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新時代の前夜―旧体制崩壊のシンボル

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■ベルリンから
新時代の前夜―旧体制崩壊のシンボル
 ウクライナの状況は、危機のさなかで攻撃的になっている世界資本主義の崩壊のシンボルである。ユーゴであれ、イラク、アフガニスタン、エジプトであれ、またウクライナであれ、帝国主義が全世界に手を伸ばし、その結果、帝国主義体制の終わりを告げているということだ。
EUの東方拡大と西ドイツとEUによる東ドイツの併合は・・・・・
 
自国で戦争に抵抗すること
 ウクライナにおける戦争を阻止するためには、侵略国における戦争への反対運動が必要である。そのために、先週土曜日(531日)、ベルリンで、政治諸組織の活動家中心のデモが、かなりの数でおこなわれた。職場の労働者は、このかんマスコミによって、あらゆるルート(新聞、テレビ、ラジオ)で流されている情報、つまりウクライナの事態はすべてロシアに責任がある、という情報に影響されていて、デモへの参加がおくれている。しかし、今回の強力なデモに街頭で出会ったり、それを新聞で読んだりすることで、マスコミの一面的な報道に、いささかなりともストップをかけることができたと思う。
 こうした状況であるから、この地で資本主義の戦争政策に対して、新たな戦線を構築することが絶対に必要である。あらゆる手段を使って、この任務を実現しなければならない。そのためには、何よりも職場でのたたかいをとおして、資本の攻撃の根源を叩き、同時に労働者を組織していくことだ。というのは、EU諸国の体制内労働組合は、EU政府の戦争政策に対して、何らたたかう姿勢をみせていないからだ。
 闘う労働運動が存在するならば、政府は戦争政策を強行できない。もし強行すれば、自国の足元で抵抗と反乱を呼び起こしてしまうからだ。これが、職場における政治的活動家の任務である。
 
抵抗から攻撃へ
 ベルリン都市交通の民営化に反対する行動委員会は、825日深夜零時から、831日の24時までの7日間、連日24時間の抵抗週間として、ベルリンの南駅東交差点での行動を計画している。大財閥と政権がぐるになっておこなっている侵略と収奪に反対するすべての労働組合員、市民団体、政治組織や諸団体とともに、この行動を貫徹する。
 ところが、今や、GDL(ドイツ機関士労組)においてさえも、批判的で戦闘的な組合員にたいしては、口封じが強制されている。実際、GDLのベルリン都市交通東部グループで、それが起こっている。すべての批判的な組合員にたいする見せしめとして、一人の仲間が626日付で、GDLから除名されようとしているのだ。かれは、組合員向けの公開状で、GDL本部役員の独裁的なあり方を批判したことが理由である。GDLの組合集会で、批判的な態度のために、暴力的な脅迫にあったことを、公表したのだ。
 こうした組合除名の脅迫で、組合のすべての労働者の闘争力が弱められるだろうというのだ。批判的な組合員にとどまらず、すべての組合員が、この攻撃の標的になっているのだ。私自身も、脅迫文を、何とGDLの議長から受け取っている。しかし、このような攻撃に対する断固とした回答が、数多くの組合員の仲間から表明されるであろう。
 資本にあやつられたウクライナ政権の戦争政策とベルリンにおけるわれわれ組合員に対する攻撃は、資本主義の政治的社会的体制そのものに対するわれわれからの決然たる反撃を呼び起こすであろう。これ以外の道はない。敵の危機は、われわれにとって反撃の好機である。労働者人民は、その力を持っている。それを、われわれが、国境をこえ、職場をこえ、組合を越えて、全世界的に結合することだけが必要なのだ。
 心からの闘う挨拶を送ります。
 
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ドキュメント映画完成 4年目のホットスポット ~開成山公園編~ 福島県郡山市

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   福島県にある開成山公園は郡山市で最も人の集まる公園。除染が行われ、モニタリンポス ­トの数値は0.3マイクロシーベルト以下。しかし測定を行うと、その「数倍」の数値が ­測定された。除染を終えた場所でも、泥がたまり局所的に線量が高くなる、マイクロホッ ­トスポット化現象の問題に直面する、開成山公園の今を調べてみた・・・
 
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3.22 沖縄フリフリ脱原発デモ 11回目 (2014年3月22日 那覇国際通り)

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☆無事終了しました☆3.22脱原発デモ@沖縄無事終了しました

本日、3.22脱原発デモ@沖縄無事終了しました!
19人で国際通りを歩きました。
ツイキャスでのコメントや、リツイート、応援などありがとうございました!
取り急ぎご報告です。
ありがとうございました!!!

youtubeの動画はこちらから見られます↓


当日配信したツイキャスはこちらから見られます↓


ゴール地点の牧志公園で集合写真↓


脱原発デモ@沖縄 ~国際通りでフリフリ脱原発~
藤原桃
 

5・15沖縄行動 5 17国際通り集会  沖縄行動の核心がここにあります!

浦部力ワンマン69曲ライブに行きました

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途中参加だが25曲位は聴いたがパワフルさが最後のアンコールまで続いていた。凄いよ

[転載]【セミナー】大統領選後のウクライナ

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日 時:6月28日17:00~19:00
場 所:立正大学品川校舎11号館5階1152教室
講 師:末澤恵美(平成国際大学准教授)=>依頼中
    蓮見 雄(立正大学経済学部教授)
コメンテータ:=>検討中
【ユーラシア研究所】http://www.yuken-jp.com/
【Save Donbass People】https://www.facebook.com/Savedonbasspeople
【Euromaidan】https://www.facebook.com/emaidanua

転載元: ロシア・CIS・チェチェン

URGENT CALL FROM BRAZIL: WE NEED YOUR SOLIDARITY

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サンパウロ鉄道労組はストライキ続行のようです。
 
URGENT CALL FROM BRAZIL: WE
NEED YOUR SOLIDARITY
連帯要請の緊急呼びかけ
Sao Paulo Transit Workers: Intensify
the struggle, defend the right to
strike, prevent any punishment,
we want to negotiate now.
サンパウロ鉄道労働者:闘いを強化しよう、ストライキ権を守れ、不当処分粉砕、当局は話し合いの席に就け!
 
Everyone has been following the mobilizations going on in Brazil
with strikes and demonstration by workers and popular
organizations expressing their indignation about the World Cup
with its astronomic costs and corruption, all in function of the
interests of the multinational companies and FIFA.
天文学的コストと大いなる腐敗の下で開催されるワールドカップ、国際資本とFIFAの利益のみに機能するワールドカップに怒りを表明する労働者と諸組織によるストライキとデモに、ブラジルの全人民が続こうとしています。
 
But at the same time people have been .putting forward their
concrete struggles making demands for salaries, rights, housing,
better public services. They have denounced repression and
criminalization of dissent, etc.
しかし同時に人々は、賃金、人権、住居、福祉に対する具体的闘いを前進させている。彼らは反対者に対する差別・弾圧を弾劾してきた。
 
At this moment, the transit workers in Sao Paulo are in the fifth
day of a strike which began last Thursday. The transport
workers carry 4,000,000 passengers every day in the city where, next Thursday, June 12, the opening of the World Cup will take
place. Because this strike is so important, the government has
decided that it has to be defeated come what may. It is seeking
to impose an end to the strike and also prevent the mobilizations from escalating in the coming days.
現在、サンパウロ鉄道労働者は先週の木曜日にストライキに突入以来、5日目を迎えている。次の木曜6月12日、ワールドカップが開会されるこの都市では、鉄道労働者が毎日4百万人の乗客を運んでいる。このストライキの重大さゆえに、政府は何があろうとみストライキ破壊に乗り出すことを決定した。ストライキに終止符を打たせ、来る日の大動員を阻止しようとしている。
 
Brazilian Justice, working hand in hand with the interests of the
government, big business and FIFA declared the strike illegal
today and demanded that the transit workers return to work
immediately. It has established a daily fine of US$ 250,000 on
their union for non-compliance.
ブラジルの法廷は、政府、大企業、FIFAと手を組み、本日、ストライキを違法と宣言し、従わない場合は日額2万5千ドル(2千5百万円)罰金を科すとしている。
 
This decision by the Justice Ministry allows the government to
dismiss the strikers, contravening all their legal and economic
rights.
法務局によるこの決定は、政府にスト参加者の法的・経済的権利を踏みにじり、解雇まで突き進むことを称揚しているのだ。
 
