忙中閑あり
徳島新聞の記事 職質に抗議
私たちは認識(=時代認識)を改めなくてはならないと思いました。
朝鮮侵略戦争、サミットで「労働組合だから、絶対反対派だから、弾圧される」と考えがちです。もちろん、それもあります。
しかし、危機にかられた資本家政府側は、日常茶飯事に、警察にめちゃくちゃな職質をやらせている。労働者は犯罪者だとみている。街でも職場でも大学でも監獄になっている。
その中で、労働組合そこが「労働者・民衆みんなの団結の砦」になって街の空間を守っている主流派だということ。
動労千葉派の労組、「ホシノんとこのもん、・・・」(徳島刑務所ではこう呼 ばれています)は、とにかく明るい!
サンフランシスコで「ここはユニオンタウンだ。労組が仕切っている街だ。」と言われました。そんなふうに労働者が胸を張って歩ける街にしようと思います。
動労総連合各地のスト、動労総連合建設、京大6名の奮闘と奪還。舞鶴ー福島ー愛媛・・・私たちもつづきます。
Fw:徳島県警の不当な職務質問に抗議しました
2016年3月18日 徳島医療福祉労働組合
私たちは、徳島県警の不当な職務質問を絶対に許しません。
断固抗議し、文書での謝罪を求めます。
2016年3月18日深夜0:30頃~明け方4:00頃まで、県警パトカー2名の警官が、路上で職務質問と称して一人の人を取り囲みました。延々3時間にわたって、名前を言え、カバンを開けて中味を見せろ、と執拗に迫ったのです。
職務質問を受けたのは徳島医療福祉労組のH書記長でした。この職務質問が「任意である」ことを確認して、断固として抗議しました。気温が8度に冷え込む中、仕事をおえたあとの疲れをものともせずに、果敢に闘いぬきました。
これは12万人に国会包囲された戦争法強行につづき、米韓軍事演習・伊勢志摩サミットで安倍政権が朝鮮侵略戦争へのめり込むなかで起きている事態です。
このような警察の不当な職質が起きていることこそ、安倍政権のアベノミクスが、「当たり前の生活」を破壊している証拠です。街角も職場もソックリです。
不安定な非正規雇用を蔓延させておいて、街を歩けば犯人扱い。経営者側が外注化させ、安全崩壊するほどの過重労働を蔓延させておいて、事故が起きたら現場を犯人扱い。
額に汗して働く私たち労働者を見下すあり方、これとの妥協の余地なし。絶対反対で立ち向かわずには、起き上がることも、身を伸ばすこともできません。
動労千葉の国鉄分割民営化の解雇撤回闘争を軸に、労働の誇りと共同性をとりもどし、「生きていけれる賃金をよこせ!」で2016年春闘をたたかいます。
追い詰められているのは安倍政権です。3月18日夕刻、公安警察は不当逮捕した京都大学・反戦ストライキの6名の学生を、不起訴、全員釈放しました。斎藤郁真・全学連委員長を先頭にした完全黙秘・非転向の闘いと、労働者民衆の救援運動に、逮捕した側の公安警察が完全に敗北しました。
労働運動・学生運動を担う20代の青年の団結の力が、京都の公安警察や徳島のパトカー警官らを打ち破りました。
私たちは、安保・沖縄闘争で獄中41年、完全黙秘・非転向の星野文昭さんと固く団結して、世界の労働者・青年とさらに前進します。(了)
京大反戦スト弾圧に勝利!
