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4・22星野再審・全証拠開示デモへ!

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星野闘争 全証拠開示を請求

 弁護団が要請東京高裁で3者協議

        
(写真 3月5日の東京高裁包囲デモで星野暁子さんを先頭に怒りを込め「全証拠開示」を迫った)
 
 
 3月13日、東京高裁第12刑事部で星野文昭さんの証拠開示に関する3者協議が行われた。
 昨年12月4日に弁護団は東京高裁に対して、現場目撃者11人の「供述調書」の開示と、写真のネガの複写(スキャニング)を請求し、同時に3者協議をするように要請した。請求以来3カ月、東京高裁は放置し続けてきたが、弁護団の強い働きかけと全証拠開示運動の力でついに裁判所を動かした。
 検察官は、最初から証拠開示はしないと明言してきた。不当極まりない態度である。星野さんは無実であり、機動隊員殴打にまったく関与していない。開示を請求しているのは現場目撃者の「供述調書」である。星野さんが現場にいたのなら、そのような要求をするわけがない。逆に、検察官は、やましいことがないのなら、現場の様子を明らかにするすべての証拠を開示すべきである。
 また、闘争当日に殴打現場を過ぎて撮影された星野さんの写真では、殴打の痕跡などまったくない鉄パイプが握られていた。それを東京高裁は、3・30再審棄却決定に当たり、「鉄パイプの表面には不鮮明ながら損傷らしき痕跡が確認される」など許せないけちつけを行ってきた。弁護団は、「不鮮明」と言いながら写真を徹底的に鑑定しない裁判所を弾劾し、弁護団がそれを行うから「写真のネガの複写をさせろ」と要求しているのである。
 こうした弁護団の正鵠(せいこく)を射た反論と強力な要求によって、とうとう裁判官は検察官に証拠開示を促す発言をせざるをえなかった。
 星野さん奪還・全証拠開示要求の闘いは、日帝権力・東京高裁、東京高検との激しい大攻防に突入している。
 昨年2・5徳島刑務所包囲デモに続き、4波にわたる東京高裁包囲デモをたたきつけた。本年1、2月、『国際労働運動』2月号(「星野文昭さんは無実だ」総特集)の学習会を全国で繰り広げ、無実の星野さんにデッチあげ無期を強いている国家権力への怒りをさらに燃え立たせ、3月5日に第1波の東京高裁包囲デモを打ち抜いた。全証拠開示大運動は、全国の弁護士256人を先頭に780人を超える広範な賛同陣形を形成し、累計3万9317筆に及ぶ署名を東京高裁へ突きつけた。
 世界大恐慌と3・11情勢下、大争闘戦時代への突入の中で登場した極右反動安倍政権に対して、労働者階級人民の根底からの怒りが渦巻いている。国家権力の弾圧に屈せず、幾多の困難を踏み砕いて38年間の獄中闘争を貫く星野さんの闘いが、階級的労働運動、反原発闘争と一体となり、労働者階級人民の闘いを糾合する情勢が到来しているのだ。
 1~3月闘争の地平の上に、全証拠開示を求める署名を職場、学園、地域で圧倒的に集めよう。「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」は4月22日、第2波の東京高裁包囲デモを呼びかけている。3者協議の地平を踏まえ、東京高裁と東京高検に全証拠を開示させるため、4・22デモに大結集しよう。

 
4月22日〈月〉午後1時30分
日比谷公園・霞門結集

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