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9・8徳島刑務所包囲デモで星野さんと固く団結し、獄壁を超える連帯をかちとろう!

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『愛と革命』発刊
星野文昭さん奪還へ!
    全人民に広めよう!

団結求め闘う姿凝縮
              
 この9月、「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」編集の『無実で39年 獄壁こえた愛と革命 星野文昭・暁子の闘い』本が出版される。
 この本には、70年安保・沖縄闘争への政治的報復として星野さんが機動隊員を死亡させた「犯人」にデッチあげられたことが明らかにされていると同時に、微塵(みじん)もゆるがぬ姿で非転向を貫いている星野さんの闘いが凝縮している。さらには、「文昭=暁子闘争」として、無期懲役の弾圧に立ち向かい、革命、すなわち労働者階級自己解放闘争の中に星野解放を位置づけて、階級的団結を求めて闘う姿が感動的に描かれている。
 星野さんの闘いは、国家権力中枢と闘い続けた革共同50年の歴史と到達地平、さらには国鉄闘争・労働運動破壊と闘い続けて勝利している動労千葉の闘いと一体である。今、大恐慌、新自由主義の破綻、3・11情勢下で輝きを放ち、革命情勢を手繰り寄せている。
 本は、第1部で星野さんが徳島刑務所で描いた29点の水彩画がカラーで紹介され、暁子さんが詩を付けている。星野さんは「絵は暁子のために、すべての生あるものへの気持ちを込めて描いている」と言っている。
 星野さんは、長い年月をかけて獄中で絵を描く権利を闘いとった。獄壁で自由を奪われ、暴力的に服従を強いられながらも、国家の非道と闘う精神は自由に広く世界に羽ばたいてきた。絵は澄みきった美しさに満ち、色鮮やかである。人間が人間らしく生きられる社会を求め続けている星野さんの気持ちがあふれていて、魂が揺さぶられる。
 第2部は「生命の輝き-星野文昭とともに生きて-」と題された暁子さんの手記である。二人の出会いから結婚、そして28年に及ぶ一心同体の闘いが、飾らない言葉で語られている。二人は無期懲役という現実に絶望せず、労働者階級とともに闘い続けることに希望を見いだし、獄壁を超えて、真に本来的な人間的関係をつくりあげてきた。多くの困難を一歩一歩のりこえてきた闘いの軌跡であり、圧巻の「愛と革命」である。
 第3部は「再審を勝ち取り、星野文昭さんを取り戻そう」である。冒頭で、星野さんが第2次再審請求にあたって提出した「陳述書」が全文掲載されている。これこそ真実の声だ。
 再審弁護団は再審闘争の現状と勝利の方向性を明快に提起している。続いて、確定判決を徹底的に批判し、星野さん奪還を訴えている。
 第4部は、「星野再審・全証拠開示大運動学習会」で行われた金元重さん(千葉商科大学教授、国鉄闘争全国運動呼びかけ人)、宮本弘典さん(関東学院大学教授)と客野美喜子さん(「なくせ冤罪!市民評議会」代表、元「無実のゴビンダさんを支える会」事務局長)の講演を収録している。それぞれが、国家権力による人権の圧殺、司法の犯罪性、冤罪のねつ造を具体的に暴き出し、批判している。
 この本は星野さん奪還の広大な声を生み出すことは間違いない。同時に、新自由主義による外注化・非正規化、首切り自由、権利剥奪(はくだつ)への労働者の根底的怒りを、資本・国家との闘いとして組織する本だ。多くの労働者階級人民に拡大しよう。
(編集・発行:星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議 発売:株式会社ギャラリーステーション A5判264ページ 定価1800円(本体1800円+税)

絶対に全証拠開示を

 8月26日、星野再審弁護団の酒井健雄弁護士が星野さんに接見した。ところが徳島刑務所は、「第1回目の接見だから」という理由にもならない理由で看守の立ち会いを付け、時間制限までしてきた。看守が逐一メモを取る中で、再審のための討議などできない。徳島刑務所による再審闘争への妨害であり、断じて許さない。友人面会を認めず、再審弁護人の接見まで妨害し、星野さんの生き闘う権利を侵害する徳島刑務所に怒りをたたきつけよう。 
 8月20日、暁子さんの面会に際して行われた申し入れに対して、徳島刑務所はクーラーや扇風機どころか、
「全員が洗面器1杯の水を使ったら大変な量になる。そのための予算がない」と言い張って、就寝前に体をふくことすら認めなかった。
 各地の刑務所で熱中症の死者まで出ているのに、水を使って体をふくことも認めないというのだ。労働者階級の怒りで弾劾し、星野さんの健康を守ろう。
 さらに、証拠開示を求める闘いは、7月の三者協議における弁護団の闘いによって今秋の大決戦に突入している。
星野さんの無実が明らかになることに恐怖する検察官は、あくまでも証拠開示を拒否し続けている。検察官・裁判官を追いつめ、なんとしても証拠開示をかちとろう。
 階級的力関係が一切を決する段階に入っている。昨年2・5徳島刑務所包囲デモは、日帝国家権力・徳島刑務所を震撼(しんかん)させた。無実の星野さんに39年もの獄中生活を強制している不正義に、労働者階級の怒りは爆発寸前だ。再び徳島刑務所を怒りの声で包囲しよう。
9・8徳島刑務所包囲デモで星野さんと固く団結し、獄壁を超える連帯をかちとろう。

星野文昭さんの略歴

 71年11・14沖縄返還協定批准阻止・渋谷暴動闘争戦士。デッチあげ殺人罪で87年に「無期懲役」判決が確定。獄中から無実を訴え、96年に再審請求。昨年3月に第2次再審請求が棄却、異議申し立て中。徳島刑務所在監、獄中39年。67歳。
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9・8徳島刑務所デモ
■9月8日(日)
午前10時~ 徳島駅中心に街宣
11時 徳島空港と徳島駅からバス出発
12時30分 集会開始
(徳島市入田支所・コミュニティセンター北側 駐車場あり)
午後1時30分 包囲デモ出発
■9月9日(月)
午前9時 徳島駅前集合
10時 徳島刑務所で差し入れ行動
主催/徳島刑務所デモ実行委員会

 

たまにはアート

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銀座にときんちやんのアートを観に行きました。
日常はアート?とはかけ離れてはいるが、なにはともあれアートを見て・・・・・感想はないな!上手いかどうかもわからなかった。
写真をアップにしたらFの文字の下の絵がときんちやんの絵です。

テントひろば3年目

TPPの正体は階級戦争

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TPPの正体は階級戦争

関税交渉で日帝の敗勢あらわ民営化・規制緩和との闘いに

 
 8月22日からブルネイの首都バンダルスリブガワンで始まったTPP(環太平洋経済連携協定)交渉の第19回閣僚会合において、日本帝国主義の絶望的敗勢はいよいよ明白となった。同時にTPPの本質が、一握りの大企業が延命するための徹底的な規制緩和・民営化を軸とする新自由主義攻撃であり、労働者と農民・漁民に対する階級戦争であることがますます明らかになった。国鉄闘争を基軸に今秋決戦を切り開き、階級的労働運動と国際連帯でTPPを粉砕しよう。
(表 ブルネイ会合で議論される10分野の課題)

“聖域確保”という安倍のウソとペテン

 今回のブルネイ会合では、米帝による対日争闘戦=日帝ねじ伏せの意図がむき出しになり、中でも関税交渉における日帝の敗勢が明白になった。
 もともと8月にTPP交渉会合を行う予定はなかったが、米帝の強い要望により緊急で開催されることとなり、議長席には開催国ブルネイではなく米通商代表部(USTR)のフロマン代表が座るという異例の運びとなった。
 今回は21の交渉分野のうち、難航しているとされる10分野が集中的に協議された。そして23日発表の共同声明には、米帝の強い意向を反映して「年内妥結に向け交渉を加速する」と明記され、10月のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳級会議で大筋合意、12月末に最終合意をめざすとされた。
 また、12カ国の交渉官が一堂に会する「全体会合」は今回をもって最後とし、以後は出席国を絞った小規模会合で交渉を進めると決定された。遅れて参加した日帝に交渉の余地を与えず、時間切れをちらつかせて譲歩を迫る米帝の戦略があからさまになった形だ。
 今回、日本政府は「貿易自由化率(全貿易品目の中で関税を完全に撤廃する品目の割合)は80%台を維持する」と掲げて会合に臨んだが、フロマン代表は23日の電話会見で「関税の完全撤廃が参加国のめざすべき目標だ」と通告し、日本の意向を一蹴した。もともとフロマンは「日本の農業に関し、(特定品目について)前もって除外することに同意したことはない」(7月18日、米下院歳入委員会が開催した公聴会での発言)と明言し、「例外扱いが認められた」とする安倍政権のデマ宣伝をきっぱりと否定していた。
 さらに今会合では、シンガポール、ペルー、チリの3カ国が自国への輸入品にかかる関税の100%撤廃を提案し、日本に対してきわめて高い水準での自由化を要求した。
 これを受けて日本政府は、26日の利害関係団体を集めた説明会で「関税交渉は大変厳しい」と認めざるを得なくなり、自由化率も90%台を視野に入れる方針に転換することを余儀なくされた。最終的には98%前後になるとの見方が有力だ。
 その上、日本は今回、肝心の米やオーストラリアとの関税交渉を見送られ、9月下旬に先送りとされた。10月大筋合意となれば残された時間は1カ月もない。もはや絶望的な立ち遅れだ。
 他方、安倍政権が「攻めどころ」と位置づけた工業製品の輸出は、カナダやオーストラリアなど複数国から抵抗を受けている。この分野では、4月の日米事前協議で米帝に大幅譲歩した(日本車の関税撤廃は最大限延期するとした)ことが影響し、その他の国々も態度を硬化しているためだ。
 いずれにせよ日帝の惨敗は明らかであり、「交渉力で聖域を確保できる」という安倍のペテンも今や明白となった。

郵政と自治体を外国資本に売り渡す政府

 ブルネイ会合で今ひとつ明らかになった重大事態は、TPPにおける最大の問題が民営化にあるということだ。
 21の交渉分野の一つである「競争政策」の内容として、米帝などが今回から強く要求しているのが「国有企業の優遇措置の撤廃」である。今会合に先立ち、米や豪などが参加国に示した合意文書案では、政府が50%超の議決権を保有する企業を「国有企業」と定義し、「民間企業の海外投資の障害となっている」との理由で各国政府に国有企業と民間企業の差別を禁じ、税制上の優遇措置などを3~5年以内に撤廃するよう求めている。米帝資本によるアジア市場への投資・参入を容易にするとともに、各国政府に国有企業の民営化を余儀なくさせる露骨な新自由主義政策だ。
 ベトナムやマレーシアなど国有企業の多い国々はこれに反発。とくにマレーシアのマハティール元首相は26日、「TPPは、経済成長を続ける中国の脅威に対抗するため、アジア太平洋地域の国々を自国の勢力圏に取り込もうとするアメリカの企てにすぎない」「TPPに署名すれば、外国の干渉なしでは国家としての決定ができなくなり、再び植民地化を招く」と激しく非難した。
 ここで最大の焦点となるのが、日本政府が100%株を保有する日本郵政だ。米帝は4月の日米事前協議の場で、日本がTPPに参加する条件として、日本郵政の子会社・かんぽ生命とアメリカンファミリー生命保険(アフラック)との提携(全国2万の郵便局と79のかんぽ生命直営店でアフラックの商品を販売することなど)を日本側に認めさせた。だが、米帝はさらに8月上旬の日米並行協議の場でも「日本郵政グループの保険事業には民間企業と平らな土俵がない」と批判し、さらなる改革を求めた。今会合で示された「国有企業の優遇措置の撤廃」は、日本の保険市場を露骨に意識した内容だ。
 「(日本郵政が)TPPで国有企業と認定されれば、経営の手足を縛られる」「(それを逃れるためには)株式上場の前倒ししかない。上場を果たすには、海外の投資家から『稼ぐ力がある』と見なされる必要がある」(日経新聞8・25付朝刊)。この間の日本郵政によるアフラックとの提携や、大幅賃下げ・非正規職化をもたらす「新人事・給与制度」「新一般職」の導入は、TPP交渉を背景に一切の矛盾を現場労働者に押しつけ、株式上場=完全民営化を急ぐ狙いがある。
 また、TPPの交渉分野の一つに、政府や地方自治体が発注する公共事業への参入を外国企業に開放する「政府調達」がある。今回のブルネイ会合で、日帝・安倍政権が米国などに対し積極的に市場開放を要求しているのがこの分野だ。「日本は米国に妥協を迫るための攻め手をあまり持っていない。そこで、政府調達で強気の姿勢をとり続ける戦略をとっている」(朝日新聞8・25付朝刊)。だが、これが合意されれば、日本をはじめすべての参加国で公共事業の発注をめぐる外資との競争が激化し、とくに地方自治体から事業を受注してきた地域の中小企業は軒並み破綻に追い込まれる。安倍はそれを百も承知でTPP交渉のカードとして政府調達を外資へと売り飛ばそうとしているのだ。
 このように、TPPの本質は徹頭徹尾、規制緩和・民営化を軸に社会全体を競争原理にたたき込む新自由主義政策であり、1%の大企業の利益のためにその他の99%を犠牲にするものだ。

