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あるだろう!あるだろう!・・・・俺には関係ない話か?

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Facebookの「いいね!」大量生産するダッカのクリック工場

木村 正人 | 在英国際ジャーナリスト

 
ソーシャルメディアのFacebook、Twitterや大手動画投稿サイトのYouTubeは新作音楽や映画、新商品のプロモーションに欠かせないツールだ。8月5日夜に放映された英民放チャンネル4の調査報道番組『Dispatches』は、Facebookの「いいね!」、Twitterのフォロワー、YouTubeのビューを大量生産する「ヤミ工場」に切り込んだ。
中国を拠点に「いいね!」やフォロワーを増やすサクラ集団の存在が日本でもクローズアップされているが、今回、調査報道の対象になったのは、縫製工場の崩壊事故で1千人以上が犠牲になったバングラデシュのダッカにあるクリック工場。オーナーは「Facebookの王様」と呼ばれていた。
ビルの一室で10数人の若者がパソコンの画面を見ながら、アカウントを使い分け、ひたすらクリックを続ける。ある若者は1千のアカウントを持っていると打ち明けた。この工場ではFacebookのいいね!は1千人分で15ドル、YouTubeは1千ビューで3ドルだ。3~4時間もすれば、いいね!が1千人分増えている。
バングラデシュの若者は1日3交代で24時間、Facebookのいいね!やTwitterのフォロワーを増殖させている。国民1人当たりの月収は約60ドル。クリック工場はバングラデシュでは割のいいビジネスなのだ。
昨年の米大統領選。共和党の大統領候補ミット・ロムニー氏が1日でTwitterのフォロワーを11万6千人も増やしたことから、フォロワーの15%が買われていた疑いがあると報じられた。
YouTubeからスターダムにのし上がったカナダの人気歌手ジャスティン・ビーバー。Twitterのフォロワーは米国のミュージシャン、レディー・ガガを追い越し、現在4200万人。しかし、その約半数はニセ・アカウントだという疑惑がささやかれている。
こうした疑惑は大手飲料メーカー、ペプシやドイツの自動車メーカー、メルセデス・ベンツ、高級ブランドのルイ・ヴィトン、政治家ではロムニー氏のほか、ロシアのメドベージェフ前大統領にも向けられている。
また、英国では業者が間に入ってTwitterでセレブ(芸能人や有名スポーツ選手)たちに新商品についてつぶやかせるビシネスまで登場。広告まがいのつぶやき防止策として、Twitterは「♯ad」のハッシュタグを入れるよう利用者に呼びかけている。
Facebookのいいね!は1日45億回(昨年より67%増)のペースで増えている。このうち何%がバングラデシュや中国のクリック工場で生み出されているのかは、誰にもわからない。
(おわり)

8・15労働者・市民のつどいに来てください!

[転載]映画館上映拒否。独立系も!「朝日のあたる家」

[転載]映画シーン「浜岡が山岡原発に」

福島の子供たちと富士山のふもとで夏休み

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(婦人民主クラブ全国協議会機関誌より抜粋)

外注化ニュース・・・動労千葉を支援する会

<汚染水>1日300トン流出 資源エネルギー庁試算

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        <汚染水>1日300トン流出 資源エネルギー庁試算

<汚染水>1日300トン流出 資源エネルギー庁試算

毎日新聞 8月7日(水)21時0分配信
福島第1原発の汚染水流出のしくみ(断面図)
 

<汚染水>1日300トン流出 資源エネルギー庁試算

 
 福島第1原発から海洋に流出している汚染水が少なくとも1日300トン(ドラム缶1500本分)に上るとした初の試算。公表した経済産業省資源エネルギー庁は7日、港湾内の放射性物質濃度に目立った変化はないとして「外部の海洋に大きな汚染は見られない」としたが、2年前の事故直後から漏れていた可能性を「否定できない」として、事態の深刻さを認めた。

 試算によると、1~4号機周辺に地下水は1日1000トン流れ込み、このうち400トンが破損した原子炉建屋に流入している。残りの600トンのうち300トンは、護岸付近の地中にあるトレンチ(配管などが通る地下トンネル)から内部に残る高濃度汚染水が何らかの原因で外部に漏れ、地下水が接触して汚染、流出していると分析している。ただし、エネ庁は「東電が実施している水ガラス(水あめ状の薬剤)による地盤改良工事が完了すれば、海に漏れる汚染水は1日60トンまで減少できる」と見積もる。主な放射性物質は、トリチウム(三重水素)とストロンチウム90とみられる。

 試算の根拠について、エネ庁は「東電が護岸3カ所で各1日100トンの地下水をくみ上げると海洋流出は防げるとしているため」とあいまいだ。残る300トンの行方は不明で「最悪の場合、汚染水として海へ流出していることは否定できない」としている。

 一方、東電は7日、流出対策として準備を進めていた、護岸付近での地下水のくみ上げを9日から始めると発表した。くみ上げ量は、地盤改良工事が終わる来年9月までに約4万トンに上る。地上タンクで保管しなければならないが、タンクは既に飽和状態で、汚染水の保管計画への影響は必至だ。政府と東電が6月に公表した、1~3号機の溶けた核燃料の取り出し開始目標を前倒しし2020年度上半期までとした廃炉工程表への影響も懸念されるが、「現時点では(廃炉とは)別の工事と見ている」と否定した。【鳥井真平、野田武】
 
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墜落ヘリ同種機に放射性物質 06年米軍HP明記

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墜落ヘリ同種機に放射性物質 06年米軍HP明記

沖縄タイムス 8月7日(水)10時4分配信
 米軍キャンプ・ハンセンに5日墜落したHH60救難ヘリコプターの同種機の部品に、放射性物質のストロンチウム90が使われていた。現在閉鎖されている米空軍のホームページに、2006年時点で明記されていた。04年の沖国大ヘリ墜落事故でも同じ物質が焼失し、住民の健康不安を招いている。事故機に使われていたかは不明だが、宜野座村は6日、現場近くのダムで放射性物質の有無も調査した。
 事故機はHH60ペイブホーク。米空軍ライトパターソン基地(オハイオ州)のホームページにあった「航空機放射性物質データベース」には、同種のH60ブラックホークの主回転翼に、ストロンチウム90が使われていると記載されていた。飛行中の回転翼のひび割れを調べるセンサー用で、量は不明。嘉手納基地報道部は6日時点で事故機にストロンチウム90が使われていたかは明らかにしていない。
 本紙は06年、ホームページを基に米軍に取材し、劣化ウランなど多くの放射性物質が米軍機に使われていたことを報じた。
 ストロンチウム90は半減期が約29年。体内に入ると骨に蓄積、放射線を出し続けて骨のがんや白血病などの原因になるとされる。
 沖国大の事故では、墜落したCH53Dに使われていたストロンチウム90の一部約1850万ベクレルが燃えたが、米軍は「放射能汚染はない」と主張した。
 当時、事故を調査した京都大原子炉実験所の小出裕章助教は「沖国大事故のように機体が激しく燃えていれば、環境中にまき散らされている。現場写真を見る限り、周辺の森林に付着している可能性が高いのではないか」と指摘。「ストロンチウム90は水溶性であり、万が一水を介して人体に入れば一生消えない。ダムの水は定期的に調査すべきだ」と話した。
 一方、原子力規制委員会のホームページで公開している沖縄本島3カ所の空間線量測定結果では、米軍ヘリ墜落後の5日午後5時から6日午後7時までの数値に、日ごろに比べて目立った変化はない。
 名護市の北部福祉保健所では0・026~0・027マイクロシーベルト、うるま市の原子力艦放射能調査施設では0・020~0・021マイクロシーベルト、那覇市の県庁では0・045~0・046マイクロシーベルトだった。
 
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報告:8・5集会「原発の再稼働・輸出に抗する-反核、反差別、反格差の立場から」

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報告:8・5集会「原発の再稼働・輸出に抗する-反核、反差別、反格差の立場から」

