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[転載]1.17 反原発新年会2017
[転載]新春インタビュー 国鉄千葉動力車労働組合 田中康宏委員長
国鉄千葉動力車労働組合
田中康宏委員長
第2の分割・民営化攻撃の正体
●第2の分割・民営化攻撃が本格的に始まろうとしています。今日はその攻撃の本質についてお聞きします。
田中 国鉄分割・民営化以来のJRの大再編が始まっています。「水平分業の深度化」「国鉄改革のようなイノベーション」「戦略的ダウンサイジング」という言い方がされていますが、文字通りの意味での第2の分割・民営化攻撃です。
その特徴は、第1に外注化を異次元に拡大し分社化・転籍攻撃に踏み出そうとしていること、第2に「選択と集中」の名の下に地方ローカル線の全面的な切り捨て、分割・民営化以来の大リストラ攻撃に踏み出そうとしていることにあります。
●攻撃の性格についてもう少し聞かせて下さい。
田中 単なる一企業の再編というのではなく、安倍政権が掲げる「成長戦略」「働き方改革」、戦後労働法制解体攻撃そのものだと考える必要があると思います。それは、国鉄分割・民営化がそうであったように、社会全体の大転換を孕んだ攻撃であり、労働運動のさらなる解体・再編攻撃であり、改憲・戦争と表裏一体の国家・社会の改造攻撃です。
分社化・転籍への 踏み出し
●動労千葉以外誰もがこの攻撃から目を逸らせている状況ですね。
田中 かつて分割・民営化攻撃が始まった頃とそっくりです。でも、JRが鉄道業務をバラバラに分社化しようとしていること、労働者を転籍に追い込むために外堀をどんどん埋めていることは紛れもない事実です。われわれが当初から訴えていたとおり、外注化という攻撃を一旦認めたら必然的にそこまで行き着く。強制出向は外注化の入り口にすぎないのです。
●JR東日本は「グリーンスタッフ採用中止」を打ち出しました。
田中 そもそも5年で使い捨ての非正規職を駅に導入する攻撃は、「小規模駅は委託、大規模駅はグリーンスタッフ導入」と、外注化とワンセットで提案されたものでした。東労組はそれを容認し、今回も「採用中止」を、あたかも良いこと(非正規職廃止)かのように言っている。でも全く逆です。大規模駅まで外注化するという宣言なのに、その本質を意図的に隠している。こういう形で駅業務の完全別会社化が一気に進もうとしている。もちろん駅だけの問題ではない。選択する余地がない形でJRで働く労働者が転籍に駆り立てられようとしているのです。
駅運営会社・東日本ステーションサービス(JESS)は、5年に一度・生涯3回しか昇給しない。分社化となれば、すべての駅員がその条件のもとに転籍を強制されるということです。そんなことが始まれば、グループ企業も含め百万人単位の労働者がその渦中にのみ込まれ、社会全体に拡張される。こうして「正社員ゼロ・解雇自由」社会を生み出そうというのが第2分割・民営化攻撃です。
戦略的ダウンサイジング
●3月ダイ改では千葉―館山直通運転の廃止が提案されています。
田中 「木更津・君津系統分離」という言い方をしている。内房線だけでなく「新前橋系統分離」等も打ち出されています。「君津から先は系統が違う」というのは、これまでの延長線上の発想ではない。
JR北海道は「路線の半分が維持できない」と発表した。札幌周辺以外は、北に向って旭川まで一本、東に向って釧路まで一本しか残さない。四国などは「もはや鉄道を維持する必要はない」とまで言われています。始まろうとしていることは、単にローカル線切り捨てというレベルの問題でない。JR東日本はそれを「選択と集中」「人口減少時代における未来の選択」と言い、JR東海はもっと露骨に「地方からの撤退」「地方圏に必要なのは終末期医療だ」と言っています。
●公共交通機関であることを放棄しようとしている。
田中 人が生きていけなくなろうが、社会が崩壊しようが知ったことではないという。民営化が行き着いた成れの果ての姿です。
それは、安倍政権の路線を忠実に実行しようとするものです。去年自民党から都知事選に出馬した増田が「896地方自治体消滅」という衝撃的な報告書を出しています。そこでは、「日本が国際競争に勝ち抜くためには、国家にとって付加価値を生まない都市、外貨獲得能力を持たない都市は淘汰しなければならない」ということが打ち出された。究極の優生思想です。そして、「これで地方切り捨てのお墨付きを得た」と、その報告に誰よりも色めき立ったのがJRでした。
●地方の淘汰が国家戦略になっているんですね。
田中 そうです。国交省もそれと前後して、存続の危機に瀕する地方鉄道への「上下分離方式の導入」を打ち出しています。それは国鉄分割・民営化方式=独立採算原則を自ら否定するものです。しかし、鉄道施設を保有できるような地方自治体などあるはずもない。つまりそれは「廃線止むなし」に誘導していくための仕掛けでしかない。こうやって社会的大リストラ、抹殺攻撃が進められようとしているのです。鉄道が撤退すれば、学校も病院も保健所も無くなる。一方、都会では社会丸ごと民営化を進める。これが安倍の「成長戦略」です。
去るも地獄、 残るも地獄
●職場でも限界をこえた労働強化、異常な締め付けが始まっています。
田中 この数年、ダイ改のたびに堪え難い労働強化がのしかかっています。「大量退職」という現実を逆手にとって、殺人的な労働強化を強制し、分社化を貫徹するという構図です。技術力をもったベテラン労働者が大量に辞めていく現実は、鉄道の運行や安全に重大な支障が生じかねない深刻な事態です。しかし、JRはそれを逆手にとって、分社化・転籍攻撃を貫徹しようとしている。分割・民営化の時のように、「去るも地獄・残るも地獄」の現実が職場に強制されようとしています。
