燃料貯蔵プールに機器落下 福島第1原発3号機
東電によると、29日午後、燃料を交換するための「操作卓」と呼ばれる重さ約400キロの機器をクレーンでつり上げようとした際、誤ってプールに落としてしまったという。作業員にけがなどはなかった。
日帝・安倍政権による辺野古新基地建設着手に対する激しい怒りが爆発している。沖縄大学学生自治会の赤嶺知晃委員長からの現地闘争報告
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8月23日、キャンプ・シュワブ第1ゲート前で辺野古基地建設に反対する県民集会が開かれ、沖縄大学学生自治会の執行部メンバーも沖大旗を押し立てて参加しました。
集団的自衛権行使容認と同時に基地建設工事に着手した安倍政権は、全土で怒りが高まる中、18日に辺野古沖の海底を掘削するボーリング調査を開始しました。海上保安庁のボートを大量に動員し、むき出しの国家暴力で阻止行動を抑え込む中での強行です。埋め立てを承認した仲井真県知事もすべてを黙認し、加担しています。絶対に許せません! 集会は、こうした状況に怒りを爆発させた人びとが大結集し、基地建設阻止を決意する大集会になりました。
集会には、バスを出した那覇市職労など多くの労働組合が組合旗を立てて参加していました。また実行委員会が用意した送迎バスで高齢者から子連れのお母さん、若者までさまざまな人が参加し、ゲート前の道路を埋め尽くしました。その数は主催者予想の2千人を大きく超え3600人。バスに乗れなかった人も数百人いたそうです。
現場は怒りで満ちあふれ、高揚していました。基地建設反対のプラカードとともに、安倍弾劾のプラカードも多くありました。ゲート前で自治会が掲げた沖大旗にも注目が集まりました。沖大OBの女性が「沖大だけ自治会がないなんて寂しいわね」と話してきたので、「今年5月に自治会を再建しました」と答えるととても喜んでくれました。6月頃、門前で演説する私に弁当をカンパしてくれた男性とも再会できました。シュプレヒコールでは、参加者全員が怒りをひとつにし、「辺野古基地建設絶対反対」の声を上げました。
労働者人民の力強さに感動する一方、集会主催者には、集まった人びとの力を闘争主体と位置づけず、11月の県知事選の応援団に押しとどめる姿勢をありありと感じました。集会発言の多くが議員であり、司会は「辺野古の闘いは県議団に支えられている」と議員団を持ち上げたり、翁長(おなが)那覇市長擁立を掲げるかりゆしグループCEO(最高経営責任者)の平良朝敬(島ぐるみ会議共同代表)を「オール沖縄の象徴」と持ち上げたりしていました。しかし、翁長こそ労働者階級を分断する「県外移設」を掲げ、民営化・外注化や労組破壊を進めている張本人です。
沖縄大でも、当局が「『労働運動と学生運動の力で沖縄を〝国際連帯=革命の島〟へ』と主張する団体と、沖縄の大衆運動、市民活動との異質性について丁寧に学生の皆さんに伝えていきます」なる文書を出し、自治会運動に敵対しています。新聞で「基地建設反対」を表明する教授たちが、キャンパスでのビラまき一切禁止の学則をつくり、「基地反対」集会を行った私を処分しています。「戦争か革命か」が問われる中で、沖大・仲地博学長や法政大・田中優子総長のように、「戦争反対」と言いながら崩壊する資本主義を延命させるために職場やキャンパスの闘いを圧殺する連中は安倍政権と一体で戦争を進める者です。
基地建設と戦争を止める力は、こうした連中と闘い、労働者・学生が団結する中にあります。8・17集会が示したように、労働者・学生が国境を超え、職場・キャンパスから「戦争協力拒否」で闘えば、戦争は1秒も進められません。
沖大自治会は、学生を抑圧し分断する処分・学則改悪と闘い、沖大から戦争反対・辺野古基地建設阻止の総決起をつくり出すために闘います。IJBS労組など闘う労働組合と連帯し、保育所民営化反対・非正規職撤廃を掲げて北中城村議選を闘う宮城盛光さんを支援して闘います。何より、沖大生と全国学生のみなさん! 奪還された法大・武田雄飛丸君とともに全学連大会に大結集しよう! 革命に向かって団結を打ち固めよう!