8月5日(月)日比谷図書文化館において、「原発の再稼働・輸出に抗する-反核、反差別、反格差の立場から~原発体制に抗する反植民地主義の闘いを地域社会から!~」と題する集会が開催されました。主催はNNAA-J(No Nukes Asia Actions-Japan)で、全体で約30人が参加。主なプログラムは、次の通りです。
①スライド上映「日立就職差別闘争」、②朴鐘碩さん(写真上・日立就職差別裁判元原告)の報告「日立の企業内植民地主義の実態を語る」、③崔勝久さん(NNAA事務局長)の問題提起「多文化強制は植民地主義イデオロギーか否か」、④佐藤和之(佼成学園教職員組合)のコメント、⑤岩崎稔教授(東京外語大)のコメント、⑥質疑討論。
朴鐘碩さんの報告要旨は次の通りです。:原発事故の責任が問われているのは、東京電力だけではない。原発メーカーの社会的・道義的責任も、問われるべきではないのか。私が勤務する日立は、「より安全な原子力を世界に」といい、リトアニアに原発輸出をしようとしている。三菱・東芝もインド、べトナム、中東、東欧に輸出する計画だ。事故現場では、末端の下請会社の原発労働者が被曝しながら収束工事に携わっている。日立・東芝は、この工事でも莫大な利益を得ている。
日立の労働者は、資本の論理に従い、黙って上司から課せられたノルマを遂行するだけ。「原発事故」について語ることはタブーとなって、誰もが口を閉ざす。民主主義が存在しない企業社会で組合役員選挙が実施される。普段組合活動に関心もない、所信表明もなく、ものを言わない組合員が立候補させられている。職場と候補者名だけが掲示され、候補者は、経営者(幹部)に原発事故の責任は問わない。
労使一体で労働者に自由にものを言わせない日立製作所の閉鎖的な企業体質と原発輸出は深くつながっている。私は、会長・社長に抗議文・要望書を提出し、原発メ-カとしての社会・倫理的責任、被曝避難者への謝罪、原発事業からの撤退、原発輸出中止、自然エネルギ-開発への予算化を要求した。
日立は世界の主要都市に合弁工場、営業所、関連会社があり、約3万人の所員がいる。関連会社は、千社を超えて総従業員数は35万人。家族を含めると日本の人口の約1%に相当する。原発メ-カで働く労働者は、事故後、原発を製造・輸出に疑問を感じても、おかしいと感じても、業務に追われて、自分の将来を考えて沈黙する。でも、人間らしく生きるためには間違っていてもいいから「おかしいことはおかしい」と言う勇気と決断が大切だ。小さな怒りの声が歴史を切り開く。
40年前、日立就職差別裁判が起こったとき、労働者の人権を求める日立労組幹部、労働者の多くは見て見ぬふりをして沈黙した。これは戦後、(日本人)労働者・組合の戦争責任が問われなかった問題と深く繋がっている。私は、定年まで日立製作所に勤めたが、そこで解ったことの一つは、「労働者にものを言わせない労働環境は、差別を助長し排外主義を強化する。おかしいことはおかしいとものを言う他者(異端者)あるいは外国籍住民を抑圧することは自らが抑圧されている」ということだ。私は、労働者にものを言わせない、沈黙させることは「企業内植民地」であると理解している。
ものが言えない正規労働者、雇用の調整弁として、低賃金で働く非正規・派遣・外国人の労働市場は、経団連・大企業資本にとって「広大な植民地」と言える。しかし「脱・反植民地化は、個々人の生き方の問題である」と思う。私(たち)は、植民地なき国内植民地・企業内植民地で生きている。戦後の原発体制は、植民地主義に繋がった。その意味で(民族)差別を糾弾し日本の戦争責任を求めた日立闘争は、植民地主義との闘いだったのだ。
日立・東芝などでエンジニア・労働者を抑圧・解雇する手段として「追い出し部屋」が新たな問題となっている。労働者は孤立し、厳しい状況に置かれている。原発事故で見られるように不祥事が起きても経営者責任よりも労働者一人ひとりの「自己責任」が問われるような雰囲気が漂っている。
事故の反省もなく平気で原発を輸出する日立の植民地的経営、黙って働く労働者、排外主義は深く�壓がっている。労働者に沈黙を強いる植民地的経営は、安全・人権よりも効率と利益を優先させた原発体制を確立し、水俣病など を起こした公害企業が地元住民に犠牲を強いたように、原発輸出は相手国の人々への差別・弾圧・犠牲を押し付けるものだ。
企業社会は、何でも言える「言論の自由」が保障されていないから、原発事故はじめ企業の不祥事・談合・偽装のような犯罪があっても、経営のあり方を批判する労働者はいない。経営者の哲学を気楽に批判できるような、開かれた風土、風通しの良い企業文化は企業社会に存在しない。敗戦から70年近くなるが、労働者が抑圧的な状況に置かれ、ものが言えない、上意下達の企業社会は、民主主義が育たない。労使で育てないようにしている。今こそ、私たちは現在の植民地主義と闘わなければならない。
以上が報告要旨ですが、続いて崔勝久さんの問題提起がありました。そのレジュメは、次のURLでご覧になれます。: http://oklos-che.blogspot.jp/2013/08/blog-post_5.html
また、2人のコメント要旨は次の記事にあります。:
http://blogs.yahoo.co.jp/tocka_jikkoi/64586056.html
http://oklos-che.blogspot.jp/2013/08/blog-post_6.html
質疑討論も活発になされ、侵略の歴史認識の問題、原発関連の多国籍企業連合、国民国家とコロニアリズムなどが論点となりました。日立闘争を直接知らない大学生・留学生の参加も多く、全体として内容豊かな集会となりました。なお、NNAAは原子炉メーカーに対する裁判闘争(「原発モンスター訴訟」)を組織する予定です。
http://ermite.just-size.net/nnaa/saiban.html
報告:佐藤和之(佼成学園教職員組合)

南米、労働運動が高まる...8か月間に4か国でゼネスト

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南米、労働運動が高まる...8か月間に4か国でゼネスト

南米労働者、増加した富の配分を要求

チョン・ウニ記者 2013.08.06 19:34
南米労働運動の浮上が注目されている。チリ、アルゼンチン、ブラジル、エクアドルの南米4か国で、この8か月間でゼネストが起き、南米労働運動の新しい出現を知らせている。
8月6日、ユンゲヴェルトは「抵抗のための力」という題名で、南米に世紀的な転換期が到来したと伝えた。この記事では1994年にメキシコのチアパスでのサパティスタ蜂起から、土地なし農民と先住民共同体運動が南米のあちこちで組織されたが、労働運動は新自由主義に対する抵抗が弱かったが、今また労働運動は政治の舞台に復帰していると報道した。

▲7月11日、ゼネストを行い道路を占拠してデモをするブラジルの労働者[出処:http://www.argentinaindependent.com/画面キャプチャー]
ユンゲヴェルトによれば、8か月の間に4か国でゼネストが行われた。
アルゼンチンでは、昨年11月20日の労働者ストライキで、ブエノスアイレスで新聞の発行が中断した。公共輸送労働者たちは地下鉄を止め、清掃労働者たちはゴミの回収を拒否した。労働者たちはまた、主要高速道路でタイヤを燃やし道路を封鎖した。高速道路だけでなく、ストライキ労働者たちは主な道路を遮断、デモをした。労働者たちは当時、ゼネストで蔓延しているインフレによる年金の引き上げと所得税の値上げに反対した。
ゼネストはアルゼンチンの2つのナショナルセンターであるCGTとCTAが主導した。彼らは中道派の与党に反対する野党圏だ。アルゼンチンの伝統的な左派はこの数年で5つの異なる組織に分裂した。しかしCGTとCTAにはフェルナンデス大統領を支持する政派もある。
労働組合の指導部はすべて大統領と同じペロン主義に属し、政派はさまざまだ。アルゼンチンでは10月27日の総選挙に立候補する政党と候補者を選出する予備選挙が8月11日に実施される。CGTの代表者であるウゴ・モイアーノ(Hugo Moyano)は 2001年の危機の後、ペロン主義政権の支持者だったが、権力闘争の後に「文化、教育と労働のために」という新政党を立ち上げた。
ゼネストの時、官僚主義に反対する人々のために、あまりペロン主義を支持しない労働運動の代表者たちは街に出ていった。彼らは左派と労働運動陣営と共に選挙に立候補する方針だ。
ボリビアでは5月に15日間の大々的なゼネストが起きた。学校、病院も門を閉め、労働者たちは全国40余の都市で主な道路を封鎖した。工場と鉱山も閉鎖した。主要労働組合のCOBはサンチェス・デ・ロサダ前大統領の年金制度に反対するために今回のストライキを組織した。これは社会主義を指向する政府と労働組合運動の間に起きた初の対立だ。
初めての先住民大統領として選出されたエボ・モラレス大統領は、労働者階層から最も多くの票を得た。しかしCOBは政府からの独立性を維持するために3月に「労働者党(PT)」を創党した。PTにはボリビアで最大のウアヌニ(Huanuni) 鉱山の労働者たちが大挙参加した。

労働者、左派政府と衝突… 富の増加にさらに多くの配分を要求するため

チリでは7月11日にはピノチェト没落後、最大のゼネストが発生し、全国をマヒさせた。ナショナルセンターのCUTは右派のピニェラ政府に反対し、今回のストを組織した。しかしこの数年間、無償教育のために闘争している多くの中高生と大学生も、ストライキに参加した。学生たちは学校と大学を占拠し、警察と対峙した。労働者たちは通りにバリケードを作り封鎖した。合計15万人以上が路上でピノチェト独裁の遺産である新自由主義体制に反対して、デモをした。
ブラジルでは7月11日、ナショナルセンターのCUTがゼネストを行った。すでに数週間で数百万の人々が路上でデモをした後だった。デモ隊は交通費の値上げに反対していたが、すぐに警察の暴力、政治の腐敗とワールドカップやオリンピックに対する過剰予算執行に反対し、デモは全国に広がった。
CUTはデモ隊と同じように、公共交通への投資と交通費料金の値下げを要求したが、年金削減、劣悪な労働条件の問題も提起した。先月のストライキに続き、30日にもゼネストが行われる予定だ。
ユンゲヴェルトはこの10年間、チリとメキシコを除く南米のほぼすべての国家で左派政府が成立し、「裏庭」に対する米国のヘゲモニーを揺さぶったと指摘した。深刻な貧困は、社会福祉プログラムを通じて明確に減少し、特に食料品と天然資源の輸出の拡大で、分配プロジェクトを支援したと伝えた。しかし、左派政権は労働組合と労働運動と衝突し始めた。労働者たちは経済成長により増加した富に対し、より多くの配分を要求しているためだと分析した。