さらに、昨年3月ダイ改以降、乗客が運転士を盗撮してSNSなどで叩く風潮を利用して、職場を徹底的に締めあげる強権的な労務支配が一斉に始まりました。乗務停止・処分・配転攻撃が乱発され、職場は息もできないような雰囲気です。運転職場が集中的に攻撃されています。運転職場を黙らせれば全体を制圧できるという計算でやっている。動労千葉や動労総連合を潰すというだけでなく、かつて民営化・10万人首切りの手先として利用し尽くした革マルも最後的に使い捨て、国鉄的なものを一掃する。東労組・革マルは悲鳴をあげて会社に対抗するポーズをとったり、泣きついたり、組織的混乱・乱調を深めています。
●我慢しきれなくなって運転台からトイレをしたというだけで、処分・強制出向という攻撃まで仕掛けられました。
田中 これまでだったら絶対に考えられなかったことです。誰だって経験している生理現象です。運転士にとっては避けることのできない深刻な問題です。それで本人を退職にまで追い込んだ。この悔しさは絶対に忘れないし許さない。でもその闘いの中で、確信をもったことがあった。声をあげた途端にインターネットなどは支持の声、JRを弾劾する声で溢れました。無数の労働者が形は違えど同じ境遇の中で苦しんでいる。われわれはこの闘いの中から、第2の分割・民営化攻撃との闘いの核心がどこにあるのかをつかむことができたのです。
●CTS就業規則改悪、社会丸ごと民営化
田中 そうです。昨年10月CTSで強行された就業規則改悪は、労働契約法の「無期雇用転換申込権(5年ルール)」の適用が2018年に始まるというだけでなく、分社化・転籍に向けたグループ企業再編攻撃の一貫として進められているものです。「検修構内業務分社化」を前提として、清掃業務をさらに最底辺に突き落とそうというのです。5年で全員一旦解雇のフルイにかけ、それをくぐりぬけて「無期雇用契約」を手にしたとしても最低賃金レベル・時給制・昇給なし。それは、安倍政権が提唱する「新たな働き方」「正社員改革」そのものです。
●JRだけでなく、昨年12月、大阪市で地下鉄・バスの「民営化プラン」が議会を通っていますね。
田中 あまりにも乱暴すぎるというので自民党ですらなかなか賛成できなかった代物です。「全員解雇、民営化された新会社の試験に合格した者だけ選別採用」という国鉄方式ですが、その際、退職金を払ってしまう。だから、在職年数も賃金も引き継がない。賃金が何割下げられようが文句も言えない。東京でも小池が同じことをやろうとしています。こうやって都労連を解体する。JR、大阪市、東京都で一斉に同じことが画策されています。
●この攻撃にいかに闘うのかについてお願いします。
田中 「団結さえ崩さなければ必ず展望は生まれる」。これは、長い闘いの中で何度も確認してきた動労千葉の原点です。まず何よりもこの原点に立ち返りたい。それと、開始されようとしている攻撃の意味・本質を全力を尽くして現場の労働者に知らせることです。力は職場にある。さらに、攻撃の弱点はどこにあるのかを見すえて闘いを組織する必要があります。
●攻撃の弱点、闘いの展望はどこにあるのですか。
田中 最大の弱点は、30年に及ぶ新自由主義政策によって、すべてが限界を超えてしまっているというのに、その道をさらに突き進もうとしている点にあります。雇用や権利だけでなく、人間が生きてゆくのに必要な最低限の条件、安全をはじめ鉄道が鉄道であるために必要な条件など、すべてを破壊して暴れ回る破滅的攻撃に他ならない。生み出されるのは矛盾のルツボです。そこを突いて闘う。
第2の弱点は、分割・民営化の時とは違い、民営化や外注化、競争原理を進めた結果生み出されたのは豊かさどころか、貧困と格差、社会の崩壊でしかなかったことを、この30年、誰もが経験し、「もうたくさんだ」と感じていることです。それは、労働運動の後退によって明確に自覚された意識にはなっていないかもしれない。それを団結した行動に移すことです。
闘いの展望は、反合・運転保安闘争、分・民反対闘争、外注化反対闘争の中にあります。とくに、外注化との闘いが切り開いてきた地平を再確認し、確信をもつことが大事です。17年にわたる外注化反対闘争は、シニア制度による33名の組合員の解雇など、当初は困難を極めた闘いでした。でも、動労千葉の小さな闘いが、「入り口」から一歩も前に進めない現実を10年以上JRに強制してきたのです。それは日本の労働運動の中で他に前例のないものです。だから確信をもってこの道を進むことです。
3月ダイ改―17春闘へ!
●3月ダイ改~17春闘の過程が当面する焦点ですね。
田中 3月ダイ改では、「選択と集中」路線に対し、地方からの反乱のひとつの典型的な姿を館山でつくれないか挑戦したいと考えています。
職場での課題は4つです。第1は反合・運転保安闘争の再構築。職場の怒りの声を組織してJR本体での組織拡大に挑戦する。第2は、革マル分子を送り込むという幕張支部にしかけられている組織破壊攻撃を粉砕することです。第3は、貨物とCTSを焦点として17春闘に立ち上がる。とくにCTSでは5年解雇問題を見すえて全力で闘いを強化します。第4は、大量退職を逆手にとった組織破壊攻撃と対決して65歳まで働ける職場と労働条件をかちとることです。
●あらためて民営化反対の闘いを組織しなければならない情勢ですね。
田中 さらにこうした職場に根ざした闘いと結合して、国鉄闘争全国運動や動労総連合の仲間たちとともに、社会的な規模で価値観転換をめざす闘いに挑戦したい。それは、民主労総の闘いから学んだことです。2013年の鉄道労組の23日間に及ぶストライキが「民営化反対」で世論の7割以上を獲得した。またこの1年半にわたるゼネストへの困難な挑戦が、「公共サービス部門に成果主義など導入したら社会が破壊される」という意識で社会全体を獲得したのです。そしてそれが実現したときに、怒りの声は数百万の民衆決起となって燃え上がりました。われわれも、第2の分割・民営化攻撃や東京都丸ごと民営化攻撃をめぐって、こういう闘いに挑戦したい。当面、2月12日に開かれる国鉄集会に向けて、「民営化反対」の大キャンペーンを展開し、ストライキを構えて3月ダイ改に臨みます。
1047名闘争、被曝労働拒否の闘い
●1047名闘争も今年が勝負ですね。
