『愛と革命』発刊
星野文昭さん奪還へ!
全人民に広めよう!
団結求め闘う姿凝縮 この9月、「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」編集の『無実で39年 獄壁こえた愛と革命 星野文昭・暁子の闘い』本が出版される。
この本には、70年安保・沖縄闘争への政治的報復として星野さんが機動隊員を死亡させた「犯人」にデッチあげられたことが明らかにされていると同時に、微塵(みじん)もゆるがぬ姿で非転向を貫いている星野さんの闘いが凝縮している。さらには、「文昭=暁子闘争」として、無期懲役の弾圧に立ち向かい、革命、すなわち労働者階級自己解放闘争の中に星野解放を位置づけて、階級的団結を求めて闘う姿が感動的に描かれている。
星野さんの闘いは、国家権力中枢と闘い続けた革共同50年の歴史と到達地平、さらには国鉄闘争・労働運動破壊と闘い続けて勝利している動労千葉の闘いと一体である。今、大恐慌、新自由主義の破綻、3・11情勢下で輝きを放ち、革命情勢を手繰り寄せている。
本は、第1部で星野さんが徳島刑務所で描いた29点の水彩画がカラーで紹介され、暁子さんが詩を付けている。星野さんは「絵は暁子のために、すべての生あるものへの気持ちを込めて描いている」と言っている。
星野さんは、長い年月をかけて獄中で絵を描く権利を闘いとった。獄壁で自由を奪われ、暴力的に服従を強いられながらも、国家の非道と闘う精神は自由に広く世界に羽ばたいてきた。絵は澄みきった美しさに満ち、色鮮やかである。人間が人間らしく生きられる社会を求め続けている星野さんの気持ちがあふれていて、魂が揺さぶられる。
第2部は「生命の輝き-星野文昭とともに生きて-」と題された暁子さんの手記である。二人の出会いから結婚、そして28年に及ぶ一心同体の闘いが、飾らない言葉で語られている。二人は無期懲役という現実に絶望せず、労働者階級とともに闘い続けることに希望を見いだし、獄壁を超えて、真に本来的な人間的関係をつくりあげてきた。多くの困難を一歩一歩のりこえてきた闘いの軌跡であり、圧巻の「愛と革命」である。
第3部は「再審を勝ち取り、星野文昭さんを取り戻そう」である。冒頭で、星野さんが第2次再審請求にあたって提出した「陳述書」が全文掲載されている。これこそ真実の声だ。
再審弁護団は再審闘争の現状と勝利の方向性を明快に提起している。続いて、確定判決を徹底的に批判し、星野さん奪還を訴えている。
第4部は、「星野再審・全証拠開示大運動学習会」で行われた金元重さん(千葉商科大学教授、国鉄闘争全国運動呼びかけ人)、宮本弘典さん(関東学院大学教授)と客野美喜子さん(「なくせ冤罪!市民評議会」代表、元「無実のゴビンダさんを支える会」事務局長)の講演を収録している。それぞれが、国家権力による人権の圧殺、司法の犯罪性、冤罪のねつ造を具体的に暴き出し、批判している。
この本は星野さん奪還の広大な声を生み出すことは間違いない。同時に、新自由主義による外注化・非正規化、首切り自由、権利剥奪(はくだつ)への労働者の根底的怒りを、資本・国家との闘いとして組織する本だ。多くの労働者階級人民に拡大しよう。
(編集・発行:星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議 発売:株式会社ギャラリーステーション A5判264ページ 定価1800円(本体1800円+税) 絶対に全証拠開示を
8月26日、星野再審弁護団の酒井健雄弁護士が星野さんに接見した。ところが徳島刑務所は、「第1回目の接見だから」という理由にもならない理由で看守の立ち会いを付け、時間制限までしてきた。看守が逐一メモを取る中で、再審のための討議などできない。徳島刑務所による再審闘争への妨害であり、断じて許さない。友人面会を認めず、再審弁護人の接見まで妨害し、星野さんの生き闘う権利を侵害する徳島刑務所に怒りをたたきつけよう。
8月20日、暁子さんの面会に際して行われた申し入れに対して、徳島刑務所はクーラーや扇風機どころか、「全員が洗面器1杯の水を使ったら大変な量になる。そのための予算がない」と言い張って、就寝前に体をふくことすら認めなかった。
各地の刑務所で熱中症の死者まで出ているのに、水を使って体をふくことも認めないというのだ。労働者階級の怒りで弾劾し、星野さんの健康を守ろう。
さらに、証拠開示を求める闘いは、7月の三者協議における弁護団の闘いによって今秋の大決戦に突入している。星野さんの無実が明らかになることに恐怖する検察官は、あくまでも証拠開示を拒否し続けている。検察官・裁判官を追いつめ、なんとしても証拠開示をかちとろう。
階級的力関係が一切を決する段階に入っている。昨年2・5徳島刑務所包囲デモは、日帝国家権力・徳島刑務所を震撼(しんかん)させた。無実の星野さんに39年もの獄中生活を強制している不正義に、労働者階級の怒りは爆発寸前だ。再び徳島刑務所を怒りの声で包囲しよう。9・8徳島刑務所包囲デモで星野さんと固く団結し、獄壁を超える連帯をかちとろう。
星野文昭さんの略歴
