘争には参加しなかった勢力も戦列に加わり、ともに総決起した。権力はデモ隊への弾圧はおろか警察車両による阻止線を張ることもできなかった。
 ソウル市庁前広場の集会では、逮捕状の出ている民主労総のハンサンギュン委員長が映像メッセージで、国家暴力で労働者民衆の闘いを止めることは絶対にできないと力強く訴えた。労働者・農民・貧民・市民団体によって構成される民衆総決起闘争本部の宣言文(3面掲載)が読み上げられ、民主労総の12・16ゼネスト突入と連帯して、12・19第3次民衆総決起闘争を大規模・全国同時多発の大闘争として闘う方針が打ち出された。


●逮捕攻撃に正面から立ち向かう
 第2次民衆総決起闘争の爆発は、「パククネの労働改悪阻止」「ゼネストで社会を変えよう」という民主労総の闘いが全人民を獲得しつつあることを示した。これに震え上がったパククネは、国会内野党の屈服をテコに12月10日から始まる臨時国会での労働改悪法案強行を狙うとともに、民主労総の圧殺に一切をかけてのりだした。11・14闘争に対し、87年民主化以降は発動されたことのない騒擾(そうじょう)罪の適用方針を発表。それと一体で、ハンサンギュン委員長が避難している曹渓寺(チョゲサ)への武装襲撃と逮捕を狙って動いたのだ。
 12・5に決起した全団体がこれに直ちに怒りを表明して立ち上がり、突入寸前までいった策動はいったん阻止された。
 そしてハンサンギュン委員長は民主労総全組合員への訴えを発し、今や新たな闘いに踏み出す決断をしようと提起した。「パククネの労働改革が改悪であり全民衆の災難であることは、すでに全社会に明らかになった」とこれまでの闘いの勝利の地平を断固確認し、12月16日を突破口とするゼネストにすべての怒りと力を総結集して、パククネ打倒へ攻勢的に打って出ようということだ。
 12月10日午前11時、ハンサンギュン委員長は曹渓寺で記者会見を行い、かけつけた民主労総執行部や組合員と熱い握手を交わした後、弁護士と僧侶に付き添われて堂々と寺の門を出た。「民主労総は2千万労働者の生存をかけて、政権が最も恐れるゼネストに立ち上がる。私を拘束してもこの闘いを止めることはできない。組合員同志を信じて闘いぬく」との委員長の決意に、熱烈な共感と激励の声が送られた。
 決戦はいよいよ煮詰まった。12月16日、ゼネストに決起する民主労総との連帯行動に総決起しよう。日韓労働者の国際連帯を今こそ強化し、2016年へ突き進もう。


転載元: たたかうユニオンへ!


12・5福井 もんじゅ闘争に1200人 労働組合の闘いで廃炉へ

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12・5福井 もんじゅ闘争に1200人 労働組合の闘いで廃炉へ

20151211a-1.JPG 12月5日、福井市内で「15もんじゅを廃炉へ!全国集会」と「高浜原発3・4号機の再稼働を本気で止める!全国集会」がジョイント形式で開催され、1200人の労働者や市民が集まった。
 前半の屋内集会で行われた「核燃料サイクルの是非を問う!」と題する対談では、原子力規制委員会が高速増殖炉「もんじゅ」の運転主体の変更勧告を日本原子力研究開発機構に突きつけたことは核燃サイクルの見直しのチャンスだと指摘された。

 後半の高浜原発再稼働に反対する屋外集会では、現地で闘う小浜市明通寺住職の中嶌哲演氏らが草の根の共同運動、高浜原発再稼働を阻止する闘いを呼びかけた。福島や青森など全国の発言を受けた後、集会宣言を採択して福井市内デモに打って出た。
 今回、福井県警は右翼警備を口実に400人もの機動隊を投入した。これ自体が来年のサミットを見越した「対テロ警備」シフトそのものであった。こうした権力や右翼の妨害をはねのけて労組交流センターとNAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)は勝利的にデモを貫徹し、闘争全体を元気良く牽引(けんいん)し闘い抜いた。
 今回の集会はもんじゅが95年のナトリウム漏れ事故を起こしてちょうど20年を迎える節目の闘いだ。あの事故以来、炉内中継装置の落下事故や1万件を超える点検漏れ、監視カメラの故障など、デタラメな管理の実態が明らかになってきた。
 しかし、第3次世界大戦の超切迫情勢の中で、核武装への道を突き進むしかない日帝は、どんな破産的事態になろうとも原発再稼働と核燃サイクルを堅持しなければならない。3・11福島原発事故以来湧き上がる労働者の怒りとの激突はこれからさらに深まる。さらには米英仏ロシアによるシリア空爆は核戦争の時代を引き寄せ、原発と戦争の一体性を日々明らかにしている。
 会場には自治労と教組を中心に関西・北信越から参加した多くの労働組合の旗が林立した。私たちは『前進』やビラを配布し署名を集め、たくさんの労働者と合流した。「韓国・民主労総のようにゼネストを闘い戦争を止めよう。労働組合の闘いで原発をなくそう」という訴えは「裁判長、頑張ろう」といったお願い運動を吹き飛ばし、労働者の闘いこそ社会を変えるのだと労働者の心に響いた。
 高浜原発の再稼働が切迫する地元舞鶴の労働者も組合旗を掲げ決起し、伊方原発再稼働と闘う愛媛県職とともに再稼働阻止を職場で闘う決意を語った。動労水戸の被曝労働拒否の闘いや、動労千葉が闘ってきた外注化阻止・非正規職撤廃の闘いの路線こそが勝利する展望を示している。動労総連合を全国に建設し、原発再稼働を阻止し、福島圧殺を許さず、もんじゅの廃炉まで闘おう。(NAZEN北陸)