田中 JR東日本は「JR設立委員長は確かにJRの当事者だが、井手文書については関知しない」と言ってきました。われわれの闘いはJRを当事者として引きずり出し、追いつめています。絶対逃がしてはならない。第2の分割・民営化攻撃が本格的に開始される年だからこそ、この情勢をチャンスととらえて、1047名解雇撤回の旗をこれまで以上に高く掲げたい。国鉄分割・民営化攻撃をのり越えたとき、日本の労働運動は間違いなく力を取り戻します。
さらに、6年目の「3・11」は、帰還困難区域以外のすべての避難指示の解除、常磐線全線開通攻撃をめぐり重大な焦点を迎えます。一方で「戦略的ダウンサイジング」と言いながら、原発事故を過去のことにするためには常磐線開通に突き進む。これが第2の分割・民営化攻撃の正体です。
勝負の年・2017年
●最後にひと言
田中、日本のマスコミは報道しなくなっていますが、韓国の闘いは何ひとつ終わっていません。12月31日にも、ソウルだけで90万人が集まっています。民主労総は「今度は大統領の顔を変えるだけで終わらせない」と必死で訴えている。民主労総は、資本主義・新自由主義をのり越える歴史的な挑戦を続けているのです。
アメリカではトランプ政権が発足する。EUでも、離脱を決定したイギリスだけでなく、ほとんどの構成諸国でこれまでの支配のあり方が崩壊しようとしている。中東では果てしない戦争が続き、朝鮮半島ー東アジアをめぐる戦争の危機が迫っている。戦争法強行採決から1年4ヵ月。安倍政権は、アベノミクス崩壊に怯えながら、日本を「戦争のできる国」へと急速に変貌させようとしています。
「資本主義の終わり」が始まろうとしています。そしてそれが、より凶暴な侵略戦争への衝動と労働者への階級戦争を呼び起こしているのです。動と反動がぶつかって歴史が動こうとしている。第2の分割・民営化攻撃はこうした事態と一体となった「最後の延命政策」です。今度こそ国鉄分割・民営化攻撃に決着をつけて階級的労働運動を甦らせる。そのチャンスが到来しています。2017年は勝負の年です。
998日目に舞台に上がったセウォル号生存学生
998日目に舞台に上がったセウォル号生存学生
11次汎国民キャンドル、セウォル号1000日「セウォル号引揚げ、真相究明」を要求
セウォル号惨事から998日目に生存学生たちが舞台に上がった。生存学生たちは「ここに立つまでに3年という時間がかかった」とし「(被害)当事者だが、勇気が無くて隠れているばかりだったが、これからは勇気を出すことにした」と口を開いた。
1月7日午後に開かれた11次汎国民行動キャンドル文化祭のスローガンは「セウォル号1000日・朴槿恵政権退陣」だった。来る9日にセウォル号惨事1000日目を迎える時点だ。セウォル号未収拾者の家族と遺族、生存学生、市民は、セウォル号の引揚げと真相究明、責任者処罰、そして朴槿恵(パク・クネ)と黄教安(ファン・ギョアン)の退陣を要求して声をあわせた。
この日の集会では、セウォル号生存学生9人が遺族、市民と会った。生存学生たちは「セウォル号で私たちだけが助かったことが申し訳なかった。遺族の安否を聞きたくて、訪ねて行きたかったが勇気が出なかった」とし「3年も過ぎたので、鈍ったのではないかと言われるかもしれないが、絶対にそんなことはない。まだ友人にカカオトークを送り、出ない電話をわけもなくかけてみたりもする。写真と動画を見ながら夜を明かしたり、夢に出てきてくれと切実に祈ったりもする」と話した。
続いて「われわれは救助されたのではなく、脱出した。救助してくれと要求したが無視され、助けに行くと言われて本当に助けに来てくれると思っていた」とし「私たちが知りたいのは、7時間の大統領の私生活ではない。大統領は7時間の間『じっとしてろ』ではなく『すぐに出て来い』と指示しなければならなかったし、きちんと報告を受けるべきだった。国家が隠蔽に汲々としている7時間を調査するのは当然だ」と強調した。
また生存学生たちは「友人たちに最後に言いたいことがある」とし「私たちも絶対に忘れないで記憶するから、お前たちも私たちを忘れずに、18歳の時の姿を忘れないで欲しい」と話した。セウォル号遺族は生存学生たちの発言が終わった後、舞台に上がって学生たちを抱いて涙を流した。
早くセウォル号を引揚げて9人の未収拾者を家族の中に送りかえせという要求も高かった。未収拾学生ホ・ダユン氏のお父さんホ・フンファン氏は「まだ帰らない9人の家族を探すためには、セウォル号の引揚げがぜひ必要だ」とし「まだ不明者家族は彭木港で泣き叫んでいる。市民の力でぜひ9人の未収拾者が家族のもとに戻れるようにしてくれ」と訴えた。
文化祭の直前には事前イベントとして「4.16国民調査委」出帆式が開かれた。政府がセウォル号真相調査を無力化させたため、遺族と市民は国民調査委という民間機構を発足して真相究明を続ける方針だ。セウォル号家族協議会のチョン・ミョンソン運営委員長は「昨年、キャンドル国民の力で弾劾政局を作ったように、今年も安全な社会、人間の尊厳が尊重される社会を作ってほしい」とし「私たちも最後まで真相究明のために行動して実践する」と声を高めた。
一方、この日の光化門集会には約60万人の市民が集まり、釜山と光州、大邱、大田などの地域にも4万5千人ほどが参加した。彼らはセウォル号の追慕を妨害する「黄教安退陣」を要求し、政府総合庁舎の前で黄色い紙飛行機を飛ばした。集会の後の午後7時50分からは、青瓦台と憲法裁判所方向にデモ行進を行った。
「KTX解雇乗務員への8600万ウォン支払い命令を撤回しろ」
「KTX解雇乗務員への8600万ウォン支払い命令を撤回しろ」
KTX解雇乗務員、環境労働委所属国会議員などが集まって鉄道公社を糾弾
韓国鉄道公社を相手に勤労者地位確認訴訟を行い敗訴したKTX乗務員たちが、新年から飛んできた賃金返還支払い命令書にに対し、強く撤回を要求している。
1月3日、KTX乗務員たちは大田地方法院から賃金返還を督促する支払い命令書を受け取った。鉄道公社がKTX解雇乗務員を相手に裁判所に支払い命令申請を要請し、約8600万ウォンと督促手続き費用を返せという文書だった。約8600万ウォンに対しては、支払い命令日から全額を返す日まで年15%の遅延損害金が発生する。KTX乗務支部によれば1年の利子だけでも4億5千万ウォンにのぼる。鉄道公社は昨年4月と5月にも二回にわたり、賃金の返還を要求した。