新自由主義と対決しTPPを粉砕しよう

  安倍は参院選直後の7月26日、外遊先のシンガポールで講演し、次のように主張した。
 「必要なのは規制の大胆な改革です。TPP交渉のような外部からの触媒です」「もはや岩盤のように固まった規制を打ち破るには、強力なドリルと強い刃が必要です。自分はその『ドリルの刃』になる」「電力や農業、医療分野で規制の改革を進め、新たなサービス、新しい産業を興し、日本経済の活力をそこから引き出します」「規制改革のショーケースとなる『国家戦略特区』も、強い政治力を用いて進めます」
 この言葉に明らかなように、TPPにおける安倍政権のもっとも核心的な狙いは、「外圧」を利用した国内の規制緩和・民営化の推進=新自由主義攻撃である。
 だが、TPP交渉は「関税」や「知的財産」など多くの分野で難航しており、年内妥結はけっして容易ではない。その根底には、新自由主義に対する国境を越えた労働者人民の広範な怒りと闘いが渦巻いている。
 山本太郎参議院議員は「TPPは僕たちの生活を根底から覆すものだ。自ら乗り込んでいって、その危険性をたくさんの人たちに注目してもらいたい」と語り、ブルネイ現地に駆けつけた。TPP粉砕の正念場はまさにこれからだ。民営化と対決する階級的労働運動を基軸に、安倍政権打倒の今秋決戦に立とう。9・15総決起集会・デモの大成功をかちとり、今秋決戦に勝利しよう!〔水樹豊〕

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(表 ブルネイ会合で議論される10分野の課題)
 物品市場アクセス 農業品や工業品の関税減免
 知的財産 著作権などの保護と模造品の取り締まり
 環境 漁業補助金の廃止など
 政府調達 公共事業への外資参入
 投資 ISD条項をはじめとする投資家の紛争処理手続きなど
 競争 国有企業の優遇措置の廃止など
 金融サービス 多国籍間の金融取引のルール
 原産地規制 関税減免の対象となる「締約国の原産品」と認められる基準
 一時的入国 出入国手続きの迅速化
 非適合措置 サービスと創始の分野で例外措置をとれるエリアを協議
 
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分割・民営化と外注化で  JR北海道“安全の崩壊”

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分割・民営化と外注化で  JR北海道“安全の崩壊”   
 
 JR北海道での度重なる重大事故は、国鉄分割・民営化の破産を示している。8月に入ってからも17日に函館線で貨物列車が倒木に衝突し脱線、118日、函館線で土砂崩れを見つけた運転士が特急列車を緊急停止させ、21日には特急列車のエンジンが走行中に停止する事故が起きた。車両の検査・修繕業務だけでなく線路管理もまともにできなくなっている。こうしたJR北海道の許し難い現実を暴いた『日刊労働千葉』7549号(8・13付)

今年だけで7件の重大事故人命を預かる企業なのに…

 この間のJR北海道での事故は異常を通り越している。エンジンや配電盤が次々と火を噴き、ATSの部品まで燃損している。
 特に特急北斗14号が床下から出火し、200人が車外に避難した7月6日の事故は、2011年の石勝線トンネル内特急炎上事故に匹敵する重大事故だ。走行中にエンジンが爆発し10㎝の穴が空いて火を噴いたのである。スライジングブロックという燃料噴射装置内の部品が折損し、大量の燃料がシリンダー内に注入されたのが原因であった。
 だが問題は、全く同様のスライジング折損事故が、昨年の9月、今年3月、4月に立て続けに起こっていることである。通常は破損することなどなく、検査の対象にもなっていない部品であり、それが三度も折れるなど考えられないことだ。
 事故を起こしたエンジンは、25年前に製造されたものであり、その列車が時速130㎞で運転され続けたのである。激発する事故は、車両が限界を超える使われ方をしてきた結果だとしか考えられない。JR北海道は同型エンジンの北斗とサロベツの運行をさしあたり8月末まで止めているという。
 JR北海道は、2011年5月に石勝線トンネル内で起きた特急脱線炎上事故をうけて、10年間で約1300億円の投資を盛り込んだ安全基本計画を策定したが、事故は減るどころか激増している。12年度は189件で10年度の91件の倍以上で過去20年で最多。そのうち約100件を車両故障が占めている。
 「出火した後も特急が緊急停止しないで走行を続けたケースがあったことが気になる。一歩間違えれば大惨事。人命を預かる企業なのに、ギリギリのところまで来ていると感じた」(北海学園大の上浦正樹教授=鉄道工学。東京新聞7・18)
航空線との競争
 そもそも、一連の事故の根本的な原因は、国鉄分割・民営化そのものである。JR北海道は、経営が成りたつ条件などないことは始めからわかった上で分割・民営化された。だから、民営化に際しては、幹線以外は全部廃線にした上で、莫大(ばくだい)な「経営安定基金」が積まれ、その運用益でなんとかしろというペテン的な方法がとられたのである。
 JR北海道がまず直面したのは、道内の都市間を結ぶ航空線との競争に打ち勝つことであった。だから、他のJR会社では考えられないような徹底したスピードアップと特急列車の増発が強行された。
 1987年のJR北海道発足時点の特急列車は1日78本で、列車設定キロは2万904㎞、最高速度は時速120㎞であった。現在の特急列車は1日148本、列車設定キロは3万1894㎞まで増加し、最高速度は時速130㎞以上の列車が134本だ。

      

限界超えたスピードアップ

 気動車が時速130㎞運転するという方針は、こうした背景の中からでてきたものだ。しかも、最高速度を上げただけではなく、曲線速度も上げて、到達時間を短縮するために、気動車を振子式にするということが行われた。それは、「技術的には無理」と言われていたものであった。
 無茶な速度アップこそが、一連の事故の背後にある最大の原因である。札幌―釧路間の特急「おおぞら」を例にとると、国鉄時代は4時間30分かかっていたものが現在では3時間40分にまで短縮した。
 しかし「速度を落とせば負担が減り、事故も減るだろうが、バスや自家用車との競合があるため、遅くすることはできない」(東京新聞7・16)。これが民営化の結果生み出されたJR北海道の現実なのだ。
(写真 出火したスーパーおおぞらと同じ型の車両。ディーゼルカーの高速運転には無理がある)

新幹線並の走行距離

 さらに、広大な北海道の場合、一継続の走行距離が長い。たとえば、石勝線トンネル内で火災を起こした特急「スーパーおおぞら」が走る札幌~釧路間の営業キロは348・5㎞あり、東京~名古屋間にほぼ匹敵する。
 そうした条件のもとで、最高速度や制限速度を何時間も、ギリギリ出し続けるような運転が行われるのである。それが車両や運転士に、深刻な負担を強いていることは間違いない。

極端なメンテ切り捨て

 しかも、北海道の気象条件は厳しい。本来なら車両や線路のメンテナンス体制は、他のJR会社以上に要員やコストを投入しなければ成りたたない。だが現実は、民営化し利益を上げることが最優先課題となった状況の下で、他のJR会社と比べ一番極端な形でメンテナンス部門の外注化や要員削減が強行されたのがJR北海道であった。
 さらに言えば、そうした現実にさらに拍車をかけたのが国交省による車両検査周期等の規制緩和であった。

「診察もせずいきなり手術」検査体制が完全に崩壊

 北海道新聞(7・17)は、「鉄路の安全どこへ」「進む外注化」と題した記事の中で次のように指摘している。
 「長く技術畑で過ごし、現場を離れて久しいJR幹部は近年、車両整備工場でのやり方を聞くたび胸を痛めていたという。車両の定期点検では、それぞれパーツの分解などは下請け業者が担当し、本社の整備部門の担当者が準備された部位を点検し、組み立てる流れ。 幹部は、分解など油で手を最も汚す仕事をしてこそ問題点が見える、として『今のやり方は医者が診察も検査もせず、いきなり手術をするようなものだ』と言う」
 また、深刻な事態の調査に乗り出した会計検査院は、2011年度、JR北海道が実施した車両検査について、延べ約3100回の車両検査のうち、約3割で車両検査規則が守られていない「手抜き検査」が行われていたことを指摘しているのだ。
 2011年の5月に起きた石勝線特急脱線炎上事故に関する運輸安全委員会(事故調)の報告書も恐るべき現実を報告している。(図参照)
 車輪踏面が40㎝に及び剥離(はくり)していたというのだ。車輪がボロボロ↓車体が激しく振動↓推進軸が落下↓燃料タンクなどが損傷↓炎上。これが運輸安全委員会が描いた事故原因だ。(※報告書は、気動車の振子化は技術的に無理があるという、より本質的問題を隠してしまっているが、その点については今回は省略する。この点に関しては、2011年6月13日付の日刊動労千葉7151号を参照)
  だが問題は「40㎝に及ぶ剥離」 はごく普通の定期検査さえ行われれば、そんな酷(ひど)い状態になる前に100%発見できることだ。一定の剥離やフラット(平面摩耗)、直摩(※)が認められたら転削するというのは、車両メンテナンスのイロハのイである。(※曲線を走行することによりフランジ角度が直角近くになること。脱線の危険がある)
 否、それ以前に、ごく普通に車両管理が行われていれば、40㎝剥離など起こりようがないことだ。検査体制が完全に崩壊してしまっているとしか考えようのない現実だ。
  保線なども全く同じ現実だという。07年末には、線路の破断が起きる可能性のある亀裂が3300個所もあることが判明し(北海道新聞07年12・27付)、「保線体制の強化」が叫ばれた。しかし、その後も列車の高速化に伴い線路の傷みはひどくなり、レール破断等が相次いでいるのだ。

技術継承が断絶

 検査体制だけの問題ではない。一方での大量退職と他方でのメンテナンス業務の全面的外注化によって、技術継承が断絶してしまっているのだ。
 会社発足時に1万3000人だった社員数が、現在7267人。この現実が示しているのは、ベテランの労働者が大量退職する一方で、新たな技術者の採用―育成がほとんど行われていないということである。おそらく現場のみならず、管理部門にすら、車両や保線、信号などの技術的問題を熟知した技術者はいなくなっていると考えて間違いない。