We are counting on the support and solidarity of all the Brazilian union centrals that are organization initiatives in support of the
strike (see note below)
我々は、ストライキ支援の前線組織である全てのブラジル労組本部を支持し連帯する。
 
The Union and the workers have decided to continue the strike,
despite the government’s orders, in order to defend their
demands and also to defend their right to strike.
鉄道労組と傘下の労働者は、政府命令を乗り越えて、自らの要求とストライキの権利を防衛するため、ストライキの続行を決断した。
 
We need your support and solidarity. Send messages to the
e-mails below, post photos on social networks, broadcast this
call on your lists and web sites
支持と連帯を集中してほしい。以下のアドレスにメッセージを。ネットワークに写真を掲載し、貴websiteやMLでこの呼びかけを流してほしい。
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Full support for the Sao Paulo Transit Workers
サンパウロ鉄道労働者、断固支持!
Response to the demands of the transit sector
鉄道労働者の要求に答えよ!
In defence of the right to strike.!
市とら生き権を防衛しよう!
No to repression, no punishment!
弾圧分差、処分撤回!
Alckman negotiate!
交渉に応じろ!
Altino Prazeres
President, Sao Paulo Transit Workers Union
アルティーノ・プラゼラス
サンパウロ鉄道労組委員長

ブラジル地下鉄スト拡散

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ブラジル地下鉄スト拡散...政府、20万兵力を配置

[ワールドカップに定義のシュートを]裁判所、労組のストライキに一日2千万以上の罰金

チョン・ウニ記者 2014.06.10 10:02
 ブラジル地下鉄労働者のストライキが広がっている。 政府はストライキとデモを阻止するために軍兵力20万人を配置した。アムネスティ・インターナショナルは、ブラジル政府がストライキとデモを犯罪的な暴動として対応していると警告した。
 6月9日、BBCなどの報道によれば、サンパウロの地下鉄労働者は勤務に復帰しろという裁判所命令にもかかわらず、 無期限ストライキを強行することを決めた。
 この日、サンパウロ州のGeraldo alckmin知事は、 勤務に復帰しない労働者に解雇命令をした。 裁判所はストライキに当初10万レアル(約450万円)を賦課していたが、この日から罰金を5倍に上げて50万レアル(約2200万円)にした。 現在までに労働組合に賦課された罰金は約4600万円になる。
 

▲サンパウロ地下鉄労働者が「地下鉄は商品でない」としてデモしている。[出処:BBC画面キャプチャー]
 
 労働組合は、裁判所の発表から数時間後にストライキの継続について組合員の総投票にかけ、 以前と同じ賃上げ案を貫徹するまで無期限の全面ストライキを再決定した。 地下鉄労働者たちは12.2%の賃上げを要求している。 政府所有の会社は8.7%以上は受け入れられないという立場だ。
 労働者たちは、賃上げの他にも政府の地下鉄私有化に反対している。 労働者たちは9日にも「地下鉄は商品ではない」というプラカードを持ってストライキ・デモをした。
 サンパウロ地下鉄労組のアウティノ・プラゼーレス(Altino Prazeres)委員長は、 労働者の無期限ストライキの立場について「ワールドカップを前にストライキを続けるのは私たちの意図ではない」とし「私たちの目的は問題の解決だ。政府もこれを追求すべきだ」と明らかにした。
サンパウロに続いてリオデジャネイロの地下鉄労働組合もストライキに突入する計画だ。リオ地下鉄労組は賃上げが貫徹されなければ今週、ストライキに突入すると明らかにした。リオ市民も政府に対し、リオ地下鉄の労働者の賃金はブラジル全域で最低だとし、 労働者の賃上げ要求を支持する公開書簡を送った。10年目の労働者の月給は約1500レアル(約6万8000円)だ。
 一方、ブラジル連邦政府は労働者のストライキ・デモに備え、 約20万の兵力を都心に配置すると明らかにした。 兵力には2万人以上の民間用役会社の人員も含まれている。
 国際アムネスティは6月5日の声明で、 最近、ブラジル政府が平和なストライキとデモ隊に対し、 催涙弾、ゴム弾を投入し、デモを犯罪化して法を乱用していると警告した。

6.12 戦争をさせない全国署名提出集会・国会包囲抗議行動

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集団的自衛権に関する閣議決定問題で、事態は急迫してきました。
力を合わせて、全力で闘いたいと思います。以下の集会、ぜひご参加下さい。
 
 
6.12 戦争をさせない全国署名提出集会・国会包囲抗議行動
日時:6月12日(木)開場18:00 開会18:30
場所:東京・日比谷公園野外音楽堂
※集会終了後、国会周辺へ移動し、抗議行動を行います。
主催:戦争をさせない1000人委員会
 
 


「戦争する国」にするな!6・17大集会ー解釈で憲法をこわすな!ー
日時 2014年6月17日(火)17:30開場/18:30 開演(18:00~プレ企画)
日比谷野外音楽堂、その後、国会請願デモと銀座デモの2コース
■実行委員会からの挨拶
■スピーチ・池田香代子さん(翻訳家)
■連帯挨拶・日本弁護士連合会憲法問題対策本部/戦争をさせない1000人委員会/
立憲デモクラシーの会/日本ペンクラブ/井筒高雄さん(元3等陸曹、レンジャー隊員)
■国会議員の皆さん
■[プレ企画・各界の諸団体から2分間スピーチ]
主催:解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会

郵政労働者の怒りの決起で闘う労組権力うち立てよう 

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6・18〜20JP労組大会へのアピール

郵政労働者の怒りの決起で闘う労組権力うち立てよう 

 
    
(写真 解雇撤回を闘う当該の青年を先頭に、郵政本社への抗議行動を元気よく貫徹した【5月1日 霞が関】)

 「JR体制打倒し革命勝利へ」の路線のもと、労働組合をめぐる攻防が全産別で激しく闘われている。全逓決戦は、国鉄決戦とともに新自由主義との戦略的対決軸にせり上がった。郵政労働者は6・8国鉄闘争全国集会に大結集し、6・18〜20JP労組全国大会(名古屋)闘争へ攻め上ろう。連合・JP労組本部を打倒し、職場に闘う労働組合をつくろう!

職場の怒りを集め民営郵政にトドメ刺せ

 郵政民営化から7年目、職場の現実は民営化の完全な破産を示しています。
 民営郵政に対する労働者の怒り、とりわけ青年の怒りは沸点に達しています。人員不足とスキル評価に対する怒りはすべての局を覆っており、どこかの局で反乱の火の手が上がれば、またたくまに全国に闘いが拡大することは不可避です。
 管理職の恣意的な判断による一方的なスキルダウンでただでさえ低い賃金を削られ、「やってられるか」と辞めてしまう労働者。パワハラで精神的に追いつめられ「自主退職」に追い込まれる労働者。こうして労働者を退職に追い込んでおいて、人員補充は行わない。だから職場は慢性的な人手不足。どこの班も人が足らず、年休はおろか計画年休までとれない。超勤やサービス残業の強制による長時間労働で体を壊す人が続出しています。郵便事故・交通事故は多発し、その責任はすべて労働者個人に押し付けられています。
 この現実を変えたい、覆したい――そういう怒りが全国の職場に満ち満ちています。
 加えて郵政資本は、「郵政グループビジョン2021」と15年株式上場の達成を至上命題として、この4月から新人事・給与制度と新一般職の導入を強行しました。4月の給与を受け取って職場は騒然となりました。郵便関係の多くの労働者は月額1万3100円の減額となり、中には減額が4万円を超えた人もいました。さらに、月給制契約社員から新一般職に登用された仲間はそれ以上の大幅賃下げとなり、「これでは生活ができない」と怒りの声が沸き起こっています。
 今こそ国鉄10万筆署名を武器に、職場の怒りと広く深く結合しよう。組合権力を奪取し、職場に闘う労働組合をつくる挑戦に猛然と踏み出そう。JP労組大会で「われわれこそが闘う執行部だ」と戦闘宣言を発しよう!