1月6日午前、鉄道労組KTX乗務支部、姜炳遠(カン・ビョンウォン)民主党議員、李貞美(イ・ジョンミ)正義党議員などはソウル駅前で記者会見を行い、「解雇されたKTX乗務員たちの人生を破壊する鉄道公社の裁判所支払い命令を撤回しろ」と要求した。
国会環境労働委員会所属の姜炳遠(カン・ビョンウォン)民主党議員は「1、2審では不法派遣を認めたが、大法院(最高裁)でとんでもない判決が出された」とし「もう一度大法院(最高裁)の誤った判決を糾弾せざるをえない」と話した。
同じ環境労働委に所属する李貞美(イ・ジョンミ)正義党議員は「KTX乗務員はコレイルの指示を受けて安全業務担当してきた。2015年の大法院判決は絶対容認できない」とし「それは不法派遣と偽装請負を容認するものだ」と明らかにした。続いて「さらに一つ確認すべきことは、大法院判決が乗務員を再度雇用しないということではない。雇用義務がないだけで、コレイルはまさに乗務支会と共に協議を始めて雇用問題を解決しなければならない」と主張した。
鉄道労組のキム・ヨンフン委員長は「安全が最高のサービスだというコレイルの規則遵守があるのに、安全は正規職が責任を持ち、サービスは非正規職が責任を持つという詭弁は理解できない」とし「コレイルの洪淳晩(ホン・スンマン)社長がこの問題の解決のため直ちに交渉に臨むことを要求する」と明らかにした。
KTX列車乗務支部のキム・スンハ支部長は「表面では市民の安全を語り、乗務員の業務からは安全業務を抜いてしまった」とコレイルを批判した。キム支部長は「400メートル近い列車の中で、安全を担当する乗務員は列車チーム長一人だけで、乗務員の誰も騒動のような事が起きても乗客を保護する責任がない」と今の状況を批判した。
KTX解雇乗務員は2008年に勤労者地位確認訴訟を提起して、1、2審で勝訴した。彼らは「鉄道公社がKTX乗務員の業務指示と賃金など諸般の勤労条件を決めた実質的使用者」だという裁判所の判断を引き出し、乗務員の雇用が偽装請負だった点を証明した。
だが大法院は2015年2月「KTX女性乗務員は韓国鉄道公社の勤労者とは認められない」と判決をひっくり返した。ソウル高裁に破棄差戻しされた事件は結局2015年11月、原告敗訴で終結した。敗訴とともに4年間に受け取った賃金も弁償しなければならなかった。
解雇乗務員は2008年の勤労者地位保全および賃金支払い仮処分訴訟勝訴により、2008年12月から2012年11月まで毎月180万ウォンの賃金を支給されたが、この判決がひっくり返ったことで鉄道公社が支払い金の返還を求めたためだ。4年間に彼らが受け取った賃金は9000万ウォンにのぼり、訴訟費用などが加わり1人あたり約1億ウォン程度を払うことになった。
一方、支払い命令を受け取った解雇乗務員たちは、支払い命令には従えないという内容の異議申込書を裁判所に提出する計画だ。
翻訳/文責:安田(ゆ)
「平和の少女像」が見つめる先にあるもの~「日韓合意」と植民地支配・戦争責任を問う声
「平和の少女像」が見つめる先にあるもの~「日韓合意」と植民地支配・戦争責任を問う声
西中誠一郎●年末年始の安倍政権の茶番劇
●在日朝鮮人大学生たちの怒りの声
*『日韓合意』の破棄を求める12.28在日同胞学生行進
師走の繁華街を行き交う人々に向かって学生たちのアピールが始まった。
「皆さん、昨年12月28日の慰安婦問題での日韓外相会談は、被害者を置き去りにした内容でした。『日韓合意』発表後も、自民党国会議員は『職業売春婦』だと発言し(※1)、岸田外相も『性奴隷は不適切な表現で使用すべきでない』という国会答弁(※2)をしています。安倍首相は『韓国政府から安倍総理のお詫びの手紙を求められている』という国会での質問に対して、追加対応を拒否し(※3)、法的責任も認めていません。日本政府与党の国会議員の事実認識は責任回避で、謝罪とは呼べません」。
(※1) 昨年1月14日桜田義孝元文科副大臣は自民党内の会合で「職業としての売春婦だった。それを犠牲者だったかのようにしている宣伝工作に惑わされすぎだ」と発言し、政権内でも問題になった。
(※2)昨年1月18日参院予算委員会で自民党宇都隆史議員が「欧米メディアが日本軍『慰安婦』を『性奴隷』と表現している」と質問した件で、岸田外相が答弁した。
(※3)昨年10月3日衆院予算委員会で民進党小川淳也議員が「韓国政府がさらに総理からのおわびの手紙を求めているようだが、現時点でどう考えているのか」と質問したのに対して、安倍首相は「我々は毛頭考えていないところでございます」と答弁した。
□毎日新聞2016年3月12日朝刊
国連高官、日韓合意を批判 「元慰安婦から疑問の声」
http://mainichi.jp/articles/20160312/ddm/007/010/112000c
しかし、菅官房長官は3月11日の記者会見で「国際社会の受け止め方と大きくかけ離れており、極めて遺憾だ」と述べ、日本政府として国連人権機関に対して抗議する意向を示した。
アジア各地で被害にあった元日本軍「慰安婦」の支援活動や証拠資料の発掘などを全国各地で続けてきた団体と個人のネットワーク「日本軍『慰安婦』問題解決全国行動」は、国連女性差別撤廃委員会の勧告を受け入れるように、3月10日に岸田外相宛に要請書を提出した。また昨年11月にも東チモールやフィリピン、韓国、インドネシアから日本軍「慰安婦」被害者と支援者を招聘し、東京や大阪で証言集会を開催し、国会議員への要請や外務省交渉を行い、「日韓合意」は問題解決にはならないことなどを訴えてきたが、日本政府の反応はない。
□「日本軍『慰安婦』問題解決全国行動」
http://www.restoringhonor1000.info/2016/04/2016310.html
http://www.restoringhonor1000.info/2016/12/1228.html
新宿をデモ行進する学生たちのアピールは続いていた。