再稼働阻止・全原発廃炉へ8・5ヒロシマ世界大会開く

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再稼働阻止・全原発廃炉へ8・5ヒロシマ世界大会開く

 8月5日午後3時から広島市中区のアステールプラザ中ホールで、「再稼働阻止・全原発廃炉・ヒロシマ世界大会」が、「すべての原発いますぐなくそう!全国会議」(NAZEN)と、「被爆68周年8・6ヒロシマ大行動実行委員会」の共催で開かれた。全世界から核と原発に反対して闘っている労働者民衆650人が結集し、画歴史的な集会となった。
 第一部は「ヒロシマ・ナガサキ・フクシマから」と題して、ヒロシマから被爆二世で8・6ヒロシマ大行動共同代表の中島健さんが、ナガサキからNAZENナガサキの城臺美彌子さんが、フクシマから3・11反原発福島行動メモリアルデー・ふくしま共同診療所運営委員の椎名千恵子さんがそれぞれ発言した。

 第二部は「再稼働阻止・全原発廃炉へ闘う現地から」と題して、四国電力の伊方原発を抱える愛媛県で労働組合として原発反対を闘っている愛媛県職労副委員長の中村圭司さんと、建設中の大間原発を阻止し続けている青森県の大間現地から小笠原厚子さんが発言。小笠原さんは、実母の故熊谷あさ子さんが大間原発建設をたった一人になりながらも40年間にわたり阻止し続けてきた闘いを引き継いで、原発敷地に隣接した「あさこはうす」を守り抜いて闘い続けている。「母の遺志を引き継ぎこれからもがんばっていきます」と熱烈に訴えた。これに応えて会場は鳴り止まない拍手に包まれた。
 第三部はNAZEN事務局長の織田陽介さんによる基調報告だ。織田さんは、参議院選挙での山本太郎さんの勝利に向けともに闘った経験を踏まえ、その勝利の総括を全面的に提起した。
 カンパアピールをはさんで、第四部は集会のメーンとなる国際連帯だ。
 最初はアメリカから著名な社会派反戦シンガーのデビッド・ロビックスさんが登場。ロビックスさんは、原爆に対する悲しみと怒りを歌った「ヒロシマ」や反原発の歌など3曲を披露した。
 続いて、ドイツからゴアレーベン核廃棄物処分場反対闘争をともに闘っているドイツの青年が登壇し、ゴアレーベンの闘いと並んでドイツのグローンデ原発反対闘争が道路を封鎖する実力闘争として闘われていることを写真を投影しながら説明した。「ドイツ人は原子力ムラはどこにでもある、国際連帯は非常に重要だと思っている」と強調し、「団結ガンバロー」でしめくっくった。
 さらに、韓国から急遽参加した投機資本監視センター共同代表のイデスン弁護士とホンソンジュンさんが登壇し、イデスンさんがアピールを行った。「民衆の敵は相手国の民衆ではありません。民衆の敵は帝国主義者どもです」と国境を越えた団結の意義を強調、最後に排外主義の強まりに対して「韓国と日本の民衆は帝国主義者の巧妙な分裂策を果敢に粉砕し連帯しなければなりません」と、国際連帯を訴えた。
 そして「国際連帯の島・沖縄」から全世界の労働者へと題して沖縄北部合同労組委員長の富田晋さんが、沖縄の闘いとヒロシマの被爆者の闘いが一体であり、国境を越えた闘いが労働運動を基軸に重要なことを訴えた。
 第五部は、「被曝労働阻止・全原発廃炉へ闘う労働運動から」と題して、元原発労働者で元全日本運輸一般労働組合原子力発電所分会長の斉藤征二さんの報告、動労水戸委員長の石井真一さんから被曝労働阻止のストライキ報告、国労郡山工場支部の橋本光一さんによるJR郡山工場で開始された被曝労働拒否の闘いの報告、動労千葉執行委員の川崎昌浩さんによる新自由主義を打ち破り階級的労働運動を進める動労千葉の闘いの報告が次々に行われた。

 圧巻は、被爆車両K544を巡る被曝労働拒否の闘いが動労水戸から国労郡山工場支部に引き継がれて闘われていることが明らかになったことだ。ここに全原発廃炉の力強い展望を見いだすことができる。動労千葉からは9・25反動判決阻止に向け9・15労働者集会への結集が訴えられた。
 最後に閉会のあいさつを、NAZENよびかけ人で弁護士の鈴木達夫さんが行った。鈴木さんは、この集会がNAZENの第3回大会としてかちとられていることを確認し、NAZENの闘いの方向性として、①内部被曝との闘いの重要性・死活性と、②市民運動と労働者階級の闘いを結合することが全原発を廃炉に追い込むカギだと訴えた。
 団結ガンバローをNAZEN品川共同代表の奈良雅夫さんが行い、翌日早朝からの闘いへの結集を誓い合って、画期的な集会を終えた。(KN)

[転載]オリバー・ストーン「安倍の言うことは信じることができない」 原水禁2013

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さんが椛澤洋平さんの写真をシェアしました。
8月6日に広島で行なわれた映画監督オリバー・ストーン氏の講演が素晴らしいです。


今日ここにこられてうれしい。初めて広島に来たが、この2、3日、特に皆さんも出席されたと思うが今朝の(原爆記念)公園での式典を見て強く心動かされた。よくできた式典だった。日本人の良心を証明するような式だった。

すばらしい記念式典は「日本人」の性質をよく表していたと思う。しかし、今日そこには多くの「偽善」もあった。「平和」そして「核廃絶」のような言葉が安倍首相らの口から出た。でも私は安倍氏の言葉を信じていない。

第二次大戦で敗戦した2つの主要国家はドイツと日本だった。両者を並べて比べてみよう。ドイツは国家がしてしまった事を反省し、検証し、罪悪感を感じ、謝罪し、そしてより重要な事に、その後のヨーロッパで平和のための道徳的なリーダーシップをとった。

ドイツは、60年代70年代を通してヨーロッパで本当に大きな道徳的な力となった。平和のためのロビー活動を行ない、常に反原子力であり、アメリカが望むようなレベルに自国の軍事力を引き上げることを拒否し続けてきた。

2003年、アメリカがイラク戦争を始めようというとき、ドイツのシュローダー首相は、フランス、ロシアとともにアメリカのブッシュ大統領に“No”と言ったのだ。しかし、第二次大戦以来私が見た日本は、偉大な文化、映画文化、そして音楽、食文化の日本だった。

しかし、私が日本について見る事の出来なかったものがひとつある。それは、ただのひとりの政治家も、ひとりの首相も、高邁な道徳や平和のために立ち上がった人がいなかったことだ。いやひとりいた。それは最近オバマ大統領の沖縄政策に反対してオバマにやめさせられた人だ。

みなさんに聞きたいのは、どうして、ともにひどい経験をしたドイツが今でも平和維持に大きな力を発揮しているのに、日本は、アメリカの衛星国家としてカモにされているのかということだ。あなた方には強い経済もあり、良質な労働力もある。なのになぜ立ち上がろうとしない?

第二次大戦後、米国はソ連を巨大なモンスターにしたてあげた。中国はいまその途上にある。つまり米国の「唯一の超大国」の立場を脅かすもうひとつの超大国にしたてあげられようとしている。今は大変危険な状況にある。

オバマはヘビのような人間だ。ソフトに語りかける。しかしオバマは無慈悲な人間だ。台湾に120億ドルもの武器を台湾に売り、日本にスティルス戦闘機を売る。日本は世界第4位の軍事大国になっている。それを「自衛隊」と呼ぶのはかまわないが世界4位の軍事大国だ。

日本より軍事費が多いのは米国、英国、中国だけだ。日本をそういうふうにした共犯者はアメリカにほかならない。日本は米国の武器の最大の得意客なだけでなく、アメリカの行なったクウェートやイラクでの戦争の戦費の支払をしてくれた。

よく聞いてほしい、アメリカは、こんなことを言いたくはないが、いじめっ子なのだ。日本が今直面している恐ろしい龍は中国ではなく、アメリカだ。4日まえ、私は韓国の済州島にいた。韓国は上海から400Kmのその場所に最大の海軍基地を作っている。

韓国は済州島の世界自然遺産の珊瑚礁を破壊して巨大な海軍基地を作っている。そこは、中国に対しては沖縄よりも前線に位置する。その軍港には世界最大であらゆる核兵器を搭載する空母ジョージワシントンが停泊できる。そこから出て行って中国のシーレーンを制圧するのだ。