「労働が美しい世の中」のためのハン・サンギュン委員長獄中書信1

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「労働が美しい世の中」のためのハン・サンギュン委員長獄中書信1

2015.12.21 編集局 kctu2670@nodong.org
 朴槿恵(パク・クネ)政権の広幅い弾圧で拘束されたハン・サンギュン委員長が12月17日、南大門警察署からソウル拘置所に移監された。移監を控えて委員長が民主労総の組合員たちに手紙を書いた。ハン委員長は12月16日に全国で力強くゼネストを行った消息を聞いたとし「再び鉢巻きを巻いた仲間たちが民主労総」と励ます。民主労総委員長はまた「公安弾圧の狂気を止ずに労働改悪を押し通せば、80万が同時に仕事を止めるゼネストで対抗しよう」と強調している。組合員たちに送るハン・サンギュン委員長の獄中書信はこれからも続く。委員長は現在、ソウル拘置所に収監されており、囚人番号は120番だ。

▲12月10日に警察に自主出頭する民主労総のハン・サンギュン委員長。(c)ピョン・ベクソン記者/ 〈労働と世界〉資料写真。

組合員の仲間のみなさん、ご苦労さまです。
南大門警察署留置場の片隅で仲間たちを呼んでみます。
われわれはいつの冬より苛酷な冬を送っています。
全国の現場を回りながら、二千万労働者の希望、労働が美しい世の中を共に作っていく委員長になるぞと約束したのに、ここに入れられて仲間たちを呼んでいるのは申し訳ない気持ちだけです。
16日、全国で力強く行なわれたゼネストの知らせ聞きました。ほんとうにご苦労さまでした。
不正な政権に対して二千万労働者の生存権を必ず守るという決心であり、政権に送る最後の警告でした。またまた鉢巻きを巻いた仲間たちが民主労総です。

朴槿恵(パク・クネ)政権が末期の事態まで進んでいます。
連日言論を総動員し、労働改悪強行を国民が望んでいるとし、職権上程、緊急命令発動、30年ぶりに復活させた騒擾罪、無差別な連行拘束で恐怖を助長し、国民をげん惑させています。
銃刀より恐ろしい維新独裁の復活です。
労働者を踏みにじり、民主主義を後退させる蛮行の果てがどこなのか、見当も付きません。
民主労組の歴史が試練と弾圧を突き抜けて前進してきたのは事実ですが、労働改悪を防げなければ、労組を作ってストライキをすれば安全企画部に引きずられて行った世の中になるでしょう。鳥肌が立ちます。

朴槿恵政権は労働の二極化、所得不平等を解消し、一緒に暮らす民主労総の政策には耳を塞ぎました。
「明日から出勤するな」、「希望退職席は用役派遣で」が来年度の経済政策の核心です。
「やさしい解雇」をしなければ「大量解雇」は防げないといいます。それも国民が望むから急げと狂ったように言っています。それこそ的外れの足蹴りで、辻褄も合わないのに言論は本質を語りません。
財閥は笑い、国民はだまされる世の中です。

選挙は目の前です。
セヌリ党政権は、労働改悪の真実が明らかになる前にケリをつけようとあせっているのです。
報道機関と広告で歪めた労働改悪の本質がばれる前に、速度を上げるしかないのでしょう。
月200万ウォンも受けとれないのに、それもいつクビになるのかわからない中小企業労働者、非正規職労働者は1000万を超えます。良い雇用、安定した雇用に変わらなければ、子供たちは失業者になり幽霊のようにさまようでしょうし、結婚と出産は考えることさえできなくなるでしょう。
それでも多くの労働者・庶民とその親の票でセヌリは勝利し、今では永遠に君臨しようとしています。
左右、進歩と保守の問題ではなく、自分の子供、自分の隣人、この社会の問題だということがわかってしまうのではないかと恐れています。

卑劣にも「今は民生だ」と叫ぶセヌリ党政権に、民生破綻の責任を問わなければなりません。
明らかに知りながら、やられてしまった歴史を繰り返してはいけません。
検察、警察、言論、セヌリ党、財閥、彼らの巨大な権力に勝てるのは、労働者・民衆の総団結だけです。
まず沈黙する民心を味方にするために、近くの隣人からまず説得しましょう。
300万民主労総時代を操り上げるための努力もしましょう。
警告を無視して公安弾圧の狂気を止めずに労働改悪を押し通せば、80万が同時に仕事を止めるゼネストで対抗しましょう。

ゼネスト闘争に勝利して、4月の総選挙で反労働・反民生・反民主政権を審判して、しっかり6月の臨時国会の準備をしましょう。すべての加盟組織は2016年の闘争計画を6月の臨時国会に合わせて準備してください。
労働者・農民・貧民・青年・学生たちの抵抗と怒りは、ますます大きくなっています。
大胆に、民主労総らしく、政権の脅迫にひざまずくことなく闘争しましょう。
歴史はそうして作られてきたのですし、そのようにして勝利してきました。
われわれは強くならなければならず、必ず勝利しなければなりません。
監獄の中でも常に一緒です。闘争!
健康にお過ごしください。

2015年12月17日
民主労総委員長 ハン・サンギュン

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[民主労総座り込み初日キャンドル] 「やさしい解雇、朴槿恵にくれてやれ!」

「2016年は朴槿恵ない世の中を作ろう!」臨時国会労働改悪法案阻止2泊3日大規模集中座り込み

2015.12.22 ホン・ミリ記者 gommiri@naver.com
▲民主労総が国会前3日間の大規模集中座り込みに突入した初日、全国から駆け付けた拡大幹部がキャンドルを灯して労働改悪阻止を叫んでいる。(c)ピョン・ベクソン記者

