NAZEN江戸川結成集会
(写真 福島の現状を語る佐藤さんの講演に聞き入る【東京 江戸川区】)
8月18日、東京・江戸川グリーンパレスで佐藤幸子さん講演会が80人の参加で開かれ、NAZEN江戸川の結成がかちとられました。 司会は江戸川区職の女性労働者が務めました。
佐藤さんの講演は、スクリーンに写真を映しながら進められました。私が特に印象に残ったのは除染の話です。「現代のピラミッド」と佐藤さんが揶揄(やゆ)した放射能汚染土の袋の山はブルーのビニールシートに覆われ、山積みにされます。「ブルーシートはどのくらい耐用年数があるのか?」と佐藤さんが述べていました。私は仕事でよく使っているのでよくわかります。ブルーシートは最高品質のものでも2カ月が限度です。そのことを佐藤さんに話せばよかったなと後から思いました。
高線量の場所で高校のマラソン大会が行われたり、花火大会が開催されているとのこと。福島は安全だとするインチキな復興キャンペーンが子どもたちの体にどのように影響しているかを考えると怒りでいっぱいになりました。
質疑の時間には、働く現場から原発反対の声を上げ、山本太郎さんの選挙を闘った報告など積極的な意見や質問が出されました。
続いてNAZEN江戸川の結成集会は、江戸川区職の佐藤賢一さんが結成の呼びかけを提起、NAZEN事務局長の織田陽介さんのミニ講演、さらにNAZEN葛飾結成に向けてのアピールという順で進行しました。
佐藤さんは3・11直後から江戸川区職や地域の仲間とともに反原発の学習会を積み重ね、江戸川区が御用学者を招いて「江戸川区は放射能の影響はない」といううそとペテンの講演会を開催したことに対し、その場で仲間に呼びかけて「放射能を考える下町ネットワーク」を立ちあげたこと、高線量地域への保健師派遣に反対の声を上げて止めさせたこと、保育園の放射能汚染を告発して闘ったこと。そうした運動をベースにNAZEN江戸川が結成された経過と今後の闘いの方向性を提起しました。
織田さんは、ドイツのゴアレーベンを訪問したことや山本太郎さんの選挙を闘った報告に踏まえ、NAZENとは何かを訴えました。
最後に高線量地域の化学工場労働者が専門家としての報告とNAZEN葛飾結成を訴えました。
佐藤幸子さんを囲んでの交流会にも二十数人が参加。当日に新小岩駅前街宣で出会って参加した非正規の保育労働者や、山本太郎選挙のボランティアに参加していた女性など顔ぶれは多彩です。金曜行動でビラを受け取り参加した人も多数いました。「下町ネット」に当初から参加している福島第一原発の建設にかかわったという年配の男性の話を聞いて、佐藤さんが「本当はぶん殴ってやりたい(笑)。だけどそういう人たちが声をあげてくれることが重要。今日はいろんな人が参加してくれて私もうれしいです。みなさんありがとう」と述べてくれました。 (東京東部・相馬修)
佐藤さんの講演は、スクリーンに写真を映しながら進められました。私が特に印象に残ったのは除染の話です。「現代のピラミッド」と佐藤さんが揶揄(やゆ)した放射能汚染土の袋の山はブルーのビニールシートに覆われ、山積みにされます。「ブルーシートはどのくらい耐用年数があるのか?」と佐藤さんが述べていました。私は仕事でよく使っているのでよくわかります。ブルーシートは最高品質のものでも2カ月が限度です。そのことを佐藤さんに話せばよかったなと後から思いました。
高線量の場所で高校のマラソン大会が行われたり、花火大会が開催されているとのこと。福島は安全だとするインチキな復興キャンペーンが子どもたちの体にどのように影響しているかを考えると怒りでいっぱいになりました。
質疑の時間には、働く現場から原発反対の声を上げ、山本太郎さんの選挙を闘った報告など積極的な意見や質問が出されました。
続いてNAZEN江戸川の結成集会は、江戸川区職の佐藤賢一さんが結成の呼びかけを提起、NAZEN事務局長の織田陽介さんのミニ講演、さらにNAZEN葛飾結成に向けてのアピールという順で進行しました。
佐藤さんは3・11直後から江戸川区職や地域の仲間とともに反原発の学習会を積み重ね、江戸川区が御用学者を招いて「江戸川区は放射能の影響はない」といううそとペテンの講演会を開催したことに対し、その場で仲間に呼びかけて「放射能を考える下町ネットワーク」を立ちあげたこと、高線量地域への保健師派遣に反対の声を上げて止めさせたこと、保育園の放射能汚染を告発して闘ったこと。そうした運動をベースにNAZEN江戸川が結成された経過と今後の闘いの方向性を提起しました。
織田さんは、ドイツのゴアレーベンを訪問したことや山本太郎さんの選挙を闘った報告に踏まえ、NAZENとは何かを訴えました。
最後に高線量地域の化学工場労働者が専門家としての報告とNAZEN葛飾結成を訴えました。
佐藤幸子さんを囲んでの交流会にも二十数人が参加。当日に新小岩駅前街宣で出会って参加した非正規の保育労働者や、山本太郎選挙のボランティアに参加していた女性など顔ぶれは多彩です。金曜行動でビラを受け取り参加した人も多数いました。「下町ネット」に当初から参加している福島第一原発の建設にかかわったという年配の男性の話を聞いて、佐藤さんが「本当はぶん殴ってやりたい(笑)。だけどそういう人たちが声をあげてくれることが重要。今日はいろんな人が参加してくれて私もうれしいです。みなさんありがとう」と述べてくれました。 (東京東部・相馬修)