「韓国政府が設立した財団に、日本政府が10億円を拠出した事業は国家賠償ではなく、金銭により被害者や家族を分断し、最終的不可逆的に批判の声を封じ込めるためのものになりました」。
「『平和の少女像』の撤去を朴槿恵朴政権に求めてきた安倍政権の意図は,記憶の継承どころか、日本軍が犯した戦時性暴力に関する記憶そのものを抹消しようとするものです。日本政府の法的責任を曖昧にする不当な政治圧力で容認できません」。
デモに参加した学生(上智大学、東京大学、一橋大学等に在学中)に企画意図や感想をインタビューした。
「日本軍『慰安婦』として被害にあった方々の人間としての尊厳や、戦時性暴力の歴史や実態を、まずは私たちがきちんと理解したいと思い学習会などを行ってきました。『日韓合意』から1年目の12月28日にデモ行進をやって、被害当事者への法的賠償もなく尊厳が踏みにじられていることを、日本政府や日本社会に広く訴えたいと思いました」。
ソウル日本大使館前の「平和の少女像」にも昨年11月末に初めて行くことができた。その日は大きな行動はなかったが、「少女像」の横のテントの中で、女子学生が咳き込みながら見張り番をし、時々若い学生などが立ち寄り、1年365日その場に座り続ける一体の「少女像」の周辺に佇む姿に接した。
また12月28日の夜には防衛省前で、沖縄の高江ヘリパッド建設の強行と北部訓練場の「過半返還」式典、最高裁判決を受けての辺野古埋め立て工事の再開、オスプレイ墜落事故と飛行再開、市民の抗議行動に対する相次ぐ不当逮捕と長期勾留などに関して、緊急抗議集会が開催された。
日本の戦争責任と、今も続く日米軍事同盟の下での植民地主義に抵抗する市民の年末年始の動きについて、続いてレポートしたい。
高槻医療福祉労組がスト 一時金の低額・分断回答に怒り
高槻医療福祉労組がスト 一時金の低額・分断回答に怒り
12月21日、高槻医療福祉労働組合が結成以来初となるストライキに突入しました。このストライキは、16秋闘における一時金交渉において、大阪府高槻市の富田町病院など四つの医療・福祉関連法人のうち1法人のみ0・5カ月分という超低額回答を出してきたことに対するものです。高槻医療福祉労組はこの4法人の労働者を組織する労働組合です。経営がほぼ一体であることから、労組は4法人統一回答を要求し続けており、昨年の夏期一時金は1・2カ月の統一回答を得ました。労組は今回の分断回答に対し、統一回答と一時金アップを要求して、村山裕子執行委員長を先頭に5人の組合員が全日・半日のストに立ちました。
●リボンとメッセージで団結拡大
スト当日の朝、当該法人の健康会の職場を中心に、富田町病院など関連事業所3カ所で「本日スト決行!」と書かれたビラが配布されました。出勤する労働者にはストライキ連帯の意思を示す赤いリボンをつけた方もおり、「ともに闘おう!」などと書かれた応援メッセージが80人近くから集まるなど、ストライキが職場全体に広がっていることが感じられました。
昼休みには、健康会の事業所前でスト突入集会を行い、地域へビラを配り支援を訴えました。植木団地労働組合や八尾北医療センター労働組合、動労西日本など、支援の仲間も多く応援に駆けつけました。植木団地の仲間や地域住民との団結の輪が広がり、「働く者が安心に暮らせるように頑張って!」と激励やカンパが寄せられたことは感動的でした。
夕方、総括集会を植木団地で行い、全日本建設運輸連帯労組関西地区生コン支部・北大阪Bブロックや動労西日本など多くの支援者が参加しました。集会の冒頭、村山委員長からストライキを貫徹したことが報告され、満場の拍手で迎えられました。ストライキに立ち上がった組合員からは「労働条件や賃金が保障されることなしに、患者さんや地域医療を守ることなどできません」「働きがいのある職場に変えていきたい」と思いが語られ、「ストライキで勇気をもらったと言われましたが、支援メッセージを読んで逆にこっちが勇気をもらいました」と、ストライキを通してますます職場に団結が生まれていることが報告されました。
●命を守る闘いでゼネストを展望
その後、動労千葉、動労水戸、京都府職労舞鶴支部など13組合からメッセージが寄せられていることが報告され、連帯のあいさつが続きました。関西生コン支部は「命を守る医療労働者の大きな決断に敬意を表したい」とあらためて医療・福祉労働者がストライキに立ち上がった意義を確認しともに闘う決意を表明しました。八尾北労組の藤木好枝執行委員長は「ストライキに立ち上がった組合員の発言を聞いて涙が出てきた。この感動を八尾北労組の執行委員会でしっかり報告したい。この闘いは必ず労働者全体の怒りに火をつける」と、どの職場でも新自由主義による医療・介護の解体に対する怒りがあることを提起しました。その後、大阪北部ユニオンや動労西日本などの発言が続きました。
高槻医療福祉労組の執行委員は「多忙と人員不足の中でドンドン仲間が辞めていく。患者さんの安全がなくなっていくことに対して、なんとかしたいという思いで執行委員になった」「今回職場で何度も討論する中で、みんな怒っているし立ち上がるんだということをつかんだ」とストライキに向かう過程での闘いを報告しました。
最後に、村山委員長が「経営はこれからも配転や首切りをしてくるだろう。しかし、団結した労働者は負けることはない」「戦争と総非正規職化が狙われている時代の中で一時金0・5カ月とは総非正規職化攻撃そのもの。今年の訪韓闘争に参加する中で、労働組合の闘いこそが民衆の決起をつくり出すということをつかんだ。地域医療を守るために、これからも頑張りたい」とまとめと決意表明を行い、総括集会を終えました。
集会の終了後は、植木団地の仲間が焼き芋やお酒などを準備してくださり、寒さで疲れた仲間を慰労しました。植木団地は今やストライキの出撃基地になっています。高槻医療福祉労組と植木団地との団結には、まだ小さいとはいえ、韓国・民主労総のゼネストと同様の、地域丸ごとのゼネスト決起をつくり出す展望があると思います。動労総連合を軸に、なんとしても日本でゼネストを切り開き、戦争と社会保障解体に突き進む安倍政権を打倒しましょう!