いろいろありますが、その日の勝利集会の彼らの発言をぜひ聞いてみてください。
この底抜けの明るさ。
http://hosei29.blog.shinobi.jp/
他方、ほぼ同時に、裁判所は迎賓館・横田弾圧事件では超の上に超がつく「冤罪確定」判決。
この裁判は、未決勾留16年のあげくに無罪となった事件です。
1審の過程16年間をまるまる拘留=獄中に叩きこんだ上に無罪判決という、世界史上例のない裁判だった。
証拠が全くないでっち上げだから当然無罪になったけど、その後裁判所は次々にひっくり返し、今回最高裁が「上告棄却」。
はっきり言って、元「革命軍」の3人はすでに全員70歳をこした「おじいちゃん」ですよ。
懲役刑が終わるころには80歳を超える。
政治事件でこんな話、これまた世界中に例がないと思う。
すでに16年間も獄に閉じこめてきて、その上10数年後にさらに獄に追いやる。
日本国家よ!、何をそれほど脅えているのか。
今回の全学連への弾圧が京都大をはじめとした新たに闘い出す学生を大量に生み出したように、
今度の「上告棄却」は、下獄した途端に「獄中41年の星野」と同じ「獄中30年の須賀・十亀・板垣」をつくりだすようなものです。
これだけ強固な「戦争絶対反対」の意志が日本の労働者にはある!って再び世界に発信することになる。
彼らの存在そのものが戦争を阻止する力になる。
私はそう確信しています。
3月27日は50年目の三里塚闘争全国集会です。 http://www.sanrizuka-doumei.jp/home02/index.html
3月徳島面会日記
星野暁子
3月8日、この日は濃霧のため飛行機が欠航になり羽田からひき返し、面会することはできなかった。
9日。会うなり「電報読んだ?」と聞いた。「電報が来ているのは知っているけど、読むのは今日の夜になるよ。濃霧のことはテレビでやっていたからね」心配はしたけど、夕方のニュースを見て、それで来れなかったんだろうと思ったようだ。
文昭が、渋谷事件の現場である十字路の中央にいた時、車のフロントガラスが光るのを見たという話になった。「皆川学さんや永田さんが現場検証をやってくれたことがわかってうれしかった」。熱の入った再審についての話が続いた。
沖縄で、5月はじめに星野絵画展をやる。2万枚ビラをつくった。5月15日には、いつものように、交流会ではなく、100人規模の星野集会を開くことを伝えた。
10日。文昭が宅下げしてくれた「辺野古の浜、沖縄の姉妹」と題された絵を見ながらの面会。2月19日に京都の伊藤美子さんが差し入れしてくれた写真集「沖縄ワンブルー」と宮城の長谷周子さんが差し入れてくれた写真集「沖縄が教えてくれたもの」を参考にして描いたという。「狩野七夏ちゃん、ハピちゃんの子どもの頃を思い出しながら描いた。2日間かけて描いた。自分としてもよく描けていると思う」と文昭。
京大ストライキの件で逮捕された6人の全学連の学生にメッセージをもらった。
「京大が告訴しなければ逮捕もなかった。同学会の内容は京大全体を獲得できるものになっている。ストップしなければ大変なことになってしまうと焦りにかられた弾圧だ。僕らも学生の時、5人集まれば逮捕。そういう状況から出発したんだ。頑張ってほしい」
徳島刑務所のすみ塗りについての話になった。「奪還」と書くと、消されるようになっている。「実力でとり戻すという意味あいにとるんだね」と私が言った。「僕が徳島刑務所に来たとき、同じようなことを問題にされたけれど、問題ないということになっていた。今徳島刑務所は、過敏になっている」
袴田巌さんを撮った金聖雄監督のドキュメント映画「夢の間の世の中」感動的な映画であることを私が話した。「拘禁によって病気になっているわけだから、出れば、時間をかけて自分をとり戻すことはできるんだ」と文昭が言った。
平塚の絵画展の報告を清水れい子さんからもらったと言っていた。「300人の来場で、絵と詩を見て、みんな涙を流して「ありがとうございました」って言ってくれたってあったよ。暁子と僕の闘いとしてはじまったけど、今一人ひとりの星野闘争になっているね」。 爆取弾圧で、最高栽で有罪が確定した十亀弘史さんが、「僕にとっての解放とは、文昭さん、暁子さんといっしょに生きることだ」と言っていたことを伝えた。
体調はいいようだ。「このところ、暖かかったから」と文昭は言って、2日目の面会を終えた。
文昭の檄文
「国会前で、全学連スト方針が、圧倒的に支持されたように、京大ストライキは、ゼネストと国際連帯の道を大きく開いた。それに恐怖した安倍の今回の弾圧に対して、自らとすべての労働者人民の人間的な魂と力を信じてその力で勝利しよう」
大田区で星野絵画展をしました!