やさしい解雇、一生非正規職の労働改悪法案の中断を要求し、公安弾圧を粉砕するための国会前3日間大規模集中座り込みに突入した民主労総の組合員たちは、座り込み初日の夜にキャンドルを灯した。

民主労総は12月22日午後7時、ソウル市汝矣島の国会に近い国民銀行の前で労働改悪阻止キャンドル文化祭を開いた。

韓国進歩連帯のムン・ギョンシク常任代表、労働党のク・ギョヒョン代表、民主守護公安弾圧対策委のカン・ビョンギ代表、民衆総決起闘争本部のキム・ウンジン執行委員長など、民衆総決起闘争本部の代表団が舞台に上がった。

ムン・ギョンシク常任代表は「仲間たちは孤独ではない」と話し「韓国進歩連帯がしっかり連帯し、労働悪法を防ぐ仲間たちの正当な闘争に連帯する」とし「2000万労働者の権利を守る義に徹した戦いに参加する」と励ました。

民主守護公安弾圧対策委のカン・ビョンギ代表は「2015年、朴槿恵(パク・クネ)が権力を握って労働者民衆を弾圧し、労働者のやさしい解雇を改革の名で棍棒と一緒に投げ、主食用米の輸入と韓中FTAで農民生存権の根本を揺さぶっている」と話し「われわれは2015年韓国民衆闘争史に記録される民衆総決起を成功させた。これ以上退く所がない民衆は朴槿恵政権に鉄槌を加えるだろう」とし「一番先頭で戦う民主労総の同志らと最後まで闘争し、必ず勝利する」と約束した。

労働党のク・ギョヒョン代表は「労働党は昨日の午前10時から国会前で48時間の連続政党演説会を開いている」と伝え「国会の内外では今、2つの階級政党が激突しており、巨大で雄壮な国会の中では財閥の利害を実現するためセヌリ党が騒いでおり、国会の外では2000万労働者の人生を守るために闘争している」とし「労働改悪を防ぎ、財閥階級に社会的責任を負わせる闘争を労働党が展開する」と宣言した。

民衆総決起闘争本部のキム・ウンジン執行委員長は「この労働改悪政局を労働者の闘争で突破できるというハン・サンギュン委員長の意に従って、この闘争に勝利する日まで、最後まで一緒にする」と明らかにした。

「やさしい解雇、朴槿恵にくれてやれ!」
「一生非正規職、朴槿恵がやれ!」
「低い賃金、朴槿恵にくれてやれ!」
「労働者・民衆みな殺し、朴槿恵辞任!」

「やさしい解雇を強要する労働改悪粉砕!」
「一生非正規職を強要する労働改悪粉砕!」
「低賃金を強要する労働改悪粉砕!」
「自由な解雇を強要する労働改悪粉砕!」

「労働者・民衆みな殺しにする労働改悪粉砕!」
「労働改悪阻止、民主労組死守!」
「労働者民衆みな殺しにするセヌリ党解体!」
「民生破綻真犯人の朴槿恵辞任!」

「労働者・民衆みな殺しにする労働改悪粉砕!」
「連帯の力で民主労組死守!」
「労働改悪粉砕、民主労組死守!」
「財閥を儲けさせる労働改悪粉砕!」

▲「労働改悪立法議論中断要求キャンドル文化祭」 (c)ピョン・ベクソン記者

金属労組コルトコルテック支会のイ・イングン支会長は「資本の不当解雇に対抗して3247日間、力強く闘争している。歪曲発言をした金武星(キム・ムソン)とセヌリ党の謝罪を要求して、セヌリ党前で79日間の野宿座り込みを行い、これまで2人の労働者がハンストで病院に運ばれ、今は市民が自発的にリレー1日ハンストを続けている」と伝えた、

続いて「この政権は労働者に奴隷の人生を要求し、多くの烈士が守り、作った民主労組を根元から抜こうとしている」とし「コルトコルテックも卑劣な資本が民主労組をなくすため、国内の工場を閉鎖して生産基地を海外に移転し、100億の短期純利益を上げている」と話し「この国の裁判所は、資本に要求されて将来の経営上の危機に対処する整理解雇は正当だとし、ありもしない未来を口実に整理解雇の扉を開けた」と糾弾した。

イ支会長は「今度は一般解雇も簡単にできるようにするための低成果者の解雇を口にしているが、誰が言わなくても労働改悪が国会で通過すれば、これ以上、私たちが願い、渇望しながら守ろうとした民主労組の立場がなくなることをわれわれは知っている」と話し「セヌリ党と朴槿恵政府がこの国の財閥の下手人になって、彼らの要求のとおりに労働者・民衆を資本の奴隷でしもべにしようとしている」と声を高めた、

コルトコルテック支会長は「私たちが3247日間、困難を甘受して闘争したのは、民主労組を守り金属労組を守るためだった」とし「民主労組でなければ私たちが3247日間、あらゆる困難を甘受して家庭を捨ててまで、路上で夜を過ごして闘争をしなかった」と話し「労働者が手を握って労働法改悪を必ず防ぎ、この国の民主労組の根元をさらにしっかりと守ろう」と強調した、

コルトコルテック労働者たちは、今日でセヌリ党前のハンスト34日目、野宿座り込み79日目をむかえた、

▲ (c)ピョン・ベクソン記者

続いて金属労組ソウル南部地域支会のク・ジャヒョン支会長とハイテックRCDコリア分会のシン・エジャ分会長と電話を連結した。彼らは資本の工場閉鎖に対抗し、13日間高空籠城を続けている。