(北摂労組交流センター・事務局)
[転載]高槻医療福祉労組がスト 一時金の低額・分断回答に怒り
高槻医療福祉労組がスト 一時金の低額・分断回答に怒り
12月21日、高槻医療福祉労働組合が結成以来初となるストライキに突入しました。このストライキは、16秋闘における一時金交渉において、大阪府高槻市の富田町病院など四つの医療・福祉関連法人のうち1法人のみ0・5カ月分という超低額回答を出してきたことに対するものです。高槻医療福祉労組はこの4法人の労働者を組織する労働組合です。経営がほぼ一体であることから、労組は4法人統一回答を要求し続けており、昨年の夏期一時金は1・2カ月の統一回答を得ました。労組は今回の分断回答に対し、統一回答と一時金アップを要求して、村山裕子執行委員長を先頭に5人の組合員が全日・半日のストに立ちました。
●リボンとメッセージで団結拡大
スト当日の朝、当該法人の健康会の職場を中心に、富田町病院など関連事業所3カ所で「本日スト決行!」と書かれたビラが配布されました。出勤する労働者にはストライキ連帯の意思を示す赤いリボンをつけた方もおり、「ともに闘おう!」などと書かれた応援メッセージが80人近くから集まるなど、ストライキが職場全体に広がっていることが感じられました。
昼休みには、健康会の事業所前でスト突入集会を行い、地域へビラを配り支援を訴えました。植木団地労働組合や八尾北医療センター労働組合、動労西日本など、支援の仲間も多く応援に駆けつけました。植木団地の仲間や地域住民との団結の輪が広がり、「働く者が安心に暮らせるように頑張って!」と激励やカンパが寄せられたことは感動的でした。
夕方、総括集会を植木団地で行い、全日本建設運輸連帯労組関西地区生コン支部・北大阪Bブロックや動労西日本など多くの支援者が参加しました。集会の冒頭、村山委員長からストライキを貫徹したことが報告され、満場の拍手で迎えられました。ストライキに立ち上がった組合員からは「労働条件や賃金が保障されることなしに、患者さんや地域医療を守ることなどできません」「働きがいのある職場に変えていきたい」と思いが語られ、「ストライキで勇気をもらったと言われましたが、支援メッセージを読んで逆にこっちが勇気をもらいました」と、ストライキを通してますます職場に団結が生まれていることが報告されました。
●命を守る闘いでゼネストを展望
その後、動労千葉、動労水戸、京都府職労舞鶴支部など13組合からメッセージが寄せられていることが報告され、連帯のあいさつが続きました。関西生コン支部は「命を守る医療労働者の大きな決断に敬意を表したい」とあらためて医療・福祉労働者がストライキに立ち上がった意義を確認しともに闘う決意を表明しました。八尾北労組の藤木好枝執行委員長は「ストライキに立ち上がった組合員の発言を聞いて涙が出てきた。この感動を八尾北労組の執行委員会でしっかり報告したい。この闘いは必ず労働者全体の怒りに火をつける」と、どの職場でも新自由主義による医療・介護の解体に対する怒りがあることを提起しました。その後、大阪北部ユニオンや動労西日本などの発言が続きました。
高槻医療福祉労組の執行委員は「多忙と人員不足の中でドンドン仲間が辞めていく。患者さんの安全がなくなっていくことに対して、なんとかしたいという思いで執行委員になった」「今回職場で何度も討論する中で、みんな怒っているし立ち上がるんだということをつかんだ」とストライキに向かう過程での闘いを報告しました。
最後に、村山委員長が「経営はこれからも配転や首切りをしてくるだろう。しかし、団結した労働者は負けることはない」「戦争と総非正規職化が狙われている時代の中で一時金0・5カ月とは総非正規職化攻撃そのもの。今年の訪韓闘争に参加する中で、労働組合の闘いこそが民衆の決起をつくり出すということをつかんだ。地域医療を守るために、これからも頑張りたい」とまとめと決意表明を行い、総括集会を終えました。
集会の終了後は、植木団地の仲間が焼き芋やお酒などを準備してくださり、寒さで疲れた仲間を慰労しました。植木団地は今やストライキの出撃基地になっています。高槻医療福祉労組と植木団地との団結には、まだ小さいとはいえ、韓国・民主労総のゼネストと同様の、地域丸ごとのゼネスト決起をつくり出す展望があると思います。動労総連合を軸に、なんとしても日本でゼネストを切り開き、戦争と社会保障解体に突き進む安倍政権を打倒しましょう!
(北摂労組交流センター・事務局)
[転載]高槻医療福祉労組がスト 一時金の低額・分断回答に怒り
高槻医療福祉労組がスト 一時金の低額・分断回答に怒り
12月21日、高槻医療福祉労働組合が結成以来初となるストライキに突入しました。このストライキは、16秋闘における一時金交渉において、大阪府高槻市の富田町病院など四つの医療・福祉関連法人のうち1法人のみ0・5カ月分という超低額回答を出してきたことに対するものです。高槻医療福祉労組はこの4法人の労働者を組織する労働組合です。経営がほぼ一体であることから、労組は4法人統一回答を要求し続けており、昨年の夏期一時金は1・2カ月の統一回答を得ました。労組は今回の分断回答に対し、統一回答と一時金アップを要求して、村山裕子執行委員長を先頭に5人の組合員が全日・半日のストに立ちました。
●リボンとメッセージで団結拡大
スト当日の朝、当該法人の健康会の職場を中心に、富田町病院など関連事業所3カ所で「本日スト決行!」と書かれたビラが配布されました。出勤する労働者にはストライキ連帯の意思を示す赤いリボンをつけた方もおり、「ともに闘おう!」などと書かれた応援メッセージが80人近くから集まるなど、ストライキが職場全体に広がっていることが感じられました。
昼休みには、健康会の事業所前でスト突入集会を行い、地域へビラを配り支援を訴えました。植木団地労働組合や八尾北医療センター労働組合、動労西日本など、支援の仲間も多く応援に駆けつけました。植木団地の仲間や地域住民との団結の輪が広がり、「働く者が安心に暮らせるように頑張って!」と激励やカンパが寄せられたことは感動的でした。
夕方、総括集会を植木団地で行い、全日本建設運輸連帯労組関西地区生コン支部・北大阪Bブロックや動労西日本など多くの支援者が参加しました。集会の冒頭、村山委員長からストライキを貫徹したことが報告され、満場の拍手で迎えられました。ストライキに立ち上がった組合員からは「労働条件や賃金が保障されることなしに、患者さんや地域医療を守ることなどできません」「働きがいのある職場に変えていきたい」と思いが語られ、「ストライキで勇気をもらったと言われましたが、支援メッセージを読んで逆にこっちが勇気をもらいました」と、ストライキを通してますます職場に団結が生まれていることが報告されました。
