IJBS労組 雇い止め絶対に許さない!怒りをもってストライキ決行!
6月18日、日本IBM・ビジネスサービス労働組合(IJBS労組)が組合結成後はじめてのストライキを決行した。
IJBS労組は2年前にコールセンターで働く非正規労働者で結成された組合で、今年の3月31日には仲宗根光洋書記長が雇い止め=解雇されたばかりだ。IJBS資本は、労組を敵視し破壊する為に書記長を雇い止め=解雇したばかりか、今度は3月に組合に結集したばかりのS組合員に対しても6月末での雇い止め=解雇を通達してきた。
書記長につづき組合員まで雇い止め=解雇されるという不当労働行為としか言いようがない資本の攻撃に対し、6月10日に書記長・S組合員の両名に対する雇い止め=解雇撤回を経営側に要求した。要求貫徹の為に組合員全員の賛成をもって、18日に沖縄県うるま市の事業所前での指名ストを決行した。
午前8時からのビラ撒きには当該の書記長やS組合員を激励するために県内の多くの労働組合の同志が結集し、ストライキは当該の書記長やS組合員と、富田晋委員長で午前9時から午後6時まで闘い抜き勝利した。今回の一番の勝利は、当該であるS組合員の決起である。
S組合員は昨年の11月に入社したばかりの新入社員であったが、仲宗根書記長の雇い止め=解雇撤回の闘いを通して組合に結集した。5月末に経営側から解雇通達を受けてからの3週間で、「要求書の読み上げ」「ビラ撒き」「ストライキ」と労組の活動全てを当該として闘い抜いた。経営側に要求書を読み上げる際に、S組合員は自身が受けた研修担当からのパワハラについて、「私たちは我慢しないといけないんですか!」と言い経営側を糾弾した。このS組合員の思いと決起こそが、一番の勝利だ。
雇い止め=解雇撤回闘争によって、団結を増やすことが出来ることを改めて認識できたストライキ闘争だった。(I)
解雇撤回!非正規職撤廃!改憲・戦争を許すな!労働組合の力で基地撤去をかちとろう!
6・23沖縄集会基調報告
在本土沖縄労働者会議
1)はじめに
6月23日沖縄現地においては「沖縄慰霊の日」として沖縄現地が非戦を誓い合う日に安倍首相は沖縄現地の慰霊祭に参列する。また、天皇は「対馬丸沈没慰霊祭」に参列することをもくろんでいる。「この戦争を強制した者」と「戦争を強制しようとする者」が相次いで沖縄現地に行くのはなぜか!答えは明白だ。再び沖縄労働者・労働者階級を戦争にかりたて戦争の犠牲になれと強要するものとして参列するのだ。絶対に許してはならない!
さらに、安倍政権は特定秘密保護法を国会で可決させ、憲法第九条の解釈変更で集団的自衛権の行使ができるようにするとして「戦争への突入」を宣言した。戦後、沖縄においては特定秘密保護法で県民を黙らせ、憲法第九条は形骸化されは「基地の島・沖縄」として日米帝国主義によって蹂躙されてきた。しかし、沖縄労働者は屈服してはいない。戦争反対を一貫して闘い続けている。帝国主義の戦争を止められるのは労働者だ。資本と「非和解・非妥協」でたたかう労働組合の団結の力が戦争を止め、帝国主義を打倒するのだ。
6月22日から杉並区においては杉並区議補欠選挙が行われている。その最中に行われる本集会は都政を革新する会・西部ユニオン副委員長の北島邦彦候補を当選させる闘いとしてあります。この選挙は安倍政権・田中区政と真っ向から対決して改憲と戦争、解雇自由を止める闘いです。また、民営化に賛成し田中区政を支え、都知事選においては細川支持を表明した裏切り者・○○との対決としてあります。動労千葉・水戸のたたかいと共にJR復帰10万人署名運動の力で北島勝利をたたかい取ろう。この杉並補欠選挙戦にたたかう仲間は全力決起をすることを訴えます。
2)日本・IJBS労働組合・仲宗根書記長解雇撤回を勝ち取ろう!
沖縄大学自治会(委員長・赤嶺知晃)を支援しよう!
北中城村議会選挙で宮城盛光さんの当選を勝ち取ろう!
