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[転載]川崎の沖縄県人会が保育園運営

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川崎の沖縄県人会が保育園運営

 川崎沖縄県人会(会員約200人)が5月から川崎市内で所有する県人会事務所ビル1階を活用し、認可外の「はいさい保育園」を開いている。待機児童の解消に向けて地域に貢献し、保育事業で生まれる収益を県人会の敬老費に充てるのが狙い。郷友組織が保育事業に乗り出すのは珍しく、将来的は現在の定員20人から30人強に増やし、認可化も目指す。会員のお年寄りは、絵本の読み聞かせや散歩の手伝いなど子育てボランティアに取り組む計画だ。(平島夏実)

 1994年に完成した川崎沖縄労働文化会館を守りながら沖縄文化を発信し、地域への貢献活動も併せて検討したところ、待機児童の解消を思いつき、保育園の開設を決めたという。

 県人会によると、事務所の半径3キロ圏内には待機児童が約250人いるという。県人会の会員から三線を習っていた横浜市出身の小森信さん(26)を園長に据え、保育士2人を雇い、平日午前8時~午後6時まで運営している。

 備品集めは県人会会員の手弁当で、子どもたちが遊ぶパーランクーは県人会副会長で県系2世の座覇光子さん(73)=横浜市出身=が寄付した。夏には1階全体を保育園にして県人会内外から子どもたちを受け入れる考えだ。

 現在、入園者は2歳の男児一人で、県系ではないが沖縄好きの保護者が「はいさい保育園」を選んだという。男児のお弁当にゴーヤーチャンプルーが入っていることもあり、小森園長はうれしそうだ。

 県人会会長の比嘉孝さん(65)は「県人会が保育園を運営するのは初めてではないか」と話す。「沖縄の枠にとらわれず、地域に貢献したい。県人会のお年寄りが子育てボランティアに入ることで、活動も活性化すると思う」と期待する。

 保育園ではおもちゃが不足しており、おもちゃや絵本、子ども用三線、ベビーベッドなどの寄贈を呼び掛けている。

 問い合わせは同園、電話044(276)8088。(平日午前8時~午後6時)

転載元: たたかうユニオンへ!


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