●命を守る闘いでゼネストを展望
その後、動労千葉、動労水戸、京都府職労舞鶴支部など13組合からメッセージが寄せられていることが報告され、連帯のあいさつが続きました。関西生コン支部は「命を守る医療労働者の大きな決断に敬意を表したい」とあらためて医療・福祉労働者がストライキに立ち上がった意義を確認しともに闘う決意を表明しました。八尾北労組の藤木好枝執行委員長は「ストライキに立ち上がった組合員の発言を聞いて涙が出てきた。この感動を八尾北労組の執行委員会でしっかり報告したい。この闘いは必ず労働者全体の怒りに火をつける」と、どの職場でも新自由主義による医療・介護の解体に対する怒りがあることを提起しました。その後、大阪北部ユニオンや動労西日本などの発言が続きました。
高槻医療福祉労組の執行委員は「多忙と人員不足の中でドンドン仲間が辞めていく。患者さんの安全がなくなっていくことに対して、なんとかしたいという思いで執行委員になった」「今回職場で何度も討論する中で、みんな怒っているし立ち上がるんだということをつかんだ」とストライキに向かう過程での闘いを報告しました。
最後に、村山委員長が「経営はこれからも配転や首切りをしてくるだろう。しかし、団結した労働者は負けることはない」「戦争と総非正規職化が狙われている時代の中で一時金0・5カ月とは総非正規職化攻撃そのもの。今年の訪韓闘争に参加する中で、労働組合の闘いこそが民衆の決起をつくり出すということをつかんだ。地域医療を守るために、これからも頑張りたい」とまとめと決意表明を行い、総括集会を終えました。
集会の終了後は、植木団地の仲間が焼き芋やお酒などを準備してくださり、寒さで疲れた仲間を慰労しました。植木団地は今やストライキの出撃基地になっています。高槻医療福祉労組と植木団地との団結には、まだ小さいとはいえ、韓国・民主労総のゼネストと同様の、地域丸ごとのゼネスト決起をつくり出す展望があると思います。動労総連合を軸に、なんとしても日本でゼネストを切り開き、戦争と社会保障解体に突き進む安倍政権を打倒しましょう!
(北摂労組交流センター・事務局)
1・4仮放免者先頭に東京入管に抗議デモ
1・4仮放免者先頭に東京入管に抗議デモ
昨年11月末までに7926人が日本で難民申請をしましたが、難民に認定されたのはたった6人。クルド人に至っては〝トルコにクルド人問題は存在しない〟という日本政府の見解で誰一人認定されていません。
昨年来、仮放免者の再収容がめだって増えています。仮放免者は「仕事をしてはいけない」「許可なしに他県に移動してはならない」――飢えて死ねというのか!
モは品川駅港南口から東京湾品川埠頭にある東京入管ビルへ、「家族を返せ! 友だち返せ!」「再収容するな!」「仮放免者を殺すな! 在留資格よこせ!」と叫びながら東京入管を一周しました。中から被収容者の指笛が聞こえ、手を振る姿も見えます。
必死に手を振りながらこんな理不尽を絶対に許さないと誓いました。(東京 浅茅咲絵)
栗原工業分会が一時金などで24時間スト
栗原工業分会が一時金などで24時間スト
スト突入集会では、参加者がそれぞれの思い、怒りを会社にぶつけた。みんな自分のことのように怒っている。この怒りの前に社長も母親も姿を現すこともできない。
最後に社長一族の代わりに出てきた年配の労働者が、こんなやり方はおかしいという。この人は自分の弁当代は出してもらえるのだ。労働者に分断を持ち込む会社のやり方が許せない。
ストライキは団結と力をつくり出す。群馬合同労組はK組合員と団結して必ず勝利する。(群馬合同労働組合 清水彰二)
星野さんは十字路で「光」見た!
星野再審
無実証明する新証拠提出
星野さんは十字路で「光」見た!
第2次再審請求の中で、星野さんは「私は、中村巡査に対する攻撃には一切関与していない。......私は終始十字路にいた」「NHK方向の道は、のぼりつつ右に曲がっている感じで、そこを右から左に車が流れていて、その車のフロントが光るのを見ている」という陳述書を提出した。弁護団は、それを裏付ける写真と報告書を提出した。これは、星野さんが中村巡査を殴打していたら絶対に見ることができない事実である。
ところが東京高裁第11刑事部の若原正樹裁判長は、「その際、請求人(星野さん)は本件交差点からNHK方向を見ることもできたと思われる」という屁(へ)理屈で再審請求を棄却した。つまり、交差点を通る時に光が見えたかもしれないと言うのだ。
弁護団は「現場百遍」の精神(酒井健雄弁護士)で現地調査を行ってきた。昨年11月16日に、11・14渋谷闘争と同じ気象条件のもとで撮影した映像を解析し、星野さんが見た「光」は十字路にずっと立っていなければ見ることができないことを証明した。若原裁判長が言うように、「通りすがりにチラッと見る」のは絶対に不可能なのだ。
星野さんは機動隊員の殴打などしていない。星野さんは無実だ。
今年、100万人の署名を集め、獄中42年を打ち破ろう。星野文昭さんを取り戻そう。
衣料労組のリーダー11人を逮捕 1600人以上を解雇
バングラデシュ
衣料労組のリーダー11人を逮捕 1600人以上を解雇
*2016年10月のデモ(インダストリオール労組のホームページより)
●インダストリオールはバングラデシュにおける衣料産業労働者、労働組合リーダー、 労働者人権活動家に対する迫害の即時中止を要求する
トランプ「大統領」就任式に前後してさまざまな抗議行動
BREAK THE CHAIN
How To Dance "Break the Chain" Mirrored Version
https://www.youtube.com/watch?v=pEfxjIez8r0&feature=youtu.be
"One Billion Rising"は2012年のバレンタインデーに始まった女性への暴力に反対するキャンペーンで、女性の3人に1人(世界の人口70億人の半分の3分の1=10億人以上)が殴打やレイプなどの暴力にさらされている現実に立ち向かおうというものです。
http://www.onebillionrising.org/