今、「基地の島」「非正規職の島」=新自由主義の危機と破綻の中から、沖縄の青年労働者の闘いが始まっています。日本IBM・ビジネスサービス労働組合(IJBS労組)の仲宗根書記長への雇い止め解雇撤回の闘いは、沖縄の労働者階級と階級的労働運動派の新たな挑戦です。全産別でIJBS労組の解雇撤回闘争を闘い、沖縄の労働運動を塗り替え、労働組合を体制内指導部から沖縄の労働者階級の手に取り戻そう。
IJBSは日本IBMが100%出資する子会社です。コールセンター業務など企業の一部門を丸ごと企業から請け負う、外注化に特化した新自由主義企業です。そのもとで99% が非正規職で労働法も解体された、異常な職場ができあがった。IJBS労組はこの現実と真っ向から闘い、職場の労働者の支持を拡大してきた。だから、この書記長解雇撤回闘争は日本と世界の労働運動を塗り替え、新自由主義を根底から覆す決定的な位置を持っています。当該自身が確信に燃えています。
私たちは、この労働組合書記長である非正規労働者・青年労働者に対する雇い止め=解雇攻撃を、断じて許してはなりません。この攻撃は、米帝と日帝が「基地の島」沖縄を何としても維持するために、何よりも沖縄の労働者階級の闘いを圧殺するためにかけられた攻撃です。
この非正規青年労働者の解雇撤回の闘いこそ、階級的労働運動と国際連帯の実践的闘いそのものです。この闘いこそ、日帝・安倍政権の戦争と改憲攻撃のもとで進められようとしている辺野古新基地建設攻撃に対して、階級的に対決していく闘いとしてあります。自らの職場における仲間を増やす闘いと国鉄1047名解雇撤回闘争を一体化し、最高裁への10万筆署名を取組み、IJBS解雇撤回を全国の仲間が職場で訴え支援しよう。
また、沖縄大学においては5月19日学内決起(キャンパス集会)で自治会の再建を勝ち取りました。在本土沖縄労働者会議は全面的にこの自治会を支持する。
この自治会建設は沖縄・全国の学生に衝撃を与えています。キャンパス集会において沖縄大学当局は「学生証チック」「ビラ配布禁止」「警察への売り渡し」「帰れコールの組織」等々の弾圧かけてきました。また、集会主催者の赤嶺君に沖縄大学当局は訓告処分をかけてきました。断じて許せません。これが「リベラル学長・仲地博」の実態なのです。仲地の「反基地闘争」などペテンでしかありません。
全国でも青年労働者と学生が陸続と決起が開始しています。自分たちの未来を切り開き、命を奪い返す闘いは、「3・11」を経て新たな段階に突入しています。青年労働者と学生のすべての怒りと力を、日帝・安倍政権の破綻点である「安保・沖縄」をつかんで離さずに解き放つ時なのです。
労働者・学生の未来を安倍などの新自由主義者どもに委ねられません。IJBS労組・沖縄大学自治会を先頭に青年労働者の団結をよみがえらせよう!
さらに9月の北中城村議員選挙において宮城盛光さんの当選を勝ち取ろう。宮城さんは全軍労時代から一貫して沖縄反戦闘争をたたかい、国鉄大運動呼びかけ人としても活躍されています。日本・IJBMを解雇された仲宗根君を支援し、労働者と共にたたかう議員です。選挙に向けた「檄布・メッセージ・カンパ」を全国から集中しよう。
3)在本土沖縄出身労働者は「血債主義・糾弾主義」と決別し、沖縄現地と一体となって闘おう!