大田区で星野絵画展をしました!
東京・なんぶ星野文昭さんを救う会 宮里 勝博
3月22~23日、東京・大田区で星野絵画展を南部労働者と「絵手紙の会」の協力を得て開催しました。
来場者は2日間で約85人。星野署名20筆集まりました。各地でのビラまきもさることながら、当日の駅前・会場施設前でビラを受け取った人が気軽に見学してくれました。それには南部労働者が終日交代でビラまきをした効果が現れました。
星野さんの絵画にふれた来場者のアンケートのほとんどが「やさしさのあふれる絵で心がなごむ」と表現していました。あわせて沖縄と本土をむすぶ体現者として星野さんの一日も早い再審を願うと書いてありました。
22日夜は星野文昭さんをとり戻そう全国再審連絡会議事務局から米山氏を招き星野闘争の現状報告していただきました。参加者一同、再審と全証拠開示にむけて決意を固めるとともに東京南部全区での絵画展開催が再審と全証拠開示運動の広がりになることを確信しました。
23日昼は「絵手紙の会」講師の指導のもとで「星野さんに絵手紙を送ろう」と会場内で絵手紙教室を開催し、参加者がおもいおもいに絵手紙制作に取り組みました。参加者は近いうちに星野さんにこの絵手紙が届くことを楽しみにしています。
会期中は21日の「動労水戸支援共闘結成1周年集会」での南部労働者の動労総連合・東京を結成すると宣言して団結ガンバローを行ったことが話題になり、いよいよ国鉄・星野・沖縄闘争が日本の階級闘争の中心になる時代が到来したことを「興奮・高揚」し、「星野さんの 『奪われているすべてを取り戻す』とは、自らの闘い」国鉄闘争・動労総連合建設と星野・沖縄闘争がまさに一体であることが実感しました。
今回の絵画展を契機に東京・南部で、星野奪還闘争の拠点を打ち立てていく大きな一歩を踏み出しました。
3/29~30 宮古石垣合同東京行動のお知らせ
3/29~30 宮古石垣合同東京行動のお知らせ
この集会での宮古・石垣の現状を示すチラシの配布も行います。1万枚のチラシを配布予定です。
人手が足りません。お手伝いいただける方は以下の集合場所においで下さい。
以下のように、宮古島・石垣島東京行動実行委のメンバーは集合します。
国会前の集会で、ビラ配布を手伝ってくださる皆さんも、どうぞよろしくご参集ください。
1万枚のチラシを配布予定ですので、人手がたくさん要ります。
どうぞ、お知り合いなど呼びかけもしていただれば幸いです。
3・29国会正門前大集会(主催:総がかり行動実行委員会、18:30開始)でのチラシまき集合時間・場所
3月29日(火)17:30 東京メトロ有楽町線「永田町」駅1番出入口(参議院議員会館側)の地上に出たところ
http://www.tokyometro.jp/station/nagatacho/map/
30日日中は防衛省へ「配備計画の撤回」の要請行動を行い、夜は以下のチラシの場所で、私たち主催の東京集会を行います。どうぞ、宮古島、石垣島、沖縄ご出身の在京のみなさま、宮古島、石垣島に心を寄せて下さるみなさま、どうぞおいでください。
http://blog-imgs-90.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/20160314000032676.jpg
http://blog-imgs-90.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/20160314000036f97.jpg
いのちの水を守ろう―自衛隊配備反対3・26宮古島市民集会!と東京行動のお知らせ!