無責任の連鎖

 こうした現実の中で、丸投げ的な外注化が強行されていく。だが外注先だって技術力などもっていない。その結果起きているのは、誰も責任を取ることができない無責任の連鎖蔓延(まんえん)である。ボーイング787が、次々に火を噴いた事故と全く同じ構造だ。
 この間のJR北海道の記者会見を見ると、そのことがよくわかる。本社幹部は、現場でどのようなメンテナンスが行われているのか全く何ひとつ把握すらできていないのだ。しかもJRの場合、恐ろしいのは、技術力を持った最後の層が、今まさに大量退職期を迎えていることである。
(図 運輸安全委員会が推定する脱線の経過。グラフ JR北海道の運転事故と部内原因による輸送障害の発生件数)

闘わなければ労働者自らも乗客の命も守れない

  国鉄分割・民営化と、その後の外注化は、「安全の崩壊」をもたらした。このままでは取り返しのつかない大惨事に至ることは明らかだ。
 現場の労働者はいつ大事故が起きるかとおびえながら、自分も死と隣り合わせで働いている。JR総連はもとより国労本部も、「事故弾劾」も「合理化反対」も口にしない。こんなものは労働組合ではない。「闘いなくして安全なし」。闘わなければ自らも乗客の命も守れない。明日はわが身だ。今こそすべての職場で反合理化・運転保安確立の闘いを巻き起こそう。
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(表 今年のJR北海道の出火・発煙事故)

①2月12日 函館線伊納-納内間を走行中の特急スーパー宗谷2号で発煙
②3月24日 室蘭線東室蘭駅で停車中の特急北斗5号床下から発煙
③4月8日 函館線八雲駅で停車中の特急北斗20号床下から出火
④5月5日 函館線奈井江-茶志内間を走行中の特急スーパーカムイ6号床下から出火
⑤7月6日 函館線山崎-鷲ノ巣間を走行中の特急北斗14号の床下エンジン付近から出火
⑥7月15日 千歳線上野幌-北広島間を走行中の特急スーパーおおぞら3号で配電盤から出火。自働列車停止装置(ATS)の部品も焼損
⑦7月22日 根室線十勝清水-羽帯間の信号場で停車中の特急スーパーとかち1号の床下エンジン付近から潤滑油もれ
 
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JP当局の雇い止め、スキルダウンを許すな!

安倍政権の「戦略特区」TPPと一体の改憲攻撃

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雇用特区は首切り自由

安倍政権の「戦略特区」TPPと一体の改憲攻撃

 安倍政権内閣府の「国家戦略特区ワーキンググループ(WG)」が「雇用特区」を設けて雇用規制緩和を先行的に実施することを検討している。
 雇用規制緩和は産業競争力会議が策定する成長戦略(アベノミクスの第3の矢)の重点テーマであるが、最大の難題でもある。労働者人民の抵抗と反撃は必至だからだ。
 またこの攻撃は、世界大恐慌と帝国主義・大国間争闘戦の激化の中で日帝がすでに破綻した新自由主義政策以外に延命策をもたないことを示している。しかもこれは違憲、実質改憲だ。この矛盾を突いて労働組合が闘えば安倍政権打倒は可能だ。その闘いの基軸は国鉄決戦だ。9・15国鉄大闘争に総決起しよう。

カネを払えば解雇は合法!?

 雇用特区で規制緩和しようとしている項目は、現行労働法制のもとでは違反あるいは問題ありとされるものばかりだ。例えば▼「不当だが悪質性のない」解雇に対する金銭解決▼雇い止めの金銭解決▼労働時間の上限規制の緩和▼ホワイトカラー・エグゼンプションの導入▼個別合意による規制の除外――などだ。
 賃金の高い正規職をどしどし解雇し、非正規職に置き換え、雇い止めにし、より低賃金の非正規職(外国人労働者を含む)に全面転換する。あらゆる職種で労働時間の上限を撤廃し、24時間365日体制働かせる(三木谷浩史楽天会長兼社長)。極限的な搾取――これが目指すところだ。
 解雇の金銭解決について。資本家どもは口をそろえて「日本は解雇が難しい」と主張し、解雇しやすい社会を要求する。実際には不当・不法な解雇が横行している。しかも名だたるグローバル大企業が「追い出し部屋」による退職強要やロックアウト型の暴力的解雇を行っている。整理解雇4要件すら守らない場合が多く、問題となっている。これを金銭さえ払えば違法ではないとするのが金銭解決制度だ。
 企業が従業員に再就職支援金を支払えば解雇できる「事前型の金銭解決制度」の導入が考えられている。全国に支店を持つ大企業の場合、特区内に本社があれば地方の支店も適用対象にするという提案も出されている。
 有期雇用契約の期間を延長しやすくすることも提案されている。現行法では、同じ職場で5年を超えて働く契約社員は本人が希望すれば無期雇用に転換しなければならないが、この規制を緩め、いつでも雇い止め解雇ができる状態にしておこうとしているのだ。

労働時間上限撤廃で過労死

  労働時間規制の緩和について。現行の労働基準法は1週40時間・1日8時間という労働時間規制を定めている。この規制がすでに資本によって形骸(けいがい)化されている現実があるとはいえ違法なものは違法だ。それを合法化・固定化しようとしているのだ。
 すでに月80時間の時間外労働という過労死ラインを超えて労働者を働かせる大企業(東証一部上場売り上げ上位100社)が7割に上っている(日経新聞7・26付)。しかも御用労組幹部が資本と協定を結んでこの不法を推進している。
 その上にホワイトカラー・エグゼンプションの導入を図っている。これは第1次安倍内閣が2007年に導入を図って頓挫したものだ。当時「残業代ゼロ制度」だとの猛烈な批判を浴び、安倍退陣の要因となった。
 国家戦略特区について政府はすでに具体的な提案を自治体や企業から募集している。10月中旬をめどに第1次の特区を決めた後、秋の臨時国会に関連法案を提出する予定だ。法律が成立すれば年内にも東京、大阪、愛知に国家戦略特区、雇用特区が出現する。3大都市圏の特区化は決定的だ。また国家戦略特区はTPP(環太平洋経済連携協定)の受け皿、先取りとなる。「途上国並み賃金」(奥田碩・元日本経団連会長)の「世界一ビジネスのしやすい国」(安倍首相)、日本が出現する。とんでもないことだ。
 安倍政権の解雇特区攻撃を闘う労働組合の団結で粉砕しよう。
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 (表 国家戦略特区WGで追加規制緩和が検討されている項目)

雇用
・解雇の金銭解決制度
・有期雇用契約の柔軟化
・ホワイトカラーエグゼンプションの導入
教育
・公設民営学校の導入
・教育利用券の配布
農業
・株式会社の農地所有
都市
・臨海部でのカジノ解禁
医療
・外国人医師による医療
 
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戦争・改憲へ突き進む安倍打倒しよう

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戦争・改憲へ突き進む安倍打倒しよう!

「集団的自衛権」へ前のめり

対中対決の米帝戦略に沿い実質的な「9条破棄」を狙う

 安倍政権は「集団的自衛権の行使」に向かって攻撃を強めている。これは自衛隊が米軍とともに海外で本格的に侵略戦争を行うことを可能とする攻撃であり、9条破棄攻撃そのものである。絶対に許してはならない。階級的労働運動と国際連帯の力で改憲攻撃を絶対に阻止しよう。

法制局長官の首すげ替え

 安倍政権は昨年12月の総選挙で政権を奪還して以降、2月に「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」なるものを発足させ、憲法解釈の変更に踏み出した。この有識者懇談会に、「集団的自衛権行使を行うべき」という提言を年内に提出させ、来年の通常国会で具体的な立法化に踏み込もうとしている。
 このための布石として安倍は8月、これまで「集団的自衛権の行使は現憲法のもとでは認められない」という見解を堅持してきた内閣法制局長官の首をすげ替える暴挙を行ったのである。
 すなわち、従来の憲法解釈を維持する姿勢を示していた長官を退任させ、新長官に容認派の小松一郎前駐仏大使を任命した。これは法制局長官経験者ですら「長官が交代したからといって、見解が好きに変わるものではない。もしそうなら法治国家ではありえない」というほどのクーデター的な、これ自体が憲法破壊的な暴挙である。
 安倍は年内に前記の有識者懇談会の提言を得た上で、来年の通常国会で①包括的に行使を認める理念を記した「国家安全保障基本法」、②自衛隊による行使手続きを定めた「集団的自衛事態法」――の二つの新法を制定し、さらに③自衛隊の任務に「集団的自衛出動」を追加するため「自衛隊法」の改定を行おうとしている。こうした一連の立法措置を行って安倍政権は、「集団的自衛権」の名のもとに、米軍と自衛隊の日米共同作戦による海外侵略戦争の道に決定的に踏みだそうとしているのだ。
 日帝の釣魚島(尖閣諸島)略奪策動、麻生副首相の「改憲はナチスの手口に学べ」という7・29発言、安倍首相の8・15「戦没者追悼式」での加害責任への反省や不戦の誓いのひとかけらもない式辞などが続いている。こうした安倍政権の改憲と戦争に向かう突出的な動きは、戦後体制を日帝が右側から突き破る行動として、世界的な危機感と警戒を呼び起こしている。■基文(パンギムン)国連事務総長は8月26日、安倍政権の改憲の動きに異例の憂慮を表明した。それほどの歴史的で重大な事態なのだ。
(表 安倍が狙う立法)

大恐慌と脱落日帝の危機

 「集団的自衛権」とは「同盟国など他国への攻撃を、自国に対する攻撃とみなして反撃できる権利」とされている。これまで歴代自民党政権は、自衛隊に関して「自衛権は国家固有の権利だ」「自衛隊は戦力ではない」などと強弁して憲法違反を完全に開き直って増強を続けてきた。さらに、カンボジアへのPKO派兵(1992年)を歴史的な突破口に海外派兵すら既成事実化してきた。これ自体が本当に許し難い憲法破壊である。
 それでも、さすがに本格的な海外侵略戦争に道を開く「集団的自衛権」については、戦争放棄や戦力不保持を明記する憲法9条とのかねあいから、合憲とするにはあまりにも無理があり、「保有しているが行使はできない」「わが国を防衛するための必要最小限度の範囲を超える」として、その行使は阻まれてきたのである。
 それを阻んできた最深の力は、戦後の労働者階級人民の根強い反戦と改憲阻止の意識と闘いである。動労千葉を先頭とする1980年代以降の国鉄分割・民営化阻止闘争は、改憲攻撃を阻む決定的な役割を果たしてきたのだ。しかし今、日帝・安倍政権は大恐慌と争闘戦激化の中で絶望的に危機を深め、なりふり構わず「集団的自衛権」問題での壁を突破する大攻撃をかけてきているのだ。
 「同盟国など他国への攻撃」というが、帝国主義者はこれを拡大適用し、たとえば中東に侵略出兵している米軍が攻撃されることなどを含めている。ここからも明らかなように「集団的自衛権」行使とは、帝国主義による侵略戦争の別名なのである。
 1999年制定の「周辺事態法」は、日本周辺における「周辺事態」に際しての後方支援(非戦闘地域)や船舶検査(臨検)しか認めていなかった。これに対して「集団的自衛権」の行使は、アジアでも中東でも、あえていえば全世界どこでも、戦闘地域における日米共同作戦を可能とする。日帝・自衛隊が米軍とともに、他国の軍隊・武装勢力と本格的に戦闘し、殺し殺される戦争をやるということである。
 帝国主義の侵略戦争は、いつでも「自衛」を掲げて行われてきた。だが、その階級的真実は、大恐慌の激化のもとでの、一握りの資本家階級、帝国主義者の延命をかけた不正義極まる侵略戦争である。全世界の労働者階級人民に対する虐殺戦争以外の何ものでもない。
 これほどまでに安倍政権が攻撃を急ぐのは、それだけ日帝の危機が深いからである。とりわけ日米同盟関係の危機が進行している。一方では大恐慌下の日米争闘戦が、独占的金融資本・産業資本の生き残りをかけて激しく進行し、また他方では、沖縄県民の米軍と日本政府に対する怒りが爆発し、オスプレイ配備反対・辺野古新基地建設阻止の闘いが日米安保同盟を決定的な破綻の危機にたたき込んでいる。