在本土沖縄出身労働者とは、その大半が沖縄から本土への出稼ぎ労働者であり、またそこから本土に定住した労働者とその家族等々です。したがってそれは沖縄の労働者階級の一部であり、また日本、そして全世界の労働者階級の一部でもあるのです。だからこそ、沖縄闘争を闘う主体であるとともに、国際連帯を掲げて日帝打倒・プロレタリア革命を闘う担い手でもあるのです。
沖縄出身労働者は、一貫して沖縄現地の闘いに呼応し、一体となって本土の地で闘いぬいてきました。戦後(沖縄戦後)の米軍基地建設=土地取り上げによって生きるすべを失った沖縄の労働者は、基地で働くか、でなければ沖縄から出て本土で働くか(ないしは海外へ移民するか)以外に選択肢はなかったのです。しかし、70年安保・沖縄闘争に見られるように、本土でも沖縄出身労働者・青年労働者が職場から学園から陸続と決起しました。
「復帰」後は、「沖縄振興策」なる新自由主義攻撃の極限化というべき攻撃のもとで、沖縄の労働者全体が一気に低賃金・非正規職に突き落とされ、どん底の生活苦の中に叩き込まれていくのです。こうしたことが労働者・青年労働者をして、ますます本土への出稼ぎ労働者として駆り立てていくことになっています。
しかしこうした現実は沖縄だけの問題ではありません。新自由主義攻撃は、今や本土でも、全世界でも膨大な労働者・青年労働者を、非正規職化と、劣悪な労働環境のもとに突き落としています。あるいは仕事を奪い失業状態におとしめています。これが全世界の青年労働者の実態なのです。今や「民営化・外注化粉砕! 非正規職撤廃!」は全世界の労働者の共通のスローガンになっています。国際連帯を掲げた労働者階級の闘いがこの腐敗を極める資本主義社会を根底から覆していく時代が始まったのです。
沖縄闘争における在本土の闘いをさらに発展させるために、4・28集会において「血債・糾弾主義との決別」それとの闘いを宣言しました。
現代は、大恐慌情勢のいっそうの深まりのなかで帝国主義間・大国間の戦争情勢へと突入する時代となっています。しかし同時にそれは、革命の時代の到来でもあります。
今こそ労働者階級の団結の力で、労働者階級自身の解放を通して、すべての人間の解放を勝ちとるために闘うこと、プロレタリア革命を実現する時代が到来しているのです。その主体は労働者階級・労働者そのものだということです。
労働者階級は、賃労働者と資本という非和解的関係(絶対的矛盾・対立関係)のなかで、生きるために団結して闘っていかなければならない存在です。生きるためには自らを解放せずにはおかない革命的階級であるということです。
「血債・糾弾主義者」は、帝国主義が本土の労働者階級と沖縄の労働者階級の間に持ち込んだ分断を克服するどころか、逆にその分断に手を貸し、それをいっそう大きくに拡大していくものでしかないのです。
また、同じ在本土の沖縄青年労働者を組織する場合でも、帝国主義による本土と沖縄の労働者階級への団結破壊に対する怒りを組織し、階級として団結し、共に闘い勝利していく道筋を明らかにして組織しようとするものではありません。在本土沖縄労働者は沖縄現地と一体になって本土で本土の労働者と団結して共に闘おう。
4)在本土沖縄労働者は合同労組に結集してたたかおう!
在本土沖縄労働者会議は、その結成宣言の冒頭で「沖縄闘争は新たな歴史的決戦段階に入りました。この決戦段階の到来を前に、私たちは、沖縄現地の闘いと一体となって、沖縄闘争の勝利と、何よりも全世界の労働者階級の解放とかちとるために在本土沖縄労働者会議を結成しました」と宣言しました。
5・15(17日~19日)沖縄現地闘争は、「解雇撤回!非正規職撤廃!改憲・戦争を許すな!労働組合の力で基地撤去をかちとろう!」でたたかいました。
「沖縄闘争を闘う」ということは、新自由主義と対決し、闘う労働運動をよみがえらせる中に、沖縄の基地を撤去し、戦争を止め国境を越えた労働者の団結・全世界の闘いを団結させていく力があると確信しました。
復帰後の「沖縄振興策」は外注化を徹底的に推し進め非正規職を膨大に生み出し、闘う労働組合解体攻撃としてかけられてきました。つまり、復帰後の「沖縄振興策」によって分断し、その後に「国鉄分割・民営化」で闘う労働組合を解体し、新自由主義攻撃によって沖縄の闘いを圧殺する、労働組合を体制内労働組合に押しとどめる攻撃としてありました。
資本と「非和解・非妥協」闘い、在本土沖縄労働者も団結を求め、帝国主義を打倒する労働者階級の団結形態として合同労組に結集しよう!
沖縄闘争を共に闘う無実の星野文昭さんを取り戻そう。全証拠開示運動を進めよう。6・29星野全国運動に参加しよう。
各地の反原発運動と連帯して被ばく労働を許さない闘いに決起しよう。
8・6ヒロシマ―8・9ナガサキ反戦反核集会に参加しよう。「戦争・原発首切りの安倍をともに倒そう!」8・17大集会に決起しよう。