解雇撤回貫く青年の決起が資本揺るがす

 今、1人の青年の決起が郵政資本を根底から揺るがしています。
 3月24日、八王子西郵便局の青年が前代未聞の即日解雇を受けました。彼は昨年4月に大学を卒業し、22歳で日本郵便株式会社に正社員として採用されて、6カ月間の研修を終え、生命保険渉外営業(かんぽの営業)に配属されました。ところが、研修を終えて八王子西局に戻ったところ、営業の仕事を始める前から管理職によって「お前は(郵便局に寄生する)パラサイト(寄生虫)だ」と暴言を受け、執拗(しつよう)なパワハラ・退職強要が始まったのです。研修という名目で隔離と監視下の労働が行われ、業務命令で産業医を受診させて無理やり「精神病」の診断書をとらせようとしました。これはブラック企業が労働者を退職に追い込む常套(じょうとう)手段だ!
 この言語道断なパワハラ退職強要に屈せず、郵政非正規ユニオンに結集して立ち上がった彼の決起に、郵政資本は追いつめられ、3月24日の辞令書1枚での「即日解雇」へと至ったのです。
 「同じ境遇に追いつめられている仲間のためにも、絶対に負けられない!」。不当解雇を受けた当該の青年労働者を先頭に、郵政非正規ユニオンと地域の仲間は翌日から局の門前に立ち、解雇撤回を訴え闘いぬいています。
 「解雇は戦争と同じ」。これが不当解雇と闘う青年労働者の声です。「青年を使い捨てにする資本とその政府=安倍政権が、自らの利益と延命のためにやろうとするのが戦争だ。だから絶対に負けられない」。この決断に立った青年の登場は、郵政だけでなく全国の職場で圧倒的な共感を呼び、「交流会をやりたい」「自分の局でも郵政非正規ユニオンの分会をつくって闘いたい」という新たな決起も生み出しています。
 八王子西局における青年の決起と今日の攻防は、東京多摩局から始まった郵政非正規ユニオンの3年間の闘いが切り開いた地平です。何よりも地区党と産別委員会(全逓委員会)の団結が拠点建設の推進軸であることを示しています。この道を断固として進もう。

不当解雇攻撃の先兵=JP労組中央倒せ

 八王子西郵便局で不当解雇された青年労働者は、この6月のJP労組大会の代議員選挙に立ちました。ところがJP労組本部は、彼が解雇されたことを理由に「組合員資格はない」と立候補を拒否したのです。
 5月13日、JP労組東京地本選挙管理委員会は、組合規約第26条の「退職した場合は組合員資格を失う」ということを立候補拒否の理由に挙げました。しかし、かつて全逓の79年4・28大量処分をめぐる裁判で、「不当解雇を受けた場合は社員でなくなっても組合員である」とする最高裁判決が存在することを指摘されると、選管側はまったく反論できず、「本部に相談して結論を出す」としてひとまず地本預かりとなりました。
 そして翌日、地本役員は本部見解として「退職は解雇を含む」「あなたが組合員でなくなったのは(解雇された)3月24日です」と強弁し、解雇当該の組合員としての資格を認めなかったのです。さらに、「他労組とは一緒に闘いません。あなたのことでJP労組は闘いません」と、解雇撤回を闘うことを拒否したのです。断じて許せません。
 そもそもJP労組は、その組合綱領で「左右の全体主義を排除し」「産業民主主義の原則に立って生産性運動を推進する」と掲げ、階級的労働運動を敵視して資本と一緒になって生産性を上げる運動を行うとして出発しました。完全な帝国主義労働運動です。この連合・JP労組中央によって、破産した民営郵政は支えられているのです。連合・JP労組中央が現場の団結を破壊し、労働者の怒りと反乱を抑えつけることでかろうじて成立しているのが今日の民営郵政です。
 したがって、この連合・JP労組中央を打倒する中に郵政民営化を粉砕する道があります。
 今日、民営郵政とそれを支える連合・JP労組中央を打倒する決定的チャンスが到来しています。6・18〜20JP労組大会闘争を現場労働者の怒りの総決起で闘おう。

革命の成否をかけ国鉄決戦勝利へ進もう

 大恐慌は大失業と戦争、そして革命を生み出しています。
 崩壊を開始した新自由主義の危機に追いつめられた日帝・安倍政権は、絶望的に戦争と改憲に突っ走っています。昨年12月、労働者人民の反対の声を踏みにじって特定秘密保護法を強行採決し、4月には「防衛装備移転3原則」を閣議決定して武器輸出へ踏み出しました。そして5月15日、安倍の私的諮問機関「安保法制懇」の報告を受け、集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈の変更と関連法制定へ進むことを表明しました。日帝の生き残りをかけて戦後体制を右から破壊し、侵略戦争へ進もうというのです。断じて許せません。
 体制崩壊の危機に恐怖する日帝支配階級にとって、安倍―葛西(JR東海名誉会長)体制に代わるものなど存在しない。JR体制打倒はプロレタリア革命勝利の最短の道です。そして今、国鉄分割・民営化体制である資本・カクマルの結託体制が最後的崩壊の危機に直面しています。
 JRの青年労働者が闘う労働組合のもとに結集し、団結してJR体制打倒に立ち上がることが、革命の成否を決します。動労千葉は、5・2ストで外注先の労働者の組織化へ本格的に踏み出しました。動労水戸は5・10スト―いわき現地闘争に続く5・31いわき大行動を打ち抜き、労働組合の闘いがフクシマの根源的怒りと結合する決定的地平を開きました。
 国鉄最高裁10万筆署名を達成し、6・8集会の大結集から国鉄闘争全国運動の大発展へ向けて闘おう。革共同全逓委員会は、自らの職場で闘いをつくり出し、JR体制打倒の先頭で闘おう。
 八王子西局の解雇撤回闘争は、JP労組中央打倒の闘いそのものです。6・18〜20JP労組大会闘争でJP労組中央を打倒し、職場に闘う労働組合をつくろう!

本部圧倒し結審 原告が堂々と最終意見陳述

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国労組合員資格訴訟

本部圧倒し結審 原告が堂々と最終意見陳述

 
     
(写真 裁判終了後、原告を先頭にJR東日本本社前で国鉄解雇撤回署名を訴えた【5月23日 新宿】)

 国労組合員資格確認訴訟の第12回口頭弁論が5月23日、東京地裁民事第11部(佐々木宗啓裁判長)で開かれた。原告代理人が最終準備書面の要旨を読み上げ、成田昭雄原告(旭川闘争団)と羽廣憲原告(小倉闘争団)が最終意見陳述を行い、裁判は結審した。判決日は9月3日になった。
 原告代理人は、国労本部による原告からの組合員資格剥奪の不当・違法性を徹底的に暴き出した。
 国労本部は、「大会決定」という組合規約になんら規定のないやり方で原告から組合員資格を奪った。それだけでもその違法性は明らかだ。
 この裁判で被告の国労本部は、「規約に明文の規定はないが、JRないしJR関連企業に在籍することが組合員資格の前提」という主張を繰り返してきた。しかし、国労は被解雇者を組合員と認めない旧公共企業体等労働関係法(公労法)と対決し、被解雇者を守ってきた歴史を持っている。原告代理人は歴史的事実を逐一指摘して、被告の言い分を粉砕した。
 そもそも労働組合は、被解雇者を守り、解雇撤回闘争を闘うことで団結を固めていく存在だ。ところが国労本部は、解雇撤回闘争を闘っている被解雇者から組合員資格を奪うことで、労働組合の根本を破壊した。原告代理人は、2010年4・9和解以降、1047名解雇を「不当なものと認識していない」と言い放った濱中保彦国労本部前書記長の証言を取り上げて、国労本部の歴史的裏切りを断罪した。
 意見陳述に立った成田さんは、「自分の組合員資格がなくなり、国労から放り出されたと知った時のことを思い出すと怒りがわく」と切り出し、「国鉄分割・民営化に対して国労本部は闘ってきたように装っているが、闘争団組合員やJR組合員の必死の奮闘に乗っかってきただけだ」と弾劾した。また、「北海道での2・16国鉄集会に参加するため北海道に行った際、線路がひどい状態になっていると実感した。これは私を含む国労の保線労働者を大量に放り出した結果だ」と言い切り、JR体制もろとも国労本部を打倒し、組合員の手に国労を取り戻すときっぱりと述べた。
 羽廣さんは「私たちは解雇撤回闘争をあきらめてはいない。解雇撤回闘争を闘っている最中に組合員資格を奪うことは許されない」と述べ、この裁判で被告代理人が原告に対する尋問で国鉄時代の処分歴をことさら強調するなど、鉄道運輸機構やJRとまったく同じ態度をとったことを指摘して、「こんなやつらに組合を任せられないと本気で思った」と怒りを突きつけた。そして、「JR資本と闘わない本部は必要なのか。闘う方針が出せないのなら、私が指導部として責任を取る」「分割・民営化の破産が明らかとなり、本物しか相手にされない時代に、私は国労組合員、闘争団員として先頭に立って闘い続ける」と宣言した。
 原告のすさまじい迫力の前に、被告代理人の国労弁護団は一言も反論することができなかった。
 この裁判は初めは動労千葉鉄建公団訴訟の一審判決を出した白石哲裁判長が担当していた。白石更迭後に着任した団藤丈士裁判長も1年で交代した。司法権力は国鉄闘争圧殺の布陣を整えようと必死だが、原告はこれを実力で打ち破る決意だ。
 原告を先頭に「共に闘う国労の会」はこの日、朝は東京地裁前、裁判終了後はJR東日本本社前で、国鉄解雇撤回10万筆署名を呼びかけ、常磐線の竜田延伸反対を訴える宣伝行動を貫徹した。