米帝が日帝に迫る軍事要求

 ここから安倍政権は、米帝の要求に応える形をとって、米帝の新軍事戦略=対中国対峙・対決政策のために日米軍事同盟の飛躍的強化に全力を挙げている。それはまた日帝にとって唯一選択可能な、独自の帝国主義的軍事大国化、戦争国家化の道でもある。
 米帝の対日政策形成に重要な影響力を持っているアーミテージ・ナイ・レポート(12年8月)は次のように述べている。
 「集団的自衛の禁止はこの同盟にとって障害物である。3・11は、われわれの両軍が、必要な場合にはその能力を最大化できることを示した」
 「日本は、日本の防衛および地域的な不測の事態において米国とともに行う防衛を含む責任分野を拡大すべきである。この同盟は、日本の領域をかなり超える、より強健で、共有され、共通運用可能な『情報・監視・偵察』の能力と作戦を要求している。米軍と自衛隊が、平和時、緊張、危機および戦争という安全保障の全局面において十分に協力して対応することを許すのは、日本側の責任当局であろう」
 「同盟は、中国の再興に対応する能力と政策を発展させなければならない」
 だが同レポートは、一方では「政策の転換は……より軍事的に攻撃的な日本、あるいは日本の平和憲法の変更を求めるべきではない」とも語っている。このように米帝は、米帝の脅威となるような日帝の軍事力増強と改憲策動には制動を加えながら、米帝の新軍事戦略(対中国対峙・対決政策)を補完する方向と枠内で日帝の軍事力・経済力を最大限に動員しようとしている。
 すでに日米は実際には憲法解釈の変更を待たずに実践面で、「集団的自衛権」の行使を先取りした日米共同作戦の演習を陸海空で強化している。

労働運動の力が改憲阻む

  日帝・安倍の「集団的自衛権」行使への踏み込みは、日帝のTPP(環太平洋経済連携協定)参加と一体の攻撃である。絶対に粉砕しよう。
 改憲と戦争の道を阻む力はどこにあるか。それは階級的労働運動の前進と国際連帯闘争の発展である。
 労働者には戦争を阻む力がある。軍隊だけで戦争はできない。軍隊の食料、衣服、医療・医薬品、ガソリンなどの燃料、武器・弾薬など、こうしたものの補給や輸送が途絶えれば、軍隊は機能しない。労働者がストライキ―ゼネストで闘えば、戦争遂行は不可能になる。そしてそれは、革命に勝利する力である。
 だから、決定的なものは階級的労働運動の前進であり、国際連帯闘争である。職場からの決起は軍隊の内部から自衛隊兵士の決起をつくり出す力を持っている。
 ところが連合は資本家の手先となり、改憲と戦争に労働者階級を屈服させる役割を果たしている。改憲にも「集団的自衛権」にも反対の声ひとつあげていない。日教組は8月の定期大会で、これまでの民主党・社民党支持を下ろし、自民党政権にすり寄る運動方針を採択した。改憲と戦争に屈服する運動方針など、絶対に許せない。
 今こそ4大産別を先頭にして、職場からの決起で腐敗した労組幹部を打倒し、闘う労働組合をうち立てよう。青年労働者はその先頭に立って闘おう。階級的労働運動と国際連帯の力で反撃することが改憲阻止闘争の核心である。国鉄闘争は核心的な改憲阻止闘争であり、沖縄闘争、三里塚闘争、さらに福島とともに闘うことは改憲阻止闘争そのものである。国鉄闘争10万筆署名運動を水路に、動労千葉のように闘う労働運動を全国につくり出そう。
 〔畑田 治〕
(写真 米軍ヘリ宜野座墜落事故に抗議する宜野座村民大会。怒りあふれて村民ら11000人が参加した【8月22日】)
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(表 安倍政権が狙う立法)
・新規立法
集団的自衛事態法
 集団的自衛権を行使するための手続きを規定
国家安全保障基本法
 集団的自衛権の行使を容認するための理念を規定
・法改悪
自衛隊法
 従来の「防衛出動」などに加え集団的自衛権を行使するための「集団的自衛出動」を自衛隊の任務に追加
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米新軍事戦略下の自衛隊

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米新軍事戦略下の自衛隊

対中戦争を想定し合同演習改憲攻撃は隊内矛盾を激化

戦後初の国家安保戦略

 
 帝国主義の最弱の環、脱落日帝・極右安倍政権を打倒するチャンスが到来している。それを示したのが参院選での山本太郎氏の当選だ。首都100万人、全国1千万人の怒りが安倍にたたきつけられた。新自由主義の破綻が世界戦争危機を激化させプロレタリア革命を現実化させている。
 新自由主義とアベノミクスの破綻に追いつめられた安倍は、なりふりかまわず改憲攻撃と超反動攻勢に打って出ている。
 安倍は9月に新たな有識者会議を設置し、年内に国家安全保障戦略の中期的指針を策定することを決めた。同会議の提言は、外交・海洋・サイバー・宇宙戦争などの全戦争分野で、米帝をはじめ「価値観を共有する国々との連携強化」、資源・エネルギー分野における外交のあり方など、日米の軍事的一体化を一気に促進する方向もまとめる。「国家安全保障戦略」は日帝にとって戦後初めての国家的戦略文書となる。
 安倍は、同会議に新「防衛大綱」についても諮問し、これも年内に策定しようとしている。
 憲法解釈の変更による集団的自衛権行使の容認、国家安全保障体制の強化、国家安全保障会議(日本版NSC)の年内発足、新防衛大綱で国防軍規定を明記、陸自の海兵部隊化、策源地(敵基地)攻撃能力、情報通信機能の強化、国防の基本方針の見直し、防衛省改革、軍事法廷の設置などの一体的推進がもくろまれている。すべてが改憲攻撃である。
 安倍は、内閣官房の安全保障・危機管理担当の審議官に、初めて自衛隊高級幹部で情報本部情報官の長島純空将補を起用した。事実上の「憲法無視」だ。だがこれら超反動攻勢は、大恐慌と階級闘争の激動にさらされるもろさを内包している。緊急事態条項を核心とする自民党改憲案もろとも安倍政権を労働者階級人民の怒りで打倒しよう!
(写真 上陸訓練中の海上自衛隊【手前】と米海軍の揚陸艇【6月24日 カリフォルニア州】)

「新防衛大綱」を先取り

 安倍が年内策定を目指す「新防衛計画の大綱」を方向づける中間報告(7月公表)は次のように言っている。
 「機動運用性、総合指揮運用能力、輸送力等の機能拡充を図りつつ、防衛力の強靱(きょうじん)性・柔軟性・持続性や基地の抗堪(こうたん)性の確保、戦力の維持・回復力の強化などを重視し、高烈度下においても、着実にわが国防衛の任務を全うする能力を確保する」
 まさに帝国主義軍隊化への実戦的転換を目指す内容である。そして、その大転換を米軍への「強靱な機動的防衛協力」を道筋に推進するとし、戦力の確保、国家総動員態勢の確立へ「予備自衛官制度の拡充」を打ち出しているのである。

民間資金活用し装備と兵員確保

 中間報告は、陸自を海兵部隊化するための機能整備の柱として「高速輸送艦」の導入を明記している。PFI(民間資金活用)で民間フェリー導入を特記している。PFIで特別目的会社を設立し、平時は定期運航などの運用を委ね、有事や訓練の際に防衛省・自衛隊が使用する。有事での自衛隊の優先使用権も確保するというものだ。
 要するに日帝は、国家財政の危機という現実の中で、別法で海兵隊化の装備費を確保し、なおかつ民間労働者を戦争に動員することをたくらんでいるのである。防衛省は13年度予算で調査研究費を計上し、仕組みや制度の検討に着手している。新防衛大綱にフェリーの導入方針を盛り込んだ上でPFIの制度設計に入り、企業との交渉を経て15年度までに仕組みを確定させる計画である。
 海兵隊化の装備として13年度に水陸両用装甲車
(4両)や軽装甲機動車を導入する。民間フェリーはこれらを搭載し時速60㌔以上の高速で航行する。戦時に機能する自衛隊の機動展開力の強化を民間フェリーの恒常的動員体制によって構築するために、民間フェリーの労働者をあらかじめ予備自衛官に採用し、統合訓練や有事に動員することも計画されている。
 4月、元陸自幹部学校長で日本安全保障戦略研究所理事の樋口譲次は、国家総動員態勢の構築として「総合戦力(トータルフォース)120万人体制」を提唱した。これは現役自衛官(常備兵)、即応予備自衛官、予備自衛官、予備自衛官補などの総数約26万人とは別に、「郷土防衛(国民保護)隊」を新設し、全国の市町村の消防団員や警察機動隊員などを「郷土防衛予備自衛官あるいは国民保護予備自衛官(いずれも仮称)」として配属するというものである。

B52と共同訓練を開始

 空自が米戦略爆撃機B52の爆撃訓練に参加し、B52の援護訓練を行っていることが分かった。空幕広報室は否定しているが、空幕発行の部内誌(12年7月号)に掲載された1尉の体験記で判明した。この訓練には空中給油訓練もあり、長距離爆撃を想定したものだ。空自部隊は96年度からアラスカ州の米空軍演習に参加し、F15戦闘機編隊は03年度から派遣されている。空自は10年前から集団的自衛権の行使そのものである日米共同の戦略爆撃の実戦訓練を開始しているのだ!
 B52戦略爆撃機編隊を援護する訓練とはブルジョア国際法的にも「自衛権」の範囲を超え、完全に憲法を無視した訓練だ。米軍はグアム基地に6機以上のB52戦略爆撃機を常時配備していると報道されている。B52との共同訓練は、対中国・対北朝鮮侵略戦争―世界戦争を射程に入れた侵略戦争そのものである。
 日帝は09年から「日本船籍の民間船舶」を「護衛」するとして護衛艦2隻、P3C哨戒機2機をジブチに派遣している。安倍は8月25日、バーレーンで米海軍第5艦隊司令官ミラーと会談し、海自P3C哨戒機の多国籍軍への編入要請に対し「前向きに検討したい」と応じた。安倍政権はすでに2隻の護衛艦の内、1隻を12月から多国籍軍への編入を決定している。シーレーン確保に向けた集団的自衛権行使の先取りが公然と推し進められている。脱落日帝の延命をかけた日米安保の世界安保への転換だ。
 陸自は米軍との合同演習を86年から開始している。九州や南西諸島を中心に全国各地で、島嶼(とうしょ)防衛訓練を含む海上・航空作戦や弾道ミサイル対処、兵員や物資の輸送訓練を実施している。国内だけではなく米海兵隊と米本土やグアムで「離島奪回上陸訓練」を繰り返してきた。
 そして、6月10日~26日に米カリフォルニア州で米軍が実施した離島奪還訓練「ドーン・ブリッツ」に初めて陸海空3自衛隊が参加し、日米共同統合実動訓練を行った。自衛隊からの参加は、「離島防衛部隊」である陸自の西部方面普通科連隊などの1千人と、海自のヘリ搭載型護衛艦、輸送艦、イージス艦などだ。米海兵隊と共同で、海自「ひゅうが」から飛び立った米海兵隊のCH53輸送ヘリやMV22オスプレイからの降下や揚陸艇での強襲上陸など、実戦そのものの離島奪還上陸実動作戦を実施した。これは、釣魚島(尖閣諸島)を「核心的利益」とする残存スターリン主義中国への侵略戦争を射程に入れた米新軍事戦略下の「敵地への侵略戦争」の実戦訓練である。
 陸自はすでに「海兵隊化」に向け米海兵隊・オーストラリア軍との合同訓練をグアムなどで実施している。「離島奪還」という強襲上陸作戦は「自衛権」を超え「敵地攻撃」を想定した侵略戦争の実戦訓練だ。世界大恐慌と3・11以降、自衛隊は恐るべき勢いで米軍との一体化を推進している。新防衛大綱の中間報告は米新軍事戦略での日米一体化を加速させることを明記している。

沖縄・福島圧殺を打ち破ろう!