2016年3月21日 ― 宮古島の飲料水は、地下水に頼っています。その地下水源流域の上に、自衛隊新ミサイル基地が建設されようとしています。その水源流域は特別な地形をしていて、いったん、汚染されると回復できないと専門家は言っています。
島民のいのちに関わる自衛隊配備はいらない!と市民集会を3月26日、宮古島市立中央公民館大ホールにて開催します。この集会決議を持って、東京・防衛省へ配備計画撤回の要請に行き、以下のチラシのように、3・30東京で宮古島・石垣島東京行動実行委員会主催の集会を行います。
多くの皆さんのご参加を、よろしくお願いします。
http://blog-imgs-90.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/20160314000032676.jpg
http://blog-imgs-90.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/20160314000036f97.jpg
動労水戸支援共闘結成1周年、被曝労働拒否の闘い広がる
動労水戸支援共闘結成1周年、被曝労働拒否の闘い広がる
被曝労働拒否をたたかう動労水戸支援共闘結成1周年集会が3月21日、東京・すみだリバーサイドホールで開催され、380人が結集した。
動労水戸支援共闘は、「動労水戸を守り、発展させ、全国に被曝労働拒否の新たな労働運動を広げていくために」(「支援共闘」入会案内パンフ)、2015年3月に結成された。結成から1年の闘いを通して、原発立地自治体の自治体労働者を始めとして被曝労働拒否を闘う労組拠点が拡大し、動労水戸の闘いは福島第一原発で収束作業に従事する原発労働者とのつながりもつくり出してきた。1周年集会は被曝労働拒否の闘いのさらなる前進・拡大とともに、今年に入り安倍政権が打ち出したJR常磐線の2020年3月までの全線開通という大攻撃に対し絶対阻止の決戦を構えた動労水戸と固く連帯し、支援共闘の1千人会員をなんとしても組織するために開かれた。
「動労水戸30年のたたかい」と題するビデオ上映から集会が始まった。司会を、原発事故後、福島から米沢に避難した3児の母と動労水戸の會澤憲一さんが務めた。
支援共闘呼びかけ人の小玉忠憲さん(国労秋田闘争団)があいさつに立ち、動労千葉、動労総連合・新潟のストを始めとした激闘を報告。常磐線全線開通は被曝労働強制、帰還と被曝の強制だと弾劾し、動労水戸とともに安倍打倒へ進もうと訴えた。
事務局の斎藤貴広さんが経過報告で「動労水戸を支えるため、支援共闘の1千人会員が必要です」とアピールした。
全学連が特別アピールに立ち、京大反戦スト弾圧を見事に打ち破った勝利を報告し、動労水戸からベストが贈られた。
福島からの発言で、診療所建設委員会の佐藤幸子さんに続き、ふくしま共同診療所の布施幸彦院長は「被曝労働と闘う組合をつくるために全国に講演に行く」とアピールした。動労福島の橋本光一委員長は「敵の弱点を見つけ出し食らいついて離さない執念と高い志を動労水戸から学び、3月24日、ストに立つ」と表明。いわき合同ユニオンで解雇撤回を闘う青年組合員は、無実の星野文昭さんを取り戻す闘いとともに、いわきに闘う労組をつくると語った。
満場の拍手の中、動労水戸の組合員、家族、弁護団が全員登壇した。石井真一委員長が「JR東日本は常磐線大野―双葉間の橋梁工事着手を発表した。常磐線全線開通、安倍政権と真っ向から闘う」と述べ、平、勝田、大子の各支部代表と家族、葉山岳夫、松田生朗の各弁護士が発言した。
