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長崎から安倍政権への批判続々

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長崎から安倍政権への批判続々
    「早急に廃炉を含め検討すべき」
       -  長崎原爆の日に被爆者として寄せる福島への思い -
                                                          山崎久隆(たんぽぽ舎)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014080902000250.html

8月9日長崎原爆の日。「原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」で読み上げられた「平和への誓い」には、被爆者代表の城台美弥子さんの思いが込められていた。
この朗読文には、当初盛り込まれていなかった、集団的自衛権行使容認を認める閣議決定に対して痛烈に批判する言葉がアドリブで付け加えられたことが話題になったが、もう一つの点を、ここでは強調したい。

「福島には、原発事故の放射能汚染でいまだ故郷に戻れず、仮設住宅暮らしや、よそへ避難を余儀なくされている方々がおられます。小児甲状腺がんの宣告を受けておびえ苦しんでいる親子もいます。このような状況の中で、原発再稼働等を行っていいのでしょうか。使用済み核燃料の処分法もまだ未知数です。早急に廃炉を含め検討すべきです。」
同じ放射能の惨禍に苦しめられる福島の人々への共感は、政府首脳には全く存在しない種類の、重くも、優しい気持ちが込められている。
原爆と原発がもたらす「もの」の共通性は、あまりにも残酷な歴史の繰り返し。

原爆被爆者も長い間、後遺障害などないとされた。今も原爆の影響と認められない被爆者が多数おり、裁判にもなっている。
一方、福島の被曝もまた、後遺障害を否定され、甲状腺がんも「因果関係はない」ことにされつつある。
時間と共に拡大する影響は、いずれは原爆被爆者と同様に被害認定されるのかも知れない。しかしその時には多くの人々は、取り返しの付かない被害を受けた後だとしたら、誰が責任を取れるというのだろうか。
核の被害を繰り返さないとしてきた約束はどこにいってしまったのか。これは原爆被害者の共通の疑問だ。
そこから出る言葉は「再稼働をおこなっていいのか?」「早急に廃炉を含め検討すべき」と、現政権のなし崩し再稼働方針への強い批判へと繋がっている。




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