 集団的自衛権行使の容認の攻撃は、辺野古新基地建設・沖縄階級闘争解体として激化する。また緊急事態条項新設の改憲策動は、福島圧殺、階級的労働運動解体攻撃である。日米帝の軍事的一体化と新防衛大綱の策定、その具体的推進は、自衛隊内をはじめ階級矛盾を極限的に激化させる。9・15~25国鉄決戦を全産別で爆発させ、反原発闘争を闘い、労働者階級人民の怒りで極反動安倍政権を打倒しよう! 〔安藤猛師〕
 
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9・14反原発大行動-9・15国鉄大闘争へ!

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9・15国鉄大闘争へ

米英仏のシリア空爆絶対反対!

国鉄決戦勝利へ全産別で反撃を!

9・14反原発大行動(亀戸中央公園午前10時結集)へ

 
 7~8月の激闘は、日帝国家権力中枢と激しく闘い勝利していく新しい情勢を切り開いた。そして国鉄闘争の4カ月決戦はついに正念場の9月に突入した。9・15大集会-9・25反動判決絶対粉砕と10・1JR外注化阻止の闘いの勝利こそは、11月労働者集会から来春に向かう日帝・安倍政権との一大階級決戦を確実に引き寄せるものとなる。9・4~5全学連大会、9・8星野同志奪還徳島刑務所包囲闘争を大成功させ、9・14反原発大行動に総決起しよう。「国鉄決戦でプロレタリア革命を」「世界単一の労働者党建設へ」の旗を高く掲げ、変革と飛躍をかけて、今秋決戦の勝利に向けて突き進もう。
(写真 自治労大会初日夕方の大阪府本部集会参加者に「ストライキで安倍・橋下打倒を」と熱烈にアピール。国鉄署名が続々と集まった【8月26日 大阪城公園】)

労組全国大会での地殻変動的な情勢

 階級的労働運動派の存在と闘いが労働運動と階級情勢の画期的変化を引き起こしている。この間の4大産別の全国大会闘争を巡る情勢一変と活性化がそれを示している。
 8月20~22日に開催されたJP労組第6回大会(長野市)では、中央本部が提出した運動方針案に3割近い反対票がたたきつけられ、また関東、南関東など3地本が本部方針に反対決議をあげて参加し、組織丸ごと反対に回った。まさに実質的な「否決・流会」というべき歴史的な事態だ。本部が妥結・承認を強行した「新一般職」導入を柱とした「新人事・給与制度」は、安倍政権が進めようとしている「限定正社員」と同じものであり、労働者を解雇・総非正規職化する攻撃である。現場からこれに猛反撃がたたきつけられた。
 26~28日の自治労第86回大会(大阪市)では、「国鉄解雇撤回・JR復帰」の10万筆署名が812筆も寄せられた。代議員・組合員が列をなして署名に応じた。これも本部方針否決に匹敵するような事態だ。圧倒的多数の自治体労働者が、国鉄分割・民営化攻撃と1047名解雇撤回闘争を今現在の切実な自分自身の問題として受け止め、闘いを求めているのだ。
 しかも大会初日に急きょ設定された大阪府本部主催の集会は、1千人の動員枠を超え3500人が参加する大集会となった。大幅賃下げと丸ごと民営化による全員解雇攻撃、そして連合派執行部の敗北主義と労使協調主義への怒りが労働者に充満しており、現場は団結とストライキを激しく求めている。
 8月25~27日の日教組第101回定期大会(横須賀市)では、運動方針から「民主党・社民党支持」を削除し、日教組中央が実質的に自民党支持に転換し、改憲推進勢力化する道を選択したことがあらわになった。これは連合の崩壊・変質の動向と一体の事態だ。日帝・安倍の改憲攻撃の核心には、非常事態法制定、集団的自衛権行使=9条破棄、そして階級的労働運動の一掃と労働組合の解体がある。日教組中央の改憲勢力化は4大産別をめぐる攻防の死活性を示している。
 全国から結集した労組交流センターの労働者たちは、これらの大会の全過程を通して階級的労働運動と国鉄決戦を熱烈に訴え、国鉄解雇撤回10万筆署名を集め、共感と決起をつくり出した。国鉄闘争と4・26自治労ストが情勢を大きく動かしたのだ。今や国鉄闘争と労働組合をめぐる攻防に焦点がしぼり上げられた。

「国鉄方式」による解雇の不当は明白

 9・15国鉄大集会を「解雇撤回・JR復帰」の10万筆署名の達成集会としてかちとり、怒りの大デモに立ち上がろう。動労千葉鉄建公団訴訟控訴審の9・25反動判決を絶対粉砕することが、当面する最大の決戦だ。何としても解雇撤回をかちとらなければならない。
 「国鉄方式」による民営化・大量解雇と労組破壊の違法性と矛盾が、今やはっきりと暴き出された。社会保険庁を解体し日本年金機構に業務を引き継ぐ際に525人が分限免職にされた問題で、この間、人事院による処分取り消しが相次いでいる。それはこれまでに判断が示された46人中16人に達している。重大な情勢だ。「一旦(いったん)全員解雇・選別再雇用」という国鉄型の偽装倒産による民営化・大量解雇には絶対的な矛盾がある。国鉄改革法23条を根拠とした「国鉄とJRは別法人」「JRに法的責任なし」というのはまったく虚構である。
 戦後労働法制の原則を覆し、国鉄改革法を制定して強行した国鉄分割・民営化攻撃は、もともと矛盾と危機を抱えていた。敵も激しく動揺し分裂していた。その国鉄改革法=分割・民営化という無理を押し通すことができたのは、一方で動労カクマル・松崎明の積極的協力=中曽根の先兵化があり、他方で国労本部が屈服して闘いを放棄したからだ。社保庁解体・分限免職攻撃も、自治労本部の裏切りがあってまかり通ったのだ。
 国労本部は「JRに法的責任がないことを大会決定せよ」という4党合意(2000年)を受け入れ、さらには解雇撤回の旗を降ろす4・9政治和解(10年)という大反革命に走った。しかし動労千葉鉄建公団訴訟は、控訴審において、JR設立委員長だった斎藤英四郎(当時の経団連会長)と国鉄幹部だった葛西敬之(現JR東海会長)らの謀議により不採用基準が作られたという事実=「国鉄改革の真実」をついに暴いたのである。JRこそが不当労働行為の張本人だったのだ。
 国鉄闘争全国運動の前進、動労千葉の外注化阻止闘争などの職場生産点での闘い、解雇撤回の原則的な闘いこそがこの画期的地平を切り開いた。戦後最大の労組破壊攻撃だった国鉄分割・民営化からほぼ30年。全産別で吹き荒れてきた新自由主義攻撃で流された労働者の血と涙は乾いてはいない。必ず復讐(ふくしゅう)し決着をつけなくてはならない。
 JR千葉支社は今秋10月1日、構内計画業務の外注化を強行しようとしている。実施個所は習志野運輸区、幕張車両センター、京葉車両センターだ。これで構内業務はすべて外注化される。JRの業務外注化は、出向を次々延長し結局は戻ることができなくなる事実上の「転籍」だ。JR東労組の率先協力でこんなことがまかり通っている。
 動労千葉は外注化と組織破壊攻撃への怒りに燃え、全組合員が一丸となって組織拡大に決起している。9・15-25大闘争から10・1外注化阻止へ、そして11月労働者集会の大成功へ、動労千葉とともに全力で闘おう。

原発汚染水流出は全地球的な大問題

 日帝・安倍と東京電力によって、「新たな3・11」とも言うべき高濃度放射能汚染水が大量流出する事故が引き起こされている。全地球的な危機をつくり出しながら原発再稼働と輸出で日帝・新自由主義の延命を図る安倍政権は、世界の労働者階級の敵だ。9・14反原発大行動(亀戸中央公園に午前10時結集)を9・15-25国鉄闘争と一体のものとして闘い、階級的怒りを大爆発させよう。
 現在、高濃度の汚染地下水など300㌧が毎日海に流出している。さらに毎日400㌧ずつ増えている汚染水の簡易貯蔵タンクから、300㌧が今回漏れて出た。2年前の3・11メルトダウンに匹敵する重大事態が進行中なのだ。これは国家と資本の大犯罪である。
 福島原発事故の最初の最大の原因は地震動だ。そこをさらに大津波が襲った。これに対して政府も東京電力も対応不能に陥っている。起きている事態の深刻さは、原発とその大事故の制御はそもそも不可能なことをあらためて突きつけた。しかし政府も東電も一時しのぎの応急措置でごまかし、あろうことか「事故収束宣言」まで出して自他をあざむいた。
 東電副社長の相沢は、膨大な汚染水漏出問題について「経営最大の危機」などとうそぶいている。だが今起きていることは、全人類的、全地球的な規模の危機と破綻である。福島周辺海域どころか太平洋全域の放射能汚染問題であり、すでにこれは完全な外交問題にも発展している。安倍が前のめりの原発の再稼働や輸出などまったく論外だ。再稼働阻止・全原発廃炉へ全力で闘う時である。9・14反原発大行動に怒りを総結集しよう。
 大恐慌の本格化は、一方で戦争と大失業を生み出し、他方で全世界的に革命情勢を成熟させ、労働者人民の生きるための決起を生み出している。シリアへの米英仏帝国主義の空爆・軍事介入策動は、帝国主義・新自由主義の絶望的危機と凶暴化の現れだ。階級的労働運動と国際連帯闘争の前進を基礎に戦争絶対反対で闘おう。山本太郎選挙の勝利がつくり出した首都100万-全国1000万の怒りと決起に、全力で結びつき前進しよう。11月労働者集会へ突き進もう。
 
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9・14 さようなら原発大集会in 亀 戸 

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再稼働反対!
9・14 さようなら原発大集会
 in 亀 戸 

9月14日(土)
東京・亀戸中央公園
(JR総武線亀戸駅東口から徒歩15分)

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11:00 ブース出店など開始
13:00 第一部集会
リレートーク
オープニングライブ
14:00 第二部集会
 
開会あいさつ 
 落合恵子さん
呼びかけ人   
大江健三郎さん 
リレートーク
閉会あいさつ  
鎌田慧さん
15:30 パレード出発
錦糸町コース  「江東橋側大横川親水公園」流れ解散
浅草コース   「業平橋側大横川親水公園」流れ解散
 

汚染水「制御出来ていない」 

東電幹部、首相発言と相違

9月13日(金)13時3分配信
 東京電力福島第一原発の放射能汚染水漏れ問題で、東電の山下和彦フェローは13日、「今の状態はコントロール出来ていないと我々は考えている」と述べ、安倍晋三首相による国際オリンピック委員会(IOC)総会での「状況はコントロールされている」との発言と違う見解を示した。

 民主党の汚染水問題対策本部が福島県郡山市で開いた会議で答えた。この会議に同席した資源エネルギー庁の中西宏典大臣官房審議官は「今後はしっかりとしたコントロールできるようにやります」と述べた。

★0913 再稼働反対!首相官邸前抗議!と再稼働反対!9.14さようなら原発大集会in亀戸」

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今日と明日、

ここに書きました「原発再稼働反対イベント」2件があります。

詳しくは、それぞれのサイトにてご確認下さい。

台風18号が近づいて来ているようですので、

その情報もチェックしてご参加ください。


わたしは、ツウィートしてないので、こういう形で参加させていただきます。

では。




★0913 再稼働反対!首相官邸前抗議!