今年、戦争がアジアに戻ってきた。オバマと安倍は相思相愛だ。安倍はオバマが何を欲しがっているか知っている。なかでも尖閣諸島について、私にはコメントしようがない。あんなものを巡って戦う気が知れないが、それなのに戦う価値があるように言われている。

いま皆さんは核兵器廃絶が大切だとお思いだろう。しかしこのポーカーゲーム(危険な賭け事)はアメリカ主導で軍が展開して急速に進んでいる。アメリカは世界の73%の武器を製造しては売りさばいている。それには無人攻撃機、サイバー兵器、宇宙戦争用の武器も含まれる。

核兵器などは、アメリカが戦争に使う兵器のごく一部でしかない。米国は世界の歴史上最強最大の軍事国家なのだ。どう思いますか、みなさん。これに対して怒りを感じてほしいです。私が怒っているのと同じように、皆さんにも怒ってほしいのです。

米国は「唯一の大国」であろうとするために脅威を増大させ、世界中にアメをなめさせ、無実の人を刑務所に入れ、消し、ファイルを秘匿し、盗聴し、永遠の監視国家たろうとしている。ご存知かどうかわからないがジョージ・オーウェルがこのことをうまくいいあらわした。

これが今世界に起っている事だ。日本は、悪事に加担している。もう一度言おう。ベトナム戦争の後、みなさんは戦争のあぶなさにを知って、これがアジアで最後の大きな戦争になると思ったはずだ。でも、もう一度戦争がある。

ここでみなさんにはドイツがヨーロッパでしたように、立ち上がって反対の声を上げてほしい。日本はかつて敗戦し広島長崎そのたでひどい目にあった。その悲しみを糧にして強くなり、繰り返し戦争を起こして日本と世界に痛みを与えてきたバカ者どもと戦ってほしいのです。

オリバー・ストーン「安倍の言うことは信じることができない」 原水禁2013
http://t.co/xraHaWd5zj
8月6日に広島で行なわれた映画監督オリバー・ストーン氏の講演が素晴らしいです。


今日ここにこられてうれしい。初めて広島に来たが、この2、3日、特に皆さんも出席されたと思うが今朝の(原爆記念)公園での式典を見て強く心動かされた。よくできた式典だった。日本人の良心を証明するような式だった。

...すばらしい記念式典は「日本人」の性質をよく表していたと思う。しかし、今日そこには多くの「偽善」もあった。「平和」そして「核廃絶」のような言葉が安倍首相らの口から出た。でも私は安倍氏の言葉を信じていない。

第二次大戦で敗戦した2つの主要国家はドイツと日本だった。両者を並べて比べてみよう。ドイツは国家がしてしまった事を反省し、検証し、罪悪感を感じ、謝罪し、そしてより重要な事に、その後のヨーロッパで平和のための道徳的なリーダーシップをとった。

ドイツは、60年代70年代を通してヨーロッパで本当に大きな道徳的な力となった。平和のためのロビー活動を行ない、常に反原子力であり、アメリカが望むようなレベルに自国の軍事力を引き上げることを拒否し続けてきた。

2003年、アメリカがイラク戦争を始めようというとき、ドイツのシュローダー首相は、フランス、ロシアとともにアメリカのブッシュ大統領に“No”と言ったのだ。しかし、第二次大戦以来私が見た日本は、偉大な文化、映画文化、そして音楽、食文化の日本だった。

しかし、私が日本について見る事の出来なかったものがひとつある。それは、ただのひとりの政治家も、ひとりの首相も、高邁な道徳や平和のために立ち上がった人がいなかったことだ。いやひとりいた。それは最近オバマ大統領の沖縄政策に反対してオバマにやめさせられた人だ。

みなさんに聞きたいのは、どうして、ともにひどい経験をしたドイツが今でも平和維持に大きな力を発揮しているのに、日本は、アメリカの衛星国家としてカモにされているのかということだ。あなた方には強い経済もあり、良質な労働力もある。なのになぜ立ち上がろうとしない?

第二次大戦後、米国はソ連を巨大なモンスターにしたてあげた。中国はいまその途上にある。つまり米国の「唯一の超大国」の立場を脅かすもうひとつの超大国にしたてあげられようとしている。今は大変危険な状況にある。

オバマはヘビのような人間だ。ソフトに語りかける。しかしオバマは無慈悲な人間だ。台湾に120億ドルもの武器を台湾に売り、日本にスティルス戦闘機を売る。日本は世界第4位の軍事大国になっている。それを「自衛隊」と呼ぶのはかまわないが世界4位の軍事大国だ。

日本より軍事費が多いのは米国、英国、中国だけだ。日本をそういうふうにした共犯者はアメリカにほかならない。日本は米国の武器の最大の得意客なだけでなく、アメリカの行なったクウェートやイラクでの戦争の戦費の支払をしてくれた。

よく聞いてほしい、アメリカは、こんなことを言いたくはないが、いじめっ子なのだ。日本が今直面している恐ろしい龍は中国ではなく、アメリカだ。4日まえ、私は韓国の済州島にいた。韓国は上海から400Kmのその場所に最大の海軍基地を作っている。

韓国は済州島の世界自然遺産の珊瑚礁を破壊して巨大な海軍基地を作っている。そこは、中国に対しては沖縄よりも前線に位置する。その軍港には世界最大であらゆる核兵器を搭載する空母ジョージワシントンが停泊できる。そこから出て行って中国のシーレーンを制圧するのだ。

今年、戦争がアジアに戻ってきた。オバマと安倍は相思相愛だ。安倍はオバマが何を欲しがっているか知っている。なかでも尖閣諸島について、私にはコメントしようがない。あんなものを巡って戦う気が知れないが、それなのに戦う価値があるように言われている。

いま皆さんは核兵器廃絶が大切だとお思いだろう。しかしこのポーカーゲーム(危険な賭け事)はアメリカ主導で軍が展開して急速に進んでいる。アメリカは世界の73%の武器を製造しては売りさばいている。それには無人攻撃機、サイバー兵器、宇宙戦争用の武器も含まれる。

核兵器などは、アメリカが戦争に使う兵器のごく一部でしかない。米国は世界の歴史上最強最大の軍事国家なのだ。どう思いますか、みなさん。これに対して怒りを感じてほしいです。私が怒っているのと同じように、皆さんにも怒ってほしいのです。

米国は「唯一の大国」であろうとするために脅威を増大させ、世界中にアメをなめさせ、無実の人を刑務所に入れ、消し、ファイルを秘匿し、盗聴し、永遠の監視国家たろうとしている。ご存知かどうかわからないがジョージ・オーウェルがこのことをうまくいいあらわした。

これが今世界に起っている事だ。日本は、悪事に加担している。もう一度言おう。ベトナム戦争の後、みなさんは戦争のあぶなさにを知って、これがアジアで最後の大きな戦争になると思ったはずだ。でも、もう一度戦争がある。

ここでみなさんにはドイツがヨーロッパでしたように、立ち上がって反対の声を上げてほしい。日本はかつて敗戦し広島長崎そのたでひどい目にあった。その悲しみを糧にして強くなり、繰り返し戦争を起こして日本と世界に痛みを与えてきたバカ者どもと戦ってほしいのです。

オリバー・ストーン「安倍の言うことは信じることができない」 原水禁2013
http://t.co/xraHaWd5zj

転載元: 玉井金五郎の独り言

8・6記念式典 怒りのコールが安倍を射抜く!デモで中国電力弾劾!

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8・6記念式典 怒りのコールが安倍を射抜く

 8月6日早朝、「被爆68周年 8・6ヒロシマ大行動実行委員会」が呼びかけた集会とデモで、全国、全世界の怒りが安倍と中国電力にたたきつけられた。
 「安倍首相の式典出席弾劾!」「松井市長は恥を知れ!」。平和公園での記念式典で、式台に歩み寄ろうとした安倍を怒りのシュプレヒコールが射抜いた。原発の再稼働と輸出を強行しようとする安倍、「原爆と原発は別」と言い放ち、安倍を式典に引き入れた広島市長。ヒロシマとフクシマ、反核と反原発の闘いを分断し、踏みにじることなど許さない。