シン・エジャ分会長は「ハイテックRCDコリアのパク・チャンソン会長は、10億かかっても20億かかっても必ず労組をなくすと言い、10年間闘争で現場を守ってきた組合員7人を工場の外に追いやると言い、労組抹殺をたくらんでいる」と伝え「生存権を守るため、民主労組を死守するため、10年闘争をしてきた最後の組合員7人をこれ以上、崖っぷちに追いやることができずに高空籠城を始めた」とし「最後まで闘争し、必ず勝利して、労働改悪で労働者民衆の生存権を無惨に踏みにじる朴槿恵政権を終わらせる戦いにも勝つ」と約束した。

ク・ジャヒョン支会長は「2015年の冬、全国あちこちの闘争する労働者たちの座込場で、高空籠城現場で、闘争事業場だけでなく、すべての労働者にこの冬は寒いが、隣の仲間たちの気持ちを集めるために力をあわせ、2016年は朴槿恵政権がない世の中、闘争する労働者の権利を獲得し、勝利する年にしよう作ろう」と話し「今、汝矣島と国会、そしてあちこちで闘争しているが、これらの闘争を一つの闘争に集めて2016年を必ず勝利する年にしよう」とし「われわれはここで私たちが耐えるべき戦いが上手だから、仲間たちみんなが一つになって、2016年は朴槿恵がない世の中で暮らそう」と声を高めた。

民主労総のイ・サンジン副委員長がまとめの発言で、最初の徹夜座り込み突入を知らせた。「2000万労働者の生存権がかかった今日の座り込み、初日は力強く文化祭まで終えた」と伝え「一年中戦ってきたし、もうあと少しの9合目にきた」とし「今日の午前、委員長同志と面会したが、23日間ハンストをしているのにきらきらした鮮やかな目でしっかりと『もう残り少ないので、もう少しがんばって戦えば必ず新しい春がくると仲間たちに伝えてほしい』と言った。ハン・サンギュン委員長同志が獄中であっても勝利の知らせを聞けるようにしよう」と強調した。

この日のキャンドル文化祭には、山形トゥイークスター、芸術ピンジャサギダン、労働歌手イム・ジョンドク同志、文化労働者ヨン・ヨンソク同志が歌と律動公演を披露して、闘争する労働者たちに力を与えた。

キャンドル文化祭の直後に民主労総全国地域拡大幹部が国会近くの国民銀行と産業銀行の前で徹夜野宿座り込みに入った。労働者たちは22日から24日までの3日間、集中座り込みを行い、臨時国会の会期中の労働改悪法案議論が中断されるまで座り込みは続く。

クリスマスに

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仕事の前にジャズライブを

12月面会日記

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12月徳島面会日記 星野暁子
「共に未来へ!」

12月8日の面会は、寒冷アレルギーの話からはじまった。寒くなると湿疹がひどくなるのだ。「今年はじめの耐えられないかゆみとはちがうけど、夜痒くて目が覚める時がある。それ以外は元気だよ」。毛布が配られ、それを使うと痒くなる気がすると言っていた。消毒をしているかどうか聞くと、「工場のほとんどがかいせんでやられているところは、やっているんだろうけど、僕の工場ではやっていない」ということだった。かいせんは1人でもかかった人がいれば、消毒をしなくてはならない。これも、申し入れ事項に入れようと思った。

 処遇主任が、何人かの無期の受刑者から、話を聞く場が設けられたそうだ。ポケットカイロのこととヒートテックの話をしたら、「工場担当に聞いてみるように」と言われたそうだ。その後工場担当に聞いたら、「1月4日の願箋で書いて出すように」と言われたとのことだった。ポケットカイロのことも刑務所に要求してから何年にもなるが、ようやく実現の兆しが見えてきた。「インフルエンザ対策で、ふとんをかぶってもいいことになったのは助かるけど、絵を描いたり、手紙を書いたりはできなくなるからね。ポケットカイロが実現したら助かるよ」と文昭は言った。

 全国47箇所で開催された星野文昭絵画展を集約しての11・29星野全国集会について話してから、これまでの「星野再審ニュース」に替わって「星野新聞」を月2回発行することになったことを伝えた。「戦争に反対して無期、こんなのはおかしいと直球でみんなに届くようになった。絵画展にも、1万人もの人が来てくれた。はじめて知って何とかしなきゃという気持ちになり、負けていない姿が希望にもなっている。新聞の発行はまたとない飛躍のチャンスになる。若い人にも期待したい」と文昭。

 12月9日、秋田の画家、芦野雅春さんが文昭の絵に対する感想を書いてくれ、それを載せた通信を文昭にも差し入れしてくれた。絵のコピーを見ても感じるところはなかった。原画を見て衝撃を受けた。文昭が一筆一筆魂をこめて描いていることがわかった。文昭の絵は、ルネスサンス期の宗教画にも等しい。と言ってくれたことに、とても激励されたと言っていた。「背中を押してもらったので、次の絵もいい感じで描けたんだ」。
 「戦火の姉弟、共に未来へ」という題の絵だ。「現物は、姉の方も服も髪も血まみれで、泣いている写真を見て描いたんだ。甦らせて、泣いていない顔にして描いたんだ」と文昭。来年は、余裕を持って1カ月前から描くようにしたい。2~3日前にギリギリで仕上げることが多いからねと、言っていた。

 12月10日、3日目は、午前中面会だ。「身体的には、ものすごく元気だよ。卓球、ソフトボールをやったりして、前より身体が動くんだ。精神的にも気持ちをときはなったいるので、より若くなっているよ。来年70歳になるけど、年齢に見合った気がしない」。

 運動体としての今年の取り組みは、47箇所で絵画展をやり前進したと私が言った。
 戦争を許すのか許さないのか。この1年は、放っておくと戦争にいってしまうということで、1千万の人々が立ち上がった。戦争に反対して無期になっている星野への弾圧を許さない、一体の問題として受け止められるようになった。絵画展を通して、人のつながりが出来、団結が強まったと話あって、今年最後の面会を終えた。

[転載]団交打ち切りを通告してきた交通機械サービスを許さない!