被曝労働拒否を闘う現場から、京都府職労舞鶴支部の長岡達也さんが発言に立ち、昨年9月に舞鶴支部が呼びかけた関西電力高浜原発再稼働反対の集会に動労水戸から照沼靖功さんが来てくれ、舞鶴支部の学習会に石井委員長が来てくれたことにお礼を述べ、「組合員を信頼して闘うことに闘う組合の神髄があると学習会で実感した」と語った。そして「舞鶴の地でストライキを闘う組合をつくる」と宣言した。
愛媛県職労の宇都宮理委員長、ドイツ機関士労組ベルリン都市鉄道支部のクルト・シュナイダー支部長、南部バス労組の間山正茂委員長のメッセージが紹介された。
休憩を挟み、動労千葉の繁沢敬一副委員長が3月11日、17日のストを報告し、CTSの就業規則改悪阻止へ闘うと述べた。続いて、動労西日本の山田和広書記長、動労神奈川の桑原豪臣さん、時廣慎一さん、動労総連合・新潟の八代和幸さん、動労水戸の會澤さん、照沼さんが動労総連合の組織拡大に向け闘う決意を述べた。
動労水戸の決意として、辻川慎一副委員長が「結成から30年、3・11原発事故から5年の闘いはこれから日本の労働者階級全体、福島の全体をつかんでいく。自分自身が一歩も引かない闘いを展開し、人生をかけて青年と団結して階級の指導部をつくる」「人間として当たり前のことを労働組合として貫く。労働を奪還することは労働組合を奪還することだ」と情熱を込めて闘いの核心を提起した。
「帰還・被曝の強制を許さない! 福島切り捨ての常磐線全線開通を阻止しよう!」という3・21集会アピールを承認し、最後に吉野元久さんが動労総連合・東京を結成すると宣言して団結ガンバローを行った。(K)
動労水戸支援共闘結成1周年、被曝労働拒否の闘い広がる・・・・・動労総連合・東京を結成すると宣言
動労水戸支援共闘結成1周年、被曝労働拒否の闘い広がる
被曝労働拒否をたたかう動労水戸支援共闘結成1周年集会が3月21日、東京・すみだリバーサイドホールで開催され、380人が結集した。
動労水戸支援共闘は、「動労水戸を守り、発展させ、全国に被曝労働拒否の新たな労働運動を広げていくために」(「支援共闘」入会案内パンフ)、2015年3月に結成された。結成から1年の闘いを通して、原発立地自治体の自治体労働者を始めとして被曝労働拒否を闘う労組拠点が拡大し、動労水戸の闘いは福島第一原発で収束作業に従事する原発労働者とのつながりもつくり出してきた。1周年集会は被曝労働拒否の闘いのさらなる前進・拡大とともに、今年に入り安倍政権が打ち出したJR常磐線の2020年3月までの全線開通という大攻撃に対し絶対阻止の決戦を構えた動労水戸と固く連帯し、支援共闘の1千人会員をなんとしても組織するために開かれた。
「動労水戸30年のたたかい」と題するビデオ上映から集会が始まった。司会を、原発事故後、福島から米沢に避難した3児の母と動労水戸の會澤憲一さんが務めた。
支援共闘呼びかけ人の小玉忠憲さん(国労秋田闘争団)があいさつに立ち、動労千葉、動労総連合・新潟のストを始めとした激闘を報告。常磐線全線開通は被曝労働強制、帰還と被曝の強制だと弾劾し、動労水戸とともに安倍打倒へ進もうと訴えた。
事務局の斎藤貴広さんが経過報告で「動労水戸を支えるため、支援共闘の1千人会員が必要です」とアピールした。
全学連が特別アピールに立ち、京大反戦スト弾圧を見事に打ち破った勝利を報告し、動労水戸からベストが贈られた。