[転載]北島邦彦の5/30-31福島訪問記~「福島の怒りをともにする」ことの核心を求めて

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5/30-31、NAZENの仲間とともに福島へ。春先から計画してはいたのですが、常磐線竜田延伸阻止の動労水戸の大ストライキ闘争と、「美味しんぼ」をめぐる社会的論争の渦中での福島行きとなりました。
「福島の怒りをともにする」と言いますが、その「怒り」の核心に身をもって迫りたいという想いからです。福島現地で闘う福島労働組合交流センターの仲間のおかげで、様々な人たちと出会う機会をもてました。感謝です!
 
 
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まずはふくしま共同診療所へ。事前に予約を入れておいたので、甲状腺のエコー検査を受けることができました。
県の甲状腺検査での2~3分の時間ならまだしも、頭をのけぞらせての15分の検査は、子どもたちにとっては煩わしいことかもしれません。
 
 
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検査結果の説明を受けながら、そのことを布施医師に聞いてみました。検査が途中で終わってもいいんです、一度の検査で甲状腺のすべてを見ることはできないから、検査の間隔を狭くして継続的に検査することが大切なんです、とのことでした。
 
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ふくしま共同診療所が実施している検査と、県のそれとの本質的な相違がはっきりとわかりました。ふくしま共同診療所の存在意義とこれから未来にわたって果たすべき役割の大きさが、あらためて明確になりました。
 
 
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東京でもNAZEN運動の中心的課題として、ふくしま共同診療所へのさらなる支援運動の拡大を進めていきましょう。
(落合恵子さんのメッセージが貼ってありました。落合さんは絵本を寄贈してくれていました。)
 
 
(ふくしま共同診療所が目指す理念が掲示してありました。)
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(布施医師に診療所支援カンパを渡しました。)
 
ふくしま共同診療所訪問のあと、最初にお会いしたのは、飯舘村から避難して、福島市でカフェをされている女性でした。政府―行政と東京電力に対する彼女の怒りは激しく、まずはそれに圧倒されました。
 
原発爆発後にも村からの避難指示は遅々として出されず、「信じていたのに、裏切られた」ことへの怒りの激しさです。それは、この現状を突破するには、これまでの社会が変わらなければどうにもならないという想いでもあると感じました。原発反対運動に関わっている人やボランティアの人など、彼女はこの3年間に多くの来店者と話をされたそうです。そして、「この人は福島のことについて本気なのかどうかわかるようになった」と。ドキリとしましたが、「今日は本気になってしゃべっちゃった!」と言ってもらえました。
 
 
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次にお会いしたのは、福島で梨農園を営む大内さん夫妻です。「美味しんぼ」問題について、「自分たちは農民として梨をつくり、きちんと検査をして放射能は不検出となっているのに、福島産というだけでまったく食べてもらえない」と、激しい憤りを口にされていました。その怒りは障害者差別を公言して憚らない、“脱原発”を標榜する研究者や活動家にも向いています。「風評」に巻き込まれる消費者に対しても。重い課題です。簡単に回答を出せる問題ではないと思いますが、企業は言うまでもなく、政府・行政が労働者人民にとってまったく信用できない存在であること、いや、そもそも労働者人民を搾取し抑圧する存在でしかないということが根底にあります。この構造を根本的にひっくり返す以外に、農民と労働者の団結を構築する方向性は見えてこないのでしょう。もっと議論をしていきたいと心から思いつつ、お宅を辞しました。
 
 
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浪江から避難している人たちの仮設住宅を訪問しました。あらかじめ福島の仲間が企画してくれていた子どもたちを集めての紙芝居と、北富士への保養の説明会を開き、いずれも大成功でした。
仮設住宅に住む人たちは多くは語りませんでしたが、胸の内にあるやりきれない想いは容易に想像できます。
 
 
 
 
 

転載元: 宝の山

ブラジルのワールドカップ対応で血を流す人権

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ブラジルのワールドカップ対応で血を流す人権...2年間に2千人死亡

[ワールドカップに正義のシュートを]軍兵力20万人投入...米国傭兵アカデミーも介入

チョン・ウニ記者 2014.06.11 22:15
  ブラジル政府がワールドカップを控えて1950年以来、最大の軍事作戦に出た。
 ポピュラーレジスタンスなどの外信によれば、 軍兵力20万人がブラジルの全域に配置され、この兵力には2万人以上の民間用役会社の傭兵も含まれている。 政府は27万発の衝撃弾と催涙弾を持っており、主な拠点には装甲車を配置した。ブラジルでは昨年6月のバス代値上げを契機に始まった大衆デモの後、 深刻な国家暴力が強行されており、ワールドカップを契機に絶頂に至っている。
 

[出処:@occupythemob]
 
 政府は最近導入された対テロ法で、社会不安を扇動する行為をテロと規定して強く対応している。ワールドカップの期間にデモをすれば15年から30年の刑に処される。これは軍事独裁時期の抑圧的な特別法、Al-5の再演だという意味で「ワールドカップのAl-5」と表現される。
こうした対テロ法で、 政府は何よりも「マフィファ(マフィアとFIFAの合成語)」によるワールドカップに反対する集会とデモを摘発している。
 これまで多くの活動家とデモの参加者が連行され、一部は暴力犯罪で起訴されている。 一例として野宿者のラファエル・プラカはデモ中に殺菌剤1本と漂白剤1本を所持していたという理由で懲役5年の刑を受けた。2月のデモ中に事故で死亡したカメラマンの死の責任があるという理由でデモに参加したある人は、30年の刑が言い渡される予定だ。 テロ容疑を理由として収監された活動家は20日間、 頻繁な殴打と陽光も見ることができない拷問を受けた。
 サンパウロ、リオデジャネイロなどの各州政府はさらに一歩踏み出して、ワールドカップの開始前の「犯行謀議」を理由として活動家を事前検挙している。11日にもリオデジャネイロ当局は活動家4人を事前拘束した。
 

          
[出処:http://revolution-news.com/]

「麻薬との戦争」のスローガンで貧民街を鎮圧...2年間で約2千人が死亡

 そればかりかブラジル軍警は「麻薬との戦争」というスローガンの下で、 全国10数か所の貧民地域に対して「占領作戦」を展開している。
外信によれば、リオデジャネイロの貧民街マレの15地域で暮らす13万人は、 軍事占領下で生活している。3月に21台の装甲車で武装した海軍が最初に鎮圧し、その後、対テロ部隊(BOPE)1200人の特殊部隊が合流した。15地域のうち、ニューホランドとユニオンパークの2つの地域で警察は「集団逮捕令状」を許可され、どんな家宅にも入ることができ、 誰でも逮捕できる。 政府は「麻薬との戦争」というスローガンですべての住民を犯罪者と見なしている。 軍は他の都市と同じように、常時的な警戒所を配置している。
 しかしブラジルで最も貧しい地域のほとんどは、麻薬とは何の関係もない。すでにブラジルの麻薬王、マルセロ・サントスは検挙され、 主な麻薬組織は掃討されている。そのため多くの人々は、軍隊が貧民地域を鎮圧して占領した理由は貧益貧・富益富を招く都市開発に反対する貧民地域の組織的な闘争を事前に制圧するためだと見ている。
 特に、これまでの貧民地域への政府による鎮圧は、大きな犠牲者を生み、強い批判を受けている。 米国の週刊誌ザ・ウィークは6月7日、ブラジル政府の公式記録を引用し、2012年から「麻薬との戦争」で1890人が死亡したと報道した。
 こうしたブラジル政府の貧民地域でのデモ鎮圧には、イラク民間人の虐殺で悪名高いブラックウォーターの後身であるアカデミーが深く介入している。
 4月にアカデミーはワールドカップでのテロに備えてブラジルの軍と連邦警察を訓練し、アカデミーは貧民街の鎮圧にも直接加担した。この訓練は、2010年のルラ政権2期、今年のワールドカップ期間のテロ行為などに対応するためにブラジルと米国の間で結ばれた軍事協力条約による。アカデミーは、米国の民間用役会社で、アフガンとイラクに傭兵を派遣してきた。