[転載]団交打ち切りを通告してきた交通機械サービスを許さない!


[転載]1.4 総がかり行動 衆議院第2議員会館前、官邸前&国会図書館

「非正規職の団結で非正規職をなくそう!」

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「非正規職の団結で非正規職をなくそう!」

2015年12月28日(月) ピョン・ベクソン記者 n7349794@naver.com
(c)ピョン・ベクソン記者

民主労総の非正規職労働者をはじめ青年・学生が12月28日午後、ソウル国会前の国民銀行の前で「労働改悪阻止! 民主労総非正規労働者闘争文化祭」で、こんな労働改革をしてほしいと書いた紙を持ってシュプレヒコールをあげている。(c)ピョン・ベクソン記者

(c)ピョン・ベクソン記者

文化祭に参加したある学生が「私が望む労働改革は『皆が笑って働けること』だ」と書いた。(c)ピョン・ベクソン記者

(c)ピョン・ベクソン記者

非正規職労働者たちが朴槿恵政権の労働改悪を糾弾してシュプレヒコールをあげている。(c)ピョン・ベクソン記者

(c)ピョン・ベクソン記者

民主労総のキム・ジョンイン副委員長は文化祭の冒頭発言で「朴槿恵政権は現在、抵抗勢力の民主労総抹殺に血眼になっている。私たちは非正規職で、既得権ではない民主労総で、ハン・サンギュンだと言って文化祭を開いている」とし「労働改悪は非正規職を拡大し、一生非正規職にしようとしていることを明らかに知っているのに、掌で雨をふせごうとしている」と話し「今では国民も彼らがしていることを知っている。われわれの闘争で審判しよう」と声を高めた。(c)ピョン・ベクソン記者

(c)ピョン・ベクソン記者
青年・学生が文化公演をしている。(c)ピョン・ベクソン記者
(c)ピョン・ベクソン記者

民主労総が労働改悪立法中断を要求して国会前で座り込みを6日目続けており、青年・学生が書いた民主労総を支持・応援する文句を書いた紙がかけられている。(c)ピョン・ベクソン記者

「総決起は無罪だ!」労働改悪阻止・召喚者大会

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「総決起は無罪だ!」労働改悪阻止・召喚者大会

11・14の一日集会、1532人召喚、ハン・サンギュン委員長など12人が拘束

2015年12月29日(火) ホン・ミリ記者 gommiri@naver.com
▲民主労総と民衆総決起闘争本部が12月29日午前、ソウル市世宗路政府ソウル庁舎の前で「公安弾圧粉砕! 労働改悪阻止! 召喚者大会」を開き、朴槿恵大統領・金武星セヌリ党代表・姜信明警察庁長官・李基権雇用労働部長官・李桐弼農水産部長官の罪目を書いたプラカードに「拘束しろ」と書いたステッカーを貼り、11.14民衆総決起に参加したという理由で受けた召喚状を破るパフォーマンスをしている。(c)ピョン・ベクソン記者

民衆総決起に参加して出席要求書を受け取ることになった労働者と市民が、自分が召喚状を受け取り調査を受けた理由を胸に書いて貼って、総決起は無罪、朴槿恵(パク・クネ)と権力者が有罪だと声を高めた。

民主労総と民衆総決起闘争本部は12月29日午前11時、ソウル市光化門政府ソウル庁舎の前で「総決起は無罪だ! 公安弾圧粉砕! 労働改悪阻止! 召喚者大会」を開催した。

大会の参加者らはそれぞれ自分が受け取った召喚状を破り捨て、朴槿恵(パク・クネ)大統領・金武星(キム・ムソン)セヌリ党代表・姜信明(カン・シンミョン)警察庁長官・李基権(イ・ギコン)雇用労働部長官・李桐弼(イ・ドンピル)農水産部長官の罪目を書いたプラカードに「拘束しろ」と書いたステッカーを貼り、怒りを表出した。

参加者たちがそれぞれ自分が出席要求書を受け取った理由を書いて胸に付け、召喚者大会を始めた。

「労働改悪に反対した罪」
「やさしい解雇に反対した罪」
「人間らしく労働者として生きたい罪」
「車壁が違憲だと主張した罪」
「じっとしていない罪」

「車壁は違憲! 放水銃散水は殺人行為だと言った罪」
「総決起に参加した罪」
「この汚い世の中、汚いやつらを清掃した罪」
「集会デモの自由を要求した罪」
「私がハン・サンギュンだと言った罪」

▲ 11.14民衆総決起後出席要求書を受けた労働者が召喚された理由を書いて腹に貼った。(c)ピョン・ベクソン記者

公共研究労組のホ・ヨング組合員は「私は車壁が違憲だと主張したという理由で召喚状を受け取り、警察は11月14日の民衆総決起の時に一般交通妨害云々している」と伝え「11月14日にFaceBookに書いた文がすべて削除され、労働者と市民を萎縮させようとしているが、彼ら自由にはならないだろう」と述べた。

全国農民会総連盟のキム・ヨンホ議長は「私は3次総決起の騒擾文化祭に参加したという理由で召喚された」と話し「11月14日の民衆総決起は正当だったし、歴史的にも重要な闘争だった」とし「開放農政により米価は20年前と変わらず、ドッグフードの値段にもならないと農民は抵抗しており、この戦いは今後も続くだろう」と力説した。