 原爆ドーム前から繰り出したデモ隊は、式典会場の対岸いっぱいに陣取り、繰り返し安倍に弾劾のコールを浴びせた。公園内にはうなずきながら静かに見守る人もいた。
 一転、リズミカルな太鼓の音が響きわたった。平和大通りからは中国電力に向けたデモだ。「島根原発の再稼働をするな!」「上関に原発を造るな!」。路面電車からも車からも市民の熱い注目が集まる。中電ビルを一周したデモ隊は正面玄関前の歩道を埋め、シュプレヒコールをあげた。その数と迫力に警察権力はなすすべもない。大行動共同代表の大江照巳さん(動労西日本委員長)が中電への申し入れ書を読み上げた。すぐそばで情宣をしていた福島県浪江町・希望の牧場代表の吉沢正巳さんも合流し、電力資本を弾劾した。核と原発は同じ、被爆と被曝への怒りは一つだ。安倍と松井市長の目論見は完全にうち砕かれた。
 デモに先立ち、原爆ドーム前で「8・6ヒロシマ・アピール集会」が開催された。アメリカのの社会派反戦シンガー、デビット・ロビックスさんが労働歌を2曲熱唱している間にも参加者が続々と集まり、950人に膨れ上がった。安倍政権への怒り、闘う決意が緊張感とともに高まる中で、広島連帯ユニオンの宮原亮さんが開会を宣言。15歳の時、広島で被爆した反戦被爆者の会の下田禮子さんがマイクを握り、核のない平和な社会をつくるために行動しようと訴えた。福島診療所建設委員会の渡辺馨さんは、「ヒロシマ、ナガサキ、ビキニは進行中の問題。決定的なのは内部被曝、低線量被曝だ」とし、福島の仲間と動労水戸による被曝労働との闘いに希望と展望があると力を込めた。
 ドイツからはゴアレーベン核燃料廃棄物中間貯蔵場反対闘争をともに闘う青年が「すべての原発を止めろ!」とアピール。広大自治会選挙で委員長に信任された百武拓さんが「大学を支配する原子力ムラの資本家たちを追放する自治会をついに建設した」と報告すると、大きな拍手と歓声が起こった。日米安保同盟のもと改憲と戦争に突き進む安倍政権に対して、沖縄から怒りがたたきつけられた。沖縄北部合同労組委員長の富田晋さんは、前日夕方キャンプ・ハンセンで起きた米軍ヘリの墜落事故を満身で弾劾し、「全国の力で基地建設の息の根を止める」と宣言した。

 元全日本運輸一般労組関西地区生コン支部原子力発電所分会長の斉藤征二さんは、「ふくしま診療所を大きくして内部被曝を明らかにしよう。労働組合がみなさんと大同団結して社会を変えていこう」と呼びかけた。発言の最後に、青森で大間原発建設と闘う小笠原厚子さんが、「子どもたちの将来を命をかけて守る」と決意を述べた。
 被爆者青年同盟委員長の一貫田康博さんが読み上げる「被爆68周年8・6ヒロシマ・アピール」が、平和公園一帯に響きわたった。「もうだまされない、条件闘争では命は守れない、絶対反対で闘う――そういう100万人の人びとがデモに立ち上がるような情勢が始まったのです」「核や原発、そして戦争を必要とする一握りの資本家、支配権力者に対する労働者民衆の国際的団結がつくられたとき、そのときこそ私たちは勝利します。今日、全世界が注目する8・6ヒロシマから全原発廃炉・核廃絶を訴え、100万人デモの実現へ新たな闘いを開始しましょう」

 アピールを拍手で採択するとまもなく8時15分に。一瞬にして15万人、その後30万人ともいわれる人びとの命が奪われたのだ。そして3・11福島原発事故。この現実に深く激しく憤り、彼ら彼女らの無念と怒りをともにして黙祷を行った。(TK)

 

「8・6ヒロシマ大行動大集会」が1250人の結集で大成功

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「8・6ヒロシマ大行動大集会」が1250人の結集で大成功

 被爆68周年8・6ヒロシマ大行動実行委員会主催による「8・6ヒロシマ大行動大集会」が8月6日午後、広島県立総合体育館小アリーナにおいて1250人の結集で行われ、その後の市内デモと合わせ、大成功をおさめた。前日の「再稼働阻止・全原発廃炉 ヒロシマ世界大会」と、当日早朝から行われたヒロシマ・アピール集会―安倍首相の式典出席抗議デモの高揚感がそのまま持ち込まれ、会場は集会開始前から早くも解放感と熱気でいっぱいだ。

 12時半、集会が始まった。まず、8・6ヒロシマ大行動共同代表でセイブ・ザ・イラクチルドレン広島代表の大江厚子さんが開会あいさつを行い、フクシマ切り捨ての攻撃と前日に発生した沖縄での米軍ヘリコプターの墜落事故に対して心の底から怒りを表明し、「本日の集会を成功させよう。デモを頑張ろう!」と元気あふれる声で呼びかけた。「ヒロシマの被爆者の訴え」に高陽第一診療所の患者団体である「ひまわり会」の山口元さん、被爆者で8・6ヒロシマ大行動共同代表の下田禮子さんが立った。高陽第一診療所の吉田良順医師に紹介されて発言した山口さんは自らの被爆の体験を語り「母、妹、祖父が亡くなった。皆さんとともに頑張る」と表明。下田さんは「山本太郎さんの勝利が光を与えてくれた。団結して行動して行きましょう」と語った。
 続いて基調報告だ。参加者の熱い視線と拍手の中、広島大学学生自治会を建設し、委員長に就任した百武拓さんが登壇した。百武さんは開口一番「私は被爆者の闘いを継承し、このヒロシマ闘争を学生が最先頭で闘うため、そして新自由主義に対する学生運動の大高揚をつくり出すために、広島大学に自治会を建設しました!」と若いエネルギーをはち切らせて報告。「これからも一人ひとりが闘いの先頭に立ち、職場・キャンパス・地域に拠点をつくりあげていく行動を巻き起こし、必ず社会をひっくり返す100万決起をつくり出しましょう」「8・6ヒロシマ闘争の爆発から、秋の反原発100万人決起をつくり出していきましょう。そして11月労働者集会に1万人の結集を実現しましょう!」と訴えた。学生運動の若きリーダーの鮮烈な登場は会場を感動で包み、全参加者の拍手と歓声が途切れることなく続いた。
 NAZENヒロシマの若いメンバーからのカンパアピールに続き、アメリカの著名な社会派反戦シンガーのデビット・ロビックスさんが「Hiroshima」という歌を熱唱した。続いてゴアレーベン核廃棄物処分場反対闘争をともに闘っているドイツの青年が登場。百武さんとNAZENヒロシマの青年労働者が、会場で寄せ書きした檄布を手渡した。ドイツの青年は溌剌(はつらつ)とした声で「ドイツと日本が腕を組んで一緒に闘いましょう」と会場に向かって呼びかけ、日本語で「ダンケツ、ガンバロウー!」と拳を突き上げた。
 フクシマとともに放射能から命を守る医療・保養・避難の取り組みを、福島の女性、ふくしま共同診療所医師の杉井吉彦さん、8・6ヒロシマ大行動共同代表でNPO法人よもぎのアトリエの室本けい子さんが報告した。福島の女性は「ふくしま共同診療所ができて本当にうれしい」、杉井さんは「長期にわたり福島の人とともに歩む。全国の支援と協力が必要」、室本さんは「フクシマとつながって保養をしていく」と思いを語った。
 安倍政権の原発再稼働、改憲攻撃と闘っている仲間が発言に立った。愛媛県職員労働組合委員長の宇都宮理さんは「政府は万全の準備はできていない。地方公務員の賃下げ攻撃にストライキで闘おうという機運が高まっている。伊方原発の再稼働を絶対に阻止する」と高らかに決意を表明。島根人類愛善会会長でNAZEN呼びかけ人の松浦武生さんは自民党改憲草案をつぶさに批判し、「日本を戦争のできる国にする改憲に反対しましょう。これからも反戦・反核・反原発で頑張りましょう」と呼びかけた。

 広島の青年労働者のアピールだ。最初に倉澤憲司さんへの「8・6処分」撤回闘争で団結を固めてきた広島の教育労働者3人が登場した。広教組組合員で被爆二世の平野綾子さんが8・6処分との闘いを報告。倉澤さんは「私は皆さんとの団結にかけてこれからも闘う」と固い決意を語った。さらに『広島県人事委員会と広島県教育委員会を弾劾する決議』を会場の拍手で採択した。続いて広島連帯ユニオン草津病院支部の3人の仲間が登場。女性労働者が「今日ここに立って、金もうけ優先の社会を変えていくことはできると確信した」と気概に満ちた発言。中山崇志委員長は「一致団結して皆さんとともに闘う」と決意を表明した。
 青年を先頭に明るく気合いのこもった発言が続き会場が熱気に包まれる中、動労千葉の田中康宏委員長が登壇した。田中委員長は「今、必要なことは腹の底からの怒りだ!」と安倍政権の原発再稼働、改憲、戦争攻撃に怒りをたたき付け、「この国の政府は腐っている。打ち倒さなければならない」と鮮明に提起。そのためにも政府の手先になっている連合本部を打倒し、闘う労働組合をつくり上げようと語り、「国鉄闘争の20年間の闘いはすべてをひっくり返すところに来ている」と、一段と声を張り上げ11月労働者集会への大結集を訴えた。
 最後に、8・6ヒロシマ大行動共同代表で動労西日本委員長の大江照己さんが閉会あいさつを行い、「団結ガンバロー」で集会を締めくくった。
 デモの出発だ。安倍と「原爆と原発は別」とフクシマとヒロシマの分断を図る松井・広島市長の意を受けた警察はデモ隊を寸断し、妨害を図るが、5、6日の連続した勝利に燃えるデモ隊の士気を抑えることなどできるはずもない。広島市の繁華街を通るデモはどこでも労働者民衆の注目の的だ。年輩の女性が歩み寄り「60年代、70年代に労働組合で活動していた。このところ労働運動が停滞していて悔しかった。こんな元気のいいデモは初めて見た。こうやって労働組合が闘っているのに感動しました」と思いを語った。
 闘う労働組合を作り、安倍政権を打倒して労働者民衆の社会をつくろうの声は今や誰も押しとどめることのできない奔流となった。9・25反動判決を阻止し、11月労働者集会1万人結集に向かって突き進もう。(H)

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放射能汚染水の海洋投棄を許すな!