福島からの発言で、診療所建設委員会の佐藤幸子さんに続き、ふくしま共同診療所の布施幸彦院長は「被曝労働と闘う組合をつくるために全国に講演に行く」とアピールした。動労福島の橋本光一委員長は「敵の弱点を見つけ出し食らいついて離さない執念と高い志を動労水戸から学び、3月24日、ストに立つ」と表明。いわき合同ユニオンで解雇撤回を闘う青年組合員は、無実の星野文昭さんを取り戻す闘いとともに、いわきに闘う労組をつくると語った。
満場の拍手の中、動労水戸の組合員、家族、弁護団が全員登壇した。石井真一委員長が「JR東日本は常磐線大野―双葉間の橋梁工事着手を発表した。常磐線全線開通、安倍政権と真っ向から闘う」と述べ、平、勝田、大子の各支部代表と家族、葉山岳夫、松田生朗の各弁護士が発言した。
被曝労働拒否を闘う現場から、京都府職労舞鶴支部の長岡達也さんが発言に立ち、昨年9月に舞鶴支部が呼びかけた関西電力高浜原発再稼働反対の集会に動労水戸から照沼靖功さんが来てくれ、舞鶴支部の学習会に石井委員長が来てくれたことにお礼を述べ、「組合員を信頼して闘うことに闘う組合の神髄があると学習会で実感した」と語った。そして「舞鶴の地でストライキを闘う組合をつくる」と宣言した。
愛媛県職労の宇都宮理委員長、ドイツ機関士労組ベルリン都市鉄道支部のクルト・シュナイダー支部長、南部バス労組の間山正茂委員長のメッセージが紹介された。
休憩を挟み、動労千葉の繁沢敬一副委員長が3月11日、17日のストを報告し、CTSの就業規則改悪阻止へ闘うと述べた。続いて、動労西日本の山田和広書記長、動労神奈川の桑原豪臣さん、時廣慎一さん、動労総連合・新潟の八代和幸さん、動労水戸の會澤さん、照沼さんが動労総連合の組織拡大に向け闘う決意を述べた。
動労水戸の決意として、辻川慎一副委員長が「結成から30年、3・11原発事故から5年の闘いはこれから日本の労働者階級全体、福島の全体をつかんでいく。自分自身が一歩も引かない闘いを展開し、人生をかけて青年と団結して階級の指導部をつくる」「人間として当たり前のことを労働組合として貫く。労働を奪還することは労働組合を奪還することだ」と情熱を込めて闘いの核心を提起した。
「帰還・被曝の強制を許さない! 福島切り捨ての常磐線全線開通を阻止しよう!」という3・21集会アピールを承認し、最後に吉野元久さんが動労総連合・東京を結成すると宣言して団結ガンバローを行った。(K)
動労神奈川先頭に、環境アクセス弾劾し小田原で集会・デモ
動労神奈川先頭に、環境アクセス弾劾し小田原で集会・デモ
動労神奈川と神奈川労組交流センター、国鉄闘争全国運動・神奈川が主催して3月19日に小田原で春闘集会が開かれ、80人余が結集した。JR東日本の子会社・東日本環境アクセス小田原事業所による動労神奈川の時廣慎一組合員に対する解雇に決定的な反撃をたたきつけた。
国鉄闘争全国運動・神奈川の二本柳実事務局長が基調を報告し、京大反戦スト弾圧の6学生を奪還したことと、動労千葉がCTS(千葉鉄道サービス)の就業規則改悪を阻止したことの勝利を確認し、①東日本環境アクセスへの徹底弾劾行動に立つ、②国鉄新署名で反転攻勢に打って出る、③韓国・民主労総との国際連帯で戦争を絶対阻止する、④動労総連合を軸に労組拠点を建設する、と鮮明に方針を提起した。
記念講演を動労水戸の辻川慎一副委員長が行い、「学生が戦争反対を訴え、労働者が解雇撤回を闘うことを『犯罪』にデッチあげる世の中は腐りきっている」「金もうけのために労働者の誇りも命も奪いとるブルジョア社会の劣化・崩壊は明らかだ」「労働者の階級性を発揮し、階級の指導部になることが革命の核心だ」と訴えた。