定例!毎週金曜!
再稼働反対!
首相官邸前抗議
日時:2013年9月13日(金)18:00~20:00 予定
場所:首相官邸前および永田町・霞が関一帯
(霞ヶ関駅、虎ノ門駅、桜田門駅をご利用ください)
※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は混雑が予想されます。
呼びかけ:首都圏反原発連合http://coalitionagainstnukes.jp/

↓以下の「ツイート」ボタンで情報拡散のご協力をお願いします!↓



ツイート文:【0913再稼動反対!首相官邸前抗議】汚染水対策もままならないこの現状、泊、大飯、高浜、伊方、川内、玄海、原発再稼動などしている場合か! 9/13(金)18~20時首相官邸周辺で超大規模抗議。ツイートボタンで拡散を→ http://coalitionagainstnukes.jp/?p=3645


ツイート文:【0913再稼動反対!首相官邸前抗議】参院選大勝後、これから再稼働に向けて動き出す安倍政権に対し、改めて再稼働反対の声を! 9/13(金)18~20時首相官邸周辺で超大規模抗議。ツイートボタンで拡散を→ http://coalitionagainstnukes.jp/?p=3645


ツイート文:【0913再稼動反対!首相官邸前抗議】この夏の猛暑を超え、日本に1基も原発がいらないことが証明された! いまこそ全ての原発を廃炉に! 9/13(金)18~20時首相官邸周辺で超大規模抗議。ツイートボタンで拡散を→ http://coalitionagainstnukes.jp/?p=3645


★★チラシをダウンロードできます。配布のご協力を宜しくお願いします

MCAN_A4_JulMCAN_A4_Jul

MCAN_A4_sep.pdf(3.9MB)


ツイートボタン/ツイート文:【首相官邸前抗議行動・月間スケジュール付きチラシ配布のご協力をお願いします!】PDFダウンロード→http://coalitionagainstnukes.jp/wp-content/uploads/2013/08/MCAN_A4_sep.pdf

▼呼びかけ

2011年3月11日の東日本大震災から引き起こされた福島第一原発の事故は、国民の原発に対する意識を目覚めさせ、2012年に実施されたパブリックコメントでは8割を超える人々が「原発はいらない」という意思を示しました。
ところが、2012年12月の衆議院選挙により、原発をいまもなお推進しようとする自民党政権が復活したのです。この旧態依然とした政権は、明らかに、国民の声を聞く耳をもたず、国民の命を顧みない政策を取ろうとしています。私たちは抗議の声を上げることをやめるわけにはいかないのです。

首都圏反原発連合は、2012年の3月からほぼ毎週金曜日に、総理大臣官邸前で抗議を呼びかけてきました。数百人で始めた抗議行動は、数千人、数万人と数を増していき、6月29日には約20万人もの人たちが集まりました。現在も毎週数千人の人が官邸前から国会議事堂周辺で「再稼動反対」「原発いらない」の声を上げています。また、この金曜抗議行動は全国に連帯の輪を広げ、いまも毎週各地で抗議が行われています。
私たちの命と生活、そして子どもたちの未来のために、原発はあってはならないもので、電気供給、経済発展、地球環境のために原発が必要であるという論は、いかなる政権であってもその根拠を明快に示すことはできません。
私たちの声で、もう一度原発のない社会を作り、たいせつな命と暮らし、そして未来を守りましょう。

▼注意事項

※反原発・脱原発というテーマと関係のない特定の政治的テーマに関する旗やのぼり、プラカード等はご遠慮ください。詳しくはこちら→http://coalitionagainstnukes.jp/?p=789
※現場が混雑しているため、ビラ配布や署名集め等は抗議終了後の20:00以降にお願いします。
※この首相官邸前抗議は、あくまで非暴力直接行動として呼びかけられたものです。その趣旨を十分にご理解頂きご参加いただきますよう、宜しくお願い致します。
※その他、基本的に主催者の指示に従っていただきますようあらかじめご了承お願いたします。
※スピーチに関しましては以下のご協力をお願いいたします。
一人あたり 「1分以内」 でお願いします。
反原発・脱原発テーマに関係のないテーマでのスピーチはご遠慮ください。
特定の団体のアピールにつながるスピーチはご遠慮ください。個人としてアピールをお願いします。
主催者側の意向に沿わない内容であると判断した場合、中断をお願いすることもあります。あらかじめご了承ください。




つづきまして、

再稼働反対!9.14さようなら原発大集会in亀戸」

2013年8月20日

 原子力規制委員会は、この7月に原発の新規制基準を施行しました。それにあわせ北海道電力、関西電力、四国電力、九州電力の各原発が再稼働に向けて申請を行いました。今後、各地で再稼働への動きが加速されようとしています。
 しかし、東京電力・福島第一原発事故は収束に至らず、事故の原因すら判明していません。そのような中で不十分な規制基準によって原発の再稼働が強行されることは問題です。こうした情勢の中、さようなら原発1000万人アクションでは、再稼働反対を前面に押し出し、9月14日に集会を行います。



1.日時 2013年9月14日(土)11:00~15:00
2.会場 東京・亀戸中央公園

詳細は「さようなら原発1000万人アクション」http://sayonara-nukes.org/にてご確認下さい。
 
この記事は下記のブログからのコピーです。

今頃?難しとはいえトリチウムが除去できなければアウトじゃん!

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技術、国際公募へ 政府がトリチウム除去で有効策なし

福島民報 9月14日(土)8時57分配信
 東京電力福島第一原発で高濃度汚染水が漏れた問題を受け、政府の汚染水処理対策委員会は13日、汚染水からの大量のトリチウム(三重水素)除去などは現時点で有効な対策が見当たらないとし、技術を国際公募することを決めた。国内外の英知を結集するための専門チームを新設し、政府が11月までにまとめる汚染水の追加対策に反映させたい考えだ。(2面に関連記事)
 福島第一原発の多核種除去設備(ALPS)は汚染水から約60種類の放射性物質を処理できるが、トリチウムを除去できない。このため、処理後に海洋放出できる基準値を下回っても、地元の理解が得られず、敷地内で貯留している。
 経済産業省資源エネルギー庁によると、汚染水が少量の場合はトリチウムの濃度を薄める技術が開発されている。ただ、同原発の大量の汚染水を処理する技術は確認されていない。
 公募では、接合部をボルトで締める「フランジ型」の地上タンク底部の強度を高める技術や、汚染水の漏えいが微量でも検知できる手法、モニタリングを担当する作業員の被ばく線量を減少させる方法なども募る。
 専門チームは廃炉技術を確立するために8月に設立した国際廃炉研究開発機構が事務局を担当する。汚染水管理や地下水流動など幅広い専門家を加え、提案された技術を評価する。提案がない場合は国際研究機関などにあらためて開発を働き掛ける。対策委員会は同日、都内で会議を開き、政府が示した汚染水問題の基本方針への対応などを協議した。
福島民報社
 
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星野文昭さん奪還へ!430人が9・8徳島刑務所包囲デモ

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星野文昭さん奪還へ!430人が9・8徳島刑務所包囲デモ

 「Give Us Back HOSHINO」「無実の星野さんを返せ」の看板が掲げられた吉野川の支流・鮎喰川(あぐいがわ)の河川敷。川上を眺めると徳島刑務所の職員官舎が建っている。その先が星野文昭さんがいる徳島刑務所だ。9月8日昼、「星野さんは今、刑務所の中で耳を澄ましています! 星野さんを奪還する第2弾の包囲デモで徳島刑務所に迫っていきましょう」。杉並星野文昭さんを救う会の狩野満男さんの第一声で「階級的労働運動の力で星野さんを取り戻そう!9・8徳島刑務所デモ集会」(同実行委主催)が始まった。全国労組交流センター、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議を始め、全国から430人が集まった。 

 最初に「愛する夫を返せ」と記されたたすきを身につけた星野暁子さんが発言に立った。大阪取り戻す会のNさんの9・2不当逮捕を弾劾し、さらに9・8参加を楽しみにしていた東京西部ユニオン・ダッシュ分会のKさんの急逝6月23日)を悼んだ後、暁子さんは「文昭は全身が耳になるぐらいみなさんの訪問を待ち望んでいます」と語り、6日の面会で受け取った文昭さんのメッセージを伝えた。「僕に対する権力側の弾圧は、今につながる労働者人民の団結で世の中を変えていく闘いをなんとしてもつぶそうとするものだ。それが無実を百も承知の無期攻撃だった。それに対してありとあらゆる困難をのりこえてつくり出してきた中身が今、新自由主義に対して闘う労働者の希望になっている。人間が人間らしく生きられる世の中をめざす生き方と、暁子との愛、そして仲間との団結があれば、どんな攻撃も粉砕して世の中を変えられる。そうした境地を今手にしている。団結してがんばろう!」
 昨年2・5徳島刑務所包囲デモの「首謀者」として徳島刑務所が金山克巳さん、仙田哲也さん、増上昭典さんの3人に対して面会・手紙・ 差し入れなど一切を「禁止」する処分を行ったことに対し文昭さんは、先日、監査官への苦情申立をしたという。「それは、みなさんへの心からのエールだと言っています。そして『集団面会なんだ。みんなに会うのを楽しみにしているよ』と伝えてほしいということでした。みなさんとの団結の力で解放をかちとろうとしているのです」と暁子さん。

 さらに、ついに刊行された『愛と革命』を紹介し、「文昭の獄中39年、ともに生きた29年。命をも奪う無期攻撃に対して文昭と私が愛と団結、対話を大切にしてよみがえり、すべての人間が人間らしく生きられなければ、自分も人間的に生きることはできないという思想を磨き、愛を貫いて希望にたどり着く様子が描かれています。私はこの本を新自由主義攻撃による困難と分断に怒るすべての労働者民衆に読んでほしいと思っています。絶望に見える攻撃の先に希望を見い出すことができるからです」。
 連日34度の酷暑、暁子さんは過酷な獄中処遇について、「汗だくになっても、夜寝る前に水を使って体を拭くことすら認められず、徳島刑務所は『洗面器2杯分の水を全員に配布する予算はない』と言っています。千葉刑務所では62歳の女性が熱中症で亡くなったばかりです。人が死ぬような状況に対して徳島刑務所が何も対策を取らないことは許されることではありません。きょうの徳島刑務所包囲デモは、文昭と全受刑者の命を守り、星野闘争勝利のための切実な闘いです」と訴えた。
 さらに暁子さんは「革命の時代に勝利する階級的労働運動は、国鉄と反原発と星野を掛け合わせた闘いだと私は確信しています。秋、全証拠開示運動をしっかりと闘っていきましょう。福島の怒り、沖縄の怒りと一体に動労千葉、動労水戸の闘いに続き、新しい時代に新しい団結を求めて、9・15国鉄集会、9・25判決闘争、11月労働者集会に決起して行きましょう」と呼びかけた。
 最後に「刑務所の門前で文昭の好きな『釜山港に帰れ』を歌います。文昭は『ベトナム戦争が激しかったころ、韓国からベトナムに行った兵士たちに帰ることを呼びかけた反戦歌。歌の苦手な僕が全部歌える数少ない歌なんだ。僕の気持ちをみんなに伝えてほしい』と言っていました。南北統一の願いも込めて、ぜひ文昭に声限りに届けましょう」。暁子さんの決意あふれる発言に全参加者の大きな拍手が応えた。

 続いて徳島市内で全国運営委員会を開催し、この日のデモに臨んだ全国労組交流センターの辻川慎一代表(動労水戸副委員長)が発言に立ち、「新自由主義に怒るアメリカ労働者の前にオバマ大統領はシリア戦争を決断できない状況だ。何が東京オリンピックだ。日本帝国主義に2020年があるのか、ないでしょ! フクシマの怒りが噴き上がっている。日本の怒れる労働者、とことん闘いましょう」と、階級的労働運動の力で星野さんを奪還しようと訴えた。
 徳島救う会から元木美起子さんと徳島医療福祉労組の青年労働者、星野再審弁護団の和久田修弁護士、動労西日本の山田和広書記長、動労千葉の田中康宏委員長が次々に発言した。和久田弁護士は「証拠開示運動を進め、たくさんの証拠を開示させる中で星野さんの無実は明らかになっている。もう一つの壁は、星野さんを絶対に出さないという国家権力の強い意志だ。この壁を打ち破るのが今日のデモだ。みなさんの怒り、みなさんの思いを届けていきましょう!」と力強く呼びかけた。
 さらに連帯あいさつが、NAZEN愛媛の日野亮さん、全学連・斎藤郁真委員長、全国水平同盟・岡邨洋委員長から行われた。
 徳島福祉医療労組の元木智之委員長が「ラブ・レボルーション『愛と革命』で星野さんを取り戻そう」とカンパアピールし、全国24の星野救援会を代表し、沖縄万人(うまんちゅ)の力で星野さんを取り戻す会の柿本博人さん、福島・取り戻す会の長沢宏さんが、きっぱりと決意を語った。
 すべての発言を受け、全国再審連絡会議の戸村裕実共同代表が「徳島刑務所の非人道的な処遇に対し怒りの声を上げよう。1日も早く星野さんを取り戻すために団結してがんばりましょう」とまとめの提起を行った。広島救う会が「警察に一指も触れさせず、星野さんとの団結をかちとろう」と行動提起を行った後、「釜山港に帰れ」を合唱し、「星野さんを取り戻すぞ!」とシュプレヒコール!