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 放射能汚染水の海洋投棄を許すな!
 
放射能汚染水の海洋放出を狙う東電・安倍政権を一日も早く打倒し、労働者・民衆の力で福島第1原発事故の収束と廃炉に着手せねばなりません。
その第一歩として、汚染水処理の責任を放棄し虚偽の情報を垂れ流し、予想される致命的な海洋汚染を傍観してでんとして恥じない東電・安倍政権に対し、全世界から緊急の弾劾メッセージを集中してください。
 
事故直後から解けた核燃料の「冷却」が行われています。しかし溶けた燃料がどこにあり、またそのどの部分を「冷却」しているかも分かっていません。結果として事態が劇的に悪化していないので、「冷却」を続けているに過ぎないのです。
 
当然ながら、増え続ける汚染水の再利用が立案され、放射性セシウムと塩分(メルトダウンを阻止するため原子炉に海水が注入された)を除去する試作の「装置」が設置され、冷却水の再利用が始まりました。
しかし当然のことですが、地震で破損した原子炉建屋の地下構造体(ここに高濃度汚染水が落下してくる)に、日に400トンもの地下水が流入していることが判明しました。
 
これに対して東電の取った応急対策(まさに応急だ!)は、以下の二つでした。
汚染水をためる地上タンク群の建設
②“アルプスなる「多核種除去装置」の設置と、トリチウムのみとなると予定されている処理済み汚染水をためる貯水池の設置(「多核種除去装置」の性能は、大規模運用で実証されているわけではありません。また東電は、トリチウムを含む処理済み汚染水の放出は「海水で薄める」ことで漁民を説き伏せようとしています)
 
しかしアルプスは未だ稼働せず、東電はやむなく貯水池(何層かの防水シートで内張りした単なる「ため池」)に汚染水そのものを注ぎ込みました。そして当然ながら漏水が起こり、汚染水が地下に漏洩しました。
無報道をこととするマスコミもこの事態を公にせざるを得ず、東電は急ピッチで地上タンク(何とその構造は、溶接ではなくボルト接合!)を増設し、汚染水を移送しました。
 
地下水は、福島第1原発の西側(山側)から原発敷地内を通り、東画の海に流れ出ます。追い詰められた東電の次の応急策は、以下の二つでした。
山側から流入する地下水の一部を海に放出(地下水バイパス)し、原子炉建屋に流入する地下水を減少させる。
原発の海側に地下遮水壁(水ガラスを注入して地層を固めるという簡易遮水壁)を設置する。
しかし、のバイパス地下水には、上記の貯水池から漏洩した汚染水が流入している可能性が高く、その海洋放出に対しては、漁民から嵐のような反対が叩きつけられています。
そして、の地下遮水壁をなぜ原発の山側に設置しなかったかについて、東電は、唯一「コストがかかりすぎる」と放言していたのです!
 
行き場を失った汚染地下水の水位がどんどん上昇しています。穴の開いたバケツに水を注いでいる蛇口を絞らずに、底に開いた穴を塞いでいけば、バケツの水位が上がり、水が溢れるのは当たり前のことです。
 
東電・安倍政権は打つ手を失い右往左往しています。しかし新自由主義に取りつかれた彼らは、福島の人民がどうなろうと、世界の海がどのように汚染されようと痛痒の一かけらも感じません。むしろこれを好機となして、莫大な「復興」事業で暴利を貪り、農業・漁業をはじめ労働と産業の根底を解体するTPPを推進し、原発の再稼働と輸出に血道を上げています。
 
事故収束のため奮闘する現場労働者の次の言葉に、なんとしても応えて行かねばなりません。
F1(福島第1原発)収束作業は東電から切り離し、国主体で「F1収束作業で少しでもリスクのあるものには予算をかけてでも最高の対策をしろ」ってならないとダメだと思う
 
DCQR No.55で報じたように、716日、動労水戸は被曝汚染列車の交番検査を阻止するストライキに立ちました。そして交番検査の実施を事実上粉砕しました。被曝労働を現場の団結した力で阻止して行くこの最先端の闘いと連帯し、私たちは、被曝労働を拒否する闘いを全国のあらゆる職場に拡大して行きます。この闘いの中から、安倍政権の打倒と、被曝労働を不可避とする全原発の廃炉の展望を開いていけると確信しています。
 
全世界の労働者・人民のみなさん!
上記のような東電・安倍政権の悪魔のような所業に対し、下記宛先に徹底弾劾の抗議文の集中をお願いします。
また抗議文は、別途私たちへemailにて送付いただきたくお願いいたします。みなさんの抗議文が、私たちの闘いにとって大きな激励・支援となることは間違いありません。
 
内閣総理大臣・安倍晋三:https://form.cao.go.jp/kokusai/en_opinion-0001.html
原子力規制委員会委員長・田中俊一:qainfonsr.go.jp
東京電力株式会社社長・廣瀬直己:https://www4.tepco.co.jp/en/other/contact/general-e.html
 
PS:
安倍首相は、86日広島で開催された68年目の原爆投下の記念式典に参加した。そして、「全ての原発を廃止してほしい」と切に訴える高齢の被爆者を前にして、あろうことか「安全性確保を最優先し、エネルギーの安定供給とコスト低減」の観点で原発を推進すると言い放った。
「全原発廃炉・核廃絶」を掲げて結集した労働者・人民は、この「命よりカネ」が全ての安倍に対し激しい弾劾の嵐を叩き付けた。(詳細後報)
 この国際アピールを翻訳中に、驚くべき事態が公にされた。「原子力ムラ」の元締め、原発推進の最先兵である経済産業省が、「汚染水は一日約300トン海洋へ流出している」と発表したのだ。20113月のメルトダウン後さほど時間を絶たない時期から、京都大学原子炉実験所助教・小出裕章氏などが、「直ちにNo.1からNo.4原子炉建屋を囲む地中遮水壁を設置すべき」と進言して来たが、歯牙にもかけなかった経済産業省がである。
 「国家を統治する能力」すら喪失し、全世界の労働者・人民の敵として自らを晒す安倍政権を打倒する闘いに、全世界の友人たちの支援の下、私たち日本の労働者・人民が持てる力を振り絞って立つときが来た。
 
2,01389
動労千葉国際連帯委員会

徳島刑務所の、人権侵害の状態を早急に、改善されるよう請願します。

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星野文昭さんに暑中見舞いを出そう! 
779-3133
徳島県徳島市入田町大久200の1
 星野文昭様
 
徳島刑務所の「人権侵害」に怒りのファックスを送ろう!
TEL:088(644)0114
 
FAX:088(644)0175
 
 
 
     請  願  書
 
徳島刑務所長 辻本隆一様
                   2013年8月9日  
 
               徳島市福島2-5-40
                 徳島・星野文昭さんを救う会
                    代表 元木 美起子
 
  
私たちは、徳島刑務所で無実の罪で、無れ期懲役の刑を受けている星野文昭さんの再審を支援する者です。
 
今夏の異常な暑さに対して、緊急に請願をいたします。
 
当刑務所の、人権侵害の状態を早急に、改善されるよう請願します。      
 
             記
   
一、        工場と生活房に冷房を行うこと。
 
暑さ、寒さによる拷問状態を解決すること。
 
一、        生活房での、夜間の窓の開放を行うこと。
 
一、        就寝前の水を使っての拭身を許可すること。
 
 
 
※とりわけ、この8月中旬は、34度を超える異常な高温状態が、予報で出ています。自然災害ともいえる高温状態に対して、緊急に冷房を設置するように請願します。懲役刑は健康面へのダメージを与えることは法的に認められていません。
受刑者への熱中症対策は、今までの対応だけでは不十分です。まして、自由を奪われた状態での受刑者は、生命の危険にあるとさえいえます。
予測される高温状態への行政側の責任として、不測の事態が起きないように、万全の措置を取られるよう請願いたします
 
以上
 
 
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[転載]映画『標的の村』  本日よりロードショー

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映画『標的の村』  
 
本日よりロードショー
 
 
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 ポレポレ東中野
 
 
 
 
 
上映スケジュール
 
8月10日(土) 12:40の回 上映後
 三上智恵監督による舞台挨拶


8月11日(日)  12:40の回 上映後
 三上智恵監督によるティーチイン

8月17日(土) 12:40の回 上映後
 ゲスト・松江哲明さん(映画監督)によるトーク

8月18日(日) 12:40の回 上映後
 ゲスト・金平茂紀さん(TVジャーナリスト)によるトーク

※この他にもイベント多数開催予定!詳細は決定次第告知いたします。
 
 
 