アルバイト労組のパク・チョンフン組合員(労働党党員)は「私はアルバイトの権利を主張した罪で召喚状を受け取った」と伝え「集会に参加しなかった人、その上、英国に留学している友人の所にまで警察が訪ねて行って、総決起に参加したかと尋ねた」とし「労働改悪を防ぐためにみんな恐れずに戦おう」と強調した。

逮捕令状が発行された民主労総のナム・ジョンス教育宣伝室長は「11月14日のハン・サンギュン委員長プレスセンター前での記者会見を理由として3人が拘束され、3人に逮捕令状が発行された、数十人が召喚状を受け取った」と伝え「民衆総決起は歴史的に朴槿恵政権が崩壊するターニングポイントになるだろう」とし「逮捕令状に屈することなく、朴槿恵王国を作ろうとしている彼らの公安弾圧を突破して、労働改悪を防ぐために戦う」と約束した。

民主労総のチェ・ジョンジン委員長職務代行は「怒りで腹が煮えくり返っている」と話し「朴槿恵政権が3年間の失政を隠そうとして無茶苦茶に弾圧しているが、1532人がすべて拘束されてもわれわれは萎縮しない」とし「われわれは闘争を続け、来年4月の総選挙で悪の群れを審判し、その闘争のたいまつを高くかかげてわれわれ労働者民衆がこの土地の主人として立つだろう」と強調した。

召喚者大会に参加した労働者と市民は総決起は無罪だとし、現時期の朴槿恵と権力者たちが労働者民衆の生存権を剥奪するために吐き出すあらゆる悪い政策に対して糾弾の声をあげた。

▲召喚者大会参加者らが「総決起は無罪」とし、朴槿恵政権を糾弾している。(c)ピョン・ベクソン記者

「拘束者釈放!」
「労働改悪阻止!」
「主食用米の輸入糾弾!」
「総決起は無罪だ!」

「車壁は違憲!」
「殺人鎮圧を処罰しろ!」
「姜信明を罷免しろ!」
「総決起は無罪だ!」

「集会デモの自由を保証しろ!」
「総決起は無罪だ!」
「団結と連帯も無罪だ!」
「朴槿恵が有罪だ!」

「ハン・サンギュンは無罪だ!」
「ハン・サンギュンを釈放しろ!」
「公安弾圧粉砕!」

「労働改悪粉砕!」
「総決起は無罪だ!」
「朴槿恵退陣!」

11月14日の民衆総決起一日集会で召喚された人は1532人で、今も増加し続けている。民主労総は12月29日現在、召喚者319人のうち参考人調査14人を除く304人が被疑者として召喚され、ハン・サンギュン委員長をはじめ12人が拘束されている。

フランス共和国の価値観

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第33回・2016年1月

1日掲載

フランス共和国の価値観


*2015年11月29日、COP21に向けた市民団体のデモが禁止されたので、「歩けないなら靴を」と靴が置かれたレピュブリック広場。12月12日の最終日まで、市民によるCOP21関連の催しやアクションは実行された。写真(Etsuko F.)

 11月13日の同時テロ、非常事態宣言の発令と延長、12月の地域圏選挙での国民戦線のさらなる躍進・・・1月の連続テロで始まった2015年フランスの晩秋と暮れは、重大で剣呑な出来事がつづいた。11月末からのCOP21(気候変動枠組条約第21回提携国会議)関連の市民団体の催しが終わり、少し落ち着いて一連の出来事について書こうとしていたクリスマス直前に、再び衝撃的なことが起きた。2016年2月から議会にかけられる「非常事態宣言」に関する憲法改正案に、予測に反して、二重国籍者がテロ行為などで有罪になった場合の国籍剥奪が盛り込まれたのだ。こうした措置は国民戦線など極右が主張してきたもので、サルコジ前大統領が2010年7月に行った演説にも含まれていた。左派の議員や市民はもとより、当時はオランド自身もサルコジの提案には断固反対だった。

 オランド大統領はテロのあと直ちに「非常事態」を発令し、11月16日の国民議会・元老院両院を召集した場で、「非常事態」と「国籍失権」を憲法に書き加える意志を告げた。テロのショックで血迷ったのだろうか、いや、保守と国民戦線が治安強化をがなり立てるだろうから、先手を打った策略だ、などと詮索された。行政と警察に権力が集中する「非常事態」(1955年3月の法律によるもの。最高12日間に限って有効)を憲法に加えること自体も大問題だが、二重国籍者の国籍剥奪(フランス国籍取得者については、スパイやテロで有罪になった者に適用する法律がある)をフランス生まれの者にまで広げるという提案は、左派のみならず共和国の理念と伝統に反する。サルコジがそうしたように、国民戦線の主張を代弁すれば支持率が上がるとオランドも企んだようだが、考え直して国籍剥奪案は引き下げるだろうという予測に反して、12月23日の閣議決定で国籍剥奪は「国家の保護」という憲法改正案に含められた。

 日本には二重国籍という考え方がないが、住民の他国への移住や亡命が歴史的に頻繁にあった欧米など世界各地では、二重国籍を認める国が多い。フランスでも二重国籍は「伝統的に認められていて、人口の約5%を占めるという(2008年)。両親が外国人でもフランスで生まれて、11歳から18歳(成人)までの期間、フランスに5年間住んだことを証明できれば、自動的に国籍を得られる(出生地主義)。また、結婚や職業活動などさまざまな理由によって、フランス国籍を獲得できる。二重国籍をもつ者の9割は移民系のフランス人だ。移民系フランス人に対する国籍剥奪の可能性をテロ対策の最優先に掲げることは、移民系は身分証上だけのフランス人だと言う国民戦線と同じ論理をふりかざすのに等しい。