 心配された空模様は一変、夏の太陽が降り注ぐ中、一路、徳島刑務所に向かってデモに出発した。「星野さん! 会いに来ましたよ!」「無実の星野さんを取り戻すぞ!」「上窓を開けろ!」「水で体を拭かせろ!」
 地元住民の温かい声援の中、長蛇のデモが労働組合旗や全学連旗などをたなびかせて進んだ。デモには午前中の徳島駅前街宣で出会ったばかりの青年の姿もあった。
 刑務所前では、東京西部ユニオンの吉本伸幸委員長のリードで全参加者が「釜山港に帰れ」を熱唱した。この声が星野文昭さんに届いていることを確信し、デモを貫徹した。
 デモ終了後、星野暁子さんが「文昭との集団面会本当にありがとうございました。文昭は聞いています。一人ひとりの顔と声に向き合って感謝した思いで過ごしています。私はみんなとともに刑務所の前に立って、文昭が歩いて出て来る風景を思い浮かべていました。私たちが迎えに行く。文昭は歩いて来ます。その日のために明日からの闘いも、この腐った社会を変える闘いとひとつに文昭の思いを自らの思いとして闘っていきましょう!」。辻川さんが「僕たちは必ず勝利します。9・25どんな反動判決が出ようともわれわれは負けない」と宣言した。
 時代は動き出した。星野さんの闘いが、その時代の動きを加速させる。「3回目(のデモ)は星野さんを奪い返して迎えに行く時だ」(田中委員長)。全証拠開示運動を闘い、新しい時代の新しい団結で星野文昭さんを取り戻そう!(M)
 

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[転載]◆492 無実の罪で39年、星野文昭さんを返せ!

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◆本部ニュース492号発行!

 以下からダウンロードできます。
 
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救援本部ニュース492   2013.9.14
 
無実の罪で39年、星野文昭さんを返せ!
8/9徳島刑務所包囲のデモ
「すべての人間が人間らしく生きられなければ、自分も人間的に生きることはできない」、「絶望に見える攻撃の先に希望を見い出すことができる」
 
「無実の星野さんを返せ」の看板が掲げられた吉野川の支流・鮎喰川(あぐいがわ)の河川敷。川上を眺めると徳島刑務所の職員官舎が建っています。その先が無実の罪で39年間も獄に閉じ込められている星野文昭さんがいる徳島刑務所です。
 「星野さんは今、刑務所の中で耳を澄ましています! 星野さんを奪還する第2弾の包囲デモで徳島刑務所に迫っていきましょう」。9月8日昼、「階級的労働運動の力で星野さんを取り戻そう!9・8徳島刑務所デモ集会」が始まりました。全国労組交流センター、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議を始め、全国から430人が集まりました。
 最初に「愛する夫を返せ」と記されたたすきを身につけた星野暁子さんが「文昭は全身が耳になるぐらいみなさんの訪問を待ち望んでいます」と語り、文昭さんのメッセージを伝えました。
 「僕に対する権力側の弾圧は、今につながる労働者人民の団結で世の中を変えていく闘いをなんとしてもつぶそうとするものだ。それが無実を百も承知の無期攻撃だった。それに対してありとあらゆる困難をのりこえてつくり出してきた中身が今、新自由主義に対して闘う労働者の希望になっている。人間が人間らしく生きられる世の中をめざす生き方と、暁子との愛、そして仲間との団結があれば、どんな攻撃も粉砕して世の中を変えられる。そうした境地を今手にしている。団結してがんばろう!」
 徳島刑務所が、昨年2月5日の徳島刑務所包囲デモの「首謀者」として金山克巳さん、仙田哲也さん、増上昭典さんの3人に対して面会・手紙・差し入れなど一切を「禁止」する処分を行ったことに対し文昭さんは、先日、監査官への苦情申立をした。「それは、みなさんへの心からのエールだと言っています。そして『集団面会なんだ。みんなに会うのを楽しみにしているよ』と伝えてほしいということでした。みなさんとの団結の力で解放をかちとろうとしているのです」
 さらに、刊行された『愛と革命』を紹介し、「文昭の獄中39年、ともに生きた29年。命をも奪う無期攻撃に対して文昭と私が愛と団結、対話を大切にしてよみがえり、すべての人間が人間らしく生きられなければ、自分も人間的に生きることはできないという思想を磨き、愛を貫いて希望にたどり着く様子が描かれています。私はこの本を新自由主義攻撃による困難と分断に怒るすべての労働者民衆に読んでほしいと思っています。絶望に見える攻撃の先に希望を見い出すことができるからです」
 連日34度の酷暑、暁子さんは過酷な獄中処遇について、「汗だくになっても、夜寝る前に水を使って体を拭くことすら認められず、徳島刑務所は『洗面器2杯分の水を全員に配布する予算はない』と言っています。千葉刑務所では62歳の女性が熱中症で亡くなったばかりです。人が死ぬような状況に対して徳島刑務所が何も対策を取らないことは許されることではありません。きょうの徳島刑務所包囲デモは、文昭と全受刑者の命を守り、星野闘争勝利のための切実な闘いです」「刑務所の門前で文昭の好きな『釜山港に帰れ』を歌います。文昭は『ベトナム戦争が激しかったころ、韓国からベトナムに行った兵士たちに帰ることを呼びかけた反戦歌。歌の苦手な僕が全部歌える数少ない歌なんだ』と言っていました。南北統一の願いも込めて、ぜひ文昭に声を限りに届けましょう」 
 全国労組交流センターの辻川慎一代表(動労水戸副委員長)が発言。「新自由主義に怒るアメリカ労働者の前にオバマ大統領はシリア戦争を決断できない。何が東京オリンピックだ。日本帝国主義に2020年があるのか、ないでしょ! フクシマの怒りが噴き上がっている。とことん闘いましょう」。階級的労働運動の力で星野さんを奪還しようと訴えました。
 星野再審弁護団の和久田弁護士は「証拠開示運動を進め、たくさんの証拠を開示させる中で星野さんの無実は明らかになっている。もう一つの壁は、星野さんを絶対に出さないという国家権力の強い意志だ。この壁を打ち破るのが今日のデモだ」と呼びかけました。
 全国24の星野救援会を代表し、沖縄万人(うまんちゅ)の力で星野さんを取り戻す会、福島・取り戻す会が決意を表明。全国再審連絡会議の戸村裕実共同代表が「徳島刑務所の非人道的な処遇に対し怒りの声を上げよう。1日も早く星野さんを取り戻すために団結してがんばりましょう」と提起。
 夏の太陽が降り注ぐ中、徳島刑務所に向かってデモに出発。
 住民の温かい声援の中、長蛇のデモが組合旗や全学連旗などをたなびかせて進みます。徳島駅前街宣で出会った青年も参加。刑務所前で全参加者が「釜山港に帰れ」を熱唱。デモ終了後、星野暁子さんが発言しました。「文昭との集団面会、ありがとうございました。文昭は聞いています。一人ひとりの顔と声に向き合って感謝した思いで過ごしています。私はみんなとともに刑務所の前に立って、文昭が歩いて出て来る風景を思い浮かべていました。私たちが迎えに行く。文昭は歩いて来ます。その日のために明日からの闘いも、この腐った社会を変える闘いとひとつに、文昭の思いを自らの思いとして闘っていきましょう!」
 
 

転載元: 生きぬくために闘う!東日本大震災救援対策本部のブログ


[転載]【写真速報 3】 9.14「さよなら原発」亀戸集会   スカイツリーに向かって行進!!

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いよいよデモ出発 
 
スカイツリーに向かって行進!!
 
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デモ出発です
浅草コースです 
 
 
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NAZEN隊列
 
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 ここは学生の集団
 
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日蓮宗宗教者もかけつけました
 
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おお!!
・・・ふくしま共同診療所の旗もある!! 
 
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 子どもも手をつないでデモ参加
 
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スカイツリーが見えてきた
ふくしま共同診療所の旗と九条の会の旗です
 
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スカイツリーの下をNAZEN旗が行く
 
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「フリー星野」の旗も行く
 
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労組の旗、「九条の会」の旗
 
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約1時間のデモでした。
 
到着地点で簡単な総括集会です
 
 
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転載元: 宝の山

BLACK COMPANIES in Japan 日本のブラック企業

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日本のブラック企業
BLACK COMPANIES
          in JAPAN
 
 
  最近よく言われていることだし、みなさんももうご存知のこととは思うが、日本の企業の半分以上は「ブラック企業」と呼ばれている。この名称がつけられた理 由は、その会社で働く人々の利益や権利が彼らの強欲な上司によって否定されて いるからだ!このさい利益は置いておくにしても、私が権利と言うのは日本の労 働法や憲法で保障されているばかりか、我々の自然権であるとされているもの だ!歴史の中で、過去何百万人もの人々は闘い、その多くは死んでいった。自分たちの子孫が奴隷として扱われなくなるために!上司が権利を与えるかどうか決めるのではない。権利は君の、我々のものなのだ!それなのに強欲な上司たちが権利を人質に取ってしまった!
 上司たちは我々が失業するのではないかと怖がらせ、不安定になると脅し続けて くる。彼らは、彼らだけが我々に安定した生活を保障できると信じさせようとし てくる。しかしそんなのはでたらめだ!我々労働者は、他でもない自分たち自身に対して、安定した生活やきちんとした生活、恐怖のない生活をお互いに保障し ているのだ!私自身 ICC というブラック語学学校で働いている。私の上司は20年間も私を搾取し、嘘をつき、だまし続けて来た!有給休暇も社会保障も ボーナスも何ももらえなかった!私が失業の恐怖から頭をたれている間に、この上司は元からあった町田校と八王子校に加え、銀座、新宿、渋谷、横浜に新たに四校を開いた。私には昇給すらなかった。だが、そんなのはもう終わりだ!
 労働組合東ゼンの力を借りて、ついに私は立ちあがった!もうたくさんだ!今す ぐ権利をよこせ!私の上司もFACEBOOKで私の投稿を見ているのでこのメッセージ を読んでいることだろう。だが知ったことではない、正義は私にある!世界中の人々、兄弟姉妹(そしていとこ)諸君、偉大なボブ・マーリーが歌ったように「自分の権利のために立ちあがれ」!東ゼンである必要はない。労働組合に入ろ う。自分で作ってもいい。同僚と集まって話をしよう。今私はまさに職場のブ ラック企業で同僚たちに我々の権利について話している!話し合おう。今、君は独りで孤立していると考えているかもしれないが、それは違う!人生に一度くら いは君自身の力を感じてみたくはないのか?我々がいなければ上司なんて穴のあ いた風船だ!忘れてはいけない、彼らこそ我々を恐れているのだ!少なくとも自 分の子供たちのために、自分の愛する人の子供たちのために行動を起こそう!も し君が何もしなければ、我々の子供たちは我々の恐怖を継承し、より重い奴隷の鎖につながれるだろう!
 私に関して言えば、東ゼンの助けもあって私は自分の上司に対して苛烈極まる闘いをしかけるつもりだ。何が起きようとも我々は勝利する。なぜなら我々こそ正しいからだ!
 