ブラジル撤去民の涙…「私たちにとってワールドカップは退去」

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WORLD CUP 2014: WHO WINS THE MATCH? - Copa 2014: Quem ganha com esse jogo?
〈ブラジルの強制退去を記録した動画:2014年ワールドカップ、誰が勝つのか?〉

ブラジル撤去民の涙…「私たちにとってワールドカップは退去」

[ワールドカップに正義のシュートを]ワールドカップ誘致決定後、最低25万人が強制退去

チョン・ウニ記者 2014.06.11 18:46
 ブラジルのサンパウロ東部イタケラにある撤去民4千世帯の大テント村。 人々はここを「民衆のワールドカップ」と呼ぶ。
 1月7日の早朝、ブラジルのリオデジャネイロ市警察は、メトロマンゲイラのファヴェーラ(貧民村)に到着した。ワールドカップ閉幕競技が開かれるマカラナ競技場と半マイルほど離れたこの村で、 彼らがすることは強制退去であった。40戸の家庭が、一部は家財道具も取り出せないまま数年、数十年間暮らしていた家からあわてて抜け出さなければならなかった。わけも分からないまま追い出され、怒った住民たちが通りに追い出されると警察はペパースプレーと催涙弾を発射した。 悪い空気の中で涙を拭う間もなく、次々と爆発するゴム弾の爆発音。 撤去民が死んだといううわさが事実だったということを今になって実感する。 今年だけで最低45人が撤去の過程で死亡した。多くは子供だった。
 

▲強制退去に対抗して、ある先住民の母が子供を持って抗議している。[出処:http://www.tribunal-evictions.org/]
 
 しかし追い出された人々が簡単に定着できる所はどこにもなかった。リオのファヴェーラから追い出された数千人は、見捨てられた店舗地域に移り、小屋を作って世帯を作ると、また特殊部隊が集まって子供と老人と一緒に暮らす多くの家庭と土地を無茶苦茶にして追いやった。  警察当局はその上、低空飛行機で爆弾を投下し、火炎放射器で小屋に火を付け、 大人も子どもも無関係に化学物質を噴射した。 人々はまた市庁の前にキャンプを作ったが、市はまた特殊部隊を送った。
 特殊部隊が近づくと彼らは警告や交渉もせずに住民を追い出し、機械を動員して家屋を撤去した。ある女性は撤去を防ぐために家の塀に鎖をかけて抵抗したが、 用役は躊躇せず塀を押し倒した。 子供たちは恐怖に泣くこともできず、人々は意識を失って倒れた。

貧民村に爆弾、火炎放射器で撤去

 そうして追い出された人々が「民衆のワールドカップ」と呼ばれるテント村に集まったのだ。 撤去された村から抜け出したが、ワールドカップによって天上知らずに高騰した賃貸料で行き場がない人々が、高速道路そばの荒れ地や、見捨てられた空地や建物の中に消えた。その代わりに撤去された村には競技場の駐車場や新しい道路ができた。
 そればかりか学校、先住民文化のための博物館、スポーツセンターといった公共機関は私有化され、 地域のための社会事業も中断された。 露天商の販売行為も禁じられた。 先住民社会はラテンアメリカで最も古い先住民博物館の未来がこれからどう進められるかについて、絶望している。
 「いったい彼らは私達にどうしろというのでしょうか?彼らは私たちに何の情報も与えませんでした。 単に発表されただけです」。 「私にとってワールドカップは2年前に始まりました。 国は国民を放棄して、ただFIFA(国際サッカー連盟)のことしか考えません」。まったく理解できない政府に対する住民の問いは続いた。
 

▲2012年サンパウロ貧民街で人々が強制退去に備えている。
 
 強制退去はブラジルがワールドカップの開催地に選ばれた2007年の翌年から始まった。ワールドカップに反対するブラジル社会団体「ワールドカップオリンピック人民委員会」によれば、ワールドカップが開かれるブラジルの12の都市で最低25万人、サンパウロだけで約9万人、リオデジャネイロでは約10万人が強制退去された。 撤去民は市の法律により、市場金利以下の住居補償金しか受け取れないまま、遠い郊外に強制移住された。 運が良ければ実際の価格の50%の補償が受けられたが、ほとんどは適正価格の20-30%を受けるのも難しかった。
 ワールドカップ誘致が決定すると、各都市は開発事業に着手し始めた。 都市開発の名目は、競技場を建設して外国人訪問客を呼ぶために道路と大衆交通、そして空港を改善するということだ。しかし当初のメガトン級のイベントの核心目標は、スポーツとはかけはなれていた。 一例として、リオデジャネイロ市委員会は不動産投機を容易にできるようにする一連の法令を通過させた。エドゥアルド・パエス市長は2010年4月、市当局が決めたすべての地域で強制退去の勅令を発表する。この勅令は本来、自然災害で危険な場合に限り、市に強制退去の権限を付与するものだが、 不動産産業の利害がかかった地域を清掃する政治的な道具に悪用された。
 リオデジャネイロ地域の社会活動家、カーラ・ヒルトは「このイベントのモデルは都市再建設を通じた不動産投機にある」と話す。 現在、多くの都市でいわゆる「再生」が起きているが、公式の修辞と違い、こうした建設事業は住民の人生を改善せず、都市全体をエリート式に造成し、利益をあげる不動産資本の利害に寄与するだけだ。そして不動産資本は政界に選挙運動資金を支援する大きなグループに属している。

都市開発、スポーツではなく不動産資本に寄与

 不動産開発で少数の資本だけに利益が行くだけだが、予算のほとんどは国庫から出た。 体育部長官は、納税者の金は競技場建設には使われないと明らかにしていたが効果はなかった。 競技場が建設された後、政府は私企業に運営を任せる予定だ。 企業が納税者の費用で利益を上げることになるのだ。しかし同じ主張が2010年、南ア共和国のワールドカップで使われたが偽りだったことが判明した。
 ハイチ出身の対外政策研究者、ナタリー・パブテストによれば、 南ア共和国は競技場の建設に60億ドルを支出し、FIFAと南ア共和国体育連盟は国内総生産を約3%上げると公約していた。しかし競技の直後、南ア共和国の財政長官は0.4%成長しただけだと表明しなければならなかった。10の競技場のうち9つは、地域で使うには大きすぎ、空間と金だけを食う「白い象」になった。ブラジル政府の監査院は、12のうち少なくとも4つの競技場が同様だと警告した。
 これまでブラジルのすべての大都市で「ワールドカップはない」というモットーの下で展開されたデモは、こうした事情がある。 「家なき労働者運動(MTST)」は6月9日、サンパウロ市の東部に2千軒の庶民住宅を建設するなどの連邦政府の譲歩案により、ワールドカップの期間にデモを中断すると宣言した。しかしワールドカップが終わっても続く強制退去させられた数十万人の苦痛が終わらない限り、対立は続く展望だ。

 
 

また、6・23がやってくる

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蝉だけがないている

梅雨明けた青い空に
さらさらと風が吹く
あー明日をしれず
蝉がないている

蝉がないている

戦に行った父
待ちわびる母
あー離ればなれの夏に
蝉がないている

蝉がないている

月桃の花は揺れる
ほのかな匂い
あーそこに埋めた骸(むくろ)に
蝉がないている

蝉がないている

残されたものは
今を生きる今を生きる
渇れはてた涙に
蝉だけがないている
蝉だけがないている

[転載]憲法とは「政治の子」「革命の子」である

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5月23日に行われた『時代を斬る~改憲阻止の論理』での鈴木たつおの提起をダイジェストで掲載します。
 
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【1】憲法とは
 
1 「政治の子」「革命の子」
 
「日本国憲法は人類普遍の理念の結晶」という説がありましたが、「憲法とは政治の子」ととらえる方が適切と私は考えます。「革命の子」ともいえる。
憲法とは権力を獲得した者の勝利宣言であり、その支配の形式と被支配者との関係(権利義務)に基本を決めている。
 
