11.2田暁典奪還祭に集まろう!
2018年10月28日 —
「不退去罪」をでっちあげられ、京都府警に不当逮捕された田暁典くんの勾留が決定されたことをうけ、25日に勾留理由開示公判が行われました。
公判への注目は高く、開始前から50人を超える学生・労働者が結集しました。にもかかわらず、京都地裁が用意した法廷は傍聴人がたった18人しか入れない小法廷!ほかにも傍聴に来た学生・労働者を不当に撮影するなど、地裁による越権行為が乱発されました。集まった学生からは「裁判傍聴の倍率は、京大受験の倍率より高いのか!」「すべての人に開かれていなくて、何が司法だ!」と怒りの声が上がりました。
公判の中で、田くんの勾留理由は、「証拠隠滅」と「逃亡」のおそれがあることだと説明されました。しかし、「証拠」とされる「大学職員の目撃事実」を隠滅することはそもそも不可能です。さらに、「逃亡のおそれがある」とする根拠は、事件当時に田くんが「窓から逃亡しようとした」ことであると言い放たれました。つまり、「不退去」容疑を否定する事実が、あろうことか勾留理由に用いられているのです。
被疑事実は「職員の退去命令に正当な理由なく従わなかった」というものですが、当時田くんは学生による申し入れ行動に参加していました。これを「犯罪」とすることは学生自治の否定であり、断じて許されません。
田くんの逮捕は、学生たちを委縮・転向させるための弾圧であり、立て看板規制や吉田寮退去通告と連なる学生自治つぶしの一環です。それらは、戦争によってしか延命できず、貧困や格差が絶えない新自由主義体制を延命するための治安弾圧として強行されます。
しかるに、強権的弾圧はすべらく反乱を招くものです。実際、怒りに燃えた新たな学生たちが次々と決起しています。これまで以上に広範な学生の団結で一日も早く田くんの奪還を実現しましょう。そして同学会を先頭に改憲・戦争絶対阻止の戦いに立ちましょう。
田くんの勾留期限は10月29日です。同日に奪還された場合は記念集会として、勾留延長された場合は弾劾集会として11.2田奪還祭を大々的に開催しましょう。獄中の田くんの願いに応えて11.4労働者集会に結集し、全国・全世界の学生/労働運動と合流して戦争動員拒否のグローバルな闘いに決起しましょう!
(文責・安田)