7・1閣議決定は労働者人民の逆鱗に触れ総決起に転化する 1%の資本家の手代の安倍は、労働者人民覆し、の怒りにおびえつつ、犠牲を集中し、7・1閣議決定によって「戦争をしない国」から「戦争をする国」に公然と転換し、極限的な無権利化、奴隷化、戦争を強い、社会を崩壊させる以外にない姿をあらわにしていますが、これは、労働者人民の支持を100%得られず、逆鱗に触れ、総決起に転化するものです。 それは、生産を担い、社会を動かす労働者の団結の闘いで、新自由主義、戦争と対決し、安倍・日帝を倒す階級的労働運動・国際連帯の闘いの発展が背景となって、必ず、全国全人民の総決起に転化するものです。 この闘いと一体に、安倍・日帝の新自由主義と戦争、その下の究極の弾圧と真向から闘い勝利している星野闘争もまた100万人署名を軸に、労働者人民が立ち上がり勝利していく闘いになっています。 資本・権力は、新自由主義と世界の資本主義化による搾取に次ぐ搾取の末に手に余る過剰資本・過剰生産力を抱え、アベノミクス等の財政・金融政策の小手先ではニッチもサッチもいかず、倒されない限りさらに全世界で金儲けと、金儲けの場(市場、資源、勢力圏)の拡大を求め、強搾取・貧困と争闘戦の戦争化にひた走り、全労働者人民に何一つ希望を約束できず、そのことへの労働者人民の怒り、生きさせろの闘いは、真に根底的で大衆的なうねりとなっています。 安倍を手代とする資本が、世界の資本主義と同じに、新自由主義の破綻、大恐慌の深化に追い詰められ、なお金儲けと、金儲けの場の拡大を求めて、国鉄から公務員・自治体労働者を中心的標的に民営化・外注化、非正規化をさらに強行し、無法に近いやり方で首切りによって職場を奪う、低賃金・長時間労働によって生活・生命を破壊する、法人税減税の一方で、増税、社会保障解体によって生きることさえままならなくしています。そしてあげくの果てには、秘密保護法によって真実を隠して、7・1閣議決定によって他国の戦争に公然と参戦する集団的自衛権の行使容認に踏み出して、戦争をしない国から「戦争をする国」に公然と転換して、無権利化・奴隷化して戦争を強いる、こんなことに怒らない労働者人民はいないのです。 階級的労働運動、国際連帯の力で勝利を まして、財閥と軍部が結託した日帝はじめ帝国主義が世界で6000万、アジアで2000万、日本で原爆、大空襲で300万人を虐殺したことへの怒りは決して消えないし、その怒りが日帝に「戦争をしない国」を強制さえしてきたのです。その日帝が安倍によって再び「戦争をする国」を、日本とアジアと世界の労働者人民の怒りにおびえつつ宣言したのです。このことへの労働者人民の怒りはどこまでも深く、巨大です。安倍もろとも日帝を打倒する力を持つものです。この安倍・日帝の動きが世界の帝国主義・大国間の争闘戦の軍事化・戦争化そのものであることから、アジア・全世界の労働者人民の怒りは、一つであり、どこまでも深く巨大です。安倍・日帝もろとも世界の帝国主義・大国、資本主義とスターリン主義を打倒する力をもつものです。 この怒りを体現する、国境、民族をこえた労働者人民の団結した決起、闘いが彼らを打倒し、労働者人民自身の手で、搾取の無い、戦争の無い、誰もが人間らしく生きられる社会を実現するのです。 それを体現するのが動労千葉・動労水戸、民主労総、ILWUを先頭とする階級的労働運動、国際連帯の闘いです。 動労千葉・動労水戸の国鉄闘争が、団結し立ち上がり、国鉄分割・民営化が無法の不当労働行為であることを暴き、新自由主義そのものの不当を暴き、さらに、原発・原発事故、改憲・戦争、沖縄・諸攻撃の不当を暴き、資本・権力を追い詰めているように、生産を担い、社会を動かしている労働者が団結し立ち上がれば、全人民の決起もかちとり、あらゆる攻撃を打ち砕くことができるし、支配権を奪い返し、すべてを奪い返して、職場も、地域も、社会も変えることができるのです。労働者人民の人間性、共同性、創造性を解き放つ労働者自己解放闘争を真に発展させ、誰もが人間らしく生きられる職場、地域、社会に変えることができるのです。 