新興ブルジョワ階級によるフランス革命、その4年後の1793年に制定されたフランス憲法は、労働者の団結や権利を敵視した。その後、イギリスのチャーチスト運動(1838~)や、プロレタリアートが独自に初めて登場したフランスの「48年6月蜂起」といった過程を経て、労働者の権利が勝ち取られてゆく。
ロシア社会主義連邦ソヴェト共和国憲法(1918)では、「人間の人間によるあらゆる搾取の廃止、階級への社会の分裂の完全な廃絶、搾取者に対する容赦ない抑圧、社会主義的な社会組織の確立、あらゆる国における社会主義の勝利」を宣言した。勝利した労働者階級の全世界に向けたメッセージ。
 
2 日本国憲法の成立と性格
 
日本国憲法の基本的性格はブルジョア憲法です。29条1項「財産権はこれを侵してはならない」が示す通りです。
 
しかし、アメリカとの強盗戦争に完全敗北し、他方では「戦後革命」と呼ばれる日本とアジアの人民の決起情勢に迎え撃たれて、支配階級にしてみれば不本意ではあるが「妥協」を強いられた。そういう点では現行憲法は特異な存在であり、こうした「政治」との関係で見たとき、「改憲」ということの本当の意味が浮かび上がると思います。
 
憲法が国会で成立するが46年11月3日、明治憲法下の最後の帝国議会で決めたというかたちをとっている。施行が翌年47年の5月3日。47年と言えば2・1ゼネストです。このゼネスト情勢に押され、あるいはそれをつぶすために、支配階級は「妥協」せざるを得なかった。だから、彼らは56年の鳩山内閣以来執拗に改憲を狙ってきた。そして中曽根内閣。「国労を解体し、社会党・総評ブロックを消滅させ、新しい憲法を床の間に」と言い放った。戦後ずっと改憲策動が挫折してきたことを、中曽根はこういう形で総括した。「結局、労働組合・労働運動をつぶさないと改憲はできない」。そこから今に続く改憲の動きが始まる。
 
 
【2】第9条解釈をめぐる攻防
 
1 第9条をめぐる吉田茂答弁と「砂川判決」
 
さきほど触れた、1946年の最後の帝国議会。ここで、吉田茂首相は第9条の解釈をめぐり、「近年の戦争の多くは国家防衛権の名に於て行はれたること、顕著なる事実。故に正当防衛権を認むることが偶々戦争を誘発する所以である」と答弁した。
 
つまり、自衛戦争や国家防衛権を全面否定している。
 
ところで、砂川判決が、先日の「安保法制懇」報告書のトップに、「特筆すべき」と出てくる。第一審「伊達判決」ではアメリカ駐留軍は「『戦力の保持』を禁止する9条2項に反し違憲」した。高裁を経ずに「飛躍上告」し最高裁が逆転「合憲」としたが、この判決文で「わが国固有の自衛権」と言及した。吉田茂答弁「自衛戦争・自衛権否定」の変更だから、安倍らにとっては「特筆すべき」ということなのだろう。
(しかし「集団的自衛権」にはまったく触れていないことは、しっかり確認しておく必要はある)。
 
ところが、この砂川判決には、もっともっと重大なことがある。
最高裁長官(田中耕太郎)が、駐日アメリカ大使や公使と再三密談を交わし、「大法廷判決は全員一致の合憲」を約束していた。この事実が、アメリカの公文書により、近時次々と暴露されている。
 
さらに、「国家の行為で高度に政治性を有する統治行為または政治行為については、裁判所の審査権が排除もしく自制される」という、憲法と司法の自殺宣言と言うべき「統治行為論」が、ここではじめて登場している。憲法81条でいう「違憲立法審査権」の放棄にほかならない。
 
2 改憲阻止の論理
 
われわれが訴えるべき改憲阻止の論理は、国家とは大資本と大企業による人民支配の道具であり、戦争とは、「1%」の利益と延命、つまり強盗どうしの資源・市場・勢力圏のぶんどり合いのために、「99%」が殺し合いに動員されるものということ。それが、常に「自衛」の名で行われるということ。
 
だから、国際連帯、「労働者人民に国境はない」。国家主義・排外主義との闘いが重大だ。安保法制懇も安倍も、「国家が国民を守る」と繰り返す。だが、国家が国民を守ったことが一度でもあったか。「天皇制と資本主義の国体護持」のため、東京大空襲→沖縄地上戦→ヒロシマ・ナガサキと対米戦は引き延ばされた。「軍隊は決して民衆を守らない」という沖縄戦の教訓だった。
 

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【3】安保法制懇
 
 1 「安全保障環境の大きな変化」
 
去る5月15日、安保法制懇報告と政府の「基本的方向性が出された。安倍や官房長官は盛んに「安全保障環境の大きな変化」といっている。
これまでは「安全保障環境の悪化」と言っていました。都知事選の中で、「対立をあおり、戦争状況を作ってのは安倍政権そのものではないか。『悪化』だなどと人ごとのようなことをいうな」と弾劾していたら、最近「大きな変化」と言い出した。
 
「戦争は別の手段による政治の継続である」という有名なクラウゼヴィッツ『戦争論』の言葉がありる。人生観が変わるくらいに影響を受けた本ですが。
現在生起していることのすべてが、政治の延長だ。だから、その政治そのものを問わなくてはならない。
 
5月15日の安倍の記者会見は、ちょうど中国とベトナムの南中国海における衝突の最中だった。オバマ大統領のアジア歴訪で、フィリピンのスービックとクラークのふたつの基地を再び手にした。ベトナムとアメリカは、軍事的・経済的に急接近している。また安倍とオバマは、沖縄・辺野古新基地建設を確約した。
他方、中国は「A2・D2戦略(領域に近寄せない、アクセス拒否)」で対抗し、習政権は、年間20万件といわれる人民の暴動と少数民族問題の噴出という国内支配の危機を大国主義的軍事政策で乗り切ろうとしている。
 
この情勢で、「アジアで最も危険な人物」(欧米マスコミ)安倍の対中国包囲の軍事外交が突出して展開されている。それは、戦後保守政治とは「異次元」ともいえるアメリカ対抗性をもむき出しにしているが、世界大恐慌と「3.11」から脱するために、日本の支配階級は、この「危険な安倍」をあえて選択した。
 
2 地球の裏側まで 「自国民保護」
 
海外旅行者の数まで持ちだして、安倍は「在外自国民の保護・救出」を情緒的に訴える。そして、「これは『「武力の行使」にあたらず、憲法上の制約はない」と安保法制懇は言い放つ。だが、この「在留邦人の保護」こそ、侵略軍隊を送り込むために何百回・何千回も使われてきた常套句である。そもそも「国家が国民を守ったことがあるか」という歴史的事実を突きつけ、この虚言と対決する必要がある。
 
また、安保法制懇は、「わが国と密接な関係にある外国に対して武力攻撃が行われ、その事態が我が国の安全に重大な影響を及ぼす可能性があるとき」は、集団的自衛権が行使できるという。「密接な関係」「影響を及ぼす可能性」だから、まさに“地球の裏側までも”であり、また、「アメリカの戦争に巻き込まれる」ことにまったくとどまることなく、「日本が主体となる戦争」が公然と想定されている。
 
3 「憲法の規定の文理解釈として導き出されるもの」
 
安保法制懇の最後に、重要視点は、「この報告書は、憲法の規定の文理解釈としてすべて導き出される」といっていること。つまり、明文改憲という「壁」は彼らにはもはや不要だ。安保法制懇のこの報告書じたいが、現行憲法と何ら矛盾・抵触することのない「新たな憲法」と言い切っているのだ。戦後最大級の改憲攻撃である。
 
4 結び
 
最後に、強調したいことを2つ
一つは、改憲阻止には、労働運動の復権が決定的であること。先に挙げた中曽根発言はそのことを裏側から示している。
二つは、国際連帯。それぞれの国の人民が、手を結んで、「自国の防衛」などという国家主義・排外主義を蹴飛ばし、自国政府の戦争政策に真正面から対決し、戦争遂行政府を倒す。それを、日本・中国・朝鮮はもとより、ベトナムやフィリピン人民にも強く呼びかけ実践すること。
私たちは、今年の「敗戦の日」には、8月17日(日)日比谷公会堂で、「戦争・原発・首切りの安倍をともに倒そう」全国集会を開催します。戦後史の転換点です。ぜひご参加ください。
 
 
 
 
 
 
 
 

転載元: 宝の山

皆さんの職場に労働基準法がありますか?

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皆さんの職場に労働基準法がありますか?