BLACK COMPANIES in Japan
according to various sources, and many of you know this, more than 50% of japanese companies are called BLACK COMPANIES, they are called so because workers at those companies are denied any benefits or rights by their greedy bosses! put aside benefits, what i call rights is what is guaranteed under not only japanese labor law and the japanese constituiton, but above all, they are OUR NATURAL RIGHTS, throughout History millions of people before us fought and many died so that future generations wouldn't be treated as slaves! it is not up to the boss to grant them, those rights are yours, ours! but they have been taken hostage by our greedy bosses!
our bosses play on our fear of losing our jobs, on a constant threat of insecurity, our bosses want us to believe that only they can guarantee us security and livelihood but that is not true! we, the workers, are each other's together best guarantors of a good life, a decent life, a life without fear! i myself work for such a BLACK COMPANY, a language school called ICC, i have been exploited, lied to, cheated by my boss for over 20 years! no paid holidays, no social security, no bonuses, nothing! while i kept my head down and in fear of losing my job, my boss opened 4 new schools in ginza, shinjuku, shibuya and yokohama on top of the 2 he has in machida and hachioji, i never got a raise, but it's GAME OVER mr. boss!!
with the help of my labor union TOZEN i have finally stood up to him! NO MORE! I WANT MY RIGHTS NOW! my boss will be reading this message because he is following me on facebook but i do not care because I AM RIGHT! people out there, brothers and sisters (and cousins), as the great Bob Marley said once STAND UP FOR YOUR RIGHTS! join a labor union, it doesn't have to be TOZEN, form a labor union, get together, talk with your co-workers, that's what i am doing right now at the BLACK COMPANY where i work! i am telling my co-workers about their rights! talk to each other, right now you may feel alone and isolated but you are not! don't you want at least once in your life to feel your own power? the boss is nothing without us! remember, he/she is the one who is afraid of us! do it at least for your children or the children of your loved ones because if you don't do anything our children will inherit our fear and even heavier chains of slavery!
as for me, with the help of TOZEN, i am going to put up one hell of a fierce fight against my boss and no matter what happens, we will win because WE ARE RIGHT!
"The black companies try to get away with whatever they can." from The Japan Times
 

再稼働反対!9.14さようなら原発大集会

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レイバーネット日本記事転載
再稼働反対!9.14さようなら原発大集会
 
大飯原発4号機が定期検査に入り再び原発稼働ゼロとなる9月15日を前にした14日、「再稼働反対!9.14さようなら原発大集会」が東京・亀戸中央公園で9000人を集めて開かれた。主催者の一人落合恵子さんは「安倍首相は『汚染水は完全にブロックされている』『アンダーコントロールされている』と言った。そうならここに集まっている必要はない。国際公約をしたからにはやってもらおうじゃないの。・・・東電をはじめ誰も責任を取らない。メディアはオリンピック一色。原発も基地問題もTPPも隠されていくお祭りが始まった。子や孫たちのために私たちの年代を賭けて、この国にきちっと責任をとってもらおうではありませんか」と開会挨拶。
大江健三郎さんは「外洋と港湾は通じている。首相はなぜ嘘を言うか。現実を見ていないからだ。そして、それを日本人が許しているからだ。オリンピックが終われば何が残っているか。将来のこどもたちが生きていける時代を遺すために行動しよう」と呼びかけた。
鎌田慧さんは「あの小泉さんさえ原発をゼロにしたいと言っている。敵の中にも原発反対を拡げていきたい。原発はモラルの問題です。環境に対する犯罪、未来に対する犯罪です。再稼働は絶対に許さない運動、反対派を増やす運動をしたい」と発言。
福島や青森、福井、東海村、横須賀、柏崎刈羽、泊、伊方、川内からも発言があった。メインステージ周囲には六カ所・祝島の産直品販売や各種署名、書籍、脱原発グッズなどのテントが沢山できた。参加者、集会後浅草と錦糸町方面の二コースに分かれてデモ行進した。(写真・報告=Shinya
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↓「避難区域でない人には補償がない。取り戻さなければならないのは人としての名誉と、私たちがこの世を去っても永遠に遺される子どもたちの未来です。」福島から避難している二瓶和子さん。
↓「柏崎刈羽原発は中越沖地震で傷だらけです。私たちの運動の弱さが今日を招いている。」新潟平和運動センターの中村進さん。
↓光風& Green Massive のライブ
↓落合惠子さん
↓大江健三郎さん
↓「子どもたちが伊方から出て行っています。伊方には声をあげられない九電やその下請けに働いている人たちが沢山います。原発は伊方に押しつけられた差別です。」門田鈴枝さん。
↓「川内原発から9キロの所に住んでいます。活断層ばかりでない。南九州の火山活動が活発化している。過去に火山噴火で火砕流が川内原発近くまで来ていたことが分かっている。福島の放射能は大半が太平洋に流れたが、川内原発に事故が起きれば、偏西風に乗って九州四国はもちろん関西関東へも被害がおよぶだろう。」鹿児島県護憲平和フォーラムの下馬場学さん。
↓鎌田慧さん
↓労働組合関係の錦糸町方面デモ

10月の新橋アクションデモのお知らせ

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新橋アクション
 
汚染水のたれ流しを許すな!
 東京電力本社直撃デモ
 
   10月15日(火)
 
新橋SL広場で街頭宣伝
                (街頭宣伝後に桜田公園に移動します)
PM5時30分~
新橋・桜田公園デモ出発
                 (デモは桜田公園に戻るコースです)
PM6時30分~
 
デモ解散後「バルーン」で学習・交流会
 
主催 新橋アクション
連絡先03-3778-0717 NAZEN品川

セシウム濃度測らず排水=7タンクエリアの滞留水―福島第1「緊急措置」・東電

時事通信 9月16日(月)15時39分配信
 東京電力福島第1原発で高濃度の放射能汚染水が保管されている七つのタンクエリアで、放射性物質を外部に出さないために設置したせきの水位が大雨によって上昇し、あふれる恐れがあるとして、東電は16日、排水を行ったと発表した。東電はセシウム濃度を測らず排水しており、汚染水への懸念が高まる中、さらなる批判を招く可能性もある。
 東電は今回の対応について、急激な水位上昇を受けた「緊急措置」と説明している。ただ、台風18号による大雨は事前に予想されていたのに、タンクエリアにおける放射性物質を含む水の排出基準も定めていなかった。
 東電によると、今回排水したエリアでは、これまで高い線量は確認されていない。エリア内にたまっていた水を調べたところ、ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質濃度は最も高いところでも1リットル当たり24ベクレルだったという。
 東電はこの結果を基に、エリア内での汚染水漏れはないと判断。ガンマ線を出すセシウムの濃度も十分低いと予想できるとして、測定せずに排水した。
 排水した量は不明で最終的に海へ流出する可能性もあるが、東電はベータ線を出す放射性物質濃度の値を根拠に「雨水であることを確認している」と話している。 

全国水平同盟杉並支部を結成

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(写真 「新自由主義と闘う部落解放闘争をつくろう!」と全国水平同盟杉並支部が結成された【8月30日 東京・杉並】)
 
 
 
 
 
 
 
 
大阪・西郡に続き関東に拠点
      全国水平同盟杉並支部を結成
 
 8月30日、東京・杉並区内で全国水平同盟杉並支部結成大会がかちとられた。大阪での7・14全国水平同盟結成から間をおかず、西郡(にしごおり)支部に続く二つ目の、しかも東日本初の支部結成だ。世界大恐慌下で生きるために新自由主義に立ち向かう労働者人民が団結し、搾取と収奪のための階級分断をうち破って、資本主義を打倒する闘いの拠点がうち立てられた。
 結成大会には杉並支部員、関東の部落のきょうだいを始め共闘の労働者など85人が結集。熱気があふれ大成功した。
 主催者あいさつを田中れい子杉並支部長が行った。「19年前、同じ場所で全国連杉並支部を結成した。20年におよぶ闘いを総括し、本日をもって全国水平同盟杉並支部を結成する」と高らかに宣言した。
 連帯あいさつの初めは全国水平同盟からだった。平沼和典事務局長は、「国鉄闘争を巡る動きと山本太郎選挙――労働者が根底から決起し始めている。水平同盟を結成したのはすべての労働者人民を革命に組織していくためだ。西郡、杉並に続いて全国で支部を結成しよう」と訴えた。
 関東選出の執行委員は「労働者階級に根ざした水平同盟の運動に人生を賭ける」と決意を表明した。
 さらに、部落解放東日本共闘会議・岩本正治事務局長、合同・一般労組全国協議会・小泉義秀事務局長、東京西部ユニオン・吉本伸幸委員長、NAZEN東京・北島邦彦さん、星野再審全国連絡会議・星野暁子さん、在本土沖縄労働者会議・宮里勝博代表があいさつに立った。資本・権力の階級分断を打ち破って団結を求めて闘う杉並支部への熱い共感と連帯が、各人各様こもごも語られ、会場は一体感に包まれた。西郡支部、動労千葉、動労水戸などのメッセージが紹介された。
 議案の提起を狩野正幸書記長が行った。まず20年におよぶ全国連としての差別糾弾闘争を、階級闘争と切断された血債主義・糾弾主義として総括。全国連本部との路線闘争の勝利は、①住宅闘争での裏切りを許さず、②権力の弾圧に屈服した全国連本部と対決し、支部が権力・資本と非妥協的に闘い、階級的原則を曲げなかったことが核心だと鮮明に提起した。その上で、杉並支部が闘いの中で階級的団結をつかみ、自ら転換をかちとり、西郡とともに新自由主義と闘う部落解放運動をつくることを選択したなど、エピソードを交え感動的に明らかにした。そして、非正規職撤廃を正面課題として闘うことを大方針とし、西郡住宅闘争、狭山闘争、国鉄決戦に勝利することなど当面する重要な課題について方針を提起した。今秋の国鉄・反原発決戦の勝利と11月労働者集会1万人結集を呼びかけた。
 議案の提起を受けて4人の支部員が発言した。
 この日加盟した新支部員は「生きられない状況の中で依拠していけるのはマルクス主義だ。闘う労働組合をよみがえらせ労働者の団結を支部と一体となって拡大していく中でプロレタリア革命を必ず実現する」と決意を述べた。ほかの支部員からも次々に議案と響き合う意見が出された。「星野さんの再審と狭山闘争の勝利はひとつ」「地域ユニオンがあれば資本との職場闘争は一人でもできる。仲間を増やしたい」「部落民の闘いと労働者階級の闘いを個別のものとして分け、あたかも部落民の闘いが反差別の闘いとして自存できるかのような、資本主義における階級対立を隠蔽(いんぺい)する血債主義は、階級の団結を阻む内なる壁だった。青年を組織し青年部をつくる」
 関東のきょうだいは、「全国水平同盟結成報告集と今日の議案を読んで感動した。群馬のムラの状況は厳しいがともに闘う」と決意を語った。
 議案、会計報告、人事案などを拍手で一括採択。新執行部を代表し、田中支部長が「杉並支部はマルクス主義で闘った東京水平社の末裔(まつえい)であり、誇りをもって『非正規職撤廃・国鉄決戦勝利!』で闘い、次の世代につなげていきたい」と決意表明した。
 最後に団結ガンバローを行い、インターナショナルを斉唱した。
 9・15国鉄集会から9・25反動判決阻止へ攻め上り、全国水平同盟の歴史的発展をともにかちとろう。(東京西部労組交流センター S)
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