この闘いが、労働者人民の根底的・大衆的な怒り・決起と結ぶことによって、真に勝利していくことができるのです。 そして、星野闘争の勝利もこの闘いと一体です。 100万人の署名で星野無期を打ち破ろう 新自由主義は団結・闘いの圧殺・弾圧と一体であり、戦争は団結・闘いの圧殺・弾圧と一体です。そうした圧殺・弾圧の究極としてある星野無期・40年投獄を打ち砕き勝利することによって、すべての圧殺・弾圧を無力化し、私たちの人間解放の闘いに勝利できるのです。究極の分断・弾圧の星野無期に対し、暁子との愛と団結を中心にすべての労働者人民の団結によって覆し、労働者自己解放闘争・全人民の解放に勝利していく、そのことによって星野無期を覆し、勝利していく力を手にしているのです。そのことによって、スターリン主義の労働者自己解放闘争の否定・破壊によって日共が戦中弾圧に敗北した負の歴史も乗り越えて、団結し、労働者自己解放闘争、全人民解放の闘いをどこまでも発展させていけば、そのなかで私たちの人間性、共同性、創造性を解き放っていけば、どんな圧殺・弾圧も無力化し、勝利を手にしていくことができるのです。 ネガ開示を無実への最高の武器に、100万人の署名で全証拠開示をかちとり、再審・解放を70歳までに実現するために、共に闘いましょう。 団結を、労組、ソビエト、党を一体に、職場、地域、社会のど真ん中で発展させることで、世の中を真に変えるプロレタリア世界革命に勝利する階級的労働運動・国際連帯の闘いに、全世界の労働者人民の決起をかちとるために共に闘いましょう。 |
8.16星野再審会議全国総会報告 |
星野暁子さんは、星野文昭さんのメッセージを全文読み上げた後、「この一年、徳島刑務所デモ、『愛と革命』の出版、各地の絵画展と集会、6・29集会の成功、そして星野闘争の歌の作成と大きく前進してきた。人間が人間らしく生きることを求めて新自由主義と対決する拠点として星野闘争はある」と語り、「70歳までに文昭を取り戻すために本気で闘う」と訴えました。 基調報告は事務局が行い、「7・1閣議決定情勢を打ち破る根源的な回答は階級的労働運動と国際連帯にある。星野闘争は労働者階級の正面課題としてすわり、これを中心に大衆的発展がかちとられてきた。星野闘争は、国鉄決戦を基軸とする<国鉄闘争><改憲阻止・反原発闘争><選挙闘争>の3つを貫く、階級の魂の位置を占めている。私たちは3つの決戦の先頭で闘い、2010年代中期の激闘で星野さんを取り戻そう。そのために、今こそ、職場、学園、地域に突撃し、100万人の署名を集めよう」と提起しました。 「労働組合に入ろう」 総会の後半は討議です。「星野さんを取り戻す闘いは資本との闘いと同じであり、戦争を止める闘いだ」、「星野さんは獄中40年、改憲と戦争を阻止する先頭で闘っている。労働者民衆のリーダーであり、希望になっている。ここに100万人の署名を集める展望がある」、「7・1情勢で労働者民衆の地熱が高まっている。労働組合に入り、ここで勝負しよう。教会も労働者の一つの拠り所であり、労働者へ入る道筋にしたい」、「今日の情勢で、労働者階級の力で星野さんを取り戻そうという方針を実現できると実感している。100万人の署名を集めるには、運動の質が変わる必要がある。星野の会として、本気で職場に入っていこう」という実践的決意に満ちた意見が続きました。 「西郡8家族を防衛する決議」を採択し、参加者が寄せ書きした檄布を全国水平同盟西郡支部と、辺野古新基地建設阻止と一体に選挙戦を闘っている沖縄の宮城盛光さんに贈りました。狩野満男さん、平良修さん、戸村裕実さん、星野暁子さんの4人を共同代表に再選し、「団結ガンバロー」で閉会しました。 今年の総会において、全証拠開示・再審開始を求める100万人の署名運動で7・1閣議決定情勢を打ち破り、星野文昭さんを取り戻そうと熱烈に決意しました。6・29全国集会で宣言された100万人署名運動が、いよいよ音を立てて動き出したのです。8・17大集会から11・2労働者総決起集会の勝利へ全力で闘い、星野さんを取り戻そう。 |