 
  今、日本で2043万人、労働人口の38%を超える人々が非正規労働を強いられている。労働基準法がみなさんの職場にありますか?
労働者は150年にわたる闘いで、24時間のうち8時間は働き、8時間は食事や睡眠の時間、残りの8時間は友達や家族との時間として使う権利を手にした。
 それが今どうなっていますか。低賃金で長時間働かないと食えない。その先には過労死です。今、青年と中年の過労死が一気に増えている。すこし上の世代は「追い出し部屋」送り。メチャメチャなことになっている。
 労働者はこの世の中の主人公です。こういうと「企業あってこそだろう」なんていわれますが、ウソです。労働者の労働が社会を動かしているんです。資本家も企業家もいなくても社会は動きます。
 ダブルジョブ、トリプルジョブという(いやな言葉です)状況で、いつ眠るんですか。いつ家族と団らんするんですか。家族も持てない。そういう絶望的状況に若者を追い込んでいるのは誰なのか。この社会を根本的に腐らせ、ズタズタにしている。
 今日本の社会はどうですか? 実に冷たい、酷薄な社会になっていませんか。お互いが差別しあう、蹴落としあう。「自己責任」といって互いにあら捜しをする社会じゃないですか。どこに友情や連帯や仲間があるんですか。情けないことです。しかし、こういう社会は確実に滅びる。人間は本来仲間とともに生きる存在だと私は思います。
 そこまで若者を追い込んでる元凶は、労働者派遣法です。中曾根さんは自分で言っていますが、労働組合をつぶすために国鉄分割・民営化をした。20万人が首を切られ、200人が自殺に追い込まれた。このときに労働者派遣法が制定されたのです。
 人を集めて、あちこちに配って回る、ピンはねする。これは絶対やってはいけないとされたことです。「労働者派遣業」というものが儲かってしかたないなんていう。毎日のように報道されるくらい、労働者は派遣先でひどい目にあっていますが、「文句があるなら派遣元に言ってくれ」というのが許されるのが労働者派遣法です。どこに不満を持っていったらいいんですか。このうえに、国会では派遣法がさらに改悪されようとしている。正社員もどんどん派遣に置き換えられて、派遣社員は一生派遣のままです。こういう労働環境をなんとかしなければいけない。
 電話で「あしたどこそこの現場に来い」という日雇い派遣が原則禁止されましたが、国会ではその要件が緩和されてまたぞろ復活しようとしている。「ホワイトカラーエグゼンプション」とは、いくら残業しても残業代払わなくていいという制度ですが、これは、厚生労働省さえも反対して、さすがに通らなかった。しかし今度はオリンピックを名目にして、解雇も自由、残業代も払わなくていいという特別区をつくろうとしているんです。
 この一方では安倍内閣の戦争政治が大手をふってまかり通っている。これを断ち切るカギは、働く人たち、労働者の団結であると思います。
 団結といっても、今の私たちはそっぽを向き、顔をしかめるでしょう。当然です。今の労働組合が、高い組合費をとって、賃上げ闘争をやりますか? 過労死に取り組みますか? 経営者と手を結んで、組合の名で労働者を売り渡しているじゃないか。こんな労働組合は組合の本当のありかたじゃない。労働者は、一人ではどうしても資本家に負けてしまう。
 労働者が互いに手を結び肩を組み、自分の生活と仲間の生活を守りあうのが労働組合です。150年の歴史はその歴史だった。もういちど、本来の労働組合の姿を取り戻そうではないですか。仲間を信じよう。本当の話をしよう。生きるためには闘うしかないということを真っ向から確認しあって、心を通わせて、2人、3人と労働組合をつくっていこう。そして、何にもしないで組合費でふんぞり返っている、ダラ幹と呼ばれる労働貴族どもに赤っ恥をかかせて追い出そう。
 私は昔NHKの労働組合の分会委員長をしていました。首になり、弁護士になった。ほとんどは労働事件をやっています。そのなかでつかんだことは、労働者を守るのは紙に書かれた一片の法律ではなく、労働者の団結なんです。
 
貧困・過労死ゆるさない
 
◎都営交通の24時間化はしない
◎自治体丸ごと委託・民営化反対。
解雇自由と長時間労働の「国家戦略特区」は中止
◎労働者派遣法改悪反対・非正規職撤廃。
JRの全面外注化反対。国鉄1047名解雇撤回
◎消費増税反対。医療・介護・福祉・保育を充実させ、労働者民衆が生きられる街を

[転載]【写真速報】ダメじゃん!!原発再稼働6.10かわさき講演会

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6月10日(火)夕方、「てくのかわさき」ホールにおいて、「ダメじゃん!!原発再稼働6.10かわさき講演会」が開催されました。ゲストスピーカーは、広瀬隆さん(作家)と木田節子さん(原発難民)。主催は「脱原発かわさき市民」6.10実行委員会で、川崎市民を中心に200名を超える参加がありました。

広瀬さんの講演は「再稼働阻止に向けて私たちにできること!」と題し、焦点となっている川内原発の問題や廃炉作業・放射性廃棄物の問題を中心に話されました。また、木田さんは「いまフクシマで何が起こっているか!」と題し、一足先に原発難民となった立場から、原発事故で露呈した日本社会の問題性を提起。フクシマ現地の写真展示や書籍販売も好評で、カンパとアンケートも多く集まりました。

主催者からは、川崎での取り組みはもちろん、国会前・官邸前「金曜行動」の継続、「経産省前テントひろば」の維持、そして川内現地闘争への結集が呼びかけられました。なお講演の詳細は後日、次のサイトに掲載される予定です。=>[https://www.facebook.com/events/1404750003125446/1404750006458779/?notif_t=like]

転載元: ロシア・CIS・チェチェン

生きるために団結し闘おう!・・・杉並区議補選対談

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杉並区議補選対談

    生きるために団結し闘おう!  

北島邦彦は挑戦します

(写真 東京西部ユニオンがJR荻窪駅前で街頭宣伝に立った【6月1日】)


北島 ー杉並に階級的労働運動の拠点つくる
      社会を変える主役として登場しよう
ー吉本

現代革命への挑戦

                        
 
吉本ー北島さん、いよいよ杉並での現代革命の挑戦が始まりましたね。
 
北島-一言で言えば〝俺たちは権力をとる〟という挑戦です。国鉄決戦で労働者階級の権力を打ち立てる2010年代中期階級決戦へ突入していく闘いです。都知事選、5・31動労水戸ストライキ、6・8国鉄闘争全国運動大集会があって、区議補選でその闘いをさらに前に進める。都知事選では連合東京が自民党推薦の舛添を支持した。連合の求心力はまったくない。連合支配の崩壊が始まっています。体制内労働運動を根本からぶっとばして階級的労働運動の拠点をつくる選挙戦です。
 
吉本-都知事選と杉並区議補選は根本的に一緒です。都知事選では水道や清掃の労働組合を回った。現場では外注化で安全が成り立たなくなっている。ここ危ないよと先輩が後輩に教えていたことが外注化でなくなった。人が死んだり指がすっとぶ事故が起き、現場は冗談じゃないと思っているけど、組合は闘わない。だから現場の怒りを選挙スローガンにして、職場から自分たちで労働組合を変えていく闘いにするんです。
 
北島-そういう意味では区議補選は補欠選挙だから各政党1人ずつしか候補が出ない。文字通り各政党が看板を背負ってぶつかり合う。これまでは「戦争反対とかは国会でやって」という中傷などがあったけど、もうそんなことは誰も言えない。安倍政治、新自由主義は一人ひとりの生活まで破壊している。戦争で命を奪うリアリティもある。階級的労働運動の力で安倍政権を倒す、生きるために労働組合つくって闘おうとストレートに訴える闘いです。

労組が軸になって

北島-5・31いわき総決起集会の前の日に福島に行って、飯舘村からの避難者、梨農家、仮設住宅の人たちに話を聞いたんですよ。検査しても放射能が出ないのに福島県産だから売れない、どういうことだという怒りとか、福島にはさまざまな怒りがある。だけど本質的には〝裏切られた。政府や東電に代表される大企業なんか絶対に信用しない〟というのを強烈に感じた。現在の政府、新自由主義社会のままでは生きられないという怒りです。西部ユニオンがめざしている労働運動も、結局はそういうことじゃないですか。
 
吉本-うん、うん。
 
北島-だから動労水戸のストライキが仮設住宅の人たちにすごく支持された。細川―小泉連合みたいな脱原発運動が登場する中で、俺らがめざす反原発運動というのは労働組合の闘いだというのを強烈に自覚しました。
 