 
 

転載元: 宝の山

デトロイト詐欺...「自動車大企業と米国政府が生んだ悲劇」

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デトロイト詐欺...「自動車大企業と米国政府が生んだ悲劇」

第2次世界大戦後にデトロイト復興...1967年にはすでに人口が減少

チョン・ウニ記者 2013.08.10 12:52
 
 米国の保守政治家と主流言論が米国ミシガン州のデトロイト市が破産した責任を労働組合に転嫁している。しかし、デトロイトの事例はそもそも米国連邦政府と自動車大企業が生んだ悲劇だという指摘が提起され、注目されている。
 米国の社会運動家、マリリン・カッツ(Marilyn Katz)は8月8日、米国の独立言論 「In These Times」への寄稿で、デトロイトは世界的に有名な1967年7月の暴動の前に、すでに幽霊都市だったと指摘する。当時の暴動は、黒人ベトナム参戦軍人が復帰した後、人種差別と自動車産業の移転による失業への不満から勃発し、43人の死者を出した。カッツはこれには連邦政府と自動車大企業の責任が大きいとし、 彼らがいかにデトロイトを没落させたのかを提起する。
 

[出処:http://inthesetimes.com/]
 
 カッツはまずデトロイトの親労組政策が都市を破産に追いやったという米国の政治家と保守言論の扇動を指摘する。例えば、ウォールストリートジャーナル のスティーブ・マランガと、ワシントンポストのマリリン・サリンジャーは、デトロイトの没落を1967年7月の暴動余波だと指摘する一方、The Postの編集陣は デトロイトの現政権と労組指導部を非難してきた。ニューヨークのマイケル・ ブルームバーグ市長はさらに強く、デトロイトのように破産したくなければ、ニューヨーク市も退職年金や健康保険の支出を減らすべきだと7日に語った。
 しかしカッツは、デトロイトの多くの市長が多くの過ちを犯したのは事実だが、 都市の没落を招いたのは彼らではなく、自動車産業、そして彼ら利益を代弁する政治家たちが追求した連邦交通や住居政策だと指摘する。

第2次世界大戦後にデトロイト復興...1967年にはすでに人口が減少

 カッツによれば、1930年代末と40年代の間に米国は戦争に総力を傾けながら、タンクや飛行機を製造する産業の成長を生み、これは人口膨張につながって、デトロイトの人口は1930年の150万人から1950年には180万人に成長した。
 同じ期間に多くの人がフォード、クライスラー、パッカードやゼネラルモータース といった労働組合の保護の下で、相対的に低熟練労働だが、高賃金を受け取れる仕事を探してきた。しかし、自動車産業の移転によって1950年には180万人だった デトロイトの人口は、1967年8月にはすでに30万人以上減っていたし、その後の人口減少は10年ごとに同じように続いた。
 The Nationは、今もデトロイトを「自動車都市」と呼んでいるが、この都市は1950年代末からすでにそうではなかった。フォード、ゼネラルモータースと、クライスラーなどの自動車大企業は、第2次世界大戦であげた収益を基盤として、そして自動車産業の需要の拡大を期待して、デトロイト郊外の周辺とオハイオ、インディアナそしてカナダなどの農地に新規工場を作り、デトロイト中心部から工場を移転した。1947年と1958年の間にビッグ・スリーと呼ばれるこれら3大企業は25の工場を作ったが、この中でデトロイトに建設されたものは何もない。

自動車大企業のデトロイトの工場移転は労組弱化戦略

 カッツは自動車大企業の工場の移転は、当時デトロイトで自動化された新規の工場に適する地域が足りなかったからだと受け止められていたが、歴史学者の トーマス・ソグルーなどはこれに対して戦時には例がない利益を出した自動車 会社が、全国自動車労働組合(UAW)を弱めるために取った措置だったと見る。そのため自動車大企業がデトロイトで工場を移転したのは、活性化した労働組合を弱める戦略だったというのだ。
 このように、デトロイトでは1960年代にすでに自動車産業と共に雇用も消えた。カッツは1960年には、クライスラーだけがデトロイトで自動車を生産しており、デトロイトの労働者数は10年前の12万人から半分に減った。1947年から1967年までに、デトロイトは自動車産業だけで12万8000の雇用を失った。
 デトロイトの没落は、連邦政府の交通政策と不動産ローンの政策にも責任がある。

連邦政府、自動車大企業に偏向した開発政策

 マリリン・カッツは1950年のデトロイトは白人が優勢な都市だったが、1970年までに多くの白人は郊外に移住したと指摘する。そして白人たちのエクソダス は、自動車工場の閉鎖による雇用損失の他にも連邦政府の政策によって触発されたという見解だ。
 彼によれば、1949年、米国議会は連邦住宅法を通過させた。以後初めて人々は3%以下の低い金利で不動産ローンができるようになった。米国連邦住宅庁(FHA)のガイドラインは、戦後需要を充たしつつ、新しい郊外周辺都市を造成した。
 都市郊外に移住した白人労働者たちは、通勤のために市内電車ではなく自動車 大企業のロビーと納税者の費用で作られた新しい高速道路を利用し、デトロイト の中心部はさらに人気がなくなった。

アフリカ系米国人にはローン制限...白人は逃走、黒人は混乱の中に

 黒人たちにとって、これはかなり違った形で展開する。1930年以後、約20万のアフリカ系米国人がデトロイトに移住してきた。1950年まで、黒人はここの人口の16.8%を占めていた。彼らもまた郊外に移転した雇用について行くことを望んだが、これは不可能だった。都市開発業者と不動産 企業は黒人を差別し、政府の措置によって銀行は黒人に対する貸し出しを非常に危険と見て、ローンを敬遠したためだ。
 1940年代と50年代に高速道路を建設した黒人たちはますます隔離され、高速道路の建設に連邦基金が集中して、公共交通基金は枯渇していった。そのため1956年、 市内の電車システムも歴史の中に消えた。
 1950年のデトロイトは3万人以上の人口を持つ51の地域から構成されていた。 米国の完全雇用時代だった1960年代にも、デトロイトでは白人失業者は7%、 黒人失業者は13.8%から、1970年には黒人男性失業者は18%に沸き上がる。
 1961年のデトロイトは1600万ドルの歳入縮小により初の予算赤字を体験する。 以後、市政府は40年間、ピープルムーブ、ルネサンスセンターなどの都市再生 政策を推進したが、雇用政策、都市再構造化などを度外視したため、すべて失敗した。
 カッツによれば、都市の4分の1以上がこの期間に、連邦高速道路の建設と都市 再生政策の影響で破壊された。州は大型スタジアム、カジノとコンベンション センターを建設し、都市を隔離させた。州はこの事業を宣伝するにあたり、 雇用と市場の拡大を約束したが、借金を負っただけだった。
 デトロイトには70万が住んでいるが、事実上、何の公共交通もなく、学校は130校、2万の製造業の雇用しかない。そのためカッツはデトロイトで黒人男性の失業率が米国で最高の50%に迫っているのは驚くことでないと見る。
 カッツはこうした問題について、当時政策を推進したデトロイト元市長の ジェローム・カバノフ[1962-1970年の間の民主党市長]、ルイス・マリアーニ[1957-62年の間の共和党所属の最後の市長]と、州知事ジョージ・ロムニー[デトロイトが属するミシガン州の共和党出身の州知事で、全米自動車協会 元議長]の責任が大きいと見る。
 こうした指摘は、デトロイト市政府が年金や社会福祉費などについて、親労組 政策を展開したことで都市を没落させたという主流言論の見解とは全く違う。デトロイトの没落は、労組弱化戦略、雇用政策のない都市開発、人種主義的な住宅およびローン政策を主導した連邦政府と自動車大企業が生んだ悲劇だという のだ。そのためにカッツは、デトロイトの没落から学ぶべき教訓は、企業の社会的責任の要求、公共財産の保護と共に人種主義に対する反対だと提起する。
 デトロイトは7月18日、185億ドルの負債を理由として、破産保護を申請した。その後、共和党のスナイダー州知事が非常管理人に任命したケビン・オーは、 元職・現職の公務員の年金削減、社会保障費削減などを進めている。ケビン・ オーは破産法律会社のジョーンズ・デイの所属で、デトロイトの負債を所有する ウォールストリートの多くの銀行を代表している。
 