これに応え、動労神奈川の中村幸夫委員長が「解雇撤回を闘い組織拡大に挑戦する」と宣言。桑原豪臣組合員も資本に負けない自信をみなぎらせ、時廣組合員は「『石の上にも3年』の気持ちで粘り強く闘う」と揺るぎない決意を述べた。
国労闘争団の成田昭雄さんが「動労神奈川の青年と最後まで闘う」と述べ、湘北合同労組委員長は「非正規にとって春闘は3月雇い止めとの死活をかけた攻防だ」と強調した。合同労組かながわ、自治労、郵政の労働者、病院労組、福島とつながり避難・保養活動を続ける平塚の仲間、婦民全国協相模原支部の発言が続いた。三浦半島教組の労働者は「非正規職や青年とつながる情勢に転換し始めた」と執行部役員選挙戦を総括した。
動労神奈川支援共闘事務局が支援共闘の拡大を呼びかけ、神奈川労組交流センターの西田貴広共同代表が「動労神奈川の団結が神奈川全体の団結をつくり出した。国鉄闘争を軸に組織拡大と拠点建設に全力で挑戦しよう」と集会をまとめた。
集会後、小田原駅を一周するデモに出た。東日本環境アクセス小田原事業所前で解雇撤回の怒りのこぶしを突き上げた。(K)
群馬・中央タクシー分会が24時間スト貫徹
群馬・中央タクシー分会が24時間スト貫徹
3月20日、群馬合同労組中央タクシー分会(3人)は中央タクシー群馬営業所(藤岡市)で24時間ストを貫徹した。要求項目は①賃金を上げろ、②分会長を乗務に戻せ、③不当な給与減額を即時撤回せよ、④長時間労働を是正せよ、⑤労働時間管理(タイムカードの設置)を徹底しろ、⑥ワックスなど業務上必要な備品を支給しろ、の6項目。いずれもこれまで4回の団体交渉の中で会社はまったくの開き直りを決め込んでいる。スト通告に現れた分会長の姿を見て、管理者はあわてて事務所のカギをかけて逃げてしまった。その後、午前8時30分からのスト突入をともに闘おうと続々と群馬合同労組の組合員が駆けつけた。営業所は「ストライキ決行中」の文字で埋め尽くされた。そして営業所敷地で堂々とスト突入集会を開いた。集会は圧倒的な注目をあびた。
10時から中央タクシー分会スト貫徹・春闘集会が高崎市内で開かれた。「立ち上がってよかった。一人ではないことが支え。会社は就業規則を改定して短時間正社員というのを導入しようとしている。許せない」(K分会長)。「労働組合なんてどうしようもないものと思っていた。今は闘うのが生きがい。社長を打倒して、それからもずっと闘っていきたい」(S分会書記長)。「裁判がおもしろくなっている。うそをつかなければ真実は必ず勝つ。職場でも力関係がひっくり返った。労働環境改善、絶対にやらなければならない」(T副分会長)
正午、いよいよデモに出発した。先頭は「ストライキ決行中!群馬合同労組中央タクシー分会」の横断幕。これを分会の3人が掲げた。3人とも制服のスーツ姿だ。人数は20人だが、すごい熱気と迫力だ。先頭の3人が気迫のこもった顔で、終始大声を張り上げた。
デモは中曽根康弘記念館・青雲塾会館を直撃した。当時の総理大臣として国鉄分割・民営化を強行した憎むべき日本帝国主義の中枢そのものだ。デモ隊の力が入る。「国鉄分割・民営化を許さないぞ!」「1047名の解雇を撤回しろ!」「中曽根康弘は責任を取れ!」
追いつめられた会社は就業規則を改悪し、手待ち時間を休憩時間にして差別的に低賃金を強制しようとしている。ハローワークに出した新しい求人にはなんと「休憩時間300分」とある。ふざけるんじゃない! 休む間もなく新たな闘いが始まる。団結してがんばろう!(群馬合同労組書記長・清水彰二)