71年11・14沖縄返還協定批准阻止・渋谷暴動闘争戦士。デッチあげ殺人罪で87年に「無期懲役」判決が確定。獄中から無実を訴え、96年に再審請求。昨年3月に第2次再審請求が棄却、異議申し立て中。徳島刑務所在監、獄中39年。67歳。
-------------------
9・8徳島刑務所デモ
■9月8日(日)
午前10時~ 徳島駅中心に街宣
11時 徳島空港と徳島駅からバス出発
12時30分 集会開始
(徳島市入田支所・コミュニティセンター北側 駐車場あり)
午後1時30分 包囲デモ出発
■9月9日(月)午前9時 徳島駅前集合
10時 徳島刑務所で差し入れ行動
主催/徳島刑務所デモ実行委員会
この本には、70年安保・沖縄闘争への政治的報復として星野さんが機動隊員を死亡させた「犯人」にデッチあげられたことが明らかにされていると同時に、微塵(みじん)もゆるがぬ姿で非転向を貫いている星野さんの闘いが凝縮している。さらには、「文昭=暁子闘争」として、無期懲役の弾圧に立ち向かい、革命、すなわち労働者階級自己解放闘争の中に星野解放を位置づけて、階級的団結を求めて闘う姿が感動的に描かれている。
星野さんの闘いは、国家権力中枢と闘い続けた革共同50年の歴史と到達地平、さらには国鉄闘争・労働運動破壊と闘い続けて勝利している動労千葉の闘いと一体である。今、大恐慌、新自由主義の破綻、3・11情勢下で輝きを放ち、革命情勢を手繰り寄せている。
本は、第1部で星野さんが徳島刑務所で描いた29点の水彩画がカラーで紹介され、暁子さんが詩を付けている。星野さんは「絵は暁子のために、すべての生あるものへの気持ちを込めて描いている」と言っている。
星野さんは、長い年月をかけて獄中で絵を描く権利を闘いとった。獄壁で自由を奪われ、暴力的に服従を強いられながらも、国家の非道と闘う精神は自由に広く世界に羽ばたいてきた。絵は澄みきった美しさに満ち、色鮮やかである。人間が人間らしく生きられる社会を求め続けている星野さんの気持ちがあふれていて、魂が揺さぶられる。
第2部は「生命の輝き-星野文昭とともに生きて-」と題された暁子さんの手記である。二人の出会いから結婚、そして28年に及ぶ一心同体の闘いが、飾らない言葉で語られている。二人は無期懲役という現実に絶望せず、労働者階級とともに闘い続けることに希望を見いだし、獄壁を超えて、真に本来的な人間的関係をつくりあげてきた。多くの困難を一歩一歩のりこえてきた闘いの軌跡であり、圧巻の「愛と革命」である。
第3部は「再審を勝ち取り、星野文昭さんを取り戻そう」である。冒頭で、星野さんが第2次再審請求にあたって提出した「陳述書」が全文掲載されている。これこそ真実の声だ。
再審弁護団は再審闘争の現状と勝利の方向性を明快に提起している。続いて、確定判決を徹底的に批判し、星野さん奪還を訴えている。
第4部は、「星野再審・全証拠開示大運動学習会」で行われた金元重さん(千葉商科大学教授、国鉄闘争全国運動呼びかけ人)、宮本弘典さん(関東学院大学教授)と客野美喜子さん(「なくせ冤罪!市民評議会」代表、元「無実のゴビンダさんを支える会」事務局長)の講演を収録している。それぞれが、国家権力による人権の圧殺、司法の犯罪性、冤罪のねつ造を具体的に暴き出し、批判している。
この本は星野さん奪還の広大な声を生み出すことは間違いない。同時に、新自由主義による外注化・非正規化、首切り自由、権利剥奪(はくだつ)への労働者の根底的怒りを、資本・国家との闘いとして組織する本だ。多くの労働者階級人民に拡大しよう。
(編集・発行:星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議 発売:株式会社ギャラリーステーション A5判264ページ 定価1800円(本体1800円+税)
8月20日、暁子さんの面会に際して行われた申し入れに対して、徳島刑務所はクーラーや扇風機どころか、「全員が洗面器1杯の水を使ったら大変な量になる。そのための予算がない」と言い張って、就寝前に体をふくことすら認めなかった。
各地の刑務所で熱中症の死者まで出ているのに、水を使って体をふくことも認めないというのだ。労働者階級の怒りで弾劾し、星野さんの健康を守ろう。
さらに、証拠開示を求める闘いは、7月の三者協議における弁護団の闘いによって今秋の大決戦に突入している。星野さんの無実が明らかになることに恐怖する検察官は、あくまでも証拠開示を拒否し続けている。検察官・裁判官を追いつめ、なんとしても証拠開示をかちとろう。
階級的力関係が一切を決する段階に入っている。昨年2・5徳島刑務所包囲デモは、日帝国家権力・徳島刑務所を震撼(しんかん)させた。無実の星野さんに39年もの獄中生活を強制している不正義に、労働者階級の怒りは爆発寸前だ。再び徳島刑務所を怒りの声で包囲しよう。9・8徳島刑務所包囲デモで星野さんと固く団結し、獄壁を超える連帯をかちとろう。
-------------------
9・8徳島刑務所デモ
■9月8日(日)
午前10時~ 徳島駅中心に街宣
11時 徳島空港と徳島駅からバス出発
12時30分 集会開始
(徳島市入田支所・コミュニティセンター北側 駐車場あり)
午後1時30分 包囲デモ出発
■9月9日(月)
10時 徳島刑務所で差し入れ行動
主催/徳島刑務所デモ実行委員会