 人権団体、パリ市長のアンヌ・イダルゴ(スペイン生まれ、14歳で国籍獲得)をはじめ左派の政治家からの辛辣な抗議と批判に対して、マニュエル・ヴァルス首相(スペイン系、20歳で国籍獲得)は、「左翼の一部は偉大な価値観の名にもとに道を誤っている」と国籍剥奪法案を擁護し、英国やベルギーなど他のヨーロッパ民主国にもあると反論した。ベルギーはたしかに2015年7月、国籍剥奪に関する法律を採決したが、ベルギー生まれの二重国籍者への適用は認めていない。イギリスは9.11以後、ブレア政権が2002年に国籍を剥奪できる法律をつくったが、4件しか適用しなかった。保守党が政権をとった2010年以降は、テレサ・メイ内務大臣がテロ対策として、国籍剥奪やジハードに赴いたイギリス人の帰還を禁止する権限を手中に収めた。オランドとヴァルスのお手本は、移民に敵対的な政策を進める英国保守党らしい。

 イギリスとフランスでは第一次大戦中、敵国出身者に対して国籍を剥奪する法律がつくられて施行された(フランスは約550人、イギリスは60人以下)。しかしフランスには、第二次大戦でナチス・ドイツに協力したヴィシー政権(共和政から逸脱した政体)という暗い過去がある。ヴィシー政府の1940年の法律によって、1927年以降のフランス国籍獲得者のうち約15000人(多くのユダヤ系を含む)が国籍を剥奪された。レジスタンスのために外国へ行ったドゴール将軍やマンデス・フランス、共産主義者などの国籍も剥奪された。この法律は1945年に廃止された。以後は1927年の国籍法の精神にしたがって、フランス生まれでないフランス国籍獲得者が、スパイやテロなど国家の重大な危機をもたらす罪を犯した場合にのみ、国籍の剥奪が許される(民法第25条)。1990年代から現在まで、適用されたのは20数件ほどだ。1948年の世界人権宣言は第15条で、すべての人間が国籍をもつ権利を定めている。また、フランスは無国籍者の地位と削減に関する国連条約(1954年、1961年)に署名していて、無国籍者を出すわけにはいかないから、二重国籍をもたない人の国籍を剥奪することは原則的にできない。

 12月23日に発表された社会党青年部の抗議書にもあるように、フランス生まれの者の国籍を剥奪する措置をつくることは、フランス共和国の伝統である出生地主義の否定につながり、極右の唱える血統主義への道を開くことになる。国籍や移民の歴史の専門家である歴史・政治学者のパトリック・ヴェイルは、新たな立法や憲法改正をしなくても、1938年に加えられた民放23条7項に、フランス生まれでも「他国の国民のように振る舞う者」は(二重国籍者なら)フランス国籍を失う規定があると指摘する(戦後~1967年にナチスとヴィッシー政府協力者、共産圏への協力者に対して適用された)。この民法を国際テロリズムに合わせて書き直せばよいわけで、憲法に国籍剥奪を加えることは、移民系フランス人に対する疑いを引き起こし、国民を二つのカテゴリーに分けるから、共和国の理念に逆らうと告発する。「テロ後の今の状況で国が探し求めるべきは、出身などの区別をしない国民の結合なのに、この措置は逆に国民を分断する」と。第五共和政憲法の第1条は、「フランスは、不可分の非宗教的、民主的かつ社会的な共和国である。フランスは、出身、人種または宗教による区別なしに、すべての市民の法律の前の平等を保障する」という文で始まる。

 ヴェイルはさらに、法案の諮問機関コンセイユ・デタ(国務院)の「意見」にあるように、二重国籍者と単一国籍者を分ける措置は、EUの「人権と基本的自由の保護のための条約」における非差別の原則に反するとも指摘する。法案反対者の中には保守の元首相などを含め、テロ犯罪の場合は国籍剥奪ではなく、すべてのフランス人に対して平等に市民権喪失(非国民罪)をふつうの法律で定めればよいという意見もある。

 オランド大統領の憲法改正案のもうひとつ不条理な点は、反対者とコンセイユ・デタ、そしてヴァルス首相など賛成者のすべてが口を揃えて、国籍剥奪の措置に相当するケースはごく少数だし、それらもほとんど適用不可能だろうと言っている点だ。自死するつもりのジハーディストは、フランス国籍剥奪の危険など怖れずにテロを行うだろうから、予防の効果もない。生き残って有罪となった犯人を国外追放しようとしても、もうひとつの国籍の国が受け入れるとは限らず、非人道的な扱いを受ける恐れのある国の場合は、そこへ追放することもできない。

 つまり、テロ対策として効果がないと承知の上で、シンボリックな措置だとオランドもヴァルスも認めているわけだ。そのシンボルとは移民系、ムスリム・アラブ系フランス人に対する不信感、「本当の」フランス人とそうでない人がいるという差別思考だろう。左翼の一部は道を誤っていると言ったヴァルスに応えて、ミッテラン政権下の内務大臣、憲法評議員などを務めたピエール・ジョックスは、「自分たちの価値観を忘れて『道を誤った』社会党議員たちは、かつて左翼の信用を失わせ、党を破壊して第3共和政を倒したと書いた。(ヴィシー政権をつくるペタン元帥に全権委任の投票をした社会党の前身SFIO議員は90名、反対したSFIO議員は36名。)