吉本-今回の動労水戸もそうだと思うけど、俺は地域が全部自分の職場だったらと考えている。北島さんは議員候補だけど杉並区の全部の職場を自分の職場としてとらえて闘うとなったとき、すごい力を発揮する。共産党も他党派も主体を労働者におかない。自分にまかせろと言う。だけど俺らは主役は労働者だと言い、一緒に闘う。それこそ杉並の労働者が一つになって、田中区政も仲良しクラブの議会も体制内の連中もぶっとばすことができます。
 
北島-地域を回っても問題が山ほどあります。西部ユニオンをつくって10年、介護保険制度反対運動や教科書闘争もしてきた。それぞれの運動の軸に闘う労働組合が据わった時に安倍政権をひっくり返す力強い運動になる。選挙戦はその軸を立てる挑戦です。労働組合は働く人間の団結体だから全部自分の問題としてとらえることができる。改憲・戦争反対、反原発、非正規職撤廃も労働者の団結で実現できる。だから一番訴えたいことは、闘う労働組合があれば生きていけるということです。
               
 
吉本-なんで俺らが労働組合、労働組合と言うのか。労働組合は家族なんです。だから自分の職場の仲間の家庭のことも一生懸命考える。24時間の中で職場の仲間といる時間は自分の家族よりも長い。そして労働組合の団結の中で共同性がつくられる。経営者の言う就業規則などが実にくだらないものだとわかり、全部ひっくり返そう、となる。そこから社会や国家のデタラメさ、安倍が戦争・改憲に向かうこのデタラメさがわかる。国家を自分の職場に置き換えたときに全部がわかる。
 
北島-今回から組合の腕章をつけて朝夕の街頭宣伝をやっているんですよ。
 
吉本-いいですね。国や経営者は何万人も非正規を正社員にすると言うけど、正社員の中身は限定正社員。やつらはごまかす。だから闘ってやつらの本性を暴く。労働組合がすべての核心問題です。国も経営者も労働組合が反旗を翻したらやばいというのがわかるから、いかに労働組合をつぶすかと躍起になる。
 
 北島-今、既成の労働組合が安倍や新自由主義に総屈服している。既成の労働運動は「4・9政治和解」をもって破産した。あとは新自由主義に勝ち抜いてきた国鉄闘争を据えて階級的労働運動が発展していくしかない。自分も広告会社で労働運動を始めた時に、地区労の中心には国鉄労働運動があった。やっぱり国鉄闘争です。総評労働運動の限界を突破して、地域の労働運動をソビエトという革命の拠点にしていくのが今の時代の国鉄闘争だし、動労総連合の全国化だと思います。6・8集会でその新たなスタートを切ることができた。選挙戦はそれを全面的に推し進めたい。
吉本-労働組合の基本は解雇撤回・原職復帰。どんどん大政翼賛会化する労働組合の中で、この原則を曲げずに闘い抜いてきた国鉄闘争が光り輝く時代ですね。

絶対反対で闘う!

吉本-俺らは安倍政権と田中区政を倒そうと言っています。
 
北島-田中区政は安倍政権以上に曲者で、極右・山田宏前区長がやってきた教科書問題などの反動的政策を次々にひっくり返している。だけども山田区政以上に区の事業の民営化・外注化を推進している。やり方は激しい。その一つが区立施設再編整備計画の中心である児童館の全廃攻撃です。
 児童館で担ってきた学童クラブ事業を全部小学校に移し、区内42カ所ある児童館を全廃した上で、事業内容の違う子どもセンターを新たに19カ所つくる。子どもセンターは民間委託されることは間違いない。児童館で働く労働者は正規職250人、非正規職250人。500人働いているわけですよ。当然ながら人員削減、解雇と非正規職化が襲いかかる。子どもたちにしても学校が終わってもずっと学校に閉じ込められてしまう。
 あらためて自治体の民営化・外注化、非正規職化に絶対反対だという立場をはっきりさせなければならない。現場では危機感が強い。地域で子育てを見守ってきたという誇りが否定されたと感じている。だけど共産党は、不便になるから反対という論です。
 
吉本-共産党は民間委託でも補助金がおりて便利になればいいというから。
 
北島-無所属区民派を名乗る結柴や新城は、議会で質問して、区長が児童館の機能は維持・存続する趣旨の答弁をしたことをもって、「歯止めがかかった。田中区政はすばらしい」と言う。完全に安倍―田中の手先に転落した。
 児童館全廃は安倍政権の成長戦略の柱の一つである子ども・子育て支援新法に基づく核心的攻撃です。女性労働者を低賃金、非正規職労働者として労働市場に送り込む。そのために学童クラブを充実し待機児童問題を解決すると言う。だけどこれは民営化・外注化、非正規職化を拡大し、地域の安全も破壊する。児童館全廃に絶対反対で闘うということは、既成政党をぶっとばし杉並区の自治体労働者の中に闘う労働組合をつくり、安倍政権―田中区政を打倒していく闘いそのものです。
 待機児童問題でも田中区政は安倍政権以上に激しい。区は認可保育園の条件を満たさない保育室をつくった。園長は再任用の保育士さんで、あとはパートの保育士さん。保育室は25カ所で、区内保育園にあずけられている子どもたちの11・2%、749人にまで増えている。区の直営は8カ所。無認可保育園を区が直営というのは変な話だけど。あとは全部民間委託。共産党は反対しない。共産党の事業所が請け負っているから。労働条件、子どもたちの安全も大問題です。絶対反対論で闘うしかないわけです。区立保育園をつくれとね。

地域に国鉄署名を

 
吉本-①労組まわり、労組拠点づくり、②街頭宣伝、労働相談、③地域住民の組織化――この3本柱で闘いますが、芽はある。杉並には今年の春闘で10年ぶりに24時間ストに突入した関東バスもある。駅で客待ちしているタクシーも労働組合の労働者です。
 
北島-バスに乗っていると、関東バスの労働者が「いつも荻窪駅でしゃべっている人でしょ」とよく声をかけてくる。重要ですね。
 
吉本-街頭でも俺らみたいな労働者が登場して、あなたが社会を変える主役だ、いっしょに労働者党をつくろうと常に俺らの路線を堂々と言う。いっしょにやろうという人が必ず出る。外食産業、医療、建設業にしたって、もうだめだと労働者一人ひとりが思っている。もう反乱が起こっている。
 
北島-今、地域住民の中には国鉄10万筆署名をもって回っています。血のメーデーを闘った、全逓だった、国鉄分割・民営化を経験したなどの反応がどんどん出てくる。80歳の高齢の女性は息子にも書いてもらうと言う。これまで知らなかった現役労働者とも出会う。労働者、労働者家族として住民と結びついていく。一つの転換です。国鉄闘争も昔の話ではなく、民営化・外注化反対でJRの青年労働者を獲得する新たな運動だと伝えていくことで、住民も労働組合として組織できます。
 
吉本-区議補選を今だかつてない団結拡大、組織拡大の場としたいよね。4大産別の労働組合を闘う労働組合に変えていく。そして労働者の党をつくる。革命を起こす選挙です。やる以上は勝つ。
 
北島-実際に闘う労働組合の拠点を杉並につくることに尽きます。その武器は国鉄10万筆署名。労働者の求心力をもっている。街頭宣伝にしても労働相談がどんどんくるようにする。自分自身、革命的議会主義の新地平を切り開くものとして全力で闘い抜きたい。

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たおそう!
安倍政権◆田中区政
たたかう労働組合を職場につくろう!

☆STOP!改憲・戦争
☆フクシマの怒りと共に! 被ばくさせない
☆貧困・クビ切り・非正規化ゆるさない!
☆民営化・外注化やめろ! いのちと安全を守る

[転載]6.29 「標的の島」に生きる~普天間・辺野古・高江の現場から 「標的の村」の監督・三上智恵、オキナワを語る

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「標的の島」に生きる
~普天間・辺野古・高江の現場から
「標的の村」の監督・三上智恵、オキナワを語る

日時:2014年6月29日(日)
   13時30分~16時
講師:三上智恵(元琉球朝日放送ニュースキャスター、「標的の村」監督)
場所:文京区民センター3A
(都営地下鉄「春日駅」徒歩2分、東京メトロ「後楽園駅」から徒歩5分)
参加費:1000円

主催:宮森630を伝える会
後援:原爆の図丸木美術館、沖縄平和ネットワーク首都圏の会

転載元: なんくるブログ

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