"Break the Chain"はこのOne Billion Risingの中から生まれた曲。「私は両手を高く空に向けて上げる/ひざまずいて祈る/もう怖くない/私はあのドアを通り抜ける/歩く、踊る、立ち上がる」と歌い出されます。全曲は以下に。振り付け練習動画よりこちらの方がこの曲とダンスのすばらしさがよく分かるかもしれません。(写真上)
https://www.youtube.com/watch?v=fL5N8rSy4CU
[転載]トランプ「大統領」就任式に前後してさまざまな抗議行動
BREAK THE CHAIN
How To Dance "Break the Chain" Mirrored Version
https://www.youtube.com/watch?v=pEfxjIez8r0&feature=youtu.be
"One Billion Rising"は2012年のバレンタインデーに始まった女性への暴力に反対するキャンペーンで、女性の3人に1人(世界の人口70億人の半分の3分の1=10億人以上)が殴打やレイプなどの暴力にさらされている現実に立ち向かおうというものです。
http://www.onebillionrising.org/
"Break the Chain"はこのOne Billion Risingの中から生まれた曲。「私は両手を高く空に向けて上げる/ひざまずいて祈る/もう怖くない/私はあのドアを通り抜ける/歩く、踊る、立ち上がる」と歌い出されます。全曲は以下に。振り付け練習動画よりこちらの方がこの曲とダンスのすばらしさがよく分かるかもしれません。(写真上)
https://www.youtube.com/watch?v=fL5N8rSy4CU
動画公開 : 「山城博治さんらを救え!」キャンペーン集会
動画公開 : 「山城博治さんらを救え!」キャンペーン集会
都政を革新する会団結旗開き 北島都議候補先頭に小池倒せ 北島邦彦さん都議選を闘う決意
都政を革新する会団結旗開き 北島都議候補先頭に小池倒せ 北島邦彦さん都議選を闘う決意
ふくしま共同診療所の松江寛人名誉院長の音頭で乾杯が行われ、それぞれの現場で闘う来賓のあいさつが続いた。
初めに鈴木達夫弁護士が「日韓合意」をめぐる安倍政権の凶暴な動きに触れ、韓国人民の闘いと連帯して都議選に勝利しようと強調し「『新しい労働者の政党をつくろう』ということが決定的に求められている」「戦争の危機を世界革命に転化し、労働者人民が主導権をもった政府をつくる革命をいっしょにやろうと訴えよう」「敵は本当に危機だ。われわれ自身がそこを見抜いて、全部の力を合わせて勝とうではありませんか」と熱烈に訴えた。
さらに動労千葉の川崎昌浩書記長が動労千葉も都議選決戦をともに闘うとの決意を表明するとともに現在の攻防を紹介。国鉄分割・民営化から30年となる今年、外注化・分社化による転籍攻撃と対決して闘い、列車削減による地域切り捨てへの怒りを集めて3・4ダイヤ改定反対の大きな運動をつくっていきたいと語り、2・12国鉄集会への結集を呼びかけた。
三里塚現地闘争本部の代表は「今年は本当に決戦の年。強制執行攻撃に農民の意地と誇りをもって立ち向かう」という市東孝雄さんのメッセージを紹介。革命的共産主義者同盟の同志は「小池は革命・ゼネストをつぶすために登場してきた。民営化と戦争に反対する労働者の怒りを解き放つ闘いが都議選だ」と訴え、東京西部ユニオン委員長で合同・一般労働組合全国協議会代表の吉本伸幸さんが発言を行った。
続いてともに活動する地域や団体から、杉並区民、介護と福祉を要求する杉並住民の会、全国水平同盟杉並支部、婦人民主クラブ全国協議会杉並支部、NAZEN杉並支部、星野再審連絡会議の星野暁子さんと杉並・救う会、東京清掃労組の組合員、そして全学連の斎藤郁真委員長が、自らの闘いとして都議選決戦に取り組む決意を述べた。
最後に革共同東京西部地区委員会の同志が「都議選まで半年を切った。韓国で始まっている革命情勢を本当に大きく押し開こう。JRと都労連を先頭にしてゼネストをやる労働組合をつくっていこう」とまとめ、団結ガンバローで意気高く締めくくった。
[転載]都政を革新する会団結旗開き 北島都議候補先頭に小池倒せ 北島邦彦さん都議選を闘う決意
都政を革新する会団結旗開き 北島都議候補先頭に小池倒せ 北島邦彦さん都議選を闘う決意
ふくしま共同診療所の松江寛人名誉院長の音頭で乾杯が行われ、それぞれの現場で闘う来賓のあいさつが続いた。
初めに鈴木達夫弁護士が「日韓合意」をめぐる安倍政権の凶暴な動きに触れ、韓国人民の闘いと連帯して都議選に勝利しようと強調し「『新しい労働者の政党をつくろう』ということが決定的に求められている」「戦争の危機を世界革命に転化し、労働者人民が主導権をもった政府をつくる革命をいっしょにやろうと訴えよう」「敵は本当に危機だ。われわれ自身がそこを見抜いて、全部の力を合わせて勝とうではありませんか」と熱烈に訴えた。
さらに動労千葉の川崎昌浩書記長が動労千葉も都議選決戦をともに闘うとの決意を表明するとともに現在の攻防を紹介。国鉄分割・民営化から30年となる今年、外注化・分社化による転籍攻撃と対決して闘い、列車削減による地域切り捨てへの怒りを集めて3・4ダイヤ改定反対の大きな運動をつくっていきたいと語り、2・12国鉄集会への結集を呼びかけた。
三里塚現地闘争本部の代表は「今年は本当に決戦の年。強制執行攻撃に農民の意地と誇りをもって立ち向かう」という市東孝雄さんのメッセージを紹介。革命的共産主義者同盟の同志は「小池は革命・ゼネストをつぶすために登場してきた。民営化と戦争に反対する労働者の怒りを解き放つ闘いが都議選だ」と訴え、東京西部ユニオン委員長で合同・一般労働組合全国協議会代表の吉本伸幸さんが発言を行った。
続いてともに活動する地域や団体から、杉並区民、介護と福祉を要求する杉並住民の会、全国水平同盟杉並支部、婦人民主クラブ全国協議会杉並支部、NAZEN杉並支部、星野再審連絡会議の星野暁子さんと杉並・救う会、東京清掃労組の組合員、そして全学連の斎藤郁真委員長が、自らの闘いとして都議選決戦に取り組む決意を述べた。
最後に革共同東京西部地区委員会の同志が「都議選まで半年を切った。韓国で始まっている革命情勢を本当に大きく押し開こう。JRと都労連を先頭にしてゼネストをやる労働組合をつくっていこう」とまとめ、団結ガンバローで意気高く締めくくった。