 ヴェイルは憲法改正案の閣議決定の前に、オランド大統領と面会して説得を試みており、この法案に反対だったトビラ法務大臣は閣議の前日にアルジェリアで、国籍剥奪は改正案に含まれないと発言した。法務大臣に告げずに法案がつくられ、親しい弁護士や知識人、社会党のかつての「同胞」の意見に耳を貸さずに、オランドはこの措置を通すつもりのようだ。12月末の世論調査結果では、フランス人の85%がこの措置に賛成しているというが、大統領と首相の支持率は下がった。12月の地域圏選挙の結果を見れば、国民戦線票をつかもうと同じ路線をとると、コピーではなくオリジナルの国民戦線の支持率がさらに上がることがわかる。サルコジはその戦略で保守党を弱体化させたが、オランドはこの憲法改正案で社会党を分裂させ、左翼(エコロジストEELV党と左の党は法案に反対)をさらに弱体化させるのだろうか。いずれにせよ、緊縮政策と労働法破壊のネオリベラル政策を展開する現政権はすでに左翼の政治はしていないが、この恥ずべき憲法改正案(非常事態については次の機会に書くことにする)がもし採決されたら、オランドはフランス社会党を失墜させた者として歴史に名前を残すだろう。しかしそれより重大なのは、2008年の経済危機以来、影響をもっとも受けている恵まれない人々、とりわけ移民系の若者たちがこの措置によって傷つき、現政権とフランス社会への幻滅をますます深めるだろうということだ。

 2005年晩秋に起きた大都市郊外の大規模な「暴動」のあと、それらの地区で移民系の若者に政治参加を促すNPOがいくつも生まれた。2006年~07年、例えばセーヌ・サン・ドゥニ県(11月のテロがあったサッカー場のあるパリの北郊外)の選挙民登録数は11%増加した。移民系の若者たちは、郊外庶民地区の移民系若者を内務大臣時代から敵視してきたサルコジへに対して、強い反感を抱いている。この県では2007年の大統領選挙のとき、社会党候補のセゴレーヌ・ロワイヤルの得票率が高かった。その後2012年まで、郊外庶民地区の選挙民登録数はさらに増えた。大統領になったサルコジ(2007~2012年)の「ル・ペン化」もさらに進み、「国民のアイデンティティ省」をつくり、「ムスリム」を敵視する発言を繰り返した。2012年の大統領選第一次投票で、国民戦線のマリーヌ・ル・ペンは17,9%(642万票)を集めるが、セーヌ・サン・ドゥニ県では第一次投票からオランドが38%以上、第二次では65%を得票した(サルコジ19%、35%)。厳密な調査はないが、いくつかの世論調査によると、ムスリム系の選挙民の8~9割はオランドに投票したとみられる(アントワーヌ・ジャルダンによる庶民地区の選挙力学研究より)。オランドとサルコジの差は約114万票とあまり開いていなかったから、サルコジに反発したムスリム系選挙民の存在は、オランド勝利の部分的な要素だったといえる。しかし、もはやそれが繰り返されることはないだろう。

 憲法改正案は2016年2月3日から議会で討論が始まる。可決には、国民議会と元老院を合わせた925人の議員のうち、5分の3以上の賛成が必要だ。保守陣営の中にも反対者がいて社会党議員の票は割れているし、議論はまだ続くだろう。一方、70以上の市民団体や組合が法案に反対するNous ne céderons pas! (私たちは負けない)と題する署名を、トマ・ピケティなどの学者・研究者たちも同様の署名を始めた。2016年の闘いが始まる。
http://www.nousnecederonspas.org/
http://www.liberation.fr/debats/2015/12/30/monsieur-le-president-ne-permettez-pas-que-demain-notre-pays-connaisse-deux-categories-de-citoyens_1423676

  2015年12月31日 飛幡祐規(たかはたゆうき)

改憲阻止へ大田集会 韓国の民衆総決起と連帯

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改憲阻止へ大田集会  韓国の民衆総決起と連帯

 12月19日、東京都大田区内で「戦争絶対反対!許すな改憲!大田集会」が開かれ110人が参加した。韓国での第3次民衆総決起闘争と同日に開かれた集会は、民主労総との固い連帯を誓うとともに、7月参院選決戦の勝利を通じて日本でもゼネストを実現するという決意にあふれた。

 主催者を代表してなんぶユニオンの仲間があいさつし、東京中部ユニオンの原由美子委員長が訪韓闘争の報告をした。

 鈴木たつお弁護士が「新しい労働者の政党をつくろう!」と題して講演した。鈴木弁護士は、安倍と前大阪市長・橋下が会談し、改憲を参院選の焦点とすることで合意したことを厳しく弾劾し、安倍が緊急事態条項の新設を改憲攻撃の突破口にしようとしていることを暴き、これとの対決を訴えた。また、「安倍政権が労働者にもたらしたのは非正規職化と貧困だけだ」と声を強めた。

 さらに、「国民連合政権」を唱える日本共産党を鋭く批判し、「共産党は急迫不正の主権侵害に対して安保5条で日米が共同対処すると言う。これが戦争法に反対し国会を取り巻いた何十万の人びとへの回答なのか」と怒りをたぎらせ、「労働者には国境も領土もない。戦争をする自国の政府を労働者が倒すことこそ、最も現実的な戦争阻止の道だ。新しい労働者の党をつくるため参院選に立つ。労働者が団結し資本家の支配を打ち倒そう」と訴えた。

 動労水戸の池田学執行委員がライフサイクル配転阻止のストについて報告した。東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の吉本伸幸書記長は「春闘を打ち抜き参院選へ! 鈴コン分会と合同・一般労組全国協は最先頭に立つ」と表明。全学連の斎藤郁真委員長は「労働者階級の立場に立ちきってこそ学生の未来もある。新しい労働者の党をつくることに責任を取る」と決意を語った。

 集会をまとめた東京中部労組交流センターの星野勝紀さんは「参院選で職場・地域に拠点をつくろう」と呼びかけた。

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