「労組をなくす夢、われわれが打ち破る」 コルトコルテック労働者不買運動…1万人署名、音楽家連帯拡散

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「労組をなくす夢、われわれが打ち破る」

コルトコルテック労働者不買運動…1万人署名、音楽家連帯拡散

カン・ジョンジュ(金属労組) 2013.08.09 11:38
 
 「ギター労働者の悲哀をご存知ですか?」7月25日付のハンギョレ新聞に掲載された全面広告の内容だ。4月から始まったコルトコルテック労働者の不買運動に関する初めての広告だ。この広告費用はコルトコルテック労働者の整理解雇撤回闘争と不買運動を支持する人々が1千ウォンずつ集めた金で用意した。この日までに不買署名に参加した人員は1万人にのぼる。
 2月1日、労働者たちは、座り込みをしていたコルト楽器富平工場を用役により追い出された。また閉じられていた扉を突破して入ったが、5日に警察により、また追い出された。そして現在まで富平工場の反対側でテント座り込みを続け ている。2012年2月、大法院はコルト楽器の労働者に対する整理解雇は不当と最終判決した。だがコルト資本はその年の5月、再び労働者を整理解雇する蛮行を行った。 
  

コルトコルテック労働者と彼らを支持する人々が8月8日、ソウル市登村洞のコルト楽器本社前で集会を行った。[出処:金属労組カン・ジョンジュ]

最高裁判決にもかかわらずまた解雇…「われわれはギターを作りたい」

 そしてコルトコルテック労働者たちによるコルト・ギターの不買運動が始まった。イ・イングン大田忠北支部コルテック支会長は「7年間の闘争で、現場に戻ると要求してきたので、不買運動を決めるのは簡単ではなかった」とし「しかし、 最高裁の判決も無視して再解雇を通知する態度を見て、もうコルト資本に期待することもなく、こんな資本が存在する必要があるのかと考えるようになった」と不買運動を決めた理由を説明した。イ支会長は「不買運動がさらに広がって、コルト資本が本当に潰れるのを見たい。そうなれば他の資本家にも手本になるの ではないか」と付け加えた。
 バン・ジョンウン仁川支部コルト楽器支会長も「ギターには作った労働者の魂が入らなければならない。だが今、朴栄浩(パク・ヨンホ)社長が海外で作る ギターはそうではない」と批判した。パン支会長は「会社は私たちがすぐ諦める と思っていただろうが、7年の闘争だ。早く会社がこの状況を解決して、私たちが ギターを作れるようにしろ」と強調した。
 コルトコルテックの労働者たちは、毎週火曜と木曜に弘大の道路で宣伝戦を行い、不買署名を集める。毎週金曜の夜には富平とソウルを行き来して、流浪 文化祭も開く。市民にコルト資本の悪行を知らせ、不買運動に参加することを訴える場だ。
 

▲イ・イングン コルテック支会長が8月8日、登村洞のコルト楽器本社前集会で発言をしている。[出処:金属労組カン・ジョンジュ]
 
 バン・ジョンウン支会長は「多くの市民や宗教家が、積極的に不買署名に参加している」と感謝を表わした。ミュージシャンたちの連帯も拡大している。イ・ イングン支会長は「多くのミュージシャンがコルト闘争を知っている。毎週の文化祭企画チームには、ミュージシャンたちが公演をしたいという問い合わせが たくさんくる」と説明した。弘大で署名を集める時、あるミュージシャンが署名をして、その横に「公演可能」というメモを残して行くこともあった。
 音楽家の連帯は、8月11日の「コルトコルテック解雇労働者たちと共にする音楽フェスティバル、コルト火の海」コンサートでも確認できる。自立音楽生産組合と文化連帯、リスントゥザシティが主催するこの日のフェスティバルは、コルト コルテック労働者の闘争を支持し、連帯するためにミュージシャンたちが自発的に開く公演だ。8月11日の午後4時から午後10時まで、弘大の道路で公演と不買署名、 物品販売などを行う。二つのステージに分かれて、約20チームが公演をする。 公演装備と広報費用などを用意するためにトムブルバグ(tumblbug)(クラウド・ ファンディングサイト)を通じて募金も行っているが、8月8日現在、すでに目標 金額を越えている。
 

      
▲コルトコルテック労働者たちの整理解雇闘争と不買運動を支持する音楽家が自発的に作った音楽フェスティバル〈コルト火の海〉ポスター[出処:金属労働者]

「10万人不買署名、金属労働者も参加を」

 コルトギター不買署名の目標人員は10万人だ。イ・イングン支会長は「コルト の闘争に多くの人々が連帯するという意味で10万人を目標にした」として、 「さらに多くの市民、そして金属労働者たちが今回の行動にぜひ参加して欲しい」と強調した。イ支会長は「労組を潰すために、こうして工場を閉じる資本が どこあるのか」とし、「もしわれわれの闘争が敗北すれば、こうした態度を繰り返す資本が増える」と指摘した。
 イ支会長は「今では整理解雇された労働者だけでなく、労働者なら誰もが整理 解雇される。それを防ぐためにもコルトコルテック闘争を必ず死守しなければ ならない」とし「この闘争に勝つために、一緒に動いて戦う金属労働者の姿を期待する」と頼んだ。
 バン・ジョンウン支会長も「韓国、さらに世界の市民が一緒に不買運動をして くれれば、労組なしでビジネスをするという朴栄浩社長の夢を必ず打ち破れる」とし「金属労組の仲間たちが連帯してくれれば、その道をはるかに前倒しに できるはずだ。共に戦おう」と話した。「コルトコルテック労働者たちは、そんな仲間たちの気持ちを受け止め、一日もはやく勝利して長期闘争事業場の名前を返上できるように闘争する。」 (記事提携=金属労働者)
 

7月徳島面会日記

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7月徳島面会日記
                                   星 野 暁 子 

 7月9日、快晴。いつも送迎をしていただいている山川英之、洋子夫妻が持ってきてくれた大きな赤いゆり、オレンジの小さな花、実のついたすももの枝の花束を持って面会室に入った。「暑いね。元気だった?」「元気だよ」と文昭。花束を説明しながら、ガブリとすももをかじってみせた。看守に注意されないよう急いで食べたせいなんだろう、文昭は「みごとな食いっぷりだ。惚れ惚れ見ていたんだ」と言った。「私が食べるのを見たのは初めてだって、面会日記に書いたでしょ。評判になってたよ。私も文昭が食べるのを見たことはないんだよ」と言うと「僕は食べるのが遅いんだよね」。文昭はきっと兄の治男と同じに、ゆっくりとしっかり食べるんだろう。星野の家族は、みんな同じような食べ方をする。

 荒川問題の話しになった。文昭の共同被告荒川碩哉が18年にもわたって、権力のスパイをやっていたことが摘発されたのだ。「荒川に対しては、一日に何度も何をやっているんだとひとり言を言ってしまう。生命がけの闘いを権力に売ることに対して良心のかしゃくもあっただろうけど、自分の能力をフルに使って、徹底してごまかした。暁子が6・30集会で怒りを表明してくれてうれしかったよ。人間には誰にでも弱点はあるけど、人間として一線を越えてやったことは許されない。弾劾されなきゃならない」と文昭。

 6・30の東京での全国集会のことは手紙でも伝えてあったが、650人が集まり、感動的な集会として勝ちとられたことを報告した。「みんがからも報告が届いているよ。暁子が発言の最後に、泣きながら『ありがとうございます』と言ったことに感動したと桂木さんの手紙にあったよ」

 面会2日目。この日も暑かった。グラジオラス、ブルベリーの花束を持っていった。ブルベリーを食べて見せた。「甘いの?」と文昭。「すっぱい」。「熟して実が落ちてくるようになると甘くなる」と、思わず立ちあいの看守が言った。

 血圧は80-141。少し高めだからまたリンパ運動をやらなきゃならないねと話した。吹き出物は、7個しかないと言う。「治ったところにも薬をぬるようにしている。それがいいようなんだ」と文昭。
 茨城の菊地牧師から、動労水戸の辻川さんからすすめられたということで、ナザレ幼稚園で新築の講堂のおひろめとして文昭の絵画展をやったという報告の手紙が来て、とてもうれしかったと語った。

 この日宅下げした絵は、「新たな出発の日に、27回目の結婚記念日に暁子へ」という題のバラの絵だった。「結婚記念日というと、僕の場合癒し系になるんだ」。「新たなというのはどういう意味なの?」と聞くと、「荒川のことがあるからね」と文昭は言った。

 面会3日目。「暁子はホテルでクーラーがあるからいいけど、夕べは熱帯夜で、うちわでパタパタしながら、いつ眠ったかわからない」と文昭。 

 話しは荒川問題だ。「渋谷闘争に対する弾圧の激しさはあったよね。文昭は死刑求刑で拘禁性ノイローゼを発病、奥深山さんは統合失調症で免訴の闘い、荒川は18年間、権力のスパイだった」と私が言った。「当時は、弾圧された当事者が頑張るという従来の方針で、弾圧に見合った救援の体制を作らなかった。弾圧に対応できなかったことで、僕も病気になった。荒川は組織に不満を持ったまま下獄し、また出獄した。僕は病気になったところから、自分の弱点をひとつひとつ乗り越えてきた。暁子といっしょに。そして今、救援の体制がようやく出来て、すべての人の解放をかけて闘う内容と体制がつくられるようになった。荒川は、はした金と引き換えに自分の人生を台無しにした。Mさん、Sちゃんの頑張りが生かされるようにしてほしい」と文昭は言って、3日